犬どもの吠え声に起こされる朝。 うるさくて眠れんかった。 ペットボトルの水が完全に凍っている。 やけんが なかまに なりたそうに こちらをみつめている! そしてアイフルチワワのごとき視線を向けながら、別れを惜しむようについてくる。 いつしか野犬はいな
連日走って疲労が溜まっていたので、宿で1日休んでから再出発。 いい天気。 昼飯。1本5リラ。2本購入。 道中見かけた毒々しい色の木。 防腐剤でも塗っているのだろうか。 岩壁に何か人工物のようなものが見られる。 遺跡か何かだろうか。 100km近く走ってサルダ湖
夜中冷えたのか、テントに霜がばりばりにはりついていた。 こういうのは融けてびちょびちょになる前に振り落とす。 以前動画でロシア式の衣服の乾かし方というのを見て、面白そうだったので真似てみる。 ロシアでも特に寒いシベリア地方では、濡れた服を外にかけておく
昨日のことがあってか、何度か夜中に目が覚めた。 物音に敏感になっているのかもしれない。 霜でテントがびちょびちょ。 しかし天気は良い。 サイクリング日和。 山に向かって伸びる見るからに傾斜のえぐそうな道路。 昨日さんざん高トルク強制ギアにしごかれたせい
昨晩起きたことが起きたことだったため、思うように眠れなかった。 あの灯りを持った人々が警官ではなく殺人犯だったら、と思うと、今でも怖気が走る。 ここまで死を感じたのは、三十数年生きてきて初めてかもしれない。 死に直面して、私は初めて生きる喜びを知った。
夜の1時半ごろ、一緒にベイシェヒル郊外の森の中でキャンプしていた沖野さんが、突然私を起こす。 何とすぐ近くで銃声がしたらしい。 しかも6発も。 そして近くには車の灯りと、人の話し声。 銃をぶっ放した殺人犯が、共犯者とともに証拠の隠滅を図っているのでは?
猪の唸り声のような音が夜中に聴こえていたのだが、どうやら車が道の凸凹を踏む音だと気づき、一安心。 今日の目的地は70km西に離れたベイシェヒルという町。 のっけから登り。 例のごとく高トルク強制ギアで登るのはしんどい…… 一応フロントのインナーギアは使える
3泊したコンヤの町を出発。 昨日からネットが使えないTurk Telecomは結局復活せず。 電波難民ふたたび、である。 ギョレメで払った75リラを返してほしい。 まあカナダからヨーロッパまで約5カ月間もSIMなしでやってきたので、なくてもまあちょっと不便になるだけで絶望
今日は雨宿でコンヤに一泊。 まあどのみち自転車ショップに預けた自転車を取りに行かねばならないので動けないんだけれど。 雨が止み、徒歩で3km離れたショップまで向かう。 自転車が直っていたのはいいんだけれど、メカニックがなぜか「ブレーキの前後を逆に取りつけて
もはや満身創痍の後輪を交換するべく自転車ショップへと赴く。 Özceylan Bisiklet という店で、シマノ系のパーツをたくさんとりそろえており、ここを先途と後輪およびリアディレイラーやブレーキなど調子の悪くなっていたパーツをまるまる交換することに。 何だかんだで
今日も次の町を目指してひた走る。 道路脇に車の速度計があって時速100kmとか120kmとかみんな滅法飛ばしてるんだけど、アメリカとかヨーロッパとかみんな飛ばし屋ばかりだったからあまり速く感じない。 慣れって怖いね。 おや。地下ダンジョンへの入口かな。 中は蝙蝠
後輪の振れがひどくてブレーキが引っかかる。 スポークが1本足りないので小一時間振れ取りしてたけど直んない。 ブレーキを外して進むしかないか。 何か飛び出してきたらジャンプして避けるしかない。 人間は死にかけると体にかかっているリミッターが外れるという。
今日は霧が濃いのでテールライト始動。 水たまりは凍っていたが、路面は乾いていて走れそう。 3週間近くカッパドキアに滞在していたせいか自転車の漕ぎ方すっかり忘れてた。 脚だけじゃなくて全身使って漕がないと足ばかり疲れるしペース上がらない。 アクサライの町で
曇ってたせいか気球の高度が低くて間近で見れた。 曇りの日は朝焼け見れないから奇岩群を見るために低空飛行するっぽい。 これはこれで楽しそう。 ぶつかりあう気球。 いつのまにか我がテントと自転車の前にカメラ小僧。 貴様が撮影するのを私は撮影する! テントの
雪のカッパドキア+気球を見たいがために極寒の雪原で待ち伏せしていたのだが、悪天候のため気球飛ばず。 でかいワンコをひたすらもふもふするだけの朝だった。 帰り際に路面状況を見てみたところ、走るのに特に支障はなさそうな感じだったので、出発を決意。 結局2週間
朝起きて外を見たら一面雪景色。 雪に彩られたギョレメの風景はまるでアニメやゲームに出てくる町のようで、私のテンションは少年のごとく跳ねあがる。 わあい。雪だ雪だ。 昼過ぎには雪が止み、雪のカッパドキアサイクリング。 スパイクタイヤはおろかブロックタイヤ
昨日は待ちに待った気球ツアーで年甲斐もなくはしゃいだせいか疲労感がえげつない。 風邪をひいてしまった疑惑。 寝不足に疲労に気温の急激な変化と悪条件が揃いすぎている。 年寄りは年寄りらしく分を弁えるべきだったというのか…… しかし調理用のガソリンが底を尽
待ちに待った気球ツアーが本日実施される。 とはいえ、今まで8時とか9時とかに起きていたのが、待ちに待ったバルーンツアーだからといっていきなり6時に起きられるようになるはずない。 案の定寝不足で挑むことになる。 6:15分ごろ。 外はまだ真っ暗だ。 宿の受付で待
今日も相変わらず気球は飛ばず。 天気が悪いのかといえばそんなことはなく、むしろ多少曇ってようが飛ぶ時は飛ぶという。 問題は風で、たとえ快晴であっても風があると気球は流されて変なところへ飛んでいってしまうので、風が多少でも吹いているとあっさりキャンセルに
あと1カ月で今年が終わるという事実。 正直あまり実感が湧かない。 実は旅に出てから2カ月でした、なんて言われたら信じてしまいそうなくらいには光陰矢の如しである。 旅を始めたのが2月の下旬だったから、1年の多くを海外で過ごしたことになる。 10年前は自転車で世
日本のアマゾンで購入したもの。 野宿する自転車旅人には必須。 主に野グソする時に使用する。 野グソの際はブツをきちんと埋葬するのがマナーです。
海外自転車旅行勢の間では定番のウレタンマット。 日本でエアマットを使っていた身としては断熱性やクッション性は一段劣るような気がしないでもないが、パンクする心配がなく、わざわざ空気を入れたり抜いたりする手間がかからないのは素晴らしい。 ただしちょっと高
iPhone 8の充電不具合に対応するため、トルコの首都アンカラで急遽購入。 箱を捨ててしまったのでメーカー、型番共に不明。 値段は100リラ(1900円)くらいだった気がする。 充電は問題なく行えるのだが、通常の充電に比べて電力ロスが多く、モバイルバッテリーの減り
実は昨日の夕方、自転車で世界一周中のサイクリストの沖野さんとドミトリーで合流した。 私はアメリカから東回り、彼は逆に中国から西回りで世界を回っており、「世界のどこかで会おう」と言ってはいたものの、この広大な世界には無数の国、地域、道路があるのでまったく
昨日の話の続き。 ここのところホステルに引きこもって電子書籍を読んでいたり、岩山によじ登って景色を眺めながら何もせずぼーっとしていることが多いため、ブログのネタがない。 故にこれまでのような日記形式ではなく、1つのネタにつき1記事という形式にすることで毎
私が現在宿泊しているホステル「Whisper Cave House」にはアリという名の男が3人いる。 トルコ人男性のメジャーな名前なのか、しかしみんなアリじゃどうやって呼んだらいいのかと訊いてみたら、それぞれファースト・アリ、ハンサム・アリ、オールド・アリと呼んで判別して
カッパドキアの観光地はほぼ回り尽くし、カッパドキアサイクリングも面白そうな場所はあらかた走ってしまったため、今は洞窟ホステルの中でのんびりくつろぎながら電子書籍を読んだりしている日々。 ギョレメは初めは3〜4日程度の滞在の予定だったのだが、実は現在私と同
昨日一緒に地下都市でインディジョーンズした中国人友のファンは、今日バスでカイセリの空港へ向かう。 バスの出発まで少し時間があるため、景色のよい場所まで歩き、そこで翻訳機ごしではあるが、小一時間濃い会話を交わした。 中国での暮らしや彼の家族のこと、仕事の
今日はドミトリーで意気投合した中国人友のファンに誘われ、バイクを借りてカッパドキアを散策することにした。 レンタルバイクは120ccのスクーターで、6時間100リラ(1800円)。 以前8時間80リラで借りたというネット情報を知っていたので価格交渉したり他のレンタルサ
最近写真撮影にスマホではなくコンデジを使用している。 一眼レフは取り出すのが大変、スマホだと光学ズームが効かないし、補正がどぎつい。 自転車旅においてカメラに求められるのは片手でポケットからさっと出せて撮影してしまえる手軽さ。 スマホだと落として壊した
昨日チェックインしたホステルはなぜか臨時休業のため1泊しただけで追い出されるという謎の展開に。 すぐ近くに安いホステルはないか聞いてみたところ、同額のホステルを発見したため、そちらへチェックイン。 バックパッカーなら色々泊まり歩いてブログに宿のレビューを
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