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とあるケアマネジャーのたわごと https://tsunagari-26.hatenablog.com/

ケアマネジャー、三福祉士、社会福祉学修士。介護職15年。仕事に関して日々思うことを書いています。

ネガティブなイメージが強い介護。単身者が多い地域で様々な経験を積みながら15年間働いております。 その中で得た知見や、日々思うことを書いていきたいのです。僅かでも誰かの参考となれば嬉しいです!宜しくお願い致します。

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2019/01/26

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  • 雑記〜新しいことへのチャレンジ〜

    大人になると子どもの頃より時間の流れが早く感じることってありませんか?多くの方がそう言うのを耳にしますし、私も痛感しております。その理由の一つに、大人になると新しいことに出会う機会が減るためでは?と私は思います。特に楽しみを感じられるようなもの。子どもの頃って、常に新鮮で楽しみなイベントがあったように思います。運動会、遠足、発表会、初めてのデート、初めて訪れる場所などなど。いろんなイベントを楽しみにして、その日まで指折り数えながら過ごした記憶が蘇ります。大人になるとそうゆうことが減ってしまいますよね。大体のことは経験済みで、全く未知なることに出会う機会というのは少ないのではないでしょうか。最近…

  • 『おひとりさまの老後』を読んで

    平成から令和へと新たな時代を迎えました。世間は10連休の賑わいを見せておりますが、介護業界では常に介護を必要としている方がいらっしゃる以上、人手が不足する状況でも皆で協力し合って出勤をしている状況であります。 さて、今回は上野千鶴子さんの『おひとりさまの老後』の感想について、日頃の業務と関連付けて書いてみました。上野さんと言えば、先日の東京大学入学式での祝辞が話題となりましたね。私もHPで全文を拝読しましたが、とても重要な内容だと感じました。 上野千鶴子著 2011.12 『おひとりさまの老後』 文藝春秋 この本を読んだ理由 最期について まとめ この本を読んだ理由 以前の記事にも書いたように…

  • 成年後見制度とケアマネジャーの業務について

    成年後見は親族 最高裁が見解 2019/3/19(火) 6:03 - Yahoo!ニュース先日の新聞記事等に成年後見制度に関することが載っていました。最高裁判所が後見人には「身近な親族を選任することが望ましい」という考え方を示したそうです。 これまでは弁護士など専門職の選任を増やすことで、後見人になった家族の不正などを防ぐ目的でしたが、制度の利用が進まず見直しに着手したそうです。確かに私が働いている地域でも制度の利用が進んでいないように思います。 私が関わる利用者は身寄りのない単身者が多いです。認知症が進行して判断能力が低下してくると、支援の幅は非常に多岐に渡ります。いや、認知症の進行だけ…

  • 『死の壁』を読んで『死』について考える

    養老猛司著 2004.4 『死の壁』 新潮社花粉が猛威をふるっている。流れ落ちる涙と鼻水をハンカチで拭いながら読んだ本が『死の壁』です。 読んだ理由 『死』の課題 読んで感じたこと 読んだ理由 高齢者の支援をさせて頂いてると、死というものは切っても切り離すことができない。 これまでの約15年間、100名以上の方の死に関わってきました。当たり前ですが、人が亡くなることは辛くて悲しいこと。しかし、命あるものは必ず死ぬということは、何よりも確信を持って100%の確率で言えることです。これはどんなことより揺るぎない事実であり、頭ではしっかりと理解できていることなのですが、時に受け入れられないこともあり…

  • 医療福祉従事者にお勧めの一冊『小説 朝日茂』を読んだ感想

    右遠俊郎著 1988.12『小説朝日茂』新日本出版社 こんにちは。 月初めは何かと忙しく、少しの間更新ができませんでした。一日一記事という目標は早くも達成できませんでした。(そもそも、そんなペースでもなかったですが、、、) さて、ここ最近は通勤時間などを利用し、タイトルにある『小説 朝日茂』を読んでおりました。 朝日茂さんと言えば、重度の結核を患って国立岡山療養所で療養生活を送りながらも、生活保護のひと月600円という生活扶助が、憲法25条に規定する「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という内容に違反していると、厚生大臣を相手に裁判を起こした方です。『朝日訴訟』と呼…

  • 小説パート3「未来〜みらい〜」

    おはようございます。 早速ですが、今回も『ホッピー』をテーマにした短編小説をご紹介させて頂きます。この作品では、単身高齢者とヘルパーとの関わりを描いています。 世間一般で言われる社会的孤立という状況にある利用者。生活状況は乱れています。それを心配したアパートの管理人が、ヘルパーを依頼しました。 当初はヘルパーに対する拒否が続きますが、少しずつ距離が縮まり、やがて信頼関係が築かれていく様子を描きました。これからの時代、ますます単身高齢者は増えると予測されます。だからこそ介護職の担う役割は、身体介護や生活支援をするだけではなく、より広い範囲に及ぶと思います。約10分で読める作品です。宜しければご一…

  • 綺麗でわかりやすい話し方をする為に

    おはようございます!本日は3月3日ひな祭りですね。あいにく、天候は下り坂のようです。偏見なのか、私が関わる方に多いだけなのか、、、いや、やっぱり結構な割合で多いはず!と思って書きます。 医療福祉業界には、話し方がよろしくない方が多い。話し方の良し悪しなんか特に求められない仕事ならばいざ知らず、対人援助というコミュニケーション能力が求められる仕事にも関わらず多いように思えてしかたありません。 このように偉そうに述べておりますが、それは自分自身も含めてなのですが、、、アナウンサーや司会業をしているような方のレベルまでを求めませんが、綺麗で聞いていて心地良い話し方ができるに越したことはありませんよね…

  • 小説パート2をせっかくなので紹介させて下さい。

    おはようございます。早いもので、もう3月となりましたね。前回の投稿に書かせて頂いたように、ブックショートアワードでいくつか優秀作品に選んで頂いた小説について、せっかくなのであと少しご紹介させて頂きます。今回は『じいちゃんの至福の時』という作品で、これもホッピーをテーマにしたものです。じいちゃんは昔から漁師をしていて、とても逞しく、そして頑固な人。そんなじいちゃんと主人公である孫との関わりです。自分自身の成長、一方で少しずつ年老いてゆくじいちゃんの姿を描いております。このじいちゃん、昔から私の中にある理想の「じいちゃん像」なのです。決して口数が多い訳ではなく、頑固で人の言うことは聞かない。だけど…

  • 趣味について〜たまに小説を書いております〜

    皆さま、こんばんは。お仕事の方はお疲れ様でした!やっと一週間も折り返しです。さて、今回は趣味について。 とは言いながら、趣味らしい趣味というものを持ち合わせておりませんので、正しくは『現実逃避』かも知れませんね。 いずれにせよ、私が気分転換できることは、文章を書くことです。こういったブログに思うことや考えを書くのも一つですが、色々と妄想しながらストーリーを書き進めるのも好きなんです。つまり、小説というやつですね。出来上がった小説は、コンテストがあれば応募しています。ただ、長編となると原稿用紙数百枚に及ぶので、短編がメインです。『ブックショートアワード』というサイトがあるのはご存知でしょうか。そ…

  • 特技や強みをホスピタリティに活かす

    にほんブログ村 にほんブログ村 こんばんは。 今日は日々の業務において利用者さんとの関わりから感じた『ホスピタリティ』について書かせて頂きますね。ホスピタリティは、よく『おもてなし』や『思いやり』と説明されます。 サービス業では、接客マナーにプラスαしてお客様に行う行為と考えれば良いでしょうか。よくディズニーランドやリッツカールトンのそれが手本とされ、本も出版されていますね。医療や介護の業界でもホスピタリティは大切だと思います。私は利用者さん宅を訪問した際には、何か一つでも実践できることがないか、それとなく観察することを心がけています。決して難しいことや負担の大きなことをする必要はありません。…

  • ゆっくりと進むことの大切さ

    この週末は穏やかな良い天気だったので、日頃のストレス発散、気分転換のために二時間ほど散歩をしてみました。 約8キロくらいはあるでしょうか。普段は車で行くような距離を歩いたので、足が痛くなりましたが、家の近所にも関わらず新しい発見が多くありました。初めて見る景色や知らなかったお店。春になったら桜が綺麗だろうなと思う遊歩道。どれも数十キロの速度で通り過ぎてしまえば出会うことのないものばかり。 歩いてみて感じたこと。それは便利さ故に見失っているものが日々の生活には沢山あるのではないかということ。これから少しずつ過ごしやすい季節に移り変わります。たくさんの花が彩り鮮やかに咲き始めることでしょう。ゆっく…

  • 『死』について考える

    おはようございます。今日はいつもより早起きして充実した一日を過ごそうと計画しています。さわやかな朝でございますが、タイトルは少し重いですね。 なぜ、こんな記事を書こうと思ったのか。それは以下のニュースから色々と思うことがあったからです。 神戸新聞NEXT|総合|余命短い患者の「看取りの家」 計画に住民反対「死を日常的に見たくない」 神戸 施設建設と住民との意見の対立。このような状況を『施設コンフリクト』と呼びます。 conflict:衝突、論争、口論 (weblioより) 最近では保育所の建設を巡って「子どもの声がうるさい」などということによる反対や、以前から多くある例としては、葬儀会社の建設…

  • 利用者さんと長く関わることの意義

    こんばんは!週末なので、夜更かしをしながら日々の思うことをアウトプットしようとパソコンに向かっております。スマホも便利ですが、やっぱり文字を書くのは断然パソコンに限ります。目が疲れにくい!タイプが早い!編集しやすい! ということで、サクサクとタイプをしながら本題に移ります。 どんな仕事をするにせよ、心掛けるべき大切なものは基本的に同じだと思っています。 技術、知識 接遇マナー 体調管理 コミュニケーション能力 など いろいろある中で、私が一番大切だと思うこと。それは「継続」することです。 それも可能ならば同じところで継続できることが望ましいと考えています。(人間関係、待遇など様々なことがあり、…

  • 発想力を身につけるために

    夜の寒さも緩まり、いよいよ初春を感じるようになりましたね。しかし、花粉が辛い、、、 さて、先日は観察力と洞察力が大切ということを書きましたが、発想力というのも大切で、自分にはそれが乏しいなと痛感している今日この頃です。 ここ数年、介護保険サービスだけでは運営が厳しく、様々な事業を始める法人が多くなってきました。私も雇われの身ではありますが、何か新たな事業を提案できないものかと、日々頭をフル回転させております。もちろん、ただ利益を産み出すだけではなく、何か社会に役立てるものが無いかと考えているのです。 そんな時に感じるわけなんですよね、発想力の乏しさを、、、 「これなんか良いんじゃないかな」と閃…

  • 感情に左右されず冷静に

    本日もいろいろなことがあり、そして学びも多かったです。 今回はあらためて大切と感じたことを書きます。そして、もう一度自分自身に言い聞かせておきたいと思っております。 それは、何かを言われた時に感情に左右されて情報を選別しないということです。 例えば自分の嫌いな人と、尊敬する人がいたとします。同じことを注意されたとして、やっぱり嫌いな人に言われると「腹立つ」という気持ちになってしまって聞き入れないんですよね。しかし、一方で尊敬する人に言われると、スッと落とし込むことができるんです。 今日、たまたまそのようなことがあって、それって良くないな、とあらためて思いました。誰に注意されても「自分に落ち度が…

  • 生きがいについて考える

    こんにちは!2月はあっという間に月末を迎え、またモニタリング、請求業務がやってきますね。体調崩さずに頑張りましょう! この仕事をしていると、毎日いろんなことがありますね。利用者さんのことだけじゃなくスタッフのことも含めて。最近では、むしろ後者の方に皆さん頭を悩ませているかも知れませんね、、、 とにかく平穏な日というのがなかなかございません。荒れたオフロードを二駆のノーマルタイヤで日々走り続けております。 しかし、そんなことも10年以上続くと人間というものは良くも悪くも慣れてくるもので、まあ何が起こっても動じることは少なくなり、多少のトラブル程度はいつものルーティンワークと化してしまっているので…

  • 面接対策!採用担当者から見る面接時の注意点

    春は出会いと別れの季節。これから新しい職場で働く方もいれば、職場を去る方もいることかと思います。 さて、福祉業界では依然として人手不足が深刻で、新しい人材を確保する為に常に求人が出ているのが現状です。 しかし、だからといってどんな人材でも構わないという訳ではありません。面接担当者は、面接時にしっかりと求職者をチェックしています。 最近の傾向として、求人を出している施設や事業所の件数が多いからか、面接に来る求職者の面接に臨む姿勢に疑問を抱くことがあります。(「ここがダメでも次がある」という余裕でしょうか?) 面接をする側として、いくつかの良くない例と改善点を挙げてみますので、今後のご参考にして頂…

  • 洞察力と観察力を身に付ける方法

    来週から少し暖かくなるみたいですね!梅の花が咲いているのを見かけたり、寒いですが、春の訪れを実感する時期となりました。 こんな感じで、季節の移ろいをしみじみと感じていると、、、 「梅の花なんか咲いてる?」 毎日、同じ道を通る人にこう返されました。 「ほら、角の○○さんの庭にあるでしょ?」 「ホント?気付かなかった。帰りに見てみるわ」 なるほど、これって観察力の違いだな、と少し優越感に浸ってしまいました。 介護の仕事では本当に大事なんですよね、観察力って。そして、洞察力も。どんなに優れた知識や技術を持っていても、これが無いと駄目だと思っています。なぜなら、知識や技術を活かす機会を逃してしまうから…

  • 医療と介護の連携がうまくいかない理由

    こんにちは。TAMAKIです。 今回はダラダラと思うことを書かせて頂きます。お付き合いのほどよろしくお願いします。何を書くかと言うと、タイトルにあることそのものについて。 ケアマネジャーとして働いていると、よく研修に出席することがあります。また、時々初任者研修の講師をさせて頂くことがあるのですが、いずれの場においても「多職種連携」や「医療との連携」を何度も何度も叩き込まれます。 当然、疾患を持った利用者さんを支援する上で、医療と介護との連携は必要不可欠ですが、現場ではうまくいってないことやトラブルが多い! これって、何年も前からずっと言い続けられていますが、いつになったら言われなくても連携を図…

  • 医療と介護の連携がうまくいかない理由

    こんにちは。TAMAKIです。 今回はダラダラと思うことを書かせて頂きます。お付き合いのほどよろしくお願いします。何を書くかと言うと、タイトルにあることそのものについて。 ケアマネジャーとして働いていると、よく研修に出席することがあります。また、時々初任者研修の講師をさせて頂くことがあるのですが、いずれの場においても「多職種連携」や「医療との連携」を何度も何度も叩き込まれます。 当然、疾患を持った利用者さんを支援する上で、医療と介護との連携は必要不可欠ですが、現場ではうまくいってないことやトラブルが多い! これって、何年も前からずっと言い続けられていますが、いつになったら言われなくても連携を図…

  • 単身高齢者が自宅で最期を迎える為に必要なこと

    はじめに 本人の意思確認 在宅医 訪問看護 家主、管理会社 葬儀 まとめ はじめに 最期をどこで迎えるかー 住み慣れた自宅で最期まで過ごしたいと願う方は多いですが、現在の日本では病院で亡くなる方が大多数を占めているのが現状です。*1 現在の日本社会では単身者の数が増加しており、これから生涯未婚で過ごす人々の増加により、その数はますます増えていくことが予想されています。 単身者が自宅で最期まで過ごすことができるの? そう思っている人は結構多くて、私の話を聞いてよく驚かれることがあります。 もちろん可能ですし、ご本人の意向を最優先するので、それを達成できるように支援させて頂きます。しかし、ケアマネ…

  • 第三者にわかりやすい文章

    介護現場での文章について思うこと 文章をしっかりと書けない背景 改善のポイント 誰かが見ているという意識 核となるポイントをおさえる 5W1Hを意識する まとめ 連休最終日ですね。この連休は特に寒さが厳しかったように思います。春が待ち遠しい今日この頃です。 さて、今回は介護職現場での文章について考えてみました。 介護現場での文章について思うこと 私が主に目にする文章というのは介護記録です。私が勤める居宅介護支援事業所は、同法人内に訪問介護、訪問看護事業所が併設されている為、時々記録内容を確認することがあります。特に状態の悪い方に関して、主治医へ報告する際、情報収集を目的として読むことがあります…

  • 感情をコントロールする

    この週末は特に寒さが厳しいですね。風邪など引かぬようにご自愛くださいませ! さて、今回は介護の仕事をする上で、感情コントロールについて考えてみたいと思います。いくら専門職と言っても、人と人との関りです。利用者さんに対して怒りの感情が出てしまいそうになることはあると思います。それを完全に無くすということは不可能です。感情を持った人間ですから。しかし、抑制はしなければなりません。(( ※写真と記事は特に関係ありません。 よく俗に困難事例と呼ばれるケースを担当することがあります。 生活が乱れているにも関わらず、こちらの提案を全く受け入れて頂けないケースでは、何度も裏切られることも決して珍しくはありま…

  • リフレッシュ@カフェ

    今日は少し早く仕事が終わりまして、(いや、正確には終わらせました)少しリフレッシュをする為、カフェに立ち寄りました。そもそも、この時間で早く仕事が終わったと思う感覚は良くないですが、、、 私は通勤が片道約一時間かかります。しかし、それほど苦に思ったことはありません。 それは、、、 ①一人になれる時間がある ②文章を書く時間に使える ③職場とプライベートの環境に変化がある ④寄り道して気分転換ができる という理由があるからです。 とは言え、朝早い時間に出勤しなければならない、また残業が続くような時には心折れそうになりますし、体調を崩している時の満員電車は地獄でしかありません💦 まあ、ネガティブな…

  • 実地指導5〜居宅介護支援事業所〜

    テーマがあっちこち行き来しておりますが、今回は実地指導におけるアセスメントの注意点です。 まず、復習として課題分析標準項目について確認しておきましょう。 1 基本情報:氏名や性別、住所、電話番号などの基本情報2 生活状況:現在の生活状況やこれまでの生活歴3 利用者の被保険者情報:介護保険などの被保険者情報4 現在利用している介護サービス等の状況5 障害高齢者の日常生活自立度6 認知症高齢者日常生活自立度7 主訴:利用者やご家族の主な希望や要望8 認定情報:利用者の要介護度区分など認定結果の情報9 課題分析(アセスメント)理由10 健康状態:利用者の健康状態について11 ADL(日常生活動作)に…

  • 海外の福祉〜スタディーツアー@スウェーデン〜

    福祉関係の仕事をしていると、海外の福祉事情について気になることがあります。現在は多くの文献やインターネットから簡単に情報を収集することができますが、やはり百聞は一見にしかず。これまでにスウェーデン、オーストラリア、ハワイへのスタディーツアーに参加しました。そのツアーの感想や学びについて、少しご紹介させて頂きます。 ※制度のこととか、深く掘り下げてではなく、あくまでも一個人の感想レベルということをご了承下さい! スウェーデンへのスタディーツアーへ参加したのが7年ほど前でした。 約2週間の期間でしたが、初めて海外の福祉事情に触れた経験から得たものは大きかったです。(今になって思うと、もう少し問題意…

  • 実地指導4~居宅介護支援事業所~

    今日は暖かくなると天気予報で言っていたように思いますが、ヒンヤリとする一日でしたね。 今回も実地指導のことについて書かせて頂きます。あくまでもこれは体験に基づいて書いておりますので、実地指導を受けた友人のケアマネジャーから「こんなこと指摘されたよ」とお話を聞く感じで読んで頂ければ幸いですし、そういうお話がとても参考になるはずだと思います。 さて、今回は利用者さん、そして他事業所へのケアプランの交付について。利用者さんに関しては「同意」を得た上で「交付」ですね。 ケアプランに対して同意が為され、そして交付されている証拠となるのが「署名」と「捺印」です。他事業所の場合は担当者の自署ではなくても構い…

  • 個人情報保護の壁

    たまにはゆっくりと終末の夜を過ごしたく、今日は夜更かししております。 しかし、ただぼーっとしているのではなく、うまく文章にできないですが、書きたいことが沢山あるのでパソコンをカチャカチャやっています。 今回は『個人情報保護の壁』というタイトルです。決して個人情報保護を悪く言っているのではありません。もちろん必要なことであり、世間一般では個人情報保護法によって個人の情報が守られ、この業界でも職業法において守秘義務が課せられており、利用者さんの情報が守られていることになります。 しかし、本当に必要としている時、例えば人命が関わるような時、、、なんとかならないのかな、と思ったことが過去にございました…

  • 実地指導3〜居宅介護支援事業所〜

    週末ではありますが、月初は皆さん請求業務など色々お忙しいと思います。体調を崩さないようにお気を付け下さい。 今回も実地指導の項目について書かせて頂きます。 支援経過とモニタリング 要介護の方は毎月1回以上の訪問、モニタリングが必須です。当然、これを怠れば減算対象ですね。たとえ訪問していたとしても、その記録が無ければ訪問したとは見なされません。 うちの事業所は支援経過➕モニタリングを別々に入力するやり方です。他事業所のケアマネさんに聞くと、支援経過記録内にモニタリングを落とし込んでいるということも聞きますが、色んなパターンがあるみたいですね。 当然ですが別に記載している場合、支援経過にある訪問日…

  • 介護の仕事について

    twitterにて、介護関係の仕事に就かれている方々に対して以下のようなアンケート投稿をさせて頂きました。 『もし、介護関係の仕事を選んだ瞬間に戻れるとしたら、、、』①介護職に就く②違う業界の仕事に就く その結果、①が48%②が52%でした。このアンケートに関して、どのような結果になるのか全く想像できませんでした。①が圧倒的に高い数字だとしても納得、②がそうだとしても納得できたと思います。きっと、多くの方がやり甲斐を感じて働いていらっしゃることでしょう。しかし、人間関係や法人の方針との相違、人材不足による負担増大というような点がストレスとなっているのではないでしょうか。これは、ある程度、どの会…

  • 実地指導2〜居宅介護支援事業所〜

    前回、特定事業所加算について書きましたが、今回はその他の指摘されやすい(実際に確認された項目)ポイントをいくつか挙げてみます。長々と書いても分かりづらいので、項目毎に分けてアップしていきます。まずは担当者会議についてです。 当然のことですが、担当者会議はケアプラン作成日より前に行われていることが基本。つまり、ちゃんと担当者が集まってサービス内容を事前に検討、確認できているかということが重要。 記載の仕方は、ご本人や各担当者の発言をそのまま書きます。 ex.)Aさん「足が痛いからベッド借りたいんです」 という感じ。 私が指導を受けた時には「主治医からの意見も頂いて下さいね」と、仮に無かったとして…

  • 保険外のサービスについて

    実地指導の続編は改めて書きます。その前に少し話題を変えまして、タイトルにある保険外サービスについての思いを記します。 私にはなかなか名案を出せる想像力がございませんが、介護保険外のサービスや事業の必要性は強く感じております。 しかし、保険外サービスの話をすると「そんな料金取るなんてひどい」というような発言をするスタッフがいるんですよね、必ず。(もちろん、そんな法外な価格設定ではないですよ) どうも保険給付から9割、利用者負担1割というイメージが強いようで、自費に抵抗感がある様子、、、まあ当然と言えば当然なのかも知れませんが。 とにかく、保険外サービスや事業の必要性を感じる理由は次の通りです。 …

  • 実地指導1〜特定事業所加算〜

    この仕事をしていて一番嫌なこと、それは行政からの実地指導。この業界に15年ほど携わっており、過去4回ほど実地指導を経験しております。直近では昨年でした。直前には書類チェックで帰れぬ日々を過ごした悪夢のような時間でした。二度とこんなことにならないようにしよう!と、固く決意するのですが、日頃の業務に追われ、ついつい抜けやミスが出てしまいます。これから実地指導を受けられる方、そして自分自身がそうならないよう、どんなことを指摘されたか簡単ではありますが改めてまとめさせて頂きます。 やはり、最も重点的に見られるのはここ。特に大きな点数に関わるもの。そう、特定事業所加算です。一番ハードルの高い加算(Ⅰ)の…

  • 亡くなった方の尊厳

    利用者さんに単身者が多いと、お亡くなりになった後の対応を年に何度も行うことになります。葬儀の手配、役所や疎遠になった親族への連絡、通夜、葬儀への参列、各種契約の解約、アパートの整理など、本来はケアマネジャーの業務ではないのでしょうが「せざるを得ない」という現実がありますし、関わりを持たせて頂いた以上は最後まできっちりとしたいという思いがあります。 いつもお世話になっている方から「死者の尊厳を保つことが大切」という言葉を聞きました。身寄りの無い多くの単身者が、事務的に葬儀を終えるだけで弔われることに疑問を感じて出た言葉なのだと思います。 10年ほど前、NHKのドキュメントに『無縁社会』というもの…

  • 管理者の苦悩

    週末も終わりますね 今日という日も残りわずかとなりました。明日からまた1週間が始まりますね。シフト制で働いているので、特に週はじめだからという感覚は無い方も多いかもですが、居宅サービス事業所にお勤めの方は、カレンダー通りの勤務というパターンが大半なのではないでしょうか? 私は後者で、まさに夕方からサザエさん症候群に陥ってました。明日はこんなことが待ってるな、あれをしないといけないな等、色んなことが頭をよぎっております。 管理者の苦悩 私自身、居宅支援事業所の管理者をしております。もちろん、雇われの身での管理者です。同じ立場で様々な苦悩を日々抱えながら頑張っている方々、その気持ちよく分かりますよ…

  • 『ボヘミアンラプソディ』を観て

    映画『ボヘミアンラプソディ』を観たのは昨年末でした。今なお多くのメディアに取り上げられていて話題ですね!少し日にちが経ってしまいましたが、少し映画の感想を書かせて頂きます! 私がクィーンというバンドを初めて聴いたのは中学生の頃。友人からアルバムを貸してもらったのがきっかけでした。その頃はエアロスミス、ボンジョヴィといった洋楽のハードロックが大好きだったのです。 「クイーン??名前は聞いたことあるけど、歌は知らんな、、、」という感じでしたが、初めてボヘミアンラプソディを聴いた時は衝撃的でした。ロックとオペラの融合、なんだこの曲は!という第一印象だったと記憶しています。 中学生の私には、和訳を読ん…

  • ケアプランの一部負担金徴収について

    寒い!最近、冬らしい寒さが続いていますねー!インフルエンザも猛威をふるっているので、体調管理を徹底しましょうね!今回はケアプラン料のおはなしです。 現在、ケアプラン作成に伴う費用は10割保険給付ですが、1割負担を導入する方向での議論が進められていますよね。 賛否両論ありますが、これってどうなんでしょうかね🤔 私個人としては、、、賛成です。大賛成🙋‍♂️というわけではないですが賛成です。 その理由は、、、 利用者さんが負担金を支払うということは、より厳しくケアマネジャーを評価することに繋がるのではないかと思うのです。実際に自分のお金を支払うのと、そうでないのでは、やっぱり違いますよね。 そうなる…

  • 長らく投稿していなかった、、、地域について

    気が付けば前回の投稿からもうすぐ一年。あらためて月日が経つ早さを痛感します。 サボっていた訳ではございません。他の活動を色々としておりました💦論文書いたりなんだかんだと。 近況報告です。年末にかけてケアマネの研修に行っておりました。そこで「地域資源の活用」という言葉が何度もあがっておりました。そして、大半のケアマネさんが活用できていないという感想🤔特に施設ケアマネさん。 そもそも「活用」という考え方では駄目な気がします。私は居宅ケアマネをしていますが、結構、地域の方から協力を得ている方だと思います。 そのコツを少し☝️ 必ず大切にしていることがあります。何を大切にしているか❓それはwin-wi…

  • 「自立」って何だろう❓

    今回の介護保険改定で「自立」という言葉が気になりました。というか、前から気にはなっていましたが🤔 確かに自立は必要なことかも知れないけれど、利用者の中には、「困っているからお願いしてるのに」と、自立などと言われても余計なお世話と感じる方も多くいるのではないでしょうか。 そもそも支援する側が、その方がどのような状態となれば自立とするのかさえ理解していないように感じることがあります。 自立支援て、簡単に言うけどかなり難しいと思うんです💦身体的な自立だけではなく、精神面や経済面の自立もありますし。 1日のうち、たかが1時間ほどやって来ては 「自立のためです!」 と、根拠なく一緒に掃除をするように言わ…

  • ルーティンワークを楽しくする

    介護の仕事は、現場での実践以外に書類作業も多いですよね。一つ作業をする、一件訪問すると記録に残しておかなければならないです。 そう!非常に多い! 日々、書類作業に追われると何のために、誰のためにやってるのか分からなくなることありませんか?少なくとも私はそんな虚しさに襲われることが多々あります💦 ただでさえ、人手が少なく現場でも時間や業務に追われてしまいます。本来ならゆっくり時間をかけ、利用者さんと向き合うべきところですが、、、現状として介護が作業化してしまい、日々の業務がルーティンワークとなってしまいがちではないでしょうか。 では、ルーティンワークを打開する為に必要なことはなんでしょうか。 そ…

  • 早めの段階から最期の準備を❗️

    日本が世界トップクラスの長寿国であることは、言わずと知れた事実と言えます。我が国の平均寿命は香港に次いで、世界第2位です。寿命が長くなることは喜ばしいことですが、長く生きる以上に大切なことは何でしょうか? それは、健康寿命を長くすることだと思います。 健康寿命とは、日常生活が制限されることなく過ごせる年齢のことで、厚生労働省が今年の3月に発表したデータによると2016年時点で男性72.14歳、女性が74.79歳とのこと。同年の平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳。つまり、男性で約8年間、女性で約12年間に渡り日常生活において何かしらの制限があり、もしかすると介護を必要とする期間とな…

  • 治療食に配慮した宿

    なかなか天候が定まらないですね💦桜が咲いたかと思えば季節はずれの雪が降ったり❄️寒暖の差が大きいと体調管理が難しいです。私は花粉症なのか風邪なのか分からない鼻水が絶え間なく流れて困っております。 それにしても日本は広い。北海道で最高気温が3度という一方、沖縄では20度‼️まるで季節が異なりますね。そんな日本だからこそ、その土地の良さを訪ねる旅行は魅力的なのではないでしょうか。 さて、ということで今回も前回に引き続き、旅行に関連するテーマを取り上げてみたいと思います。 旅行と言えば、その土地の美味しい料理を食べるのが楽しみの一つですよね。しかし、糖尿病や腎臓病で透析治療を受けられて日頃、治療食を…

  • 在宅酸素療法での旅行

    寒さが落ち着き、各地から桜の便りが届き始めてますね。これから春を迎え、いよいよ行楽シーズンに突入します。この冬は寒さが厳しかったので、うららかな春の気候を感じて、外出するのを心待ちにしている方は多いのではないでしょうか?もちろん、私もその一人です。 そんな時、父親から電話がありました。最近、医師の指示で在宅酸素療法を開始したとのこと。詳細は分からないのですが、長年の喫煙習慣から恐らく肺気腫(COPD)に起因するものかと想像します。その中で「もう遠くへ出かけられへんようになった、、、」という発言が聞かれました。体力的なこと、酸素ボンベを持っている見た目など、いくつかの理由がその発言を招いたのでし…

  • ブログ作成の経緯

    世界に類を見ない超高齢社会の日本。長生きできることは喜ばしいことですが、ただ長く生きるだけではなく生活の質を維持しながら最期まで生きられることが大切です。 それは本人だけではなく、支える家族も願うこと。 私は在宅での高齢者介護の仕事に15年ほど関わっています。特に一人暮らしの方が多い地域ではありますが、それ以外にも高齢世帯、子どもさんと暮らしている方など、その家族形態は様々です。 いずれにせよ、高齢者本人、介護する家族、そのどちらもが病気や障害を抱え介護を受けること、介護することに対して悲観的になる状況を多く目の当たりにします。 何故か、、、これまでできていたことができない現実、今後の不安など…

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