早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む歌う風・・・911千葉甫
夜は冷えて目覚めるたびに一つづつ電気シーツの目盛りを上げる夜は冷えて目覚めるたびに一つづつ電気シーツの目盛りを上げる歌う風・・・810千葉甫
窓外に今日は雀の声の来て去るまでを聞くマウスを止めて窓外に今日は雀の声の来て去るまでを聞くマウスを止めて歌う風・・・809千葉甫
メモ帳の置いた机に見当たらず机の下を覗いてみてもメモ帳の置いた机に見当たらず机の下を覗いてみても歌う風・・・808千葉甫
固まって私を見つめていたヤモリ視線の合うや一途に逃げる固まって私を見つめていたヤモリ視線の合うや一途に逃げる歌う風・・・807千葉甫
どの家も静まりかえっている真昼靴音低く人ひとり行くどの家も静まりかえっている真昼靴音低く人ひとり行く歌う風・・・806千葉甫
食前の一錠服んだか取り出して残るを数える食事半ばに食前の一錠服んだか取り出して残るを数える食事半ばに歌う風・・・805千葉甫
二筋の淡い雲ある空高く今日の陽ざしはめっきりと秋二筋の淡い雲ある空高く今日の陽ざしはめっきりと秋歌う風・・・804千葉甫
記憶から出てくるままにハーモニカ吹きつつやがて曲名も出る記憶から出てくるままにハーモニカ吹きつつやがて曲名も出る歌う風・・・803千葉甫
変換に慣れてしまって画数の少ない字さえ書くを途惑う変換に慣れてしまって画数の少ない字さえ書くを途惑う歌う風・・・802千葉甫
目が覚めて朝はまだかと灯を点けて目をやる時計は三時半過ぎ目が覚めて朝はまだかと灯を点けて目をやる時計は三時半過ぎ歌う風・・・801千葉甫
汗ばんだ地球の半回転して今朝はいささか涼しすぎる風が来る汗ばんだ地球の半回転して今朝はいささか涼しすぎる風が来る歌う風・・・800千葉甫
ジャンプするまでを見つめる何十年ぶりに目にした緑のバッタジャンプするまでを見つめる何十年ぶりに目にした緑のバッタ歌う風・・・799千葉甫
足の裏乾いて滑りやすくなる今朝は突然涼しくなって足の裏乾いて滑りやすくなる今朝は突然涼しくなって歌う風・・・798千葉甫
相変わらず暑さの続いているけれど葉の色づいて目立つ街路樹相変わらず暑さの続いているけれど葉の色づいて目立つ街路樹歌う風・・・797千葉甫
冷房の空気から出て仰ぐ空に今日は漸く鱗雲見る冷房の空気から出て仰ぐ空に今日は漸く鱗雲見る歌う風・・・796千葉甫
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早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む早朝の雨後の舗道に音も無く三羽、四羽の雀の弾む歌う風・・・911千葉甫
雷鳴が虚ろに一度あったあと静かに過ぎて行く朝の刻(とき)雷鳴が虚ろに一度あったあと静かに過ぎて行く朝の刻(とき)歌う風・・・910千葉甫
午後からは晴れる予報の暮際に短い時間の陽ざしがあった午後からは晴れる予報の暮際に短い時間の陽ざしがあった歌う風・・・909千葉甫
眼の隅を走った影に目をやった床には何も無く夜が更ける眼の隅を走った影に目をやった床には何も無く夜が更ける歌う風・・・908千葉甫
頭からかぶりつくがに解体をされて見慣れた家は無くなる頭からかぶりつくがに解体をされて見慣れた家は無くなる歌う風・・・907千葉甫
人影の無い路上から朝かげを弾いて飛び立つ雀が一羽人影の無い路上から朝かげを弾いて飛び立つ雀が一羽歌う風・・・506千葉甫
色褪せた写真にあるのは記憶からすっかり消えていた一場面色褪せた写真にあるのは記憶からすっかり消えていた一場面歌う風・・・904千葉甫
窓の外よぎって行った紋白蝶雨はすっかり上がったようだ窓の外よぎって行った紋白蝶雨はすっかり上がったようだ歌う風・・・904千葉甫
お喋りな一羽と聞いている一羽二羽の雀が電線に居てお喋りな一羽と聞いている一羽二羽の雀が電線に居て歌う風・・・903千葉甫
真昼間の路上に影を落とす木の下行くときの初夏の風真昼間の路上に影を落とす木の下行くときの初夏の風歌う風・・・902千葉甫
没ちてゆく夕陽が間もなくマンションの端からここへ伸びてくるころ没ちてゆく夕陽が間もなくマンションの端からここへ伸びてくるころ歌う風・・・901千葉甫
雑木と呼ばれている木の伐採をされつつ強く匂いを放つ雑木と呼ばれている木の伐採をされつつ強く匂いを放つ歌う風・・・900千葉甫
人間の住む暖かさ無い家が増殖しつつ消えるわが町人間の住む暖かさ無い家が増殖しつつ消えるわが町歌う風・・・899千葉甫
記念日の意識乏しくゴールデン・ウィーク過ぎて行く淡々と記念日の意識乏しくゴールデン・ウィーク過ぎて行く淡々と歌う風・・・898千葉甫
花水木通りの今日は花びらの白散りまべるところどころに花水木通りの今日は花びらの白散りまべるところどころに歌う風・・・897千葉甫
スピードを上げて電動車椅子で味わう薫る風の感触スピードを上げて電動車椅子で味わう薫る風の感触歌う風・・・896千葉甫
祖母からの種子で咲かせた日の還る歩道の花壇のパンジーを見て祖母からの種子で咲かせた日の還る歩道の花壇のパンジーを見て歌う風・・・895千葉甫
灯を消せば家を包んでいる音のあっていつしか降り出した雨灯を消せば家を包んでいる音のあっていつしか降り出した雨歌う風・・・894千葉甫
信号の青を待ちつつ街路樹の花水木の花満開を見る信号の青を待ちつつ街路樹の花水木の花満開を見る歌う風・・・893千葉甫
滑らかに身を翻し去る燕今日はすっかり初夏の風滑らかに身を翻し去る燕今日はすっかり初夏の風歌う風・・・892千葉甫
一週に一回顔を合わせての挨拶のみで三年となる一週に一回顔を合わせての挨拶のみで三年となる歌う風・・・741千葉甫
度の合わぬ眼で仰ぐ空飛んで行く一つの影は恐らく鴉度の合わぬ眼で仰ぐ空飛んで行く一つの影は恐らく鴉歌う風・・・740千葉甫
炎を見ることはなくなったこの頃は電子レンジで日々足りていて炎を見ることはなくなったこの頃は電子レンジで日々足りていて歌う風・・・739千葉甫
足踏みをしてゴキブリを追い払い深夜間近の階段上る足踏みをしてゴキブリを追い払い深夜間近の階段上る歌う風・・・738千葉甫
足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端足の裏刺した痛みは昨夜まで私の指の爪の切れ端歌う風・・・737千葉甫
蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨蒸し暑い夜となりつつ窓外の音高まって降り続く雨歌う風・・・736千葉甫
それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外それぞれの声色持って声交す二羽の鴉が居る窓の外歌う風・・・735千葉甫
若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ若い人に私の若い日のことを話した後の残る寂しさ歌う風・・・734千葉甫
食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も食前に服む一錠を忘れたと食事半ばに気がつく今日も歌う風・・・733千葉甫
灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る灯点したその瞬間にゴキブリが足元間近から突っ走る歌う風・・・732千葉甫
閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて閉じた眼に揺らぐ明暗窓際へ伸びた木の葉に風の出てきて歌う風・・・731千葉甫
古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる古くから知っている名が唐突に記憶の中の空白となる歌う風・・・730千葉甫
一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって一日が間もなく終る今日もまた結末の無い幾つかあって歌う風・・・729千葉甫
声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え声交わす鴉の群れの中空に屯していて今日の夕映え歌う風・・・728千葉甫
うたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂ううたた寝の覚めて暫く現在の時間へ定着までを漂う歌う風・・・727千葉甫
目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって目覚めても目覚めてもまだ闇の中朝は誠に遠くにあって歌う風・・・726千葉甫
アナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せるアナログの二つの時計それぞれに少し異なる時間を見せる歌う風・・・725千葉甫
食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る食前に一錠ずつを二つ服み食後に一つで朝食終る歌う風・・・724千葉甫
行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人行きずりに視線が合って挨拶と笑顔の見知らぬ美しい人歌う風・・・723千葉甫
折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く折々の意識の白くなるときに降り続いている雨の音聞く歌う風・・・722千葉甫