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頭の中に種をまく https://ensemencement.hatenablog.jp/

気の向くままに書評を。哲学、倫理学、マネジメント、コーチング、勉強、などなど。

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2019/02/23

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  • 2019年を迎えるにあたって

    私は流行の音楽に疎いのですが、年に一度、紅白歌合戦だけは観ています。音楽に限らず、その年にどのような出来事があって、どのような人が活躍したかということがダイジェストで紹介されるので、これだけで、ある程度は流行が分かります。ただ、やはり楽しみなのは音楽そのものです。 私は音楽の経験がないので、それぞれの音楽家が技術的にどれくらい優れているのかといったことは分かりません。それでも、音楽には心揺さぶられます。今この文章を書くことにしたのも、椎名林檎と宮本浩次のパフォーマンスに強い印象を受けて、それを忘れないようにしたいと思ったからです。 私は本来文化・芸術に関わることをして生きていきたいと望んでいま…

  • 時間と楽しみ

    時間に追われる生活を楽しいと思えるかどうかは、人によって大きく異なると思います。一方、やらねばならないことがたくさんあっても、それが好きなことであれば大した苦にはならないかもしれません。 時間に追われているかどうかと、好きなことができているかどうかとの二つの軸で、四つの象限をつくることができます。理想は、時間に追われておらず、しかも好きなことができていることです。この状態であれば、たとえ不意に忙しくなったり、つまらない仕事が舞い込んできたりても、少しの我慢でやっていけるものです。 反対に、つまらない仕事で忙殺されている場合は、あまり悩む余地がありません。それは全く望ましい状況ではないので、状況…

  • 時間を記録することで見えてくるもの

    仕事の効率化をしたいと考えていたので、その前段階として、今日から、時間研究というほどではありませんが、一つ一つの作業にどのくらいの時間がかかっているのかを記録し始めました。まだ初日なので、それをもとに何かしら判断するといったことはできませんが、いろいろと思うことはあります。 第一に、想像していた以上に、予期しない仕事や用事がふりかかってくるものだということ。作業に取り掛かるのと同時にその目標終了時間も記録していたのですが、実際には途中で声をかけられるなどして仕事を中断せざるをえない場面が多々ありました。 第二に、時間を記録するという一手間をかけることで、かえって作業にかかる時間を減らせるように…

  • 小さい習慣を複数もつこと

    毎日の小さな積み重ねが長期的には大きな差を生む、ということは、誰でも理解していることでしょう。しかし、それを実践するのは難しい。ただ、何かを習慣化しようと思うだけでは、なかなかうまくはいきません。 私は、習慣としてやるべきことをグーグルカレンダーに登録しています。毎日の決まった時間に、15分だけ時間を確保しておき、通知が来るように設定しておく。そして、その時間には、15分だけだからと、とにかくその習慣を実践します。 こうした15分の習慣を、朝、昼、晩と、一日三回設定しています。短い時間でも、集中できるので、かえって長い時間を割くより効果があったりもします。 時間に追われる日々の中でも、細かな習…

  • 政治とは何のためのものか? - 書評: 橋爪大三郎『政治の哲学』

    議会の議席数とか、日本にどんな政党があるかといったことは、学校の政治経済でも教わりますし、社会に出れば教養として知っておくべきこととみなされます。しかし、なぜ議会というものが生じたのか、なぜ政党というものが生じたのかという質問に対しては、明確な答えを提供できる人は少ないのではないでしょうか。 橋爪大三郎の『政治の哲学』は、こうした政治にまつわるものごとを、日常的に目にするより一段深い階層から論じています。いわゆる、「いまさら聞けない」ような基本的なことから、「そもそも聞いたことがない」ような本質的な理解まで、政治というものを理解するための土台を提供してくれます。 難易度は決して高くありません。…

  • 複雑な仕事をルーティンとして進めるために - 書評: 水野学『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』

    チームとして仕事をする機会が増え、プロジェクトをうまく動かすにはどうすればよいかということを頻繁に考えるようになったので、参考になるかと思って、水野学の『いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書』を読んでみました。 多くのプロジェクトをこなす人気のデザイナーだけあって、書かれていることはどれもシンプルながらも経験に根ざした実践的なものだと感じました。仕事というものは基本的にはどんなものも 調べる→大まかな方向性を決める→具体的なプランをまとめる→仕上げ作業をする→完成 というプロセスにのっとって行われるものであるということを前提に、各プロセスで具体的にどうするべきかということを説明し…

  • 人はなぜ恐怖を楽しむことができるのか? - 書評: 戸田山和久『恐怖の哲学』

    戸田山和久の『恐怖の哲学』を読みました。 著者は哲学に関する最新の話題を色々な書籍で分かりやすく紹介しています。『哲学入門』はとくにお勧めです。 書評: 戸田山和久『哲学入門』 (1) - 頭の中に種をまく さて、本書は恐怖をテーマとしつつも議論が多岐にわたっているため簡単に要約することはできませんが、前半は恐怖あるいは広く情動というものの性質について述べ、後半はホラーというジャンルがいかにして成立しうるのかということを論じています。 私自身は、ホラーというものがあまり好きではありません。暗い夜道を歩くといった実際のことには恐怖を感じないのですが、映像では何か予期しえないことが起こるという不安…

  • 働くことの義務と権利

    私は一年弱ですが、フランスで働いていたことがあります。社会人となって間もないころに出向したので、フランスでの働き方が世間一般での働き方だと思っていたのですが、日本に帰ってから、どうもそうではないようだと理解しました。 フランスは権利の国であり、一方で労働は義務です。労働という義務に対しては、休暇という権利が与えられますし、対価として給与が支払われます。サービス残業というものはありません。週の労働時間は35時間や37時間で、それを万一超過すれば管理者が責任を問われます。 私の勤務先はフレックスタイム制だったので、各々好きな時間に来て好きな時間に帰っていました。だいたい、8時から9時の間に始業する…

  • 時間がなくなることで自分にとって大切なものが見えてくる

    やりがいを求めて転職をしてから、おおよそ二ヶ月半が過ぎました。いま、難しい時期に来ています。 新しい職場はベンチャー企業であり、やる気に溢れた人々が、凄まじい量の仕事をしています。私にとっても、仕事は、多少は期待と違うところはあるにせよ、学ぶ機会が多く有意義な時間をすごせていると思います。 しかし、家族にとっては、私が土日にまで仕事のことを考えていることは、決してよいことではありません。妻には多くの苦労をかけています。 これは私自身にとっても、あまりよいことではありません。忙しくなって、改めて、自分にとって何が大事かを強く自覚しました。私にとっては、何よりも家族が大事です。子どもたちが遊んでほ…

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