大学受験の国語の問題で、感情が揺さぶられ、うまく飲み込めず、解けなかった問題がある。 確か、代ゼミの模試だと思う。 中国の春秋時代の実在する料理人の話だった。 その料理人は自分の使える王が自宅に訪問して下さった時、最高の料理を振舞ってもてなすのだが、 「これはなんの肉だ?」 と尋ねられ、 「自分の息子です。」 と答えた。 そして、その台詞に注釈が付いていた。 『当時、自分の最も大切な子供や妻を振る舞う事は最高のもてなしであった。』 自分の価値観というか、正義の物差しがバキッと折られ、もはや問題を解けなかった。 そこまでする事が最高のもてなしとする文化が存在したことは理解できたし、この事実を知っ…
自分の備忘録として書いたり、google adsense の広告を貼って副収入を得たり、自分にしか無くてネットで検索しても出て来ない経験を書いたり、ブログを書く事には色んな意味が込められていると思う。 前回も書いたように、まあ、副収入はあまり期待出来なかったけれど、ブログは色々な思いを残せるので、自分でも不思議と続いている。 こんな事を書くのは、実は、読んでくれた知人に、 「昔のネガティブな思い出を書くのとか、恥ずかしくないの?」 と、ダメ出しを頂いたからだ。結構冷笑の的になってしまってるそうだ…実に悲しい。 昔の思い出とか、子供への思いとかは恥ずいなと思う。これは、真摯に受け止めざるを得ない…
流星ワゴンを読んだ。 前から気になってて、妻が買ったものが家にあったから読むことができたのだが、今の自分に怖いぐらい当てはまっていた。 コメディアンの柴田理恵さんが 「流星ワゴンは泣ける!」とテレビで言っていて、いつか読もうと思ったら、何年も経ってしまっていた。 びっくりした。流星ワゴンが雑誌「小説現代」に掲載されたのは、2001年の1月から12月なので、20年前の作品である。ちょっと後回しにしていたら20年の時が過ぎちゃった。 ここから少しネタバレしてしまうので読んでない方はご注文ください。 もし、20年前に読んでいたら、ここまでばっちり僕の人生にハマらなかったと思う。リストラにあったし、親…
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