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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 今の自民党では「所得再分配」は出来ない。

    国民が望んでいる最大の事柄は「物価高騰を何とかしろ」ということだ。その中でも喫緊の課題は、食料品や日用品の高騰対策だ。肌感覚では3年前に比べると20~30%は上がっているだろう。ところが自民党は大手企業や業界団体とべったりくっついているので有効な手が打てない。電気・ガス料金やガソリン価格についても補助金を業界を通して行っている。 自民党は企業・業界に支持基盤を置くから法人税の増税などは言い出せない。一時期岸田前首相が、「所得再分配」を言い出したがいつのまにか立ち消えになった。「所得再分配」とは、1パーセントからとって99パーセントに回す経済政策だ。1パーセントの富裕層や超大企業から税金を取って、普通の暮らしをしている人たちに回すこと。 大騒ぎになっている「103万円の壁」問題は似て非なる政策で、みな騙され...今の自民党では「所得再分配」は出来ない。

  • 立憲民主は野党をまとめて「食料品消費税ゼロ」を掲げて参院選を戦え

    立憲民主党の江田憲司氏が吉田晴美氏らと「食料品の消費税ゼロを実現する会」を立ち上げた。約70人程度が参加するようだ。19日に出席したのは40人。10月の代表選で推薦人が20人に達しなかった二人が、吉田晴美に一本化して立候補した。その時の二人の共通課題が「食料品の消費税ゼロ」の実現。この時の代表選では、政策の実現性を重視する野田佳彦や枝野幸男の主張する「給付付き税額控除」に軍配が上がった。衆院選で立憲民主は50人増と飛躍したが、政権交代はかなわず野党第一党に甘んじている。 野党がまとまれば「食料品の消費税ゼロを実現する」可能性は高まった。今回の勉強会で決まったことは、来年7月の参院選の党の公約に入れるよう執行部に申し入れする、ということだ。江田発言、「物価高から国民生活を守るために物価高騰が続く当分の間、食...立憲民主は野党をまとめて「食料品消費税ゼロ」を掲げて参院選を戦え

  • 企業・団体の献金廃止が日本を良くするわけは。

    政治資金規正法については与野党大筋で合意した。ただ、自民党が頑として反対しているのが「企業・団体献金の廃止」だ。この自民党に公明党は下駄の雪のようにぶら下がり、国民民主はほらが峠を決め込んで様子見だ。洞ヶ峠を決め込む。羽柴秀吉と明智光秀が京都の山崎で戦った時、筒井順慶は洞ヶ峠に軍をとどめたまま、有利な方に味方しようと様子見を決め込んだ。 見がえりを求めずして献金する企業や団体などあり得ない。自民党と裏でも表でもがっちり結びついている源はこの献金なのだ。わかりやすい例でいえば、資本金100億円超の企業の実質法人税負担率は13%だ。(財務省資料2020年出典、2017年度の負担率)その結果法人の内部留保は600兆円ともいわれている。一方、所得5百万円の個人の所得税率は20%である。 大手企業はアベノミクスとい...企業・団体の献金廃止が日本を良くするわけは。

  • 「玄冬の門」という高齢期をどう生きるか?

    人生を、青春、朱夏、白秋、玄冬というふうに考える分け方がある。玄冬とは高齢期、老年期だと考えるが、「玄冬はただ黒いだけではない。そこにほのかな赤みが感じられる微妙な色だ」という国際政治学者の福永光司さんの説明が気に入っている。 北海道の12月は、まさに玄冬期だ。また寒波がやってきた。 玄冬期は、まわりを見渡せばだんだん知った人がいなくなる。そして機嫌よく、元気に生きていくことを覚悟する。「一人いて喜べば、二人で喜んでいると思え。二人で喜んでいるときは、三人で喜んでいると思え。その中の一人は親鸞である」真言宗にも同じような教えがある。空海の「同行二人」だ。 冬の薔薇(マチルダ)「玄冬の門」という高齢期をどう生きるか?

  • 103万円の壁問題、敢えて財務省を擁護する。

    国民民主党が、103万円の壁にターゲット絞って「手取りを増やす」とした戦略は評価してよいだろう。しかし、その後の自民党との交渉ぶりはいただけない。178万円に引き上げた場合、7~8兆円の代替財源が必要だ。これは1年限りではなく恒常的に続くのだ。その代替財源を示すことなく、「ただ上げろと泣き叫ぶ」のは幼児レベルの脳力。 来年度予算は115兆円超になる。物価高騰で消費税収が増加した、さらには値上げ浸透や円安で企業収益増加により税収は5兆円ほど上振れる。そのおかげでプライマリーバランスの目途がつきつつある。財政健全化に向かうのだ。(税収などの収入と利払い費を足したものが支出と均衡すること)かって財務省は大蔵省といった。家庭でも大蔵大臣と言えば財布を握っている人をさした。(ほとんどの家庭では奥さんが担っていたと思...103万円の壁問題、敢えて財務省を擁護する。

  • 内向き日本、「教育」から見直そうーー山崎エマの映画「小学校~それは小さな社会~」

    日本の公立小学校の日常を記録した映画「小学校~それは小さな社会~」が注目を集めている。監督の山崎エマさんは、英国人の父と日本人の母を持ち大阪の公立小学校で学び米国の大学に進学した。この映画はフィンランドで注目を浴び海外の映画祭でも上映されている。フィンランドは教育大国だが、あまりにも個人主義に走りすぎていないかという反省からこの映画に注目が集まったようだ。山崎監督がこのテーマにしたのは、日本で育って外に出て気づいたことは、当たり前にあることのすごさでした。そこに自信を持った上で、課題と切り分けて考えるきっかけを作りたい。日本にいると「教育はダメだよね」というボワッとしたネガティブ感がある。外にいる自分だからこそ気づいたことを伝えたかったのです。 私が小学生だったの昭和二十年代、どんな授業を学んだかというこ...内向き日本、「教育」から見直そうーー山崎エマの映画「小学校~それは小さな社会~」

  • 政治を諦めてもいけないし、嘲笑してもいけない。

    国民が政治を嘲笑しているあいだは嘲笑に値する政治しか行われない。松下幸之助自民・公明が少数与党に転落した。金まみれの腐敗した政治に国民がNOを突き付けたわけでまさに自業自得。この様子を見た野党がこれ幸いと自党に有利なカードを突き付けている。しかし国益を考えたバランスの良いものでなければ混乱を招くだけだ。 政治は妥協の芸術である。最近この言葉をプーチンが使ったようだが「盗人猛々しい」とはこのことだろう。ドイツの首相だったメルケルの言葉に含蓄がある。妥協は馬鹿にされるところもある。それはもろいものだ。しかし、妥協する姿勢をもたなければ、私たちは交渉能力を失う。もうたくさんという投げやりな態度は、私の手法ではありません。協議し、熟考し、そして決断する、が私の原則です。どうだろう、ここには大人の政治家の心意気が現...政治を諦めてもいけないし、嘲笑してもいけない。

  • 政治家と宗教を考えるーー石破首相クリスマス礼拝に参加。

    新聞の片隅に「首相動静」という欄がある。日曜日(22日)に富士見町教会でクリスマス礼拝に参加、という記事があった。クリスチャンの政治家は、原敬、片山哲、吉田茂、大平正芳、麻生太郎、そして石破茂が加わった。(石破茂はプロテスタントのカルヴァン派)仏教が主流の日本でこれだけクリスチャンの首相が輩出するというのは意外であった。アメリカのトランプ大統領もプロテスタントの長老派だったが、最近では無宗派のキリスト教徒と称している。この辺はかなり政治的なにおいがする。アメリカではプロテスタントでも福音派(保守派で聖書を絶対視する、信者は約1億人と言われている)が最大勢力だから。来月、トランプ、石破会談が行われる。同じクリスチャンでプロテスタントというのは共通の話題になるだろう。 公明党が政権入りして以来、政治と宗教の関...政治家と宗教を考えるーー石破首相クリスマス礼拝に参加。

  • 「人間通」であるためには誠実と優しさが大事。

    人が人の中で生きていくために、かなりの比重で気を遣うのが「人間関係」だ。「与えられた仕事をきっちりこなす」、というのは当然だが、それに甘んじていると限界がある。ケミストリー(相性)が合う上司あるいは同僚や部下と巡り合うことも大事だ。ケミストリーとは直訳すれば化学だが、会った瞬間に化学反応が起きるような関係だ。男女の中でいえば「お互いが一目ぼれ」などがそうだろう。 雪の中で生き物たちは食べ物探しに必死のようだ。ウサギの足跡これはエゾリスのようだ。 望ましい人間関係を作るためには、自分自身に対する誠実さと他人(相手)に対する優しさ、すべてはこの二つに包括される。孔子あまりあれこれ気をつかわずに、この二つを持つようにしていれば良いのではなかろうか。 薔薇(プリンセスドゥモナコ)「人間通」であるためには誠実と優しさが大事。

  • 「安倍と共に去りぬ」ーー保守論壇の低迷

    そもそも「保守論壇」なるものがあるのか疑問だが、「右翼系の人たち」の元気がない。彼らの発言は確かにエッジが立っていてわかりやすいが、弱点は事実確認があやふやだということ。そして偶像視していたといえば言い過ぎになるが、「アイドル」もしくは「推し」ていたのが安倍晋三。しかしそのアイドルも虹を渡ってしまった。岸田文雄や石破茂ではその穴を埋めきれない。特に石破茂は「安倍批判の急先鋒だった」から許せないのだ。 保守思想の原点は「自立自尊」だと思うのだが、安倍・岸田政権下でますます「対米従属」が進んでしまった。安倍晋三という政治家は保守でもなんでもなかったということだ。安倍晋三というアイドルを喪失した「右翼系の人たち」は、何処へ行こうとしているのか?保守党の百田尚樹か、案外国民民主の玉木雄一郎に流れたかもしれない。し...「安倍と共に去りぬ」ーー保守論壇の低迷

  • いつまで放置するのか「令和のコメ騒動」

    高騰したコメの価格が沈静しない。前年同月比63.7%も上昇している。しかもこの高値は来秋まで続きそうだという。政府や農水省はいったい何を考えているのか。令和の国民はおとなしいから黙って買うしかないのだが、本来「コメ騒動」が起きてもおかしくない。自民党のコメ政策は、産地、生産者が中心になって需要に応じた生産・販売を行う、という建前になっている。実際は農水省が各地の農協をコントロールして事実上の「減反政策」を取っている。基本的に消費者のほうを向いていないし、生産者のほうも向いていない。どこを向いているかと言えば農協だろう。そのほうが楽なのだ。現状のコメ不足を見て増産にかじを切るという考えはないようだ。 アメリカの圧力で防衛費を倍増するという政策に比べて「食糧安保」の無策ぶりは何としたものか。国民の大事な主食で...いつまで放置するのか「令和のコメ騒動」

  • 自民、国民民主と維新を両天秤、またも騙された玉木雄一郎。

    補正予算案に国民民主と維新が賛成して衆院を通過した。国民民主が補正に賛成したのは、「103万円の壁を178万円を目指して努力する」という合意文書。維新の会は、「高校の教育無償化に努力する」という口約束。ここは自民党の石破・森山のしたたかさが玉木・前原を飲み込んだということだろう。本予算も高校の教育無償化(約6千億)が組み込まれるなら、前原は賛成するようだ。そんなわけで玉木がごねるならお払い箱ということ。 私は玉木雄一郎や前原誠司のような男前の政治家をあまり信用していない。(これは個人的偏見かもしれないが)若いころから女性にもててその上頭が良ければ、人間性に影の部分が出来ない。要するに「騙されやすい」のだ。ジャガイモ顔の野田佳彦が懸念したとおりだ。政治評論家の田崎史郎も「政治の世界では騙す方も悪いが騙される...自民、国民民主と維新を両天秤、またも騙された玉木雄一郎。

  • 103万円の壁打破で日本経済は良くなるのか?

    連日、103万円の壁をどうするこうするで、自民党と国民民主党のすったもんだを報道している。ある程度上げる(例えば123万円まで)で、とりあえず第一ラウンドを終了したらどうだろう。これだと1兆円程度で収まる。それが大人の政治家の妥協のやり方であろう。国民民主は少し舞い上がっていないか?民間の価格交渉でも似たようなものだ。相手の懐具合を考えずに無茶な要求を突き付けるのは、政治的に未熟だ。 現状日本経済が突き付けられている最大の課題は、ずるずる続く円安だ。この円安が国内物価高騰の主原因だ。石破内閣も日銀植田総裁も円安対策に有効な金利引き上げに及び腰だ。トランプは今の円安・ドル高には反対で、ドル安を望んでいる。であるならば、アメリカに遠慮することはないはずだ。 現在の日本経済があまり成長していないのは、人手不足に...103万円の壁打破で日本経済は良くなるのか?

  • 「良樹細根」という生き方ーー周りの目を気にしない

    大きく茂った樹は根がしっかりしている。これを我々の生き方にたとえれば細部をおろそかにしないことだろうか。家の中や周りをきれいにしている家庭や会社は概してうまくいっている。 この数日の寒波襲来でかなりの雪かきをこなした。老骨にはこたえるがいい運動と思って楽しんでいる。朝起きる楽しみは「かぎろい」が見られること。(17日8時16分) 立志の功は、恥を知るを以て要と為す。佐藤一斎ここでいう恥は他人に対する恥ではなく、天や自分自身に対する恥である。周りの目を気にすることなく自分自身の成長を心掛けると気持ちが楽になる。 冬の薔薇「良樹細根」という生き方ーー周りの目を気にしない

  • 対米従属に甘んじて良いのか?ーー一身独立して一国独立する。

    世界中が予測不能なトランプ次期大統領の言動に戦々恐々としている。日本の石破政権もまともに相手にしてもらえないようだ。トランプ次期大統領は、故安倍晋三夫人の安倍昭恵氏と会食をする。しかしなぜ今の時期なのか?違和感がぬぐえない。石破茂のみならず日本という国が何となく馬鹿にされている気がする。石破茂は安倍晋三のように徹底的にゴマをする(あるいはできる)タイプではない。であるならば、自分のスタイルを貫いたらよいのではないか。 「NOと言える日本」は、1989年に石原慎太郎が著した。日本が経済的にアメリカを圧倒するのではないかと思われていたバブル最盛期だ。ここまで舞い上がると危ないと思っていたが、案の定1989年をピークにバブル崩壊が始まった。しかしその気概は評価してよいだろう。安倍政権以降、対米従属の度合いはます...対米従属に甘んじて良いのか?ーー一身独立して一国独立する。

  • 試される石破と野田の胆力と包容力

    世界を見渡せば各地で戦争が勃発し、物価高騰で人々の時の政権への不満が高まっている。日本も例外ではない。公明党との連立で1党独裁に近い体制を誇った自民党も今や気息奄々だ。今のところ補正予算の通過は、公開と熟議の国会がある程度実現したと評価してよいだろう。問題は来年度の予算がすんなり行くかどうか、さらには米国、中国、韓国などとの外交も心配だ。 今後予想される展開は、①自民党石破政権が国民民主か、維新を抱き込んでそれなりに新しい連立ができる。②石破政権が行き詰まり予算引き換えに退陣する。③後継者争いで自民党が分裂する。いづれにしても立憲民主の野田佳彦の腹は、7月に行われる参院選で自公を過半数割れに追い込むことだ。 自民党石破茂にしてみれば、何とかして国民民主を抱き込むこと。しかしうまくいかなければ、今回同様維新...試される石破と野田の胆力と包容力

  • 自民党がしぶとく生き残るか、それとも分裂するか?

    イギリスやアメリカのように2大政党が政権交代を繰り返すことが日本でも起きるか?現実には自民党も立憲民主も単独では政権を維持できない。必ずどこかの政党と組まざるを得ない。そのように考えると、日本もドイツやフランスのように多数党が複雑に絡み合う「多党連立」の時代になるのではないか。 一番現実的なのは、自民党が国民民主を丸呑みすることだ。ただここでネックになるのは、国民民主のよって立つ基盤は「連合」にあるということ。それも電機、自動車、鉄鋼、電力などの基幹労連が支えている。しかもわずか28議席で小うるさく騒ぎすぎると自民党が吐き出す可能性もある。(国民民主が財源も考えずに騒ぎ立てるのは政治的に未熟だから)そして維新とか立民に声をかけるわけだ。今回の臨時国会でその萌芽らしいものが見えた。 日本政治の安定ということ...自民党がしぶとく生き残るか、それとも分裂するか?

  • 補正予算、衆院通過したが熟議の国会の端緒が見えた。

    補正予算案が衆院を通過して石破政権は最初の関門を突破した。自民党は少数与党の悲哀か、立憲、国民、維新の会に秋波を送って何とか第一ハードルを乗り越えた。しかし強かな面もある。国民民主だけに頼り切れないとみて立憲や維新にも色目を使ったわけだ。秋波というのは秋の澄んだ波。転じて、美人の涼しい目もとを言う。自民党が美人とはとても思えないのだが。そんななかで、予算を修正させて能登の復興予算を増額した部分は賛成したが、他の水膨れ予算に反対した立憲民主のスタンスが最もまともか。色目には惑わされなかったということだ。国民民主はまさに「悪女の深情け」にはまって、にっちもさっちもいかず証文はとったが「から手形」の可能性もある。最悪は維新か、自民党幹部から「エサもつけずに魚が釣れた」とまで言われている。 自民党の次の関門は「政...補正予算、衆院通過したが熟議の国会の端緒が見えた。

  • 「新しいもの」好きな日本人ーー自然にめぐまれたせいだろう

    日本人は古いものを大切にするが「新しいもの」も好きだ。「女房と畳は新しいほうがいい」ということわざもあった。いまや「あった」と言わないと炎上するだろう。いや次のようなことわざもある。「女房と味噌は古いほど良い」 北海道はこの数日寒波襲来で、ほぼ引きこもり状態だ。庭のシャクナゲも葉をちぢめて厳冬に備えている。 伊勢神宮は二十年に一度建て替える。これは日本が温暖な気候で、木は伐っても伐ってもすぐ生えてくるから。また温暖多湿な風土だからすぐに腐ったり傷む。だから食べ物は新しい方が良いのだ。 北海道の住宅は冬を快適に過ごすことを優先して作られている。窓ガラスは3重で壁の断熱もしっかりしている。昼夜20度くらいを維持できるので、室内園芸を楽しむ。(電気暖房にしているので電気代高騰は堪えるが) 室内に取り込んだゼラニ...「新しいもの」好きな日本人ーー自然にめぐまれたせいだろう

  • 日本人の「成人力」世界でトップクラスだがリーダーが悪いのか?

    この数十年、日本の国力の衰えが目立つのだが、少し元気の出るデーターが出た。経済開発協力機構(OECD)が、成人の社会的スキルをはかる「国際成人力調査」の結果を発表した。22~23年に31か国・地域の約16万人が参加し、日本は無作為に抽出された5165人が解答した。読解力2位、数的思考力2位、問題解決能力1位ちなみに上位の国は、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、オランダなどだ。 無能なのは「労働者」ではなく「経営者」だ。ーーデービッド・アトキンソン「人材の質と生産性のギャップが世界一大きい国」と言っても過言ではない。米国の労働者の質は日本と比べ物にならないくらい低い、しかし、米国は素晴らしい経済成長を続けている。生産性が高いということで、つまり「経営のうまさ」だ。 日本は、優秀な人材を「非正規雇用」で...日本人の「成人力」世界でトップクラスだがリーダーが悪いのか?

  • 「亡国の円安」をなぜ阻止しないのか?

    世界3大投資家のジム・ロジャーズの日本への指摘が鋭い。自国の通貨を刷り続ければ価値が下がるのは必然である。財政上の問題を抱える国家には、通貨が値下がりする現象が必ず見られる。日本の国家債務は2024年度末で約1,105兆円で、GDPの2,5倍だ。これは世界で断トツの1位だが、まさに「売り家と唐様で書く3代目」の状態。蔵には初代が集めた骨とう品はまだかなり残っているようだが。現在円はドルに対して150円前後で推移しているが、3年前は115円程度だった。前黒田総裁が円を刷りまくった後遺症が完治できず、今の植田総裁は小手先の手当てしかできない。 今の円安は少しおかしい。日本経済そのものに対する懸念があるのではないか?アベノミクスは円安にすることで生き残りを図ったが、かえって日本衰退化を進めてしまった。円安は日本...「亡国の円安」をなぜ阻止しないのか?

  • 自民党の「保守本流」は消え、いまだに安倍幻影政治が続く。

    「保守本流」というのは吉田茂元首相以来の政治的系譜を差し、「軽武装・経済国家」をめざす。この系譜は池田勇人から大平正芳、そしてかろうじて宮沢喜一くらいまで続いたのであろうか。2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と続いた清話会系が自民党を完全に乗っ取った。方向としては「重武装・格差是認の新自由主義」と看做してもよいだろう。石破茂は、この両者の中間に位置した田中角栄の系譜につながるのだろうが、いまだに安倍晋三の幻影に踊らされているといってよいだろう。 亀井静香のアドヴァイスは、「石破よ国民・玉木」を丸呑みしろ。亀井は、「自社さ政権」が出来たときの仕掛け人だ。まさに社会党を丸呑みしたわけだ。「安保反対」、「日の丸・君が代反対」の社会党村山富市を首相の座につけた。亀井もどちらかというと「清話会」...自民党の「保守本流」は消え、いまだに安倍幻影政治が続く。

  • 「飲み食い政治」は飲みにケーションの延長にあるのか?

    「飲み食い政治」は根絶すると息巻いているのは、維新創始者の橋下徹と現代表の吉村洋文だ。馬場前代表の「飲み食い政治」ぶりがかなりひどかったのだろう。しかし、維新などまだちょろい。日本の政治家で最右翼は麻生太郎だ。彼は人間性は2~3流だが、飲んだり食べたりするところは必ず超1流の店に行く。あまり批判されないのは、奢りっぷりが桁外れでマスコミなどにもあまねくばらまいているからだろう。 先日BSプライムで維新吉村代表と政治評論家の田崎史朗氏が出演していた。維新の吉村代表が「飲み食い政治」根絶を主張したところ、田崎スシロー氏(こう呼ばれているようだ)が顔を真っ赤にして反論していた。田崎氏の持論は「政治家は飲み食いしないと仲間を増やせない」というのが持論だ。おそらく「飲み食い政治」の恩恵に浴していることがうかがえる。...「飲み食い政治」は飲みにケーションの延長にあるのか?

  • 太平洋戦争開戦の日に思うーー日本人の宿題は?

    1941(昭和16)年12月8日、日本海軍はアメリカハワイ島の真珠湾の海軍基地を奇襲攻撃した。この戦争は1945年8月、広島・長崎への原爆投下により、日本は無条件降伏することになる。そしてこれ以降、日本は一度も戦争をしていない。この事実を我々一人一人が心に刻んでおこう。 このところ朝の寝起きがだんだん遅くなる。起きて顔を洗ったり体操をしていると、ちょうど日の出に出会える。 国でも人間でもその関係がおかしくなる前兆は「相手を見下す」ことから始まる。それだけでおさまっていれば問題は起きないが、時として「熱狂する」そこに何らかの外圧が加わると「暴発する」なんとなく嫌な兆候がうかがえるこの時期、冷静になりたいものだ。 あかげらこの鳥の行動を見ていると感心する。ひたすらに樹をつついている。太平洋戦争開戦の日に思うーー日本人の宿題は?

  • 政治は感性であるーーそれゆえに大衆は騙される

    ヒトラーの大衆扇動術を学んでおけば、おかしな選挙戦術に騙されることは少なくなるだろう。「利口な人たちの理性より愚かな人たちの感性に訴えろ」ヒトラーはワグナーの芸術理論を、自分の大衆集会に利用していた。巨大な旗を利用した視覚的効果、派手な照明、「ハイル」と一斉に叫ぶ喚声、そしてナチス的敬礼など。旧統一教会なども似たような手法を繰り返していた。 東京都知事選の石丸現象、そして神戸知事選の斎藤現象に何となく似たような感じを受ける。彼らの政策はどんなものであったか?おそらく中身のある話は何もない。メッセージが単純であればあるほど、その話に乗ってしまう。大衆は、難しい話をされても理解できない、「わかった、わかった、もっとわかりやすい話をしろ!」トランプ再選なども似たようなものだろう。 「最良の嘘は、現時点では嘘では...政治は感性であるーーそれゆえに大衆は騙される

  • 自民党保守派の壁が世界からの遅れを生んでいる。

    自民党の保守派(主に旧安倍派)は、自分たちのことを「保守」と称しているが、戦前回帰の復古主義と言えるものだ。中には「保守」の意味を理解している議員もいるだろうが、その人たちの声は聞こえない。宇野重規東大教授の定義は、「伝統を尊重しつつ、問題があればそれをその都度、手直しして行く姿勢。抽象的な理性よりも歴史的な英知を優先する」 日本が失われた30年などと言われ、経済力だけでなく世界の大きな潮流からもこぼれ落ちている。一番象徴的な例が、「選択的夫婦別姓」で、日本だけが夫婦同姓を取っている。選択した人たちが別姓を名乗ればよいだけで、健康保険証を強引に廃止するよりましな話。なぜ前に進まないかというと自民党保守派?と言われる人たちが頑固に反対しているからだ。他の政党はほぼ賛成なので自民党の党議拘束を外せばよいだけの...自民党保守派の壁が世界からの遅れを生んでいる。

  • 尹大統領戒厳令を宣布し6時間後に取り消したが、いったい何が起きているのか?

    3日夜、韓国の尹大統領が「非常戒厳令」を宣布した。その理由は、野党が来年度予算案の一部を減額して可決したことや政権幹部を弾劾しようとしていることらしい。(韓国は少数与党)これだけの理由だとしたらなんとも「人騒がせなこと」である。しかし、韓国国会は4日未明、本会議を開き出席した議員全員が(与野党を問わず)非常戒厳令の解除を要求する決議案を可決した。市民たちも国会に駆け付け軍隊が国会内に入ろうとしたのを阻止したという。尹大統領は孤立を悟ったのか、6時間後には戒厳令を解除した。 このような事件が起きると、日本では必ず「韓国蔑視論」が起きる。ここは軽挙妄動することなく事態を冷静に見守るべきであろう。 2002年ころ、韓国からの留学生が、奨学金を受けるためにある大学に参加した。その際、大学の学部長が日本の悪口を言い...尹大統領戒厳令を宣布し6時間後に取り消したが、いったい何が起きているのか?

  • SNSによる「ポピュリズム革命」を野放しにしてはいけない。

    選挙において、SNSによる誤情報・偽情報が無視できないところまで来ている。特に今回の兵庫県知事選は様々な問題を含んでいる。斎藤陣営が選挙コンサルタントを使った問題(公職選挙法違反)は、今後警察や司法の場で是非の判断が下されるだろう。 見過ごしにできない問題はN党の立花孝志党首の数々の言動だ。①パワハラ疑惑を告発した元県民局長の自殺について「女性問題に関する個人情報を恥じたためだ」と断定した。この発信が選挙戦の流れを変えたようだ。②本人は当選を目指さず斎藤知事の応援に回った。これは公職選挙法に照らしてかなり問題のある行動だ。こんなやり方がまかり通るのならば公正な選挙など期待できない。 N党を「反社会的カルト集団」と指摘されて立花代表が訴訟を起こしていたが、東京地裁で敗訴した。阿部雅彦裁判長は、「犯罪行為や不...SNSによる「ポピュリズム革命」を野放しにしてはいけない。

  • 石破政権の迷走で日本の自立は危ういー理念なき強兵は亡国の道

    安倍晋三が築いた「2013年体制」が大きな岐路に立っている。安倍・菅・岸田と続いた与党1強体制がもろくも崩壊し、自公政権は過半数割れに追い込まれた。石破政権は2013年体制を破壊することでしか生き残りを果たせないのだ。しかし国民民主党という「食い込み予備軍」をうまく利用して生き残りを図ろうとしている。安倍政権が作り上げた2013年体制の最大の問題点は、「日本人の精神性の堕落を生み出した」ことだ。先ほどの衆院選は、有権者がその堕落を生み出した裏金風土に「NO」を突き付けた。その裏金風土と固く結びついているのが、「企業・団体献金」なのだ。ところが自民党と国民民主党はこれを廃止する気はないようだ。こんな内輪の論理でグダグダしていると世界の大きな流れについていけない。早くけりをつけろ、と言いたい。 トランプの頭の...石破政権の迷走で日本の自立は危ういー理念なき強兵は亡国の道

  • 叱られてもへこたれない生き方とは?

    学校でも職場でもそして家庭でも「叱る」とか「叱られる」というのは日常茶飯事だろう。また日本人は概して「空気を読む」ことに神経をすり減らしているようだから、叱られるとかなりへこむ。前日上司から厳しく叱られても、翌日の朝元気に「おはようございます」とあいさつするタイプがいる。タフなんだが「鈍い奴」ともいえる。 「鋭いタイプ」より「鈍いタイプ」のほうが概して長生きしているように思える。われわれの血管は自律神経によってコントロールされています。いい意味での鈍感力を持った人の自律神経は、異様な刺激に見舞われることもなくいつも血管を開いて、さらさらと全身に血を流すように働いているのです。医学博士・小説家渡辺淳一健康のためには、「食事・運動・ストレス」が大事だといわれるが、ストレスにどう耐えるかというのは重要だ。ここで...叱られてもへこたれない生き方とは?

  • ロシアに変調が現れるーールーブル下落でロシア経済苦境に

    「ようやく」と言えばよいのか、それとも「とうとう」と言えばよいのか、ロシア経済に変調が現れた。ウクライナに侵攻してもう3年近くになる。プーチンは強気の姿勢を崩さないが追い詰められているはずだ。11月21日、アメリカは国際金融システムにアクセスを持つロシアの50行前後に制裁を課した。その結果、1ドル110ルーブルまで下がり、2022年2月以来の水準だ。 経済制裁の影響もジワリ効いていて、食料品・日用品の価格上昇は50%になるという。ルーブル安を抑えるためにロシアの政策金利は21%にもなる。当然借り入れの多い企業は倒産の予備軍で、ショッピングセンター1000社の破産が取りざたされている。さらには労働力不足も深刻で、国内から更なる兵の招集など無理のようだ。そこで窮余の一策で北朝鮮兵まで頼み込んだというわけだ。 ...ロシアに変調が現れるーールーブル下落でロシア経済苦境に

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