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2019/03/12

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  • ■ 駄文とあとがきの追記

    「あいつが執心している花はおまえか。 なんだ、花というから楯彦(たてひこ)のような男を想像していたら・・・ただの人間ではないか」 「だ、れだ・・・?」 後頭部の中が大きく揺れて、気持ちが悪い。 かろうじて言ったが、部屋の電気が消えているため、相手の姿が全く見えない。 「今から死ぬおまえが知る必要はない」 「・・・」 相手の台詞に、現代は黙り込んだ。 どうや…

  • ■ マシュ・ケ・ナダ!

    「・・・侑利(ゆうり)はまだ戻ってないのか」 仕方なく話を振ってやると、静かに頷き返された。 しかし、その直後に見せた利久の瞳がやけに妖艶に微笑んでいることに気付き、壱可は眉を寄せた。 この顔はまたろくでもないことを考えている。 「いい加減に諦めろ。 いくら息子といえども、私たち親には彼らの人生まで縛る権利はない。 思い通りにならないのは当然だ、私はとっくに諦め…

  • ■ まさかの返品・・・w

    「それはそうと、明成、おまえは気が付いていたか? 現代の中の あのパンドラの箱・・・。 あれが、本人の強い自己暗示だけで鎖されていたわけではないことに」 「・・・いや」 またもやほんのりと意地の悪い笑みを浮かべて問われ、明成はうんざりしながら首を横に振った。 「というか、そもそもわからない単語が多すぎる。 地下組織のグループに、オークションに、プレートに…

  • ■ 志信がこわいんですw

    「ちょっと待て。 俺の��戒め�≠ニやらはどうなる」 現代の声に文明が軽く振り返る。 「おまえは はなから私のもとに明成を連れてくる気などなかっただろう。 そのような命知らずで愚か者の��戒め�≠ヘそのままにしておく。 以前も言ったが、おまえの中にある私の��戒め�≠ヘ一つではない。 あの禁断症状のように私の声や言葉に反応するものもあるが、 おまえ自身の行動や、特定の…

  • ■ 予め手放された財産

    「出てきなさい、ちょうど私もそろそろきみの顔が見たいと思っていたところだ」 「・・・あんた、以前より気が敏感になっているんじゃないのか」 怪訝な声とともに現れたのは、異次元で妖魔調教師をしている紗城(すずしろ)という青年だ。 その容姿は明成よりもずっと若いが、数百年は生きているらしい。 ちょうど明成が無明ヶ丘に拠点を移すときに初めてその姿を見ることになったが、 か…

  • ■ 遅筆は一体誰のせい?

    ふと顔を上げて、近衛がこちらを見る。 「智と何かあったか?」 「・・・」 「ははあ、あったな、その顔は」 「とっとと帰れ」 「茶篠、私を敵に回すのは賢くない」 「・・・」 おそらく言うとおりだろう。 しかし敵に回したところでもう脅威はない。 秋一郎はすでにここを長期で離れる計画をしている。 「やれやれ、まただんまりか・・・ではきみの表情と行動から、何があったか…

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雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
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