一緒にロシア紅茶を飲めるなら『あるジャム屋の話』

一緒にロシア紅茶を飲めるなら『あるジャム屋の話』

『あるジャム屋の話』☆あらすじ若いころから人づきあいの下手な私は、大学を卒業して就職した会社を辞め故郷に帰り、しばらくごろごろしていた時のことです。実家の庭にある鈴なりのあんずでジャムを作ることを思い付いたのです。くる日もくる日もあんずのジャムを作り続け、周りの反応に気を良くした私はますます熱心にジャム作りに励みました。森の中に小屋を建てて、何度も失敗を重ねた末に、なんとか売り物になるジャムが作れ...