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2019/01/14

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  • 光君の幕引き(幻 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 年が明けても光君の悲しみは癒えなかった紫の上との思い出を振り返ったり気心の知れた女房たちを呼んで話したりしているが親しい人以外には会おうとしない夕霧でさえも御簾越しに会う明石の中宮の息子三の宮(匂宮)だけは光君のそばにいる亡くなる前に紫の上が言い残したとおり、匂宮は西の対の紅梅をだいじにしている 春が深くなっていくにつれ心が落ち着かず、何を見ても胸が締め付けられるので山奥に入ってしまいたい気持ちが日に日に強くなる匂宮が、ぼくの花が咲きました。散らないように几帳を置いて帷子を垂らしておいたら、風を防げるのではないのかなというのに対していいことを思いつきましたねとこの宮だけを遊び相手にし…

  • 紫の上の最期(御法 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 紫の上は昔患った大病の後、これといった原因もないけれどひどく弱ってしまう回復の見込みもなく、ますます衰弱していってしまう光君も限りなく心を痛めている紫の上は出家したいとかねてから考えて光君にも言っているが頑として許そうとしない自身も出家したいと考えているので一緒に出家しようとも考えるしかし出家したなら離れ離れでお勤めしなければならないと光君は思っているのでただでさえ弱っている紫の上を見捨てるようなことも出来ないし、そんな状況で出家しても集中してお勤めできないと考えている 紫の上はこれまで自身のために書かせていた法華経を急いで供養しようとするその法要は二条邸で営むこととなった花散里や明…

  • 一条宮への恋(夕霧 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 一条宮(落葉の宮・女二の宮)のことを諦めきれない夕霧一条御息所の具合が芳しくないので、比叡山麓近くの小野というあたりの別荘に移ることになった一条宮も一緒に移り住んでいる頻繁に御息所と手紙のやり取りをしているため、北の方(雲居雁)も感づいている8月半ばの頃、御息所の具合も気になるし、野辺の景色もうつくしい時期なのでお見舞いに行くことにする何年にもわたり幾度と訪問しているのにつれない態度の宮女慣れしてなくてあなたに笑われていないかと思うといたたまれないこんなに生真面目に生きてきた男はいませんよと夕霧母の介抱で、自身もひどく気落ちしていると宮宮が明るくあることで御息所の気持ちも心強くなりま…

  • 鳴き声に例えた想い(鈴虫 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 尼君(女三の宮)が持仏を作り、その開眼供養をすることになった光君や紫の上の力を借りて準備し万事滞りなく行われた尼宮は相続した三条の宮邸に住むことになる光君は宮邸を出家の日々にふさわしく整えたお世話をする女房たちも我も我もと続いて出家しようとしたが光君が諌めて、10数人ほどになった庭先に秋の虫を放たせている8月十五夜の夕暮れ、光君が訪れる鈴虫が鳴いているのを聞いて、秋好中宮が松虫が鳴き声にすぐれているからと連れてきたことがあったが寿命が短いはかない虫だと言う話をすると尼君は、あなたさまが私に飽きたことはわかっているのに、鈴虫の声はなかなか振り捨てることが出来ませんと歌を詠んだ 感想 秋…

  • 柏木が残したもの(横笛 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 柏木があっけなく亡くなってはや1年が過ぎた一周忌に光君は黄金百両を柏木の父に進呈した夕霧も多くの供養をし、自身でも心をこめて法要を取り仕切っている 朱雀院が寺のそばの林で取れた筍や山の芋を尼宮(女三の宮)に送ったそれを若君が齧っては放ろうとしているので光君は「食い意地がはっていると、口さがない女房が言い触らすといけない」と言って笑うしかしこの若君は誰に似たのか美男子で女宮(明石の女御の姫君)と困ったことになりはしないだろうかと心配する若君が生まれた経緯を忘れることは出来ないが、かわいくて捨てることも出来ないと歌を詠んだ 夕霧は亡くなる直前に言い残した柏木の言葉が気になっているいったい…

  • 塗り絵を解体して壁に飾る

    この記事からはや5年!? hiroku-asaku.hatenablog.com 塗り絵をばらしました で、壁に飾ろうかと 調べてみるとアイロンで本の糊を溶かして剥がすそうです あまり高温だとこげるとか燃えるとか 恐ろしいことが書いてあったので あて布をして中温で温めました 専門的用語で言うと見返しの糊は温めても溶けず 力技でビリビリと引っ剥がしました(笑) 背表紙の糊は温めたらぺらーっと取れ 一枚一枚剥がすには糊の部分をあて布をして温めたら 剥がれました 後は、見開きの糊でくっついていた部分(5mmくらい)をカッターで切り落とし 分解完了 壁に飾るのに丁度いいサイズのコルクボードがキャンドゥ…

  • 身分違いの恋の行方(柏木 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 柏木はずっと病に臥せって、快方に向かう様子もなく新しい年となる父がすぐれた修験者を呼び寄せて加持祈祷を行っている陰陽師たちは女の霊のしわざだというそれを聞いた柏木は女の霊が女三の宮だったら自分の身がたいせつに思えるのに光君はもうどんな顔をして会えばいいのかわからない光君と目を合わせたときからおかしくなって、さまよいでたたましいがこの体に戻ってこないのだと言っている女三の宮に手紙を送ったが、姫は返事を書く気にもならない後ろめたく合わせる顔がないという様子それでも小侍従がこれが最後かもしれないと言って書かせた返事には私もいっしょになって消えてしまいたい。情けない身を嘆く思い。と綴られてい…

  • 女三の宮に恋する者(若菜下 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 女三の宮に恋する柏木はその想いを綴った手紙を送っていたが小侍従から無駄なことだと返事が返ってきて、もっともだと思っていたがこれからどうやって過ごしていこうと思いまた一言でもいいから直接言葉をかけてもらえないかと諦めきれてない 3月の終わりの日に殿上人たちの弓の競射が六条院で行われた賞品もあったが、上手い人だけを集めて競わせても面白くないと光君が言うので素人の射手も参加させた柏木が物思いに沈んでいるのを見た夕霧はいとこ同士とはいえ心も通う親友同士なので自分のことのように心配していた柏木は女三の宮の夫である光君の姿を見るとそらおそろしくなり正視できない女三の宮の所にいた唐猫だけでも手に入…

  • 藤壺の女御の娘(若菜上 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 朱雀院が元々病弱であったが、体調が優れない母大后が生きていた頃は遠慮していたが、出家したいと考えているただ、心残りなのが藤壺の女御の娘である女三ノ宮のことだったたいせつに育てていたが、自分がいなくなった後誰を頼りに暮らしていけばいいのかと悩んでいる東宮は父が病気の上に出家すると考えていると聞いて院を尋ねる院は東宮にあとに残される娘たちのことを気にかけてやってほしいと頼み東宮の母である女御にも女三ノ宮をやさしくいたわってあげるようにと頼むがかつて寵愛を競った藤壺の女御の娘であるから今は、そういった気持もないだろうが心から親身になって世話をするのが難しいだろうと思う夕霧が院を尋ねてやって…

  • 夕霧の結婚(藤裏葉 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 明石の姫君の入内の支度をしている最中にも、夕霧は雲居雁のことを考えている我ながらこんなに執念深いとは…内大臣が二人の仲には目をつぶろうかと噂されている今こそこちらから願い出ようか、いや待ったほうがいいかと思い悩んでいた一方雲居雁も、父がほのめかしていた夕霧の縁談が本当なら、夕霧は私のことを忘れてしまったのだろうかと悲しんでいる心は相思相愛だが、いまひとつすれ違っている二人である内大臣も、二人を別れさせたが、二人の仲はもう知れ渡っていたし、なんとか世間体を取り繕ってここは私が折れるしかないようだと、ようやくそう思った 4月の初め頃、庭先の藤の花がみごとに咲き乱れたので、内大臣は夕霧に手…

  • 明石の姫君の成人(梅枝 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 明石の姫君が11歳になったので裳着(成人の儀)をすることとなった朱雀院の皇子である東宮も元服の儀がありその後姫君が東宮妃として入内することも決まりそうだ 正月の末、光君は薫物を調合する姫君が使う調度類の覆い、敷物、褥、など入念に検分しては、しかるべきものを仕立てさせている一流のものを選んでいたが、香炉には女君たちが心を込めて調合した香のすぐれてできばえのいいものを嗅ぎ比べた上で入れようと思っている判定は蛍宮にお願いした朝顔の合わせた黒方(冬の香)、光君の侍従(秋の香)、紫の上の梅花香(春の香)、花散里の荷葉(夏の香)、明石の上の香優劣つけがたいと誰のことも褒める 六条院内の蔵人の詰所…

  • 玉鬘の結婚(真木柱 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 髭黒大将が弁のおともを仲立ちにして玉鬘を妻にした 大将は姫君を一刻も早く引き取ろうとするが そのことをよく思わない大将の北の方がいるので 光君は、そう急がず穏便に、そっと目立たぬよう、どなたからも非難や恨みを買わぬよう気をつけてことを運んだほうがいい。と注意する 11月になり 大将は昼間でもこっそり女君の部屋に隠れるようにしてこもっている それが女君は嫌だった 大将は堅物として有名だったが、別人のように女君に夢中になり、うきうきと洒落た仕草であるのを女房たちはおかしく思っている 女君は本来明るく活発だったけれども、ひどくふさぎこんでしまい 光君はどう思っているのかと思ったり、兵部卿宮…

  • 玉鬘の出仕(藤袴 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 玉鬘に内侍として出仕するよう誰もが薦める 誰かに心置き無くあれこれ相談したいところだけど 親代わりの光君は親だからと気を許せない 実の父も光君に遠慮している状態では気軽に話せない 祖母である大宮が亡くなり、喪にふくす姫君 そこへ夕霧がやってきて 光君の伝言を伝える そして秘めていた想いを姫君に打ち明ける 光君のもとへ行った夕霧は姫君からの返事を伝える 宮仕えをしても、既に二人の妻がいる帝では寵愛をたまわるのは難しいし、蛍宮が熱心に姫君を思っているのに入内させたら、蛍宮と光君の関係が悪くなるのではと心配する夕霧 光君は夕顔の遺言が気になって訪れたが、父である内大臣がまるで耳をかさないと…

  • 内大臣に打ち明け話(行幸 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 冷泉帝のおでまし・行幸があり 玉鬘も帝の姿を見ることが出来た いつも光君や夕霧といった気品のある人を見慣れているせいか身分の高い人はみな気品があるのかと思えば、違う事がわかった 帝は光君に似ているが、もう少し威厳があって恐れ多く、立派であった 玉鬘は光君から薦められた、内侍の宮仕えについて考えている 帝の寵愛を受けるのではなく、内侍というお仕えしてお目通りするのであればいいかもしれないと思うようになった 宮仕えするにしても、成人式をしてからだと光君は思い この機に内大臣に真実を伝えようと決めたのだった 感想 とうとう玉鬘が娘だと内大臣に伝えた光君 わりとすんなり受け入れられたけど 玉…

  • 台風が来た日のこと(野分 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 台風が来て後始末に追われる夕霧光君の元へ来た夕霧は紫の上の顔を見てしまう目を逸らせないほどうつくしく父が紫の上を隠す理由がわかった 祖母大宮と父光君には日々顔を見せに参上するが今日は台風のため大宮が大変怖がっているそのことを伝えると、光君は早く行ってあげなさいと大宮をいたわう 大宮は夕霧の訪問を喜び息子の内大臣はよそよそしい 夕霧は先ほど見た紫の上のことが忘れられずなぜ花散里のような人が妻なのかよく分からない自分は紫の上のようなうつくしい人を妻にしたいそうしたら寿命も伸びるだろうと考えている 西の対に居る玉鬘は台風の恐ろしさで眠れず夜を明かし遅くなって身支度をしているそこへ光君がやっ…

  • 篝火に照らされた姫君に(篝火 源氏物語 角田光代訳)

    あらすじ 最近、内大臣の引き取った娘のことを「内大臣の今姫君」と呼び、人々は噂をしている。光君はそれを聞いて気の毒がっている。玉鬘はもし最初から内大臣の元へ行っていたら恥ずかしい目に遭ったかもしれない。光君で良かったと思っている。 光君は下心はあるものの、思いやり深いので、やっと姫君も心を開いていく。 季節は秋になり光君は足繁く姫君の元へ通っていた帰り際、庭の篝火が消えかかっていたので人を呼んで焚きつけさせた。ほどよい明るさに照らされた姫君はみごとなうつくしさで、光君は帰りがたい。 その時、東の対のほうから笛の音が聞こえてきた夕霧と友人達であろうとこちらに呼び寄せてみる彼らの中に内大臣の息子た…

  • 内大臣の噂(常夏 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 夏のひどく暑い日 光君は六条院の釣殿に出て涼んでいる 息子の夕霧や親しい殿上人たちもいる そこへ内大臣の息子たちが夕霧を訪ねてやってきた 光君は内大臣の次男・弁少将に内大臣がよそで産ませた娘を探して大事に育てているそうだが本当なのか尋ねた 噂は本当だと肯定されたが、弁少将は引き取った経緯が恥ずかしいと答えた 光君は玉鬘のことをつゆとも出さず 内大臣は子供も多くいるのにも関わらずわざわざ探し出すなんて欲張りだと言い さらに昔は奔放にあちこちに忍び歩きをしていたから、なんとやらと濁す そうして夕霧にはそうした落葉でも拾ったらどうだと、想い人(雲居雁)の異母姉妹で 満足したほうがずっといい…

  • わずかに見えた姫君は(蛍 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 今は太政大臣として仕えてる身分なので、光君を頼りにしている女君たちはなんの不安もなく申し分ない日々を送っている玉鬘だけは思いもしなかった気苦労が増えて、どうしたらよいか思い悩んでいるようだあの大夫監とは比べ物にはならないが、姫君は光君のことを誰にも相談せずにいる光君も一旦思いを打ち明けてしまってからは、ひと目をしのんでただならぬ思いを打ち明ける姫君は心苦しくなりながら、すげなくするのもはばかられる相手なので気がつかないふりをしている 光君の弟・蛍宮が真剣に恋文を送ってくるそんな蛍君をみて、返事をしなさいと姫君にいうが書かないなので女房に返事を書かせて蛍君を呼び出す恥ずかしがって姿を見…

  • 美しく成長した玉鬘と光君の想い(胡蝶 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 3月の20日過ぎ、光君は築山の木立や緑濃くなった苔などを鑑賞するため唐風の船を用意して音楽の催しをすることにした親王たちや上達部が大勢集まった 夜を徹して音楽の遊びを続ける光君ら光君の弟兵部卿宮もいて催馬楽(さいばら)の「青柳」をくり返しみごとにうたう光君もいっしょになってうたう 夜が明けて六条院はいつも春光につつまれてはいるが心を寄せられる姫君がいないと思う男たちもいたが玉鬘が非の打ち所がないうつくしさで、光君がとくべつだいじにしていると世間に知れ渡り、思いを寄せる男たちも増えた 光君は玉鬘に婿を探していたが自分の気持ちも父親に徹することのできない気持ちもありいっそ本当の父親である…

  • 新年を祝う(初音 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ 新年元旦を祝う光君と紫の上仲睦まじい様子の二人 明石の君の幼い姫君にも会いに行く元旦の挨拶を母上に手紙にしなさいと書かせるが母を恋しがる姫君に思わず涙が出そうになる光君 花散里のところへ向かうすっかり盛りを過ぎて髪も薄くなった花散里を見てかつらでもしたらいいのにと思うだが二人は兄弟のように仲がいい 玉鬘にも会いに行くきれいなようすに心を打たれて実の父でないことに隔たりを感じる 明石の御方にも会う娘からの手紙の返信をしたためている様子紫の上には色々言われそうだけど、その晩明石の御方の所に泊まる 末摘花に会う盛りを過ぎて白髪交じりになった末摘花をみて気の毒に思うそして寒そうに震えている姿…

  • 夕顔の忘れ形見(玉鬘 源氏物語 中 角田光代訳)

    あらすじ かつて愛した人を光君は忘れていなかった夕顔、その人をかつて夕顔に仕えていた侍女・右近を夕顔の形見だと思って光君は紫の上に仕えさせている その右近もまた夕顔を忘れておらず、幼い姫君がどうなったのか忘れられないでいる 一方の夕顔の幼い姫君・玉鬘は乳母と乳母の夫と夫が太宰少弐となって赴任した筑紫へと移り住んでいた乳母は夕顔の行方を探したが見つからず父である頭の中将に母のことを伝えようと思ったが、どこへ行ったかわからない夕顔の行方を伝えるのが忍びなくまた、姫君は父に馴染んでいないこと姫君が4歳と幼いことから、夫の赴任先へ一緒に連れて行くことにした 5年の任期が終わり、少弐は京へ帰ろうとしたが…

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