早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(やえかんこう)。一つ一つの花に春の暖かみが遠く漂ってくるかのようだ。(2024年2月、東京)■2024年春の花シリーズ緋色が目立つ緋の司(2024年春の花シリーズ24-01)八重寒紅(やえかんこう)は野梅系・野梅性のごく早咲きの品種です。花は濃い紅色で中輪の八重咲きです。開花期が12月中旬~1月中旬のため、正月用の花材として用いられます。庭木はもちろん、鉢植えにも向きます。早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(2024年春の花シリーズ24-02)
サクラタデは小さな花ではあるが、白い花弁がほんのりとピンクに染まって、見る者の心を和ませる。小さいだけにじっくりと観察しないと、その良さに気づかないことが多い。写真を撮るというのも、このような注意の集中に役立つ。カメラを携帯していなければ、道端の雑草としかみなかっただろう。誰にでもまともな写真がとれるようにしてくれたカメラ・メーカーには感謝である。(2019-09神奈川県箱根町)サクラタデ(桜蓼)多年草本州-沖縄の水辺や湿地に生える。高さ0.5-1m。地下茎を横にのばしてふえる。葉は互生し、長さ7-13cmの披針形でやや厚く、裏面には腺点がある。乾くと赤褐色になる。托葉鞘は長さ約1.5cmの筒形で、ふちに長い毛がある。花序は細長く、淡紅色の花をやや密に花をつける。雌雄異株。花被は長さ約5mmで5深裂し、腺点があ...見る者の心を和ませるサクラタデ(箱根シリーズ03)
冬桜というが、秋に咲き始める。葉が小さいので小葉桜とも呼ばれる。春にも咲くらしいが、この時期に咲くことで、注目を集めている。まだ遠い春を思わせる可憐な花である。(2019-10東京都神代植物公園)【フユザクラとは】・本州を原産とするバラ科の落葉高木。来歴には諸説あるが、一般的にはヤマザクラとマメザクラが自然に交配してできたものとされ、伊豆半島と房総半島には自生も見られる。・主な開花期は11~12月と4月の年2回であるが、その間も細々と咲き続ける。季節外れのサクラとして町おこしなどに積極的に利用され、埼玉県児玉郡の城峰公園、愛知県名古屋市の庄内緑地公園、群馬県藤岡市の桜山公園などの名所がある。特に桜山公園のフユザクラは「三波川の冬桜」として名高く、国の天然記念物に指定される。・冬に咲く桜は他にもジュウガツザクラ、...遠い春を思わせる可憐な冬桜
スイレン咲きの大輪をつけるロイヤルウェディング。ロイヤルウェディングという名前にふさわしいサーモンピンクの珍しい色のダリアだ。写真のものはすこし疲れ気味だが、色はよく出ている。リンクの写真もごらんいただきたい。(2019-10東京都神代植物公園)ロイヤルウェディング著名なダリアの育種家であり、秋田国際ダリア園の代表である鷲澤幸治氏の作出品種。ロイヤルウェディングは、美しいサーモンピンクの大輪咲き品種。ステムは中太で強健なため、育て易い品種です。早生タイプ。花型:スイレン咲き花色:サーモンピンク草丈:中性(70~100cm)タイプ:キク科の球根植物植付け適期:3月~6月開花時期:6月~10月栽培方法:原産地の気候により、高温と乾燥を嫌います。日当たりが良く、しかも夏は涼しい、水はけのよい土に植えてください。植付け...スイレン咲きの大輪をつけるロイヤルウェディング
メハジキとそっくりな形で花がつくキセワタ。写真のうしろにみえる白花のものが多く、綿を着せたようだからキセワタだという。どうということのない花だが、どこか親しみを感じさせるのはなぜだろうか。(2019-09神奈川県箱根町)キセワタ山地や丘陵の日当たり良い草地に生育する多年草。茎は方形で、直立し、高さ60~100cmほどになる。葉は卵形または狭卵形で、洋紙質で粗い毛があり、長さ5~9cm、幅3~7cm、欠刻様の粗い鋸歯があり、鈍頭~鋭尖頭。葉身基部は広いくさび形またはやや切形で、1~5cmの葉柄がある。花は数個ずつ上部の葉腋につき、紅紫色で長さ25~30mm。萼は長さ15mmで粗い毛があり、5浅裂して裂片は刺状にとがる。花冠は唇形で、外面は密に白毛があって白く見え、下唇の中央裂片は下に曲がって紅紫色。雄蕊は4個あり...メハジキによく似た花をつけるキセワタ(箱根シリーズ02)
この時期に桜の花を楽しめるのうれしいことだ。小彼岸桜の小園芸種らしいが、神代植物公園で蕾をほころばせていた十月桜。白い花も少しピンクがかった花も、どちらもかわいい。(2019-10東京都神代植物公園)ジュウガツザクラ[十月桜]開花時期1月、2月、3月、4月、10月、11月、12月花の色白、ピンク、赤名前の読みじゅうがつざくら分布園芸品種生育地公園樹、庭木植物のタイプ樹木大きさ・高さ3~7メートル分類バラ科サクラ属学名PrunusxsubhirtellaAutumnalis花の特徴秋から冬にかけて花が咲くので、はっと人目を引く。開花時期は10月から4月にかけてで、断続的に小さい花を咲かせる。春の花のほうが少し大きい。花の色は白ないし淡い紅色である。花径は25~35ミリくらいあり、花弁数は10~20枚である。萼筒は...この時期にかわいい桜の花、十月桜
ピンクの大輪のダリア「コハラコースト」。日本原産だが、ハワイのビーチの名前らしい。どっしりとした構えの花だ。(2019-10東京都神代植物公園)コハラコーストピンクの大輪が目を引くコハラコースト
箱根湿性花園の池のほとりに咲いていたサギソウ。名前通りに、鳥が羽ばたいた形の花で、色が白いので、シラサギを連想したことはよく分かる。いかにも日本の昔話にでてきそうな花だが、意外にもラン科の植物で、多くの種が熱帯性らしい。(2019-09神奈川県箱根町)サギソウサギソウは、日本各地の日当たりのよい低地の湿地に生える球根性のランです。親株から走出枝(そうしゅつし、ランナー)を伸ばして、その先端に翌年の球根をつくります。3~5枚の細長い葉を根元近くにつけ、中心からまっすぐに茎を伸ばして、先端に1~5輪の花を咲かせます。花は純白で唇弁(しんべん)の先端が3つに割れ、その左右の裂片には多数の深い切れ込みがあって、その形は白鷺を思わせます。冬は球根だけになって冬越しします。ダイサギソウ(Habenariadentata)は...シラサギが羽ばたいた形にみえるサギソウ(箱根シリーズ01)
ペンステモン・スモーリーはシソ科のような花をつけるが、珍しくオオバコ科の花である。花弁の外側の紫色と内側の白の対比はカラミンサとも共通するものだ。秋には葉が紅葉するという。庭に植えておくと長く楽しめるが、丈が少し大きくなりすぎるところが難か。(2019-10東京都神代植物公園)ペンステモン・スモーリー■ゴマノハグサ科(オオバコ科)宿根草(耐寒性多年草)■学名:Penstemonsmallii■別名:ペンステモンパープルライラックなど■花期:初夏■草丈:60cm前後(生育後の高さで花丈も含む)■耐寒性:強■耐暑性:強■日照:日向~やや半日陰■原産地:北アメリカ(原種の主な自生地)■お届けの規格9~10.5cmポット苗花の外側がパープルライラック、内側が白のツートンカラー花立ちよく真っ直ぐ伸びる花茎をたくさん立ち上...長い期間楽しめるペンステモン・スモーリー
ボール咲の大輪「カナリア」。黄色のダリアのうちでもとくに力強い黄色の花が目立つ。(2019-10東京都神代植物公園)カナリア力強い黄色の花が目立つ「カナリア」(ダリア・シリーズ12)
エンビセンノウは燕尾仙翁と書く。花弁がツバメの尻尾のように伸びていることによる命名である。日本原産で、絶滅危惧種に指摘されている。乱獲によるものらしいのは残念である。林の中でぱっと目立つ華麗な赤と特異な花弁の形が仇になったのだろう。(2019-09長野県入笠山)エンビセンノウエンビセンノウ(燕尾仙翁)とは、夏、低地から山野の草原に生える鮮紅色の花を咲かせる綱ナデシコ目ナデシコ科センノウ属の多年草です。花茎先端に多数集まって集散花序を形成する小花は、鮮紅色をした4深裂の五枚弁花が、花火のようなとも、ツバメ(燕)の尾羽のようなとも表現される特異な形状をしています。披針形をした葉は対生のものが茎に沿って90度ずれてつきます。一般名:エンビセンノウ(燕尾仙翁)学名:Lychniswilfordi分類名:植物界被子植物門...華麗な赤が目立つエンビセンノウ(入笠山シリーズ15)
園芸種だろうと思いながらも、長いこと名前が分からなかったカラミンサ。神代植物公園で名札をみつけて喜んだ。ミントのような香りのするハーブ植物だったのだ。シソ科らしい小さな白の花と紫の斑点がかわいい。(2019-10神奈川県川崎市)カラミンサとはカラミンサは、白、ピンク、淡紫色の小さな花が柔らかい茎に群がって咲き、すがすがしいミントの香りを漂わせる宿根草です。葉はハーブティーとしても利用できます。耐暑性、耐寒性に富み、真夏は花が少なくなるものの、初夏から秋まで長期間開花します。性質は丈夫で、植えた翌年にはこんもりとよく茂ります。一般に、カラミンサというとネペタを指すことが多いですが、ほかに花の大きいグランディフローラやその斑入り品種が流通します。ネペタは、葉も花も小さく、切り花の宿根カスミソウのような添え花的な使い...やっと名前が分かってうれしいカラミンサ
ダリア「柚月」は満月のようなと形容されるように、黄色のまんまるのダリア。柚子のような月という命名だろうか。てらいのない黄色の単色で中輪のダリア。(2019-10東京都神代植物公園)柚月十五夜のようなダリア「柚月」(ダリア・シリーズ11)
ゴマナは古くから日本でもなじみの野菊。若い芽や茎は天ぷらなど、食用にもされてきたらしい。ゴマ菜という名前も、この植物が身近にあったみとを思わせる。(2019-09長野県入笠山)ゴマナ(キク科シオン属:多年草:草丈~150センチ:花期~10月)科名:キク科/属名:シオン属和名:胡麻菜/学名:Asterglehnivar.hondoensis本州の山地の日当たりの良い草原見分け方・特徴根茎は横に這い株を立てて群生して高さ100~150センチになる大型の多年草茎葉とも細毛があり触るとざらつき、葉は互生、長楕円形、長さ13~19センチ、幅4~6センチ、葉縁に粗い鋸歯があり先端は尖る花は、9~10月、茎頂に白色径約1.5センチの頭花を散房状に多数つける黄色の筒状花が半球状、白色舌状花が8~12枚つく採集と調整新芽、若芽、...古くから食用にもされてきた野菊ゴマナ(入笠山シリーズ14)
ムラサキシキブは花よりも実が美しいので、多くの場所に植えられている。紫の小さな果実が並ぶと、宝石みたいだ。コムラサキシキブと判別が難しいが、写真でみると葉全体に鋸歯があるので、ムラサキシキブだろう。優雅な名前だが、もともとはムラサキシキミだったらしい。たくさんの紫の実がつく木というわけだ。(2019-10東京都神代植物公園)ムラサキシキブ(紫式部、Callicarpajaponica)はシソ科の落葉低木である。日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。特徴高さ3m程度に成長する。小枝はやや水平に伸びる。葉は対生で長楕円形、鋭尖頭(先端が少し突き出すこと)、長さ6-13cm。細かい鋸歯がある。葉は黄緑で洋紙質、薄くて表面につやはない。初めは表側に細かい毛があることもある。花は淡紫色の...紫の実が宝石のようにきれいなムラサキシキブ
黄金色の花弁が美しいダリア「黄凛」は、ストレートカクタス咲きの中輪のダリア。ときどき桃色が入るところがチャーミング。キリンと読むらしい。たしかに麒麟色かも。(2019-10東京都神代植物公園)黄凛黄金色の花弁が美しい黄凛(ダリア・シリーズ10)
入笠山の湿原を埋め尽くしていたエゾリンドウ。花屋で売っているリンドウはこのエゾリンドウの栽培種だから、わたしたちに馴染みの花ではあるが、こうして日本原産の竜胆がまとまって咲いているのをみると、感激する。(2019-09長野県入笠山)エゾリンドウ(蝦夷竜胆、Gentianatrifloravar.japonica)とはリンドウ科リンドウ属の多年草である。日本原産で、北海道から本州近畿以北にかけて分布し、山地の湿地帯に生える。ホソバエゾリンドウ(Gentianatriflora)の変種。特徴茎の高さ30-100cm。葉は茎に対生し、形は披針形で縁はざらつかない。花期は9-10月にかけて。花は茎の先端と葉腋につき、栄養状態がよければ数段につく。花冠の長さは4-5cm、日が差すと花が開き、リンドウよりも淡い青紫色の花を...湿原を埋め尽くしていたエゾリンドウ(入笠山シリーズ13)
小さな紫の花をつける蔓性のツルマメ。別名や中国名が示しているように、大豆の原種とされている。果実は大豆に似ていて、食用にすることができる。縄文時代から利用されていたとみられている。古代から日本で食用にされてきた植物と思うと、親しみがわく。紫の蝶型の花弁が可憐だ。(2019-10東京都神代植物公園)ツルマメ蔓豆[別名]ノマメ[中国名]野大豆yedadou[英名]wildsoybean[学名]GlycinesojaSieb.etZucc.Glycinemax(L.)Merr.subsp.soja(Sieb.etZucc.)Ohashiマメ科Fabaceaeダイズ属ダイズ(大豆)の原種と考えられている。茎、葉に毛が生え、葉は3小葉で、小葉の長さは3~8㎝の卵形~披針形。花は淡紅紫色の蝶形花で、長さは5~8㎜。萼は5裂...紫の蝶型の花弁が可憐なツルマメ
赤とオレンジのグラデーションが特徴の「プリマドンナ」(ダリア・シリーズ01)
インフォーマルデコラ咲きの中輪のダリア「プリマドンナ」。花弁の先の赤とオレンジのグラデーションが特徴のダリアである。(2019-10東京都神代植物公園)ダリア「プリマドンナ」赤とオレンジのグラデーションが特徴の「プリマドンナ」(ダリア・シリーズ01)
花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ(入笠山シリーズ12)
ピンクの花を一列に並べてつけるので、花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ。コウジュというのは、漢方で乾燥したものを生薬に使っていた香薷という薬草と、匂いが似ているかららしい。花のつき方はどこかシモバシラに似ている。アイヌはナギナタコウジュを「セパエント」と呼んで煮出して茶の代わりにしていたというのを聞くと、親しみがわく。(2019-09長野県入笠山)ナギナタコウジュ(薙刀香需)1年草北海道-九州の山地や道ばたに生える。高さ30-60cm。全体に強い香りがする。葉は対生し、長さ3-9cm、幅1-4cmの卵形-狭卵形で先はとがり、ふちには鋸歯がある。枝先に花穂をだし、淡紅紫色の小さな花をつける。花冠は長さ約5mmの唇形で、ふちは細かく裂け、毛が生えているように見える。花の反対側に苞が整然と並び、苞...花のつき方から薙刀という名前をもらったナギナタコウジュ(入笠山シリーズ12)
コウホネをはるかに小さくしたミニ版のヒメコウホネ。日本固有種だが絶滅危惧種に指定されている。この日はヒメコウホネの花の咲き始めだったらしい。案内係の人がおニューです、と教えてくれた。可憐な黄色い花が愛らしい。(2019-10東京都神代植物公園)ヒメコウホネ姫河骨[学名]Nupharsubintegerrima(Casp.)Makinoスイレン科Nymphaeaceaeコウホネ属地下茎は太く、白色、水底の地中を這い、横へ広がる。葉は束生し、長い円筒状の葉柄がある。水中葉(沈水葉)は質が薄く、縁が波打つ。水上葉(浮葉)は水面に浮かび、水面が低下すると、水面から出て抽水葉となる。水上葉は長さ6~10㎝、幅5~8㎝の広卵形、質がやや厚く、全縁、無毛、表面に光沢があり、基部は深く切れ込む。花柄は長く、水面から上に出て、花...可憐な黄色い花が愛らしいヒメコウホネ
フォーマルデコラ咲のマシュマロピーチ。マシュマロと桃の両方のイメージで名付けられたダリア。ふわふわピンクのマシュマロとピーチのやさしい感じがうまく調和している。(2019-10東京都神代植物公園)マシュマロピーチ命名がうまいダリア「マシュマロピーチ」
キオンの名前は分かりやすい。黄色い紫苑だからだ。紫苑の仲間は白や薄い紫の花が多いので、黄色いキオンはすぐに目立つ。草原の傍らでゴマナに寄り添うにようにして咲いていた。(2019-09長野県入笠山)キオン黄苑[英名]alpineragwort,woodragwort[学名]SenecionemorensisL.SenecionemorensisL.subsp.fuchsii(C.C.Gmel.)Durandキク科Asteraceae(Compositae)キオン属和名は葉が紫色花のシオンに似て、黄色花であることから。キク科の植物は食べることができるものが多いが、このキオンは猛烈な下痢を起こす毒草である。茎は直立する。葉は互生し、長さ5~15㎝、広披針~長楕円形、切れ込みがなく、縁に細かい鋸歯がある。茎頂に直径約2...草原で目立つ黄色い紫苑、キオン(入笠山シリーズ11)
ツルボの名前の由来は不明である。参内傘の別名は、宮廷用の柄の長い傘にみたてたもので、下から順に咲いていく花が、傘のようにみえるのでつけられたのだろう。なぜか納得してしまう。群生しているのを見かけることも多い。秋には貴重な紫の花である。(2019-10東京都神代植物公園)ツルボ[蔓穂]開花時期5月、6月、7月、8月、9月、10月花の色赤、紫名前の読みつるぼ分布北海道から沖縄にかけて分布。海外では、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などにも分布。生育地山野など植物のタイプ多年草大きさ・高さ10~20センチ分類ユリ科ツルボ属学名Scillascilloides花の特徴葉の間から20センチから40センチくらいの花茎を立て、総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)をつける。花は密につき、薄い紅紫色をしている。花被片は6枚、雄し...秋には貴重な紫の花をつけるツルボ
白が混じる赤の大輪のダリア「チアガール」。少しあられのない角度からの写真である。白のまじり方はいろいろらしい。(2019-10東京都神代植物公園)ダリア・チアガール少しあられのない「チアガール」(ダリア・シリーズ07)
フウロは識別が難しいので案内書の記載に頼っている。入笠山ではハクサンフウロが多く、アサマフウロはあまり目立たなかった。草原ではほかではみられない花があふれているので、楽しくなる。色はもう少し濃い目のものが多かったようだ。(2019-09長野県入笠山)草原にあふれていたハクサンフウロ
これも神代植物公園で名札のついていたユウガギク。優雅菊なのではなく、柚子の香りのする柚香菊なのだそうである。日本固有の在来種らしい。寂しそうに咲いているのが、なんとなく似つかわしい。(2019-10東京都神代植物公園)ユウガギク柚香菊[英名]falseaster,Japaneseaster[学名]AsteriinumaeKitam.Kalimerispinnatifida(Maxim.exMakino)Kitam.AsterincisusFisch.var.pinnatifidus(Maxim.exMakino)Nakaiキク科Asteraceae(Compositae)シオン属和名は柚子の香りがするとつけられているが、ほとんど匂わない。ヨメナ属Kalimerisに分類されることもある。草丈は草刈りが行われるよ...柚子の香りがするというユウガギク
赤色に爪白のインフォーマルデコラ咲きのダリア「祝賀会」。名前のとおり、華やかなイメージのダリアだ。白の出方はなかなかコントロールできないのだろう。そこが品種改良の面白さでもあるのだろうが。(2019-10東京都神代植物公園)祝賀会華やかなイメージの「祝賀会」(ダリア・シリーズ06)
頭巾をかぶったような不思議な花ホソバトリカブト(入笠山シリーズ09)
トリカブトの識別は難しいが、南アルプスの前山の入笠山であることから考えて、ホソバトリカブトとしておこう。案内にもこの名前が挙がっていた。頭巾をかぶったような不思議な花だが、草原のいたるところにあふれかえるように花を開いていた。(2019-09長野県入笠山)ホソバトリカブトキンポウゲ科Ranunculaceae学名Aconitumsenanensessp.senanensevar.senanense分類トリカブト属開花時期8-9月地域谷川利根源流八ヶ岳北ア北部中ア北部南ア植生環境亜高山高山草地特記花柄の毛が開出毛のトリカブト。丈は40-100cm、中部の葉は幅5-13cmで基部まで3深裂し、側裂片はさらに2中~深裂、更に欠刻状に裂けて最終裂片は線状被針形~長楕円状被針形で先が尖ります。葉の両面及び茎には曲がった毛...頭巾をかぶったような不思議な花ホソバトリカブト(入笠山シリーズ09)
クコの花は目立たないので、つい見過ごしてしまうが、可憐な紫の花が咲くと、赤いクコの実が実る。どこにでも生える元気な木で、果実は薬にも食用になる優れものだ。クコ酒もおいしいし、精力減退に効くという。昔から親しまれてきた植物だけに、俳句でも好まれた季題だ。江戸時代にはクコの垣根を作る人が多かったらしく、蕪村も「枸杞垣の似たるに迷ふ都人蕪村」と歌っている。「枸杞摘まなこの楽章の終りなば岡崎光魚」も面白い。枸杞という字がきれいなのも、俳句で好まれた一因か。(2019-10東京都調布野草園)クコ(枸杞)落葉低木北海道-沖縄の日当たりのよい原野、海岸、川辺の土手、林縁、道ばたなどに多い。高さ1-2mになる。枝は稜があり、葉腋や枝先には刺がある。葉は互生。短枝の先に束生状につくことが多い。葉身は長さ2-4cmの楕円形-披針形...昔から垣根に好まれたクコ
先白の花弁と副弁が特徴のビューティフルデイズ (ダリア・シリーズ05)
フォーマルデコラ咲きの中輪のビューティフルデイズ。本来は花弁の先に白がはいるものらしいが、この株は単色になっている。花弁の内側に小さな副弁がみえるが、これが特徴の一つらしい。いろいろな工夫があるものだ。本来の花がどのようなものかは、リンク先の写真をごらんいただきたい。(2019-10東京都神代植物公園)ダリア「ビューティフルデイズ」先白の花弁と副弁が特徴のビューティフルデイズ(ダリア・シリーズ05)
秋の草原で赤い花がとくに目立つツリフネソウ(入笠山シリーズ08)
船を釣り上げたような花の形をしているツリフネソウ。秋の草原で赤い花は少ないので、とくに目立つ。花の形も名前もいかにもそれらしくて、うれしくなる。秋になるとツリフネソウをみにいきたいと、そわそわする。(2019-09長野県入笠山)ツリフネソウ(釣舟草)1年草北海道-九州のやや湿ったところに多い。高さ50-80cm。茎はやや赤みを帯び、節がふくらむ。葉は互生し、長さ5-13cm、幅2-6cmの菱状楕円形で細かい鋸歯がある。花序は葉腋から斜上し、紅紫色の花を数個つける。花序の茎には紅紫色の突起毛がある。花は長さ3-4cmで花弁3個、萼片3個からなる。萼片も紅紫色で花弁のように見え、下の1個は大きく袋状になり、その先端は細長い距になって、クルリと巻く。この距の部分に蜜がたまる。花弁は下の2個が大きくて黄色の斑点がある。...秋の草原で赤い花がとくに目立つツリフネソウ(入笠山シリーズ08)
キク科の白い花は識別が難しく、名札だけが頼りになる。これは神代植物公園でシロヨメナと表記のあったものである。高尾山にもたくさん咲いていた。わたしたちの日常に親しい花であるだけに、類似の種が多くなるのだろう。(2019-10東京都神代植物公園)シロヨメナ山に多く、林縁などの半陰地に生える。全体に毛は少なく、まばら。茎は直立~やや斜上し、やや紫色を帯び、下部はほぼ無毛。葉は長さ5~15㎝、幅2~5㎝、先が尖り、長楕円状披針形、3脈が目立ち、下部の葉では粗い鋸歯がある。葉に毛がほとんどないため、葉裏の脈が目立ち、ざらつかない。基部はくさび形で、根元に近いところでくびれてやや翼状になり、柄はほとんどない。花柄は長さ0.5~3㎝。花は普通、白色で、直径1.5~2㎝と小型。総苞は長さ約4㎜、筒形~球形。総苞片は3列。果実は...身近なキク科の植物だけに見分けにくいシロヨメナ
インフォーマルデコラ咲きの「ホワイトブレス」(ダリア・シリーズ04)
インフォーマルデコラ咲きの中輪のホワイトブレス。清楚な感じのダリアで白の花もよいものだと思わせる。白の吐息という名前のイメージよりも強い花だ。(2019-10東京都神代植物公園)ホワイトブレスインフォーマルデコラ咲きの「ホワイトブレス」(ダリア・シリーズ04)
平地でもたくさんみられるミゾソバであるが、入笠山のミゾソバは華麗な花の傍らで妙に気になった。湿原に群生していたからだろうか。人の目をきにせず、すっくと立っている姿がりりしい。名前は溝に生えているソバに似た花ということで、ごく分かりやすい。花はママコノシリヌグイに似ている。どちらもよくみるときれいな花である。(2019-09長野県入笠山)ミゾソバ(溝蕎麦、学名PolygonumthunbergiiまたはPersicariathunbergii)は、タデ科タデ属(Polygonum)またはイヌタデ属(Persicaria)に分類される一年生草本植物である。分布東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布する。日本では北海道・本州・四国・九州の小川沿いや沼沢地、湖岸などに分布する。特に稲作地帯などでコンクリート護岸化されて...すっくと立つ立ち姿にひかれたミゾソバ(入笠山シリーズ07)
シロバナヤマハギは名前通りのハギの白花。萩の色はピンクを見慣れているので、白いとおやと驚く。「白萩のしきりに露をこぼしけり」正岡子規「寒山落木」。調布の野草園にて。(2019-10東京都調布野草園)山萩(ヤマハギ)はマメ科ハギ属の落葉低木である。日本各地に分布し、日当たりのよい山野に生える花の色は紅紫色だが、稀に白花のものがあり、白花山萩(シロバナヤマハギ)と呼ばれる。樹高は1メートルから2メートルである。枝はほとんど枝垂れない。葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)で、互い違いに生える(互生)。小葉の形は楕円形で、表面にも裏面にも毛が生える。開花時期は7月から10月くらいである。葉の脇から総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、白い蝶形の花をつける。花の後にできる実は豆果(莢の中に種子が...白萩のしきりに露をこぼしけり
橙色一色の花をつけるユニークなサラマンドラ。セミカクタス咲の個性のある一輪である。サラマンドルは火を司る精霊であり、炎の色から名付けられたのだろう。炎天下に紅の炎を吐く龍を思わせる花である。(2019-10東京都神代植物公園)秋田のダリア‐サラマンドラ炎天下に紅の炎を吐く龍サラマンドラ(ダリア・シリーズ03)
アカバナは花が赤いからアカバナだと素朴に思っていたが、赤くなるのは花だけではなく、茎や葉もらしい。赤い花はたくさんあるから、この名前がついたのは秋が近づくと茎や葉が濃い紅色になることによるのだろう。小さな花で、写真で花の赤を出すのに苦労する。アカバナ科アカバナ属アカバナという一人独鈷の花である。(2019-09長野県入笠山)アカバナ(赤花)多年草北海道-九州の山野の水湿地に生える。高さ30-70cm。茎には細かい毛がある。葉は対生し、長さ2-6cm、幅0.5-3cmの卵形-卵状楕円形で、基部はしばしば茎を抱く。茎や葉は赤みを帯びることが多い。葉腋に直径約1cmの紅紫色の花をつける。花弁は4個で浅く2裂する。柱頭はこん棒状。萼には腺毛が多い。さく果は長さ3-8cmの細長い棒状で、熟すと4裂する。花期は7-9月。(...茎も葉も赤くなるアカバナ(入笠山シリーズ06)
アレチハナガサという名前はどうしてつけられたのか分からないが、ヤナギハナガサからの類推だろうとも言われている。たしかに園芸種のヤナギハナガサと花の形はそっくりだし、ヤナギハナガサの花なら、花笠と呼ばれても不思議はない。それが荒地でみつけられたからというのである。荒地では群生しているらしい。(2019-10東京都調布野草園)アレチハナガサ(クマツヅラ科)南アメリカ原産の多年生草本。1967年頃から福岡県や神奈川県で見出され、現在では関東地方以西の市街地の道端、荒れ地や河川敷に大きな群落を作っています。(「帰化植物写真図鑑」より)天草各地の空き地や道端などいろいろな場所で群落をつくっているのを見かけます。草丈が高く荒れ地などにたくさん生えているのですが、花が小さくてあまり目立たないので人の目にはつきにくいかと思いま...荒地に群生するアレチハナガサ
濃い赤色の大輪をつけるダリア「艶舞」(ダリア・シリーズ02)
インカーブドカクタス咲の濃い赤色の大輪をつける艶舞。真ん中の黄色の花芯が少しだけ見えている。立派な花姿が圧倒的だ。いかにも夏らしいダリアの花だ。(2019-10東京都神代植物公園)艶舞濃い赤色の大輪をつけるダリア「艶舞」(ダリア・シリーズ02)
草原の斜面に群生して白く覆っていたサラシナショウマ。サラシナの名前は晒菜で、葉を水に晒して食べたことによるものらしい。白くて大きな穂が目立つ。花の形がイヌショウマと少し似ているが、ショウマのうちでは穂がもっとも大きな部類ではあるまいか。白い帆には多くの昆虫があつまる。後ろで吸蜜しているのはイチモンジセセリだろう。(2019-09長野県入笠山)サラシナショウマ(晒菜升麻)多年草北海道-九州の山地の木陰や草原に生える。地下茎は横に伸びる。茎は高さ1mに達し、上部は分枝して短毛を密生するが、下部は無毛。葉は互生し、長柄があって大きく、下葉は35-55cm、3回3出、上部のものは2-3回3出。葉柄基部は広がり膜質となって茎を抱く。小葉は卵形、欠刻縁、鋭頭または鋭尖頭、両面に短毛を散生する。長い総状花序をつける。花柄は5...白く大きな穂がめだつサラシナショウマ(入笠山シリーズ05)
サルビアに似た黄色い大きな花弁をつけるキバナアキギリ。奥高尾の城山につづく道筋でもみかけた。ふっくらと大きな蕾がめだつ。別名は琴柱草。琴柱は、琴の弦の下に立てて音を調整する人型の道具で、この花の姿がたしかに人型にもみえる。またアサギリの名前通り、色は違うが、形だけをみると、桐の花と似ていないことはない。(2019-10東京都調布野草園)SalvianipponicaキバナアキギリScientificnameSalvianipponicaMiquelCategoryPerennialOriginJapan-Honshu,Shikoku,KyushuHeight0.4mFloweringSummer-FallFlowercoloryellow別名コトジソウキバナアキギリを漢字で書くと「黄花秋桐」.別名コトジソウは,...黄色い大きな花弁をつけるキバナアキギリ
白地に赤の斑点が目立つ「星のささやき」(ダリア・シリーズ01)
神代植物公園のダリア園を訪れて、ダリアの花の多様性と美しさに感銘をうけた。しばらくダリアの品種の鑑賞をしてみよう。ダリア「星のささやき」はボール咲の白の花弁に血のような赤が散っていて、目を引く。(2019-10東京都神代植物公園)星のささやき白地に赤の斑点が目立つ「星のささやき」(ダリア・シリーズ01)
しっとりとした風情がすばらしいアケボノソウ(入笠山シリーズ04)
すてきな名前をもらったアケボノソウだが、花もとても典雅だ。花弁の先にある緑の点が黎明の星のようにもみえる。花そのものは地味だが、この花をみつけるとうれしくなる。草原の花にはとても目立つものが多いが、白と緑だけのアケボノソウは、しっとりとした風情がすばらしい。(2019-09長野県入笠山)アケボノソウ(曙草)越年草北海道-九州の山の谷間の湿地に生える。根出葉は花時にはなく、茎は高さ60-90cmで直立、分枝し4稜線がある。葉は有柄で長さ柄と共に5-16cm、幅2-5cm、毛はなく3脈が目立つ。萼片は広倒披針形で花冠の約1/3長。花冠は白色、5深裂し裂片は長さ10-13mm、上半に濃緑の細点があり中央部に黄色円形の2腺体がある。さく果は花冠より少し長く、種子は長さ約0.9mmで細瘤状突起がある。花期は9-10月。(...しっとりとした風情がすばらしいアケボノソウ(入笠山シリーズ04)
これもあまりみかけない野草の一つ、カラスノゴマ。この時期に黄色い花は目立つし、仮雄しべが突き出しているのが特徴である。和名に動物の名前がつくのは多いが、この花にカラスの名がついている理由はよく分からない。仮雄しべがあるのはウメバチソウと同じだが、ウメバチソウほどに精密な構造を作らない。葉の下にうつむくように咲くので、写真を撮るのに苦労する。(2019-10東京都調布野草園)カラスノゴマCorchoropsiscrenataSieb.etZucc.は、黄色い花を付ける1年草。花の中央から仮雄蕊が特別に長く突き出しているのが目立つ。現在のAPG分類体系ではアオイ科に分類される。従来の分類ではシナノキ科若しくはアオギリ科に分類されていた。特徴直立する1年生草本。茎の断面は丸く、直立に伸びて高さ30-60cmになる。葉...葉の下でうつむくように咲くカラスノゴマ
希少になった水生植物のアサザの花は、開花している状態の写真がずっと撮れないでいる。仕方がないので、少し小さいのだが、開きかけのものを。背後に移っている葉はいかにもアサザらしいものなので、間違いないと思う。神代植物公園で葉だけはたくさん増えていた。花ジュンサイという名前が似合う水草だ。(2019-10東京都神代植物公園)アサザ[浅沙]開花時期5月、6月、7月、8月、9月花の色黄名前の読みあさざ分布本州から九州ユーラシア大陸の温帯地域に広く分布生育地池や沼に生える浮葉植物植物のタイプ水生大きさ・高さ5~10センチ分類ミツガシワ科アサザ属学名Nymphoidespeltata花の特徴縁が糸状に裂けてフリルのようになった黄色い花を花茎の先につける。花びらは5枚あるが、花の根元はつながっており、合弁花である。一日花で午前...希少になった水生植物アサザ
高原の雰囲気が似つかわしいマツムシソウ(入笠山シリーズ04)
マツムシソウはいかにも高原の雰囲気が似つかわしい花だ。探すときにはみつからないのも、あるところにはあふれるほどに咲いている。名前も典雅だ。高原ではヒョウモンチョウが好んでこの花に集まっていた。虫たちが上に乗りやすい構造になっているので、多くの昆虫をみかける花だ。(2019-09長野県入笠山)マツムシソウ(松虫草、Scabiosajaponica)は、マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草・多年草。北海道、本州、四国、九州に分布する日本の固有種で、山地の草原に生育する。特徴草丈はおよそ60-90cmで、葉は対生し、羽状に裂ける。夏から秋にかけて紫色の花をつける。花は頭状花序で、花の大きさは径4cmほどである。開花時期は、8~10月。葉を出して冬を越し、花を付けてから枯れる冬型一年草(越年草)だが、高地では枯れずに2...高原の雰囲気が似つかわしいマツムシソウ(入笠山シリーズ04)
タヌキマメという命名はユーモラスだ。写真にみられるように果実を包む萼がタヌキの体毛のようだという説もあるし、もっと別のことを考える人もいるだろう。花はマメ科の植物らしく、小さいけれどもきれいな形と色をしている。調布の野草園で育てられていたもので、ふだんはあまり見かけたことがない花だ。(2019-10東京都調布野草園)タヌキマメ科名:マメ科学名:Crotalariasessiliflora原産地:日本朝鮮半島台湾中国熱帯アジア草丈:20cm-70cm主な開花期:8月-9月タヌキマメとは花小さいけど、キレイな色をした花全面が毛で被われている萼東は日本から西はインドまで広く分布するマメ科タヌキマメ属の植物で、花後に枯れる一年草です。日本では本州(宮城より南)、四国、九州、南西諸島まで分布します。土手や池の周りのような...ユーモラスな名前をもらったタヌキマメ
キツネノマゴは小さな紫の花を密につけるが、目立たないので、足元で踏んづけられそうである。よく見ると可憐な花なのだが、人々の眼にはあまりとまらないようだ。夏の終わりころには珍しかったが、秋になると道端でふつうにみかけるようになった。(2019-9川崎市道端)キツネノマゴ(JusticiaprocumbensL.)は、キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草である。特徴道端に生える小柄な雑草である。やや湿ったところを好む。夏に赤紫の小さな花をつける。本州から九州、朝鮮、中国からインドシナ、マレーシア、インドなどに分布する。茎は根元がやや横に這い、分枝してやや立ち上がる。高さは10-40cm程度、茎は下向きの短い毛が生えている。茎には節があり、節ごとに葉を対生する。葉は長さが2-4cm短い柄があって卵形で柔らかく、先端は...小さな紫の花を密につけるキツネノマゴ
クリスマスの飾りつけのようなクサボタンの花(入笠山シリーズ03)
薄紫の花をつけるクサボタンも、あまり目立たない植物だが、鐘の形をした花がたわわについているのをみると、感動する。ともかく豪奢な花なのだ。なんだか一人でクリスマスの飾りつけをしているような植物だ。(2019-09長野県入笠山)クサボタン(草牡丹、学名:Clematisstans)は、キンポウゲ科センニンソウ属の半低木。有毒植物。特徴つる性が多いセンニンソウ属の仲間であるが、茎は直立し、高さは1mになる。冬には大部分が枯れるが、茎の基部が木質化するため、茎の下部は残る。葉は1回3出複葉で、長い葉柄をもち茎に対生する。小葉は長さ4-13cmの卵形で3浅裂し、先端は鋭くとがり、縁は不ぞろいなあらい鋸歯がつく。花期は8-9月。茎の先端や葉腋から集散状の花序を出し、淡紫色の花を多数つけ、しばしば円錐状になる。細い鐘状になる...クリスマスの飾りつけのようなクサボタンの花(入笠山シリーズ03)
マメ科のコマツナギは、赤い蝶型の花をつける同じ仲間の植物のうちでも、すっくと立ち上がるので見分けやすい。これは分類では草ではなく木であり、茎は馬をつなげるほど強いというが、あまりそんな感じはしない。それでもアレチヌスビトハギなどと比べると、小さな木としての貫禄があるようだ。名前に面白みのある花なので、俳句の世界でもそれなりに歌われている。「ここよりは山坂けはし駒つなぎ増田宇一」。(2019-9川崎市道端)コナツナギ(学名:Indigoferapseudotinctoria)は、マメ科の被子植物である。日本の本州から九州、朝鮮半島、中国に分布する。概要コマツナギは、日当たりの良い、原野、道端などに生える草本状の小型の低木である。根は、硬くて丈夫である。幹は高さ60-90cmで、径1.5cmぐらいになる。枝は細長く...ここよりは山坂けはし駒つなぎ
水辺で小さな黄緑色の花をつけるゴキヅル。うっかりすると見逃してしまう。ゴキとは合器(碁石を入れる器)のことらしい。果実がその形に似ているのだという。面白い名前をもらったものだ。この時期にまだ果実は実っていなかったが。(2019-09東京都神代植物公園)ゴキヅル(合器蔓)つる性1年草北海道-九州の水辺に生える。葉は長さ5-10cm、幅2.5-7cmの三角状披針形で、先端は尖る。葉腋から花序をだし、小さな黄緑色の花をつける。雌雄同株。花序の上部に雄花が総状につき、基部に雌花が1個つく。花は5全裂し、裂片は細長い。萼も同じ形なので、花びらが10個あるように見える。雄花の中心部には5個の雄しべがある。雌花は雌しべのまわりには退化した雄しべがある。果実は長さ約1.5cmの蓋果(がいか)で、熟すと横に割れる。なかには黒褐色...水辺で小さな黄緑色の花をつけるゴキヅル
目立たない花だけに、みつけるとうれしくなるハナイカリ(入笠山シリーズ02)
ハナイカリは目立たない花だ。花が黄色から緑色だからだろう。それでもよく見ると、碇の形をした花がたくさんついていて、うれしくなる。目立たない花だけに、みつけると愛着がわく。(2019-09長野県入笠山)ハナイカリ花碇、花錨[学名]Haleniacorniculata(L.)Cornazリンドウ科Gentianaceaeハナイカリ属茎の断面は綾のある四角形。葉は対生し、長さ2~6㎝の長楕状卵円形、3~5脈があり、全縁。葉先が尖り、葉の基部は楔形になり葉柄に続く。茎上部の葉腋の集散花序に長い花柄のある淡黄色花を上向き~横向きにつける。花冠の先は4裂して尖る。花冠の基部には淡黄色~白色の4個の距があり、錨形に見える。距は長さ3~7㎜。萼は4深裂し、線形の裂片が距の間から尖って見える。蒴果は長さ6~10㎜。種子は長さ約1...目立たない花だけに、みつけるとうれしくなるハナイカリ(入笠山シリーズ02)
ニラは野菜としては馴染みだが、きれいな花をつけることはあまり知られていないようだ。万葉の頃はミラと呼ばれていたらしい。それが中世の頃にニラとかわり、女房言葉では文字数からきたフタモジという名前で呼ばれたらしい。面白い由来である。歴史の古い植物だけに俳句でも好まれた季題である。「つれづれにとればあつき手韮の花飯田龍太」はうまいかも。(2019-9川崎市道端)ニラ(韮、韭、Alliumtuberosum)はネギ属に属する多年草。緑黄色野菜である。名称『古事記』では加美良(かみら)、『万葉集』では久々美良(くくみら)、『正倉院文書』には彌良(みら)として記載がある。このように、古代においては「みら」と呼ばれていたが、院政期頃から不規則な転訛形「にら」が出現し、「みら」を駆逐して現在に至っている。近世の女房言葉に二文字...きれいな花をつけるニラ
髭もじゃの黄色い彼岸花ショウキズイセン(園芸種シリーズ20)
黄色の彼岸花、名前はショウキズイセン。鍾馗さまは髭もじゃなので、雄しべを髭に見立てた命名だろう。英語名の黄金色の蜘蛛百合もなかなかうがった命名かも。それでも赤い彼岸花が有名な日本では、どうしても黄色のヒガンバナとしかみえない。花の咲き方も百合風というよりも彼岸花風だし。(2019-9川崎市道端)ショウキズイセン鍾馗水仙[別名]ショウキラン(鍾馗蘭)[中国名]忽地笑hudixiao[英名]goldenspiderlily,yellowspiderlily[学名]Lycorisaurea(L'Her.)Herb.LycoristraubiiW.Hayw.ヒガンバナ科Amaryllidaceaeヒガンバナ属日本、台湾のショウキズイセンをLycoristraubiiに分ける説もある。ショウキランともいわれるが、ショウキ...髭もじゃの黄色い彼岸花ショウキズイセン(園芸種シリーズ20)
道端に咲いていたクサギ。これまで気づかなかった花だ。受粉のための戦略がいろいろと考えてあって、その工夫に驚く。葉が匂うためにクサギと呼ばれるらしいが、花そのものはよい香りを放つ。蕾もピンクでかわいい。果実は草木染などにも活用されているらしい。もっと身近に増えてもいい植物かも。(2019-9川崎市道端)クサギ(臭木、Clerodendrumtrichotomum)は日当たりのよい原野などによく見られるシソ科の落葉小高木。葉に悪臭がある事からこの名がある。日本全国のほか朝鮮、中国に分布する。従来はクマツヅラ科に入れられてきたが、現在はシソ科に移されている。種小名は、「三分岐」の意味で、花序の枝を指す。特徴葉は大きく、長い葉柄を含めて30cmにもなり、柔らかくて薄く、柔らかな毛を密生する。葉を触ると、一種異様な臭いが...白い花はよい香りを放つクサギ
秋の七草の一つのフジバカマ。今では絶滅危惧種だというから寂しい。それでも高原にでかけるとまだ多くみかける。入笠山では山の斜面の草原にたくさん咲いていた。蝶たちも好む花である。咲いた後よりも咲きかけて小豆色にみえるころがすてきだ。別名アララギは短歌結社の名前としても有名だ。(2019-09長野県入笠山)フジバカマの基本情報学名:Eupatoriumjaponicum(Eupatoriumfortunei)和名:フジバカマ(藤袴)その他の名前:アララギ、香草(こうそう)、蘭草(らんそう)科名/属名:キク科/ヒヨドリバナ属特徴フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。夏の終わりから秋の初め、茎の先端に直径5mmほどの小さな花を、長さ10cm前後の房状に多数咲かせます。川沿いの湿った...蝶たちにも好まれるフジバカマ(入笠山シリーズ01)
名前とは裏腹に優雅な花をつけるママコノシリヌグイ(高尾山シリーズ11)
ママコノシリヌグイとは、なんともひどい名前をつけたものである。茎に棘があるので、継子の赤子をこの花で拭いたら、痛がって泣くだろうというのだ。韓国では「嫁の尻ぬぐい」というそうだ。赤ん坊とは違って、姑がこの花で嫁のお尻をぬぐうのは、なかなか考えにくいが、どちらの名前も民衆的な想像力の豊かな働きをうかがわせる。中国名はとげのあるタデというあっさりとした即物的な命名だが。名前はともかく、よく見ると白の花弁に紅をさしたような「おしろい花」とでも呼べるような優雅な花だ。(2019-08東京都高尾山)ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い、学名:Persicariasenticosa)は、タデ科イヌタデ属(またはタデ属)の1年草。トゲソバ(棘蕎麦)の別名がある。和名は、この草の棘だらけの茎や葉から、憎い継子の尻をこの草で拭くとい...名前とは裏腹に優雅な花をつけるママコノシリヌグイ(高尾山シリーズ11)
トチカガミのトチはスッポンの方言で、スッポンが眺める鏡ということらしい。不思議なに名前をもらったものだ。沼などに生える水草だが、絶滅危惧種に指定されている。神代植物公園の水槽でたくさん咲いていた。(2019-09東京都神代植物公園)トチカガミHydrocharisdubia(Bl.)Backerトチカガミ科トチカガミ属トチカガミは北海道を除く全国の池、川に群生する浮葉性の多年草。葉が丸いため、スッポン(鼈;方言でトチ)のカガミ(鏡)の意味から名前がついた。水温の高い時期はほふく茎を伸ばして広がり、水面を覆う。茎は淡緑色で水中を直進し、5~20cm位に葉と根を出す。葉はほとんど円形のハート型で濃緑で光沢がある。裏面気嚢(浮袋)があるのが特徴だが、葉が混み合って水上に伸びた葉(気中葉)では気嚢は未発達で、水上葉より...今では希少になったトチカガミ
セイロンマツリはルリマツリの花の色が白いバージョン。「まつり」がジャスミンの中国名だとは知らなかった。たしかにジャスミンを茉莉花と呼ぶことはよく知られているのだが。お祭りとはまったく関係がないらしい。白の清楚な花と、五弁のきれいな花弁が魅力的だ。(2019-10川崎市道端)セイロンマツリせいろんまつり(セイロン茉莉)イソマツ科分類:木・落葉学名:Plumbagozeylanicaルリマツリ、ルリマツリモドキやブータンルリマツリと同じイソマツ科の仲間でセイロン原産。マツリ(茉莉)とは中国名のジャスミンのことでハゴロモジャスミンやオオバナソケイがこれに当たる白の清楚な花が魅力のセイロンマツリ(園芸種シリーズ19)
山の木陰に群生することが多いテンニンソウ(高尾山シリーズ10)
あまり見栄えはよくないテンニンソウ。天人草という名前も不思議で、そぐわない。山の木陰に群生していることが多い。三つ峠でも群生していた記憶がある。これを見ると、ああ山に来たなと思う。日本固有種だそうである。(2019-09東京都高尾山)テンニンソウ(天人草、学名Leucosceptrumjaponicum)は、シソ科テンニンソウ属の多年草。特徴地下に太い木化した根茎があり、そこから四角の草質の茎を出して直立する。高さは50-100cmになり、上部はまばらに分枝するものもある。茎に若い時に星状毛があるかまたは無い。葉は対生し、長楕円形から広披針形で、長さ10-25cm、幅3-9cmになる。葉の先端はとがり、基部はくさび形になって葉柄につづき、縁に鋸歯がある。花期は9-10月。茎先に花序をつけ、若い花序に重なっておお...山の木陰に群生することが多いテンニンソウ(高尾山シリーズ10)
ミゾカクシは五月末頃に紹介した。田んぼでみつけた株だった。こちらの写真は、神代植物公園で大切に育てられていたもの。花の形が特徴的でよく目立つ。少し紫がかっているが、すべて紫のものもあるらしい。(2019-09東京都神代植物公園)ミゾカクシ(溝隠)多年草日本全土の田の湿り気のあるところに生える。高さ10-15cm。茎は細く、地を這って長く伸び、節から根を出して増える。葉は長さ1-2cm、幅2-4mmの披針形で左右2列にをまばらに互生する。葉腋から長い花柄をのばし、淡紅紫色を帯びた花を1個つける。花が終わると花柄は下を向く。花冠は長さ約1cmでほぼ同じ大きさに5裂する。花冠の裂片は、横向きに2個、下向きに3個と片寄ってつく。雄しべは葯が合着して花柱を取り囲み、ヘビが鎌首をもたげたように見える。雄しべが花粉をだしてか...花の形がユニークなミゾカクシ
葉もなしで優雅な花を咲かせるコルチカム(園芸種シリーズ18)
葉もないところからサフランのような花を突然開くコルチカム。机の上の球根からも咲くという便利な花だ。優雅な色の花なのに惚けたような様子がおかしい。(2019-10川崎市道端)コルチカムとは特徴コルチカムは60種ほどの原種があり、欧州、中東、北アフリカの地中海沿岸地域に自生しています。ほとんどが秋咲きで、ピンクや藤色の花ですが、C・ルテウムのように黄花で春咲きの種類などもあります。C・オータムナーレ(イヌサフラン)やC・スペシオサムを中心にいくつもの園芸品種が育成され、秋の花壇を彩る花として利用が多く、夏~秋植え球根ですが、数年間の植えっぱなしも可能です。また、土に植えなくても、机の上や窓辺に球根を置いておくだけでも花が咲く性質をもっているので、受け皿やコップなど、さまざまな容器を使って花が楽しめます。褐色の皮をか...葉もなしで優雅な花を咲かせるコルチカム(園芸種シリーズ18)
ガガブタは鏡蓋と書き、昔の手持ちの鏡の蓋から名付けられたようだが、あまりすっきりしない。英語名watersnowflakeは、水に浮かぶ花を雪の結晶にみなしたものだろう。優雅な名前である。小さなスイレンのような葉に、可憐な花をつける。(2019-09東京都神代植物公園)ガガブタガガブタ(鏡蓋、Nymphoidesindica)はミツガシワ科アサザ属の多年草。湖沼やため池などにみられる水草である。分布アジア、アメリカ、アフリカ、オーストラリアの温帯域に広く生育する。日本の本州以西や台湾などにも分布している。あまり深くない止水域に出現する。ただし池沼の改修工事や水質汚濁などに伴い、日本では個体群が減少傾向にある。形態、生態ガガブタの花浮葉性、または抽水性の植物で、地下茎をのばして生長する。スイレンに似た円心形もしく...雪の結晶のような小さな白い花が可憐なガガブタ
イセハナビという名前の由来は不明である。伊勢とも花火とも縁のなさそうな小さなピンクから紫がかった花をつける。高尾山のほかのところではあまりみかけず、野草園で大事にされていた。(2019-09東京都高尾山)イセハナビシソ目キツネノマゴ科イセハナビ属イセハナビ種英名Strobilanthesjaponicus別名伊勢花火,GreenMondoGrass原産地東南アジア生活型多年草イセハナビ(伊勢花火、学名:Strobilanthesjaponicus)は東南アジア原産で、キツネノマゴ科イセハナビ属の多年草です。夏から秋に、薄赤紫色の唇形の花を咲かせます。日本へは観賞用として中国を経由して伝来したものが野生化しました。葉は長楕円形で対生につきます。花弁の先は5深裂します。一般名:イセハナビ(伊勢花火)、学名:Stro...ピンクの小さな花をつけるイセハナビ(高尾山シリーズ09)
紫のきれいな花を房でつける豪華なフサフジウツギ(園芸種シリーズ17)
フジウツギの仲間にはいろいろな花があるが、フサフジウツギは大きな房になった花が豪華にみえる。次々と房がたれさがって花をつけるので、花期はかなり長くなる。いかにも植物園好みの花だ。蝶も好んでこの花にやってくる。(2019-09東京都神代植物公園)フサフジウツギ(房藤空木)落葉低木中国原産の栽培植物が逸出したものと考えられていたが、本州中部の石灰岩地に自生する在来植物とする説もある。日本で見られるフジウツギ属のなかではもっとも大形で、高さ3mに達するものもある。花筒の外面に毛や腺点がほとんどなく、葉の裏面に軟らかい星状毛が密生することなどが特徴。花は香りがよい。花期は6-9月。(樹に咲く花)学名は、Buddlejadavidiiゴマノハグサ科フジウツギ属フジウツギ花筒外面に星状綿毛密生、葉裏面は淡緑色星状毛散生、葉...紫のきれいな花を房でつける豪華なフサフジウツギ(園芸種シリーズ17)
ヒマワリに似た花を咲かせるキクイモモドキ(園芸種シリーズ16)
キクイモモドキという名前は、キクイモに似た花を咲かせるが、根っこはキクイモのように大きな薯ではないということから、「モドキ」というらしい。園芸種にそんな名前をつけなくてもヒメヒマワリでもいいではないかとも思うが、明治時代に渡来したというから、歴史は古いのだ。ヒマワリに似た花を咲かせる種は多いし、この花がそれほどヒマワリに似ているわけでもないので、モドキも仕方ないか(笑)。(2019-09東京都神代植物公園)キクイモモドキ(ヒメヒマワリ)[菊芋擬き]開花時期7月、8月、9月、10月花の色黄、オレンジ名前の読みきくいももどき(ひめひまわり)分布原産地は北アメリカ日本へは明治時代の半ばに渡来した。生育地庭植え植物のタイプ多年草大きさ・高さ50~150センチ分類キク科キクイモモドキ属学名Heliopsisheliant...ヒマワリに似た花を咲かせるキクイモモドキ(園芸種シリーズ16)
優雅な名前をもらったマツカゼソウ。由来はいろいろと考えられているが、不明だ。小さな花をつけるこの植物がミカン科で唯一の草本だというのは意外だ。花が終わると蜜柑のような小さな実をつけるらしい。終わりかけの花にもう緑色の小さな実のようなものができているのが見えて、かわいい。あちこちと勝手な方向を向く花のつき方も「松風草」という名前に似合っている。(2019-09東京都高尾山)マツカゼソウ学名Boenninghauseniajaponica別名松風草分類ミカン科マツカゼソウ属(多年草)多くの丸い小葉が、風に揺れるさまの風情から松風をイメージしたのか?。原産・分布本州(宮城県以南)、四国、九州神奈川県丘陵から山地の樹林内に分布。相模川より西部に多い。花の時期8月~10月山地の林縁や林道脇などに生える。ミカン科唯一の草本...優雅な名前をもらったマツカゼソウ(高尾山シリーズ08)
ヒヨドリバナという名前は、ヒヨドリのなく頃に咲くというのだが、実際にはヒヨドリは一年中ヒーヨ、ヒーヨと鳴いている。花は類縁のフジバカマとよく似ている。もじゃもじゃした花がどこかコミカルだ。(2019-09川崎市道端)[ヒヨドリバナ](広義)北海道〜九州の低山地の草原や林縁、ときに明るい林床に生える。根茎は短く肥厚する。茎は単一か数本束生し、高さ(0.1〜)0.3〜1.6m、まばらに曲がった毛が生え、上部で長い枝を分ける。葉は対生して長さ0.3〜1cmの柄があり、葉身は卵状長楕円形で長さ4〜18cm、幅1〜6cm、短鋭尖頭、基部はくさび形で、分裂しないかさまざまな程度に分裂し、縁には鋭鋸歯があり、質やわらかくて光沢はなく、両面に曲がった短毛があり、裏面には腺点があることが多い。頭花は枝先に頂の平たい散房状に密に集...もじゃもじゃした花がどこかコミカルなヒヨドリバナ
エキナセアはムラサキバレンキセクという和名でも知られている。バレンとは木版画の刷り具のことだが、花の中心部がもり上がっているところをバレンにみたてたものだろう。赤、白、黄色のエキセアが神代植物公園で咲き乱れていた。花の格好がどこかやんちゃ娘のようでかわいい。(2019-09東京都神代植物公園)エキナセアとは特徴エキナセアは、花の中心部がクリのイガのように球状に大きく盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がります。くっきりした花形で存在感があり、花の観賞期間が長いので、夏花壇の彩りに重宝します。古くから切り花にも利用され、花後も球状の形が長く残り、ドライフラワーにもなります。ルドベキア属に近い仲間で、北アメリカに9種があり、主に栽培されるのは、ムラサキバレンギクと呼ばれるプルプレア種です。ほかには、細葉の...やんちゃ娘のようなエキナセア(園芸種シリーズ15)
生い茂って、ときには樹木の姿を隠してしまうほどに成長力の強いクズ。嫌われ者で刈られてしまうが、花はとても美しい。大きな葉に隠れていることが多いが、もっと注目されてもいい。「隠るるごと葉裏葛咲き奥石見能村登四郎」。俳句の世界ではとても好まれている季題だ。「捨て猫の舌の紅さよ葛の花石田波郷」も鮮烈だ。「葛の花くらく死にたく死にがたく渡邊白泉」も強烈。それでも忘れられないのは、釈迢空の歌「葛の花踏みしだかれて、色あたらし。この山道を行きし人あり」だ。葛の花をみるたびに、この歌が脳裏に浮かんで離れない。民俗学の泰斗だった折口信夫は調査のために人里離れた村をめぐりつつ、葛の花に目を慰めたに違いない。「あたらし」は「鮮らし」だろう。(2019-09川崎市道端)クズ(葛、学名:Puerariamontanavar.lobat...葛の花踏みしだかれて色あたらし(釈迢空)
群生しているので、どうしても目につくモミジガサ(高尾山シリーズ07)
花の様子からヤブレガサかと思ったモミジガサ。葉っぱはモミジの形だった。花は目立たないが、群生しているので、どうしても目につく。ヤブレガサと同じように若芽はおいしいらしい。よくみると、蕾もそれなりにかわいい。(2019-09東京都高尾山)モミジガサ(紅葉笠、学名:Paraseneciodelphiniifolius)は、キク科コウモリソウ属の多年草。別名、シドケ、シトギ、モミジソウ。春、茎が20-30cmに伸び、茎先の葉がまだ展開しないものは山菜として食用にされる。特徴茎の高さは60-80cm。葉は長い葉柄をもって茎に互生し、葉柄は茎を抱かない。葉はモミジ状に裂け、表面は無毛で裏面にはまばらに絹毛がある。葉身は長さ15cm、幅20cmになる。花期は8-9月、茎の先に円錐花序状にやや紫色を帯びた白色の頭花をつける。...群生しているので、どうしても目につくモミジガサ(高尾山シリーズ07)
カラスウリの赤い実は誰もが知っているだろうが、白いネットのような花を開くことはあまり知られていないかもしれない。昼間はしぼんでしまうので、なおさらだ。赤い実をランタンにして遊ぶという風習は初めて知った。カラスが好んで食べるからカラスウリだと信じていたが、カラスがとくに好むという事実はないようだ。それでもこの植物が親しまれていることは、「玉章(たまずさ)・ツチウリ・キツネノマクラ・ヤマウリ」などの多数の別名をもっていることからもうかがえる。玉章は手紙のことだが、「種子の形が結び文に似ているところから」らしい。はて、あの実が結び文に似ているだろうか。もちろんこれほど親しまれている植物だから、俳句の世界でもなじみの季題だ。「烏瓜ともりひとりの園遊会山口青邨」。(2019-09川崎市道端)カラスウリ(烏瓜、唐朱瓜、Tr...長らく人々に親しまれてきたカラスウリ
九月初旬のこの時期の高尾山は全山でタマアジサイが咲き誇っていた。紫陽花の季節は終わったが、蕾が玉のように花弁を包んでいるタマアジサイはまだまだ元気だった。かつてはタバコの葉の混ぜ物に使ったらしく、ヤマタバコとも呼ばれるらしい。薄い紫の花はそんなことも知らぬげに咲きつづけている。(2019-09東京都高尾山)タマアジサイ(玉紫陽花、学名:Hydrangeainvolucrata)は、アジサイ科アジサイ属の1種の落葉低木。つぼみが球形であることから名付けられた。分布東北地方南部(福島県)、関東地方、岐阜県までの中部地方の林地に自生する。山地の沢沿いや、やや湿った林縁、道路法面などに自生する。形態高さ約1.5メートル程度。葉は長さ10-21センチの楕円形で先がとがる。葉や幹など全体に短毛が生えており、ざらつく。葉に葉...高尾山の全山を飾っていたタマアジサイ(高尾山シリーズ06)
紫の美しい唇形花が稲穂のように並んで咲くアメジストセージ。その質感は見る者を魅了する。シソ科らしい花も、その花のつき方も目を引く。紫水晶アメジストの名前をつけたのもうまい。(2019-09東京都神代植物公園)アメジストセージとは科名シソ科学名Salvialeucantha原産国メキシコ、中央アメリカアメジストセージとは、中央アメリカやメキシコに分布しているシソ科の多年草の事を指します。日本には、明治時代後期に入ってきたとされており、その背の高い見た目とハーブとしても使われる特徴的な香りが人気となって居ます。「アメジストセージ」という呼ばれ方の他に、「カンブッシュセージ」や「メキシカンセージ」とも呼ばれております。もし、お店でなかなか出会う事が出来ない場合には時期がずれている場合もありますが、違う名前で販売さえれ...紫の花穂が美しいアメジストセージ(園芸種シリーズ14)
アステカ族が儀礼に使ったマリーゴールド(園芸種シリーズ13)
マリーゴールドはこの時期の花壇を飾る大輪の花だ。アフリカン・マリーゴールドは背が高くなり、大きな花を咲かせ、フレンチ・マリーゴールドは枝分かれして多くの花を咲かせるらしい。原産地はメキシコあたりで、アステカ族の人々はこの花を摘んで儀礼や装飾に使ったと聞くと、急に親しみがわいてくる。(2019-09川崎市道端)マリーゴールドとは特徴マリーゴールドは鮮やかな黄色や橙色の花を長期間次々と咲かせます。栽培も容易で、花壇の定番品目ともいえるポピュラーな花です。ボリューム感があり、マッス植えや花壇の縁取り、コンテナ植えなど、広い場所から小さなスペースまで、華やかさを出すには好都合な草花です。品種も多いので、組み合わせによりさまざまなバリエーションを演出できます。草丈が低く枝分かれの多いフレンチ・マリーゴールドと、高性で大輪...アステカ族が儀礼に使ったマリーゴールド(園芸種シリーズ13)
マメ科の花らしいピンクの花が目立つフジカンゾウ(高尾山シリーズ05)
この時期の高尾山には、フジカンゾウの花がたくさん咲いていた。花のつき方はたしかにヌスビトハギ属らしいものだが、ヌスビトハギとは違って大きな株になって目立つ。マメ科の花らしいピンクの花弁ももよく見るとかわいい。(2019-09東京都高尾山)フジカンゾウ(藤甘草)多年草本州-九州の山野の林内に生える。高さ50-120cmで毛がある。葉は7または5小葉からなり、小葉は卵形-長楕円形、長さ8-16cm、幅2-6cm。托葉は線形で長さ7-8mm。花は長い総状花序を作って開き淡紅色で長さ8-10mm。萼は小さく5浅裂し有毛。果実は8-10mmの柄があり、1-2節、節間は長さ10-13mm、表面は単鈎毛があってよくものにくっつく。花期は8-9月。(原色日本植物図鑑)学名は、Hylodesmumoldhamiiマメ科ヌスビトハ...マメ科の花らしいピンクの花が目立つフジカンゾウ(高尾山シリーズ05)
あんまりな名前のヘクソカズラ。この時期にはいたるところでみかける。名前のひどさに同情したのか、サオトメバナの別名もある。しかし一度このヘクソカズラというひどい名前を聞いてしまうと、しっかりと記憶に残るのでほかの名前はなかなか思い浮かばない。ヤイトバナの別名も今の時代ではわかりにくい。やいとの痕と言われても、は?だろう。蕾も花もきれいな形をしているのだが。(2019-09川崎市道端)ヘクソカズラ[屁糞葛]開花時期7月、8月、9月花の色白名前の読みへくそかずら分布北海道から沖縄海外では、朝鮮半島、台湾、中国、フィリピン、インドシナ半島、インドなどに広く分布する。生育地道端や空地植物のタイプ多年草大きさ・高さ―分類アカネ科ヤイトバナ属学名Paederiascandens花の特徴葉の脇から短い集散花序(最初の花が枝先に...蕾も花もきれいな形をしているヘクソカズラ
ちょっとおたふくを思わせる白の花を咲かせるニチニチソウ(園芸種シリーズ12)
ニチニチソウは春先に目を楽しませてくれたツルニチニチソウとはまったく別属の植物。花壇など、いたるところでみかける。白の花はちょっとおたふくのようなイメージでほほえましい。花弁が少し重なってみえるところもかわいい。(2019-09川崎市道端)ニチニチソウニチニチソウは、アフリカのマダガスカルが原産地といわれています。熱帯地方では多年草として扱われますが、日本では暑さに強い1年草として販売されています。庭植えにも、鉢植えにも適する、夏花壇の代表的な植物。花色は白、赤、薄紫などで、最近ではクリーム色の花も見られるようになりました。茎を這うように伸ばす、枝垂れるタイプのツルニチニチソウは、別属の植物です。基本情報科名属名:キョウチクトウ科ニチニチソウ属(カサランツス属)原産地:マダガスカル分類:一年草,半耐寒性,草本栽...ちょっとおたふくを思わせる白の花を咲かせるニチニチソウ(園芸種シリーズ12)
高尾山の野草園で群生していたスズムシバナ。近畿以西に自生するということで、このあたりではあまりみかけない野草である。鈴虫のなく頃に咲くというのだが。薄紫の花はいかにも日本の野草という感じだ。名前からも花の色からも名前の由来が似ているマツムシソウを思い出させるが、マツムシソウ科ではなく、イセハナビと同じキツネノマゴ科イセハナビ属だという。(2019-08東京都高尾山)スズムシバナ(鈴虫花)Strobilanthesoligantha山地の林内に自生する多年草。名前の由来は、スズムシ(鈴虫)が鳴く頃に花が咲くことから。茎は直立し、断面は四角形、草丈は20-80cm。9-10月に枝先に3cm程の青紫色や白色の花を1-数個つける。花冠は5裂する。葉は対生し、葉身は4-10cmの広卵形、先が尖り、縁に粗い鋸歯がある。原産...珍しい野草スズムシバナ(高尾山シリーズ04)
近くのザクロの木に突然白い花が咲いているように見えて驚いたのだが、近寄ってみるとセンニンソウだった。蔓性のこの植物はいたるところで別の木にからみついて、白い魅力的な花を咲かせる。雌しべが8個くらい、雄しべは多数と、惜し気がない。先が少しつんととんがった蕾もかわいい。(2019-09川崎市道端)センニンソウ(仙人草)常緑つる性半低木北海道(南部)-九州の山野の道端に普通。茎は円柱形で肋があり、初めは短毛があって後無毛となる。葉は長柄があり、奇数羽状複葉。小葉は3-7、卵形または卵円形、鈍頭、微凸端、基部は円形または浅心形、全縁、まれに大きく切れ込み、両面毛を散生し後無毛となり、質はやや厚くて乾いても暗緑色、長さ3-7cm。小葉柄で物にまといつく。葉腋から円錐花序をだす。花は多数、上を向いて平開する。萼片は4、倒披...白い魅力的な花を咲かせるセンニンソウ
おとなしいラベンダー色のケイトウ サマーラベンダー(園芸種シリーズ11)
ケイトウというと、夏に咲くあのべったりした紅色を思い出すものだが、最近ではさまざまな品種が登場しているらしい。このケイトウは花穂は小さく、色彩もおとなしいラベンダー色で、涼し気である。庭の片隅にあると目を休めてくれそうだ。(2019-09川崎市道端)ケイトウサマーラベンダー風になびく姿がとても綺麗なケイトウ『サマーラベンダー』です花色は明るいパープルで、咲き進み具合のピンクとパープルのグラデーションが綺麗です。花穂は小さめでかわいい感じ。庭に植えればもう少し大きい姿になります。切り花やドライフラワーとしても楽しめます^^春から秋まで咲き続ける四季咲きで、分枝性が強く、切り戻しをしなくても自然に枝が増えます。簡単に種が採れ、種蒔きも容易です。庭植えにされるとこぼれ種で毎年出るほどです。花壇の後方などに植えられると...おとなしいラベンダー色のケイトウサマーラベンダー(園芸種シリーズ11)
足元に宝石が輝いているようなタカオフウロ(高尾山シリーズ03)
フウロの花の判定は難しい。この花は花と蕾の形から、ミツバフウロと判定した。あるいはアカバナゲンノショウコかもしれないが、開出毛はみえない。ただし撮影が高尾山なので、その変種のタカオフウロだろうということにした。どのフウロも可憐で、小さな花だが、みつけるとほっとする。足元に宝石が輝いているような気持になる。(2019-08東京都高尾山)ミツバフウロ(三葉風露)Geraniumwilfordii別名:フシダカフウロフウロソウ科フウロソウ属山野の草地や林縁などに生え、茎の高さは30~80センチ。枝先や葉腋から伸びる長い花柄の先に直径1~1.5センチの白色~淡紅色の花を2個つける。花弁、萼は5個に裂け、花柱は先が5個に裂ける。葉は掌状で、ふつうは3深裂し、裂片は菱形状で、先がとがる。茎や葉柄に下向きの伏毛がある。本種は...足元に宝石が輝いているようなタカオフウロ(高尾山シリーズ03)
森林公園で惜し気もなく咲いていたヤブラン。名前は少し野暮だが、よくみるときれいな花である。マメコガネが花の一つにとりついて食事中だった。丈夫な植物で、ほかの植物では枯れるようなところで、しっかり根付くらしい。斑入りヤブランが好まれるらしいが、緑一色のものも素朴な味わいが捨てがたい。(2019-09川崎市森林公園)ヤブラン特徴ヤブランは、日本各地の林床などで普通に見られる常緑性の多年草です。ほぼ一年中同じ草姿を保ち、性質が強く、丈夫で手のかからない植物なので、古くから緑化や造園の植栽材料として広く利用されています。耐寒性と耐暑性が強く、日なたから日陰まで幅広い環境に適応し、病害虫の被害もほとんど見られず、土質もあまり選びません。革質の細長い葉は、しなやかで堅く、8月から10月には長い穂を伸ばして、青紫から白色の花...どこでも元気に花を咲かせるヤブラン
炎のように燃え立つ花を咲かせるフシグロセンノウ(高尾山シリーズ02)
高尾山で咲いていたフシグロセンノウ。すこしのっぺりとした花が園芸種のようにみえるが、れっきとした日本の固有種である。野草としてはこのような朱赤色の花は珍しいので、とくに人目を惹く。薄暗い林の中で炎のように燃え立つ花を咲かせるさまはみごとだ。(2019-09東京都高尾山)フシグロセンノウ(節黒仙翁、学名:LychnismiquelianaRohrb.)は、ナデシコ科センノウ属の多年草。特徴茎は直立し、高さは40-90cmになる。和名の由来のように茎の節が黒褐色になり、茎の上部は分枝し、まばらな軟毛がある。葉は無柄で茎に対生する。葉身は卵形から長楕円状披針形で、葉先は鋭尖形で基部は細まり、長さ5-14cm、幅2.5-5cmになる。花期は7-10月。野草では珍しい色の朱赤色の花を、分枝した茎の先にまばらに数個付ける。...炎のように燃え立つ花を咲かせるフシグロセンノウ(高尾山シリーズ02)
タカサゴフヨウという花は、意識してみたのは初めてだった。槿の一種だと思っていたのだろう。フヨウとは雄しべの形が違い、ムクゲとは花の裏側の模様が違う。何よりも葉の形がはっきりと異なる。花もかなり小振りである。気にしてみると、なかなかきれいな花だ。(2019-09川崎市道端)【タカサゴフヨウについて】科名・属名アオイ科ヤノネボンテンカ属園芸分類草本性低木別名ヤノネボンテンカ(矢の根梵天花)タカサゴフヨウは、ブラジル、ボリビア、アルゼンチンなど南米原産のアオイ科ヤノネボンテンカ属の草本性低木です。アオイ科の仲間としては比較的小輪の花ですが、花の中心が黒紫色で案外目立ちます。丈夫で、耐寒性もあり、こぼれダネで増えるのか、半ば野生化していて、土手の上など思わぬところで見かけたりすることがあります。上と下の写真は、庭の端か...ムクゲかと思っていたタカサゴフヨウ(園芸種シリーズ10)
森林公園ではまだアジサイが残っている時期だったので、アジサイと間違うそうになったボタンクサギ。作り物のようなきれいな球形の花がユニークだ。気にしてみると、野生化しているのをあちこちでみかけるようになった。不思議な花だ。(2019-09川崎市森林公園)ボタンクサギ(クレロデンドルム・ブンゲイ)[牡丹臭木]開花時期7月、8月、9月、10月、11月花の色赤、紫名前の読みぼたんくさぎ(くれろでんどるむ・ぶんげい)分布原産地は中国南部からインド北部生育地庭木植物のタイプ樹木大きさ・高さ1~2メートル分類クマツヅラ科クサギ属学名Clerodendrumbungei花の特徴枝先や上部の葉の脇から集散花序(最初の花が枝先につき、その下に次々と側枝を出して花がつく)を出し、淡い紅紫色の花をたくさんつける。花冠は5つに裂け、裂片は...きれいな球形の花がユニークなボタンクサギ
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早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(やえかんこう)。一つ一つの花に春の暖かみが遠く漂ってくるかのようだ。(2024年2月、東京)■2024年春の花シリーズ緋色が目立つ緋の司(2024年春の花シリーズ24-01)八重寒紅(やえかんこう)は野梅系・野梅性のごく早咲きの品種です。花は濃い紅色で中輪の八重咲きです。開花期が12月中旬~1月中旬のため、正月用の花材として用いられます。庭木はもちろん、鉢植えにも向きます。早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(2024年春の花シリーズ24-02)
緋色が目立つ花梅の「緋の司」(ひのつかさ)です。春らしい花ですね。(2024年二月、東京)緋色が目立つ緋の司(春の花2024)
花芯がピンクに染まる白バラ「レーシー・レディ」。半剣弁高芯咲きの中輪で、1999年にイギリスのディクソン社が発表したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーランドローズ」...花芯がピンクに染まる白バラ「レーシー・レディ」(2023年春薔薇シリーズ23-46)
穏やかなピンクのバラ「春芳」。シュンポウと読ませる。半剣弁高芯咲きの中輪で、1987年に鈴木省三氏が作出したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーランドローズ」(202...穏やかなピンクのバラ「春芳」(2023年春薔薇シリーズ23-45)
ピンクの中輪のつるバラ「エーデルシュタイン」。丸弁カップ咲きで、2015年にドイツのタンタウ社が発表したバラである。名前は「宝石」の意味だ。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーラ...ピンクの中輪のつるバラ「エーデルシュタイン」(2023年春薔薇シリーズ23-44)
クリームがかった白のゆったりとしたバラ「正雪」。半剣弁高芯咲きの大輪のバラで、1992年に鈴木省三氏が作出したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーランドローズ」(20...クリームがかった白のゆったりとしたバラ「正雪」(2023年春薔薇シリーズ23-43)
外側は白く、中心はピンクになるバラ「ミミ・エデン」。丸弁カップ咲きの中輪のバラで、2000年にフランスのメイヤン社が作出したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーランド...外側は白く、中心はピンクになるバラ「ミミ・エデン」(2023年春薔薇シリーズ23-42)
コロッとした丸い花をつけるつるバラ「アミ・ロマンティカ」。中輪の浅いカップ咲きで、白地にピンクが乗る。2010年にフランスのメイヤン社が作出したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08...コロッとした丸い花をつけるつるバラ「アミ・ロマンティカ」(2023年春薔薇シリーズ23-41)
ピンクがかった赤のバラ「ピンクノックアウト」。ノックアウトの枝変わりで、2004年にアメリカのラドラー社が発表したバラである。半八重咲きのシンプルでかわいいバラだ。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ2...ピンクがかった赤のバラ「ピンクノックアウト」(2023年春薔薇シリーズ23-40)
一重のシンプルなレモンイエローのバラ「リモンチェッロ」。名前のリモンチェッロはイタリアのレモン酒の名前だという。2008年にフランスのメイヤン社が作出したバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ...一重のシンプルなレモンイエローのバラ「リモンチェッロ」(2023年春薔薇シリーズ23-39)
濃艶な黒バラ「黒蝶」。開くとロゼット咲きになる。大輪の花が房咲きになるので、見栄えのするバラだ。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディズニーランドローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-...濃艶な黒バラ「黒蝶」(2023年春薔薇シリーズ23-38)
鮮やかなオレンジ色が際立つバラ「スーパースター」。トロピカーナとも呼ばれる。半剣弁高芯咲きの大輪で、1960年にタンタウ社から発表されたバラである。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-08)「ディ...鮮やかなオレンジ色が際立つバラ「スーパースター」(2023年春薔薇シリーズ23-37)
白のナデシコに似た花を咲かせる「センジュガンピ」。林のなかでひっそりと咲いているのが奥ゆかしい。(2023年箱根)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の花シリーズ23-11)「スイセン」(春の花シリーズ23-12)「ペーパーホワイト」(春の花シリーズ23-1...白のナデシコに似た花を咲かせる「センジュガンピ」(春の花シリーズ23-110)
小さな白い花が頭状花として集まって咲く「セイヨウノコギリソウ」。頭状花の部分が少し飛び出ているのが特徴だ。(2023年箱根)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の花シリーズ23-11)「スイセン」(春の花シリーズ23-12)「ペーパーホワイト」(春の花シリー...小さな白い花が頭状花として集まって咲く「セイヨウノコギリソウ」(春の花シリーズ23-109)
ピンクの花があでやかな「キョウガノコ」。茶花にもよく使われる。(2023年春高尾山)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の花シリーズ23-11)「スイセン」(春の花シリーズ23-12)「ペーパーホワイト」(春の花シリーズ23-13)「キズイセン」(春の花シリ...ピンクの花があでやかな「キョウガノコ」(春の花シリーズ23-108)
青紫の花が群れて咲く「アズーロコンパクト・スカイブルー」。風にそよぐとかわいい。花の形もアップでみると、ウサギ耳をもっていて、可憐だ。(2023年春川崎市)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の花シリーズ23-11)「スイセン」(春の花シリーズ23-12)「...青紫の花が群れて咲く「アズーロコンパクト・スカイブルー」(春の花シリーズ23-107)
蕾が開くと黄色の雄蕊が突き出てかわいい「ナンテン」。漢名の「南天燭」からきているが、「難転」と音が通じるので、縁起かつぎに植えられたという。冬には真っ赤な実が実るので、子供の頃には雪で作ったウサギの目にしたものだった。(2023年春川崎市)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)...蕾が開くと黄色の雄蕊が突き出てかわいい「ナンテン」(春の花シリーズ23-106)
素晴らしく香る「テイカカズラ」。満たされぬ恋心に絡みつくという名前を残された定家さんもかわいそうだが、垣根の木などに絡みついて、その木の花であるかのように咲き誇っているのをよくみかける。(2023年春川崎市)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の花シリーズ2...素晴らしく香る「テイカカズラ」(春の花シリーズ23-105)
青紫色の小さな花が高盆状に集まって咲く「ヤナギハナガサ」。南米から園芸種として導入されたが、こぼれダネでよく繁殖して、現在では道端によく見かける。サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)とも呼ばれている。(2023年春川崎市)2023年春の花シリーズ「ジャイアント・スノードロップ」(春の花シリーズ23-01)「セツブンソウ」(春の花シリーズ23-02)「ユキワリイチゲ」(春の花シリーズ23-03)「福寿草」(春の花シリーズ23-04)「ミチノクフクジュソウ」(春の花シリーズ23-05)「福寿海」(春の花シリーズ23-06)「ロウバイ」(春の花シリーズ23-07)「シナマンサク」(春の花シリーズ23-08)「八重寒紅」(春の花シリーズ23-09)「カラスノエンドウ」(春の花シリーズ23-10)「クモマグサ」(春の...青紫色の小さな花が高盆状に集まって咲く「ヤナギハナガサ」(春の花シリーズ23-104)
褐色を帯びた深紅のバラ「デイリー・メイル・センテッド・ローズ」。華やかななかにも陰影のあるバラだ。名札によると1921年にイギリスでアーチャー&ドーターが作出したバラだという。(2023年京成バラ園)■2023年春薔薇シリーズ「フランボワーズ・バニーユ」(2023年春薔薇シリーズ23-01)「ルージュ・ピエール・ド・ロンサール」(2023年春薔薇シリーズ23-02)「つる・プリンセス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-03)「プリンセス・アイコ」(2023年春薔薇シリーズ23-04)「ハニー・ブーケ」(2023年春薔薇シリーズ23-05)「エンプレス・ミチコ」(2023年春薔薇シリーズ23-06)「スマイル・ハニー・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-07)「プリンセス・ミチコ」(2023年春薔...褐色を帯びた深紅のバラ「デイリー・メイル・センテッド・ローズ」(2023年春薔薇シリーズ23-36)
早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(やえかんこう)。一つ一つの花に春の暖かみが遠く漂ってくるかのようだ。(2024年2月、東京)■2024年春の花シリーズ緋色が目立つ緋の司(2024年春の花シリーズ24-01)八重寒紅(やえかんこう)は野梅系・野梅性のごく早咲きの品種です。花は濃い紅色で中輪の八重咲きです。開花期が12月中旬~1月中旬のため、正月用の花材として用いられます。庭木はもちろん、鉢植えにも向きます。早咲きの紅色の梅「八重寒紅」(2024年春の花シリーズ24-02)
緋色が目立つ花梅の「緋の司」(ひのつかさ)です。春らしい花ですね。(2024年二月、東京)緋色が目立つ緋の司(春の花2024)