2013年1月、アスリートの施術に特化したNakajima整骨院を横浜・桜木町駅徒歩2分の場所に開業。本田圭佑選手がオーナーを務める「SVホルン」にてトレーナーも務める。
「選手に寄り添う仕事」としてトレーナーへの道を選び、柔道整復師の国家資格を取得。その他にもNSCA-CPT 、NASM-PESとしての資格も有します。 インディバアクティブ、高濃度酸素カプセルを配備、トレーニングスペースも併設しトレーニング指導も行っております。 https://www.youtube.com/watch?v=lECRMXhxHRw
心臓血管系疾患とレジスタンストレーニング(運動中の心臓血管反応が正常であることを確認するために、セッション中の心拍数{HR}と収縮期血圧{BP}の規則的なモニタリングが必要になる)
かつては、レジスタンストレーニング(RT)は心臓血管系の合併症を起こすおそれがあるとされていましたが、現在ではむしろRTは心臓リハビリテーションの重要な要素として受け入れられています。 RTで改善される生理学的適応には、筋力や骨密度および運動耐性の向上のほか、気分や自立心さらに生活の質の改善、収縮期血圧(BP)の低下、さらに内臓脂肪の減少などが含まれます。
線維筋痛症と有酸素性エクササイズ(中枢神経系の処理障害であり、上行性または下行性の神経経路の操作に異常が発生し、痛覚の増幅が生じている)
線維筋痛症は、関節、筋、腱、軟部組織など全身の様々な構造を犯す慢性疾患になり、米国においては2005年時点で500万人と推定されており、35~60歳の女性に好発し、複数の慢性的な症状を伴うことが判明しています。 線維筋痛症の病態生理学と関連症状に対する理解はこの20年間で深まりつつあり、従来、線維筋痛症は、広範囲にわたる筋の痛みと、それに付随する不安やうつなどの心理学的因子を伴うリウマチに似た疾患として分類されてきました。 しかし、最近の仮説では、線維筋痛症は中枢神経系の神経化学物質のアンバランスによって引き起こされ、そのアンバランスが疼痛知覚の高まりを伴うと考えられています。
足関節の可動性(足関節可動性(AM:ankle mo-bility)、特に背屈は、正常な歩行にとってきわめて重要になる)
足関節の可動性(AM:ankle mo-bility)、特に背屈は、正常な歩行にとってきわめて重要になります。 アスリートは、スプリント、スクワット、ジャンプ、投てきなど多くの競技活動で相当大きな背屈可動域が必要になります。 AMが不足しているアスリートは、十分な「深さ」を達成するために腰の屈曲で代用するため、脊椎を危険にさらす可能性があります。 若年アスリートに特異的な疾患として、オスグットシュラッター病になる可能性があります。
速度とストライド頻度(速度が単にストライド頻度とストライド長の積であるならば、最大走速度の向上は単純にストライド長を増大させることによっても実現できるはずである)
速度が単にストライド頻度とストライド長の積であるならば、最大走速度の向上は単純にストライド長を増大させることによっても実現できるはずです。 Weyandらは、傾斜なしのトレッドミルランニングにおいて最大速度11.1m/秒を記録したランナーの最大速度におけるストライド長は、最大速度6.2m/秒のランナーを1.69倍上回っていた(それぞれ4.9mと2.9m)と報告しています(r2=0.78)。 また最大速度での下り傾斜ランニングにおけるストライド長(9.96±0.30m/秒において4.6±0.14m)は、最大速度での上り傾斜ランニングにおけるストライド長(7.10±0.31m/秒において3.3±0.10m)を優位に上回っていました。 他の研究でもこれと同様の結果が出ており、最大走速度とストライド長の間には有意な相関関係が認められていることが報告されています(それぞれr=0.66とr=0.73)。
筋損傷と筋肥大(マクロファージ(大食細胞)は、筋で合成されたサイトカイン(マイオカイン)の分泌を通して筋肥大を媒介する)
筋肥大のメカニズムを考慮すると、筋損傷に対する急性炎症反応は、筋肥大適応の主要な媒介要因であると仮定されます。 マクロファージ(大食細胞)は、特に、損傷を与えるエクササイズに基づくリモデリングを促進すると考えられ、また、筋成長にはこれらの食細胞が必要であるとされています。 大食細胞は、筋で合成されたサイトカイン(マイオカイン)の分泌を通して筋肥大を媒介することが最新の理論により示唆されています。 マイオカインは、タンパク質同化作用をもち、オートクリン(自己分泌)/パラクリン(傍分泌)様式により、骨格筋の適応に特有の効果をもたらします。
サッカーにおける加速力とスピード(平均すると17m、スプリント約96%が30m以下、持続時間は平均6秒以下、90秒に1回の割合でスプリントをおこなっている)
Bangsboは、選手が試合中に行うスプリントの距離は、1.5mからピッチの長さまでで、平均すると17mであること、またスプリント約96%が30m以下であり、持続時間は平均6秒以下であること、さらに90秒に1回の割合でスプリントをおこなっていることを明らかにしました。 通常、スプリントは選手がすでに動いている時に始まります。 そのため、静止姿勢からスタートするスプリントに比べ、最大速度に達するまでの時間も少なく、距離も短く、これは、助走スタートかローリングスタート後の速度を速める必要性を示唆しています。
小児期におけるスピードのトレーナビリティ(5~14歳の子供にプライオメトリックトレーニングはジャンプとランニングの数値に多大な影響を及ぼす)
小児・青少年期にスピードを発達させるためのトレーニング方法が様々な研究によって示されてきました。 それらの研究によると、思春期直前期にスピードを発達させうるものはFMS、運動調節力、スタビライゼーション、そして固有受容性トレーニングになります。 また、プライオメトリックトレーニングが、思春期直前期、思春期、そして成熟したアスリートにおいてスピードの向上に効果があったと報告されています。 さらに、ストレングストレーニングも、思春期直前期、思春期、そして思春期直後期のアスリートにおいて、スピードに転移されると示されています。
パフォーマンスの変動はSSCをうまく利用する能力がまだ十分ではないことを示唆しており、運動制御または運動技術の欠如が、パフォーマンスの変動の主な原因である可能性が高いとされています。 したがって、現場の専門職は、適切なジャンプと着地の方法を指導することに焦点を当てる必要があり、それによって、運動制御の問題による変動の可能性を排除もしくは最小限にし、ジャンプや着地に伴う傷害リスクも低減できます。 青少年層における将来のSSCによる増強効果の測定(SJ対CMJ)では、これらの問題を考慮に入れ、青少年の被験者が両方のジャンプの方法に習熟していることを保証すべきです。
非外傷性の労作性虚脱を起こす原因(熱中症と間違えやすい鎌状赤血球化による虚脱は血液が不足することで衰弱感を生じることによる鈍い虚血痛のため適切に対処しなければならない)
アスリートが非外傷性虚脱を起こす原因として多いのは、喘息、心臓緊急症、熱中症、鎌状赤血球化の4つになります。 これらの疾患はすべて、適切に対処しないと致命的になりうり、これら疾患の兆候と症状にはいくつかの重要な違いがあるため、突如虚脱した場合には、その違いにより対処しなければなります。
ベアフットランニングプログラムの漸進(筋骨格系と皮膚の適応を可能にするために、べアフットランニングのトレーニング距離を増やす際は、1週間のうち10%を増加させることが推奨される)
準備エクササイズを通じてベアフットランニングの要求に対応する用意が下肢に整ったら、ベアフットまたミニマリストシューズによる下肢に整ったら、ベアフットまたはミニマリストシューズによる走行距離を伸ばしていく段階に入ります。 ベアフットかミニマリストシューズのどちらかのみで走ることを選ぶランナーもいますが、ランニングのタイプに応じてトレーニングで走る際はシューズを使い続ける選手もいます。 ランニングドリルはベアフットのみで行い、トレーニングで走る際はシューズを使い続ける選手もおり、最終的にはランナー自身が、何を目的としてベアフットトレーニングを実施するのかを決める必要があります。
運動誘発性筋痙攣に対する神経学的刺激(持続的で異常な脊髄反射活動、筋紡錘の求心性活動を増加させる一方で、ゴルジ腱器官の求心性活動を低下させる)
脱水と電解質減少が運動誘発性筋痙攣を起こすという理論には限界があり、多くの研究者は神経レベルでの機能障害が原因で運動誘発性筋痙攣が起こる可能性を調査し始めました。 Schwellnushらは、運動誘発性筋痙攣が脊髄レベルでの機能障害によって起こることを示唆しています。 彼は、「運動誘発性筋痙攣は筋疲労に続いて起こる、持続的で異常な脊髄反射活動によって起こる」「局所的な筋疲労は、筋紡錘の求心性活動を増加させる一方で、ゴルジ腱器官の求心性活動を低下させる原因となる」と主張しています。 さらに、二関節筋群(腓腹筋など)はより一層短縮した位置に置かれやすく、筋腱接合部における緊張レベルが低くなるように、ゴルジ腱器官の活動低下をもたらすという発見から、運動誘発性筋痙攣は神経由来であると仮定しています。
筋、パワーおよびスピードトレーニングにおける筋肉の立ち上がり速度の重要性(最も高い動作速度が発揮されるのがジャンプスクワットであり、それは0%1RM負荷において発揮される)
最大筋力の向上は主に神経系と筋の適応に依存しており、これらの適応は外的負荷に繰り返しさらされることにより向上します。 最大限の筋力向上を獲得するには80%1RMの外的負荷が必要になります。 ※Petersonのアスリート集団を対象とした同様のメタ分析では競技レベルのアスリートの場合85%1RMと記載されていますが、プログラムを計画するにあたり休息時間や頻度といった他のトレーニング変数も考慮にいれ、その点は注意が必要です。
サッカーにおける反復スプリント能力(短い回復時間{≦60秒}により分断された一連のスプリント{≦10秒}において、最高のパフォーマンスを発揮する能力と定義される)
Plisk&Gambettaは、反復スプリントトレーニングの次段階のトレーニングとして、戦術的な要素を含む代謝トレーニングを用いることを提唱しています。 この方法は、実際の試合中に観察される、ポジションと試合に特異的な動作と強度とを用います。 その利点は、スキル要素を代謝のコンディショニングに取り入れることができるために時間効率が良いこと、また選手の意欲や継続性を促進しやすいことがあげられます。 間欠的な活動を定量化するためには、一般的に、特定の運動-休息比を用いた説明が用いられます。 しかし、サッカーの場合は、この運動-休息比が、競技のポジションによって、またどのレベルで試合をするかによって非常に大きな影響を受けることを考慮する必要があります。
マグネシウム(Mg2+)は人の細胞内区画においても2番めに豊富な陽イオン(プラスに帯電したイオン)であり、筋、神経、酵素、および、細胞の諸過程に関連しています。 体内でMg2+が果たしているは極めて重要で、筋小胞体(SR)内外へのCa2+輸送、解糖系代謝経路の調節、酵素の運搬と取り込み、アデノシン三リン酸の生成、300種類以上の酵素反応の活性化及び補因子、筋収縮の調節および神経インパルスの制御、免疫機構の安定化、そして最近では、細胞の分裂と老化などが挙げられます。
身体活動とレジスタンストレーニング 身体機能の観点からいうと、脊髄損傷(SCI)のお客が日常生活の諸活動を行なうためには予備心拍数の最大25%の増加を必要とし、車椅子を手で動かして坂を上るには予備心拍数の最大50%の増加が必要とします。 個人の身体能力が高くなるほど、これらの身体活動を行なう能力が高まることは明らかであり、より難度の高いレクリエーション活動や、車椅子を利用した競技活動に参加できる可能性も高まります。 www.nakajimabonesetter.com
足底の感度適応の重要性(足底面には感覚受容器が密集しているためにベアフット運動を増やすことによる感度適応が、ベアフットランニングプログラムへの移行の最初の要素になる)
足底面には感覚受容器が密集しているためにベアフット運動を増やすことによる感度適応が、ベアフットランニングプログラムへの移行の最初の要素とされています。 足の適応を促すメカニズムとして提案されているものには、完全なベアフット運動を増やすこと、屋内と屋外を裸足で歩くこと、屋内を裸足で走ること、最終的には、まずは柔らかいサーフェスで、次に固いサーフェスで屋外を裸足で走ることが含まれます。 ランニングスピードを上げて走っても耐えられるようになるまで足底の皮膚が適応するには、ベアフットランニングを毎日30分実施して3~4週間かかります。
脊椎屈曲エクササイズと柔軟性(脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高め、向上した柔軟性は、結合組織の強度の増加、神経筋コーディネーションを改善する)
脊椎の屈曲エクササイズは脊椎の機能的な柔軟性を高めるのに役立ち、それが腰痛(LBP)の発生を減らす可能性があります。 多数の研究により、矢状面での脊椎の柔軟性不足がLBPの発症増加に関連していることが明らかになっています。 レジスタンスエクササイズは、活発な形態の柔軟性トレーニングとしての役割を果たし、機能的な可動域内において関節の可動性の改善に役立つことがが知られており、脊椎屈曲エクササイズが矢状面での脊椎の可動性を高めることも明らかになっています。
成長と成熟におけるSSCの増強作用の注意点(思春期を経て、筋腱系や神経筋系の変化を含む多くの生理学的変化を経験するが、生物学的年齢は暦年齢とは一致せず、なかには数年の開きがある)
根本的なメカニズムが何であるかにかかわらず、SSCの増強作用は否定できず、成人では、CMJとSJのパフォーマンスに関してすでに多数の研究が行われています。 しかし、思春期前および青年期の青少年に関してこれらのジャンプの調査を行った研究は、成人に比べるとはるかに少なく、青少年の生物学的年齢は暦年齢とは一致せず、なかには数年の開きがあることもあります。 青少年は、思春期を経て、筋腱系や神経筋系の変化を含む多くの生理学的変化を経験します。 この成熟期間中の生理学的変化は、子どもの年齢、成熟度、性別など、年齢によるジャンプパフォーマンスの差と関連づけられる可能性が高くなります。
7月23日(木)、24日(金)は以下の時間で受付ております。
ベアフットランニングプログラムへの移行は様々な情報媒体によって提供されていますが、確かなことは、移行は段階的にかつ少なくとも4~8週間かけて行われるべきであるということです。 なぜならば、トレーニングへの適応の結果として、筋力の向上が生じるにはそのぐらいの期間が必要になるからです。 エビデンスに基づく準備プログラムは、体幹と股関節の筋群の筋力向上エクササイズに加えて、ショッドランニングと比較した際にベアフットランナーが経験する、主なバイオメカニクス的差異に焦点を合わせた運動やエクササイズによって構成されるべきとされています。 主な差異には、足底の感度適応、足の接地パターン、ストライド頻度とストライド長に関連する変化、下肢の固有感覚、足関節の柔軟性、足内在筋の筋力、衝撃力を制御するための下肢の伸張性筋力が含まれます。 ベアフットスタイルの習得、すなわち踵接地の減少を習得することは、ベアフットランニングへの移行の基本になります。
高度なパフォーマンスが要求されるスポーツでは、トレーニング刺激が競技の要求と類似しているときに刺激が最大となります。 ミニゲーム(以下SSG)は、技術的、戦術的、身体的能力の向上を意図して開発されたサッカーに特異的なトレーニングプロトコルになります。 このようなSSGは通常、複数回のインターバル形式で行われ、選手の数もピッチ位の大きさも様々に異なり、ルールも変更されます。 SSGでは、選手に相当大きな有酸素性、無酸素性の負荷がかかることが報告されています。 4対4の試合の場合、相対的VO2maxの平均値は82%で、平均血中乳酸値は4.5~4.9mmolであり、実際の試合(11対11)よりも、各選手の高強度運動の回数は多くなり、またボールの支配時間も長くなります。
運動誘発性筋痙攣の歴史的考察(最大限まで短縮した筋の等尺性収縮により、筋膜が伸張し、活動中の筋への血流が完全に止まることにより痛み受容器と化学受容器から中枢神経系(CNS)に求心性シグナルが伝わる)
過去1世紀にわたり、運動誘発性筋痙攣(EAMC:Exercise-induced muscle cramps)の原因について多くの理論が示されていますが、その仮説のひとつが痙攣の「心身起源(Psychosomatic Origin)」説になります。 痙攣が過敏な反応や極度の緊張、あるいは心理的な興奮状態によって起こされるという説になります。
筋力およびパワーの適応を競技パフォーマンスに転移させる(速度を最大限に向上させる上で重要な要素は、力の発揮と発揮時間であることを意味する)
短距離における走速度は、ほとんどのチーム競技において優れたパフォーマンスを発揮するための重要な要素になります。 速度はストライド長とストライド頻度(ピッチ)の積であり、速度を高めるためには、これら変数の両方は無理でも、いずれか一方は向上させなければなりません。 速度の決定論的モデルをみると、ストライド長とストライド頻度はいずれも元をたどれば力の発揮される量と時間の産物であることがわかります。 これは、すなわち、速度を最大限に向上させる上で重要な要素は、力の発揮と発揮時間であることを意味します。
ストラクチュラルエクササイズと代替エクササイズ(スクワットやデッドリフトなどのストラクチュラルエクササイズでは立位で脊柱にストレスがかかるが、レッグプレスではそれが実施できない)
スクワットとベンチプレスの代替エクササイズとしてレッグプレスとチェストプレスがあります。 レッグプレスでは、下肢筋群をトレーニングすることができますが、それと同時に体幹を一緒に使うコーディネーション能力に関してあまり向上させることができないという大きなマイナス面が指摘されています。 チェストプレスに関しても、レッグプレスのマイナス面と同様に、ベンチプレスに比べて体幹と下肢を一緒に使うコーディネーション能力を高める効果が得られにくいと考えられます。
スクワットの前額面における修正(中殿筋と大殿筋の脆弱性がスクワット中の大腿部の内旋と内転を同時にもたらし、ハムストリングスに対して大腿四頭筋が優位に動員されることも膝の外反と結びつく)
膝の外反または内反は、様々な形のフィードバックを取り入れた神経筋のトレーニングで改善できます。 トリプルエクステンションのためのレジスタンスエクササイズの漸進および漸進的なプライオメトリックトレーニングにより、膝の外反モーメントが減少することが知られています。 アスリートに上がる動作と下ろす動作の両段階で、膝を離しておくように指導することが推奨されます。 膝の周りにエラスティックバンドを巻くことは、スクワット中に膝を外側に向かって押すことで、適切な膝のメカニクスを保持することを強く要求されるため、アスリートにとって感覚による手がかりとなります。 さらに、鏡やビデオを用いて、前額面の動作の弱点(動的外反など)の視覚的エビデンスを提供することは、アスリートが気づかない動作の欠点を自己認識させる手助けになります。
ベンチプレステスト(安全性の配慮から、フットボール以外の競技では、3RM値から1RMを推定する方法が推奨される)
ベンチプレスは、上半身の筋力の普遍的なテスト法になり、アスリートには馴染みが深く、指導と実施も容易になります。 安全性の配慮から、フットボール以外の競技では、3RM値から1RMを推定する方法をとり、フットボールでは、3RMと1RMの両方でテストをします。 競技チームのいくつかは、トレーニングルーティンにおいてベンチプレス系の動作をほとんど行っておらず、なかには全く行っていない選手もいます(ソフトボールの投手や槍投げ選手など)。 しかし、トレーニングプログラムで行われるオーバーヘッドのウェイトリフティング動作(スナッチ、プッシュジャーク、オーバーヘッドスクワットなど)はいずれも、ベンチプレス動作をプログラムに取り入れていない選手も含めて、ほとんどのアスリートに上半身の筋力の大幅な向上をもたらします。
有酸素性運動のための分岐鎖アミノ酸(持久系エクササイズ中にBCAAを補給すると、トリプトファンの吸収が相対的に減り、セロトニン中枢性疲労が軽減する)
BCAA(分岐鎖アミノ酸)は従来、主観的運動強度を低下させ、持久系パフォーマンスの向上をもたらすために使用されています。 このような目的によるBCAAの摂取はセロトニン中枢性疲労仮説に基いており、この仮説によると、持久系エクササイズ中は循環する血中脂肪酸が増加し、アルブミン輸送タンパク質に結合しているトリプトファンに取って代わります。 その結果、血中のトリプトファンが増加し、吸収量が増加して、セロトニンへの生成量も増大するために中枢性疲労が起こるとされています。
サッカーにおける高強度持久力運動の重要性(トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要がある)
サッカーは高強度運動を繰り返し行う間欠的なスポーツとして特徴づけられます。 そのため、トレーニングを試合の身体的要求に合致させるためには、短い休息時間で反復的な高強度活動を行う能力に重点を置く必要があります。 高強度インターバルトレーニング(HIIT:High-intensity interval training)は、同じ力学的運動と持続時間を使って連続的に行うトレーニングに比べ、有酸素性能力と無酸素性能力をより大きく改善できることが報告されています。
失敗するまでのトレーニングは果たして有益か?(頻繁に実施すると安静時テストステロン濃度を低下させ、オーバートレーニング症候群を引き起こすおそれがある)
レジスタンスエクササイズのセットにおいて、意図的にセットを失敗するまでレップを繰り返すトレーニング法は広く用いられており、筋肥大の刺激にも有益でな手法である可能性が考えられます。 しかし、失敗するまで行うトレーニング法は、あまり頻繁に実施すると安静時テストステロン濃度を低下させ、オーバートレーニング症候群を引き起こすおそれがあります。 アスリートのトレーニングステータスや目標、年間トレーニングサイクルのどの時点に当たるかを考慮し、失敗するまでレップを繰り返すセットを適用するか、失敗する前にレップを切り上げるセットを適用するか見極めなければなりません。
本日、23時から放送予定の「にっぽんの芸能」の「幸四郎プロジェクト」是非ご覧ください!当院に施術、トレーニングに来て頂いている舞踊家の先生も出演されるそうです!
青少年の伸張-短縮サイクル能力に関する理解を深める(ランニング、ホップ、ジャンプなどの移動運動は、伸張-短縮サイクル(SSC:Stretch shortening cycle)と呼ばれる)
SSCの増強作用を証明するために最もよく使われる方法のひとつは、2種類の垂直跳び、すなわち反動動作を先に行なう垂直跳び(カウンタームーブメントジャンプ【CMJ】)と反動動作を行わない垂直跳び(スクワットジャンプ【SJ】)とを比較することです。 この方法を用いて実施した大多数の研究では、CMJのパフォーマンスはSJに比べ18~30%向上しました。 このようにSSCの増強作用によるパフォーマンスの向上は明らかではありますが、増強作用をもたらす根本的なメカニズムは長年論争の的になっています。 成人を対象にした伸張-短縮サイクル(SSC)パフォーマンスの研究は、すでに広範囲にわたり行われていますが、青少年のSSC能力を調査した研究はまだ多くありません。 青少年は思春期を経て、神経筋および筋腱系の変化を経て、神経筋系および筋腱系の変化を含む数多くの生理学的変化を経験します。
ベアフットランニングとランニング傷害(ベアフットランニングにおける足前部による接地、ストライド長の減少、ストライド頻度の増加、固有感覚の強化は衝撃力低下を助け、下肢の傷害発生率低下に役立つ)
ベアフットランニングでは足前部から足中央部による着地が利用され、したがってストライド長が短くなり、その結果、ストライド頻度が増加します。 また、足の固有感覚は、足が地面に直線触れるベアフットランニングのほうが優れており、これは足の筋組織が接地の衝撃力に反応して、衝撃吸収を制御することを可能するからです。 しかし、シューズは、ベアフットランニングでは得られない保護、安定、衝撃緩衝/吸収を与えます。
リン酸ローディングによる持久的能力の向上(最大酸素摂取量{VO2max}、無酸素性閾値、疲労困憊に至るまでの時間などの改善がされる)
リン酸ローディングによる能力向上は、運動パフォーマンスおよび多くの対応する生理学的測定値において証明されています。 最大酸素摂取量(VO2max)をはじめ、無酸素性閾値、疲労困憊に至るまでの時間などの改善がされるとされています。 これらの測定値の改善はパフォーマンス変数の全領域に及んでおり、どのスポーツを選択しても、これらの測定値の向上がトレーニングを試合に有利であることは疑いはありません。 さらに生理学的検査や臨床試験によれば、、リン酸の補給は、標高への生理学的適応を助けるといわれています。 その中には、血漿リン酸および2,3ジフォスフォグリセリン酸(2,3-DPG)の増加が含まれ、また主観的な健康状態も改善します。
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