女として性欲の能動的にもっともさかんなるは、二十七、八歳から、三十七、八歳のいわゆる中年期である。いかに強く独身主義を主張するものも、よく一生を通じてその主張を貫くことができようか。中年期の離婚が、往々にして夫の生殖器不健全という点から出発
太陽は屋根から昇るものでも、海から昇るものでも、山から昇るものでもない。太陽は空に輝くものである。しかし、屋根から昇るがごとくにも、海から昇るがごとくにも、山から出ずるがごとくにも見えるものである。
天地いっさいに対する恩ということを、しみじみと知らなければならない。真に心の底からこのことがわかってくれば、人なり物なりを損なうということはできない。いっさいをそれぞれに活かしてやるということがわかる。どんな微細なものに対しても、「ありがた
これを満足せしめんがために、異性にたいして色情の表現をこころみるのである。ここにいたって、恋愛という問題が生まれてくるのである。この発情した時、異性からの慫慂に一種の恐怖心がおこるとともに、「怖いもの見たさ」の好奇心に駆られて、これに応ずる
真人の言葉は、おうおう、凡人のために悪く解されてゆく。これは、やむをえないこととはいえ、なげかわしいことである。 われわれは、まず第一に、ものの神髄、大綱というものを、よくとらえておらねばならぬ。次に、その千変万化を認めるべきであ
いつもありがたく、うれしい気持ちでいるのが信仰の要諦だ。何事もおかげだ、と善意に解さねばならない。
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