集中力アップのために

Music 創作曲 過去 正月明けから突然ピンチヒッター。 体が鈍（なま）り過ぎてフル時間の労働で毎日グッタリ。 ようやく何時ものブラブラ仕事が帰って来る。 暫く文章を書くのを止めていたら、なかなか執筆意欲が戻って来ない。 そこで、久しぶりに音楽を創ってみた。 生意気な甥っ...

ほら探偵のらくら日記Ⅲ 離婚理由 1

信次郎は群馬県に住んでいる河里家に向かっていた。 （あの母親なら、塩を撒かれて追い返されるだろうな） 気重ではあるが、自分が撒いた種かも知れない河里家の波紋を、どうしても静めたい。保来のその思いは強かった。 「何しに来たの？ 塚崎に菜実を連れて来いとでも言われたの？」 ...

猫の催促

猫が餌を要求するのは多くの人が知っている。殆どが鳴いて要求する。 しかし、それ以外に要求するのを余り見ないというか、殆どの人が気付かない場合が多い。 今年に入って寒い日が続く。当然猫も寒いだろう。 我が家では我が部屋のみコタツ暖房。我が身にとって足腰を温めるのが最良の暖房な...

ただ、好き！27 焼き餅 1

智子は、友部美子と大介のデートと言うべき再会が気になって仕方が無い。しかし、大介からも美子からも会ったという話は一切入って来ない。 智子から、どうなっているのか訪ねる訳にも行かず、気になる日々が過ぎる。 一ヶ月が過ぎた。相変わらず、大介と美子に関しては何も情報が入らな...

ほら探偵のらくら日記Ⅲ ステップアップ3

数日経ったある日、保来探偵事務所に電話が入った。河里菜実からだった。用件は、保来と会って父の話を詳しく聞きたいとの事。 保来は塚崎章介にその旨を伝え、塚崎の気持ちを確かめ、再び上州路を目指す。 保来と菜実は母・春子に内緒で会った。 「わざわざ来て貰ってすいません。母は...

ただ、好き！26 ライバル 2

智子は、友部の件を大介に直ぐに話す気が起きず、二日ほど日を置いた。しかし、何時までも放っては置けず、遂に話を切り出した。 「ねえ、今行ってるスーパー。パートさんが結構居るんだけど、その中の一人が可笑しな事を言うのよ」 「へー、どんな事？」 大介は、余り興味の無さそうな返...

ほら探偵のらくら日記Ⅲ ステップアップ2

保来は、ストレートに本題に入る。 「菜実さんですよね。塚崎章介さんという名前はご存じですね？」 「はい、私の父です」 訝りながらも菜実は答えた。 「そのお父さんから、菜実さんの事やお母さんの近況を見てきて欲しいと頼まれたのです。宜しければ聞かせて貰えますか？」 「今頃、...

ただ、好き！25 ライバル 2

ある日。沢登智子は、根草大介にある許可を得ようと彼に話し掛ける。 「私、パートに出たい。最近はみんなの料理を作る回数が減ったし、家事も自分なりのペースを掴めたので時間が余ってきたから」 「知ってると思うが、仕事を始めたら勝手に動けなくなるし、身体も疲れるよ。抑も、どういう...

ほら探偵のらりくらり日記Ⅲ ステップアップ1

ステップアップ 保来探偵事務所に久しぶりに依頼が舞い込んだ。 父・孝太郎の時代から続けて来た探偵業。やはり、宣伝をしなくても顧客は居る。ただ、余りに少ないだけである。 「どんなご依頼ですか？」 「別れた元妻を探して頂きたい」 何であれ、調査を請け負うからにはある程度...

ただ、好き！24 ライバル 1

大騒動になった根草家にも落ち着きが出て来た。 根草家の夕食は結構マチマチ。根草大介の帰宅が定まっていない所為でもある。大概、智子と結菜は7時前に夕食を済ませる。 大介が帰宅すると、智子が彼の夕食に付き合う。智子が再び食事をするわけではないが、膳の支度の為だ。 今夜は...