村上春樹の名言・格言 15選

村上春樹さんと言えば、毎年ノーベル文学賞の候補として話題になりますよね。私は「ハルキスト」というわけではありませんが、何冊かは著書を読んだ事があります。ここ数年では、ハナレイベイ(2018)、韓国で納屋を焼くを原作としてバーニング

料金700円。始発の勉強部屋。

俺は始発の電車が好きだ。最近の休日は、アホみたいに早く起き始発の電車に乗り込む。田舎を走る始発の電車なんて、誰も乗っていない。朝の澄み切った空気、風景、一日が始まるんだという高揚感を最大限満喫できるのである。そして、そこは俺にとっての最高の勉強部屋に変わる。

戦争休止の提案 (6作目)

「俺はもう戦争をしたくないんだ。どうしても。」そう彼に言った。「いや戦争しようよ、戦争こそがこの世にいきる生きがいだろ、他の生きがいが人間にあるの？」彼は答えた。「平和に生きたいんだ俺は。」「平和？皆病んでいるように見える。皆求めているんだよ。血を。それが動物としての本来のありかただと俺は思うね」

(書評)あらすじダイジェスト世界の名作100を読む

世界の文学って膨大すぎて何から読んでいいか分からないですよね、、、私もそうでした。多くの本を読みたいけど、働いていると時間がない、、、そこでこんな本を買ってみました。

(書評)私はすでに死んでいる。コタール症候群とは何か

こんにちは涼です。筆者は週に一回程度ですが、短編を書きこのブログに投稿しています。それはなぜか？私自身、頭の中がごちゃごちゃしてきて、パニックになりそうな事が多いからです。そのような時、日記を書くのが効果的だという話は聞いた事があったのですが、

嘔吐2019 (5作目)

-俺は神になれる-俺は逆に特別な存在かもしれない。そう俺は煩わしい繋がりを持たない者。つまり、宇宙と一体化することができる。宇宙と完ぺきに調和するのだ。そこに体を浸せば、歓喜と恍惚がある。全神経を研ぎすます。何でもできる。絶対的確信。自己を

2-1(分割版) 小さな復讐 (1作目)

彼は極度に人見知りをする人間だった。その傾向は幼稚園生の頃から如実に現れていた。皆が「ごっご遊び」や「追いかけっこ」などをして遊んでいる間、彼は独りで園内の端にある、物置小屋の裏に隠れて園の外を見ていた。

慇懃無礼な男(4作目)

もう25歳という焦りが僕の体を強引に動かした。ここ数年社会とは絶縁状態になっていた。なぜなら僕は人付き合いが極端に苦手だったからだ。ここまで言えば僕の人生を詳しく説明するまでもないだろう。だいたいが大方の想像する通りだ。

あの人はいつも遠い目をしてどこかを見つめている(3作目)

あの人はいつも遠い目をしてどこかを見つめている。何を思っているのだろうか、私には全くもって理解する事はできないが、あの人はいつも何かを遠い目をして考えている。放課後、私はあの人の後をバレないようについていくようになった。友達からの誘いを断り、

真理が見える夜に(2作目)

僕は夜が嫌いだ。「俺は夜が好きだけどね。」啓太が言った。「啓太はまだこの世の真理に気が付いてないんだよ。」僕は言った。啓太が笑った。「この世の真理ってものに気が付いたらとてもじゃないけど、夜なんてものに好意を持てなくなるよ、僕は気づいてしまったんだ。」

小さな復讐(1作目)

彼は極度に人見知りをする人間だった。その傾向は幼稚園生の頃から如実に現れていた。皆が「ごっご遊び」や「追いかけっこ」などをして遊んでいる間、彼は独りで園内の端にある、物置小屋の裏に隠れて園の外を見ていた。