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プシケの庭 https://unblockenergy.hatenablog.com

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書。

米カリフォルニア州のサイコセラピスト(心理療法士)免許(MFT)を持つ。オンライン(Zoom/スカイプ・メール)/電話をメインとしたセラピー/カウンセリング、コンサルテーションを行っている。現在日本。

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2019/01/02

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  • 過去への後悔と未来への不安は簡単に手放せる?

    SNSで見かけた言葉で、すぐ手放したいものとして、「過去への後悔と未来への不安」とありました。 そうすれば、「今」に集中できるから。 もっともな話です。 でも実際にそんなに簡単に手放せるものなのでしょうか? 自分の心をよく観察してみると、驚くほどいろいろな考えが、絶えず渦巻いています。 若い頃、初めて仏教の瞑想の合宿に参加した時、参加者は皆自分の考えの多さ、とりとめのなさに驚愕しました。バカバカしいように感じるものも結構あり、ある人は「漫画みたい」と笑っていました。 人の心ってそういうものなんです。 そして、そのとどまるところを知らない流れのような思考や感情をコントロールすることは非常に難しい…

  • 弱ってることを感じても「弱気」になりすぎないように注意!

    心の癒やし、回復には、自分の傷ついた部分を見てあげることが大事になります。 体の傷でも、傷を認識せずに治すということはあまりないと思いますが、それと同じです。 心の傷では、基本的に気持ち、感情を見ていくことになります。それが傷の現れる場所ですので。 そして、見ていく過程で、心はとても楽になっていきます。 でも、ここでよくクライアントさんが感じるのは、自分がちょっと弱く感じるということ。 つまり、それまで強がっていたのを取り払ってしまい、恐怖心や不安感を認めると、自分が弱くなったかのように感じられるのです。 実際には以前より弱くなったわけではありません。 体で言えば、気をはっている時には感じなか…

  • 今あるよいものに感謝する

    苦しい時、傷ついている時、自分の目の前にある風景は、どうしても暗く映るものです。 そして、その自分の気持ち、苦しいということは十分に大事にしてあげたいですね。 でも、すべてを暗くとらえる傾向は、歯止めがきかなくなることがあります。 実際以上にネガティブに考えてしまうと、自分自身の描いたネガティブな世界に気おされて、不安感や恐怖感が大きくなることもあります。 今自分が持っているもので、感謝できるものを探してみましょう。 特殊なものである必要はありません。友達や隣の人が持っていなくて、自分だけが持っているというようなものでなくていいのです。 例えば、日本に住んでいれば、他の多くの国にないような安全…

  • 真面目であることの利点

    真面目っていいことなのか、悪いことなのか。 資質としてはいいもののはずですが、時々ネガティブに使われる感じもあります。 「真面目すぎる」と批判的に言われたりなどで、真面目という言葉にひどく敏感になってしまう人もいます。 でもこの真面目さって、問題意識だったりする時もあるんです。 例えば気にかかっていること、解決したいと願うこと。 こういうものを友達に打ち明けたりして、真面目だね、といわれてしまうかもしれません。 でも、それは見方の違いであり、実際には心をよく見つめると、いろいろ目についてしまうのです。 真面目すぎる、と言われて悩んでいる方の中に、大変鋭い感性を持たれている方も少なくありません。…

  • 誰にでもトラウマがある

    誰にでも何らかのトラウマはあります。 気づいているものもあれば、気づいていないものもあるかもしれません。 このくらい誰でもあるのでは、と思っても、深く傷ついたり、長い間つらい思いをしたら、やはりトラウマです。 ただ、トラウマの種類や度合いが違うだけです。 傷あとは私たちの考え方、人生における態度、人とのかかわり方に大きな影響を与えます。 こんなことくらいなぜ乗り越えられないの?と自分を責めてしまったり、トラウマを無視することは、心の大きな負担になります。 否定して、ないかのように扱うことはよくあることです。 短期的には仕方がないことがあっても、長期的にはそのままにしておくことは、心理的ブロック…

  • 肩の力を抜く、緊張を手放す

    心の問題でも、ストレスでも、何か取り組んでいるとでも、答えが出ない時には、一回肩の力を抜いてみましょう。 力を抜く、ということは緊張を手放すということです。 ですから、決してパワーがなくなることではありません。 むしろ、緊張に使われているエネルギーが戻ってくるということです。 考えすぎているのをゆるめましょう。 考えても答えが出ない時には、まず考えることを手放しましょう。 物事に取り組んでいる時、私たちの思考は同じところをぐるぐる回りがちで、新鮮な見方が出来なくなる傾向にあります。 そんな時、考えをゆるめて、手放すと、ずっとオープンな気持ちになります。 物事の見え方が違ってきます。 力を抜く、…

  • ネガティブなパターンは変えられる 2

    パターンを直すコツは、まず一つに目標を絞ることです。 あれもこれも、とやろうとしてしまうと、難しくなってしまって、結局やめてしまうことが結構あります。 例えば、自分の家族に感情的に反応してしまうパターンを直したい場合、それだけにフォーカスします。 一回で完璧にやれなくても大丈夫です。 というか、失敗なしに完璧にできるということはなかなかありません。 失敗しても、それが変えていく過程で起こってくる当たり前のことと考え、諦めないでください。 たくさんの人が自分の癖を変えようとしても、すぐにうまくいかず、諦めてしまいます。 それが俗に、性格は直らない、と言われるゆえんです。 実際には直らないものでは…

  • ネガティブなパターンは変えられる 1

    自分を変えたほうがいい、変えるのがえらい、というのではありません。 でも「どうして自分はこうなのかな?」と悲観してしまうことが誰にでもあるのではないでしょうか。 もし、繰り返し落ち込みの原因となるネガティブなパターンがあるなら、取り組んでみたほうがずっとスッキリします。 見たくないな、と思うものもあるかもしれないけれど、心のどこかで嫌だな、とずっと感じるのも、長期的に見るとかなりなストレスです。自己イメージにも影響しますね。 また、自己イメージが悪くなってくると、自信がなくなったり、不安になりやすくなったりもします。 まず、最初から「もともとの性格」と決めつけないでください。 ネガティブなパタ…

  • 呼吸を整えることを日常に取り込む

    不安な時、疲れた時、苦しい時、私たちのエネルギーは乱れています。 エネルギーの乱れは私たちの呼吸にはっきり表れます。 呼吸が浅かったり、不規則だったり、呼吸を観察することによって、乱れがわかりますね。 そのままにしておくと、さらに苦しさが増してきます。 でも、呼吸を整えれば、私たちのエネルギーも整ってきます。それにつれて、心も落ち着いてきます。 呼吸は私たちの友達。つらい時に、いつもいて最初に助けてくれる仲間。 大きく呼吸することを時々思い出しましょう。 ただ、たくさん吸おうとしても、浅い呼吸から突然深い呼吸になれるわけもありません。 まず吐ききりましょう。 そこから少しずつ吸ってみましょう。…

  • 「達観」しようとすることの落とし穴

    「達観」するというのは、小さいことに惑わされないということですね。達観しろ、と言われたり、また、達観できればいいな、と思う方もいらっしゃるでしょう。 でも本当の意味で達観するのは、そう簡単にはできないことです。 私たちは日常に起こるいろいろなことによって、多かれ少なかれ影響を受けています。影響を受けても気づかないこともたくさんあります。 なぜ気づかないかというと、私たちは、自分の心にいつも注意を払っている状態ではないからです。 つまりよく見ていないのです。 または、いろいろなことにまぎれて、見えなくなっているのです。 「結構自分て影響されなくて、達観できてるのかな?」と思う事もあるかもしれませ…

  • 未来はいい意味でも予測できない

    人の心は、現在の状況に引きずられるものです。 今が苦しいと、その状態が未来永劫、ずっと続くように感じられたりもします。 現在だけでなく、将来も同じ苦しさなのかと想像すると、心がどんよりしてしまいますね。苦しさが増すかのようです。 でもここで思い出しておきたいのは、現在の状況が悪くても、未来がやはり悪いとは限らない、ということです。 文章にしてみると当たり前に感じますが、実際に自分が大変な思いをしていると、いつも心のどこかで悪い未来予測をしていることがほとんどです。 そして、そのために、行き詰まってしまい、人生を悲観したり、諦めてしまうこともあります。 「人間万事塞翁が馬」ということわざがありま…

  • 頑張らなくていいことを見つけてみる

    自分のストレスレベルって、気づいているようで意外に気づいていないものです。いつのまにか自分の許容範囲を超えてしまう状態になることも。 こういう時は要注意ですね。精神のバランスを崩しやすくなります。 つまり、精神的にパワーがあふれている状態と比べて、ちょっと脆くなっている状態です。 自分の感情や不安感がコントロールしにくくなってきます。うつっぽく、落ち込んだ状態が続くこともあります。 ですので、まず予防が肝心。 なんか私疲れているな、いつもの自分じゃないな、と感じたら、なるべく早くストレスを軽くするようにしたいものです。 まず何が大きなストレスになっているか、考えてみましょう。 自分の好きじゃな…

  • 良いことの習慣化がもたらすやすらぎ

    心の管理で大切なのは、どうやったら心が落ち着くか、ということです。 落ち着くことが出来れば、気持ちは大分楽になってくるし、判断力も出てきます。 人間は変化にとても弱いものです。 ショックもトラウマも、突然の変化です。 変化が必ずいつかやってくる日常の中で、良いことの習慣化はとてもよい心理的効果があります。 健康に良いこと、自分の好きなこと、楽しいと感じることを、日々の生活の中に組み込みましょう。 思いついた時にやる、というのもいいですが、ここでのポイントは、習慣化。 毎日でなくても、三日に一回、一週間に一回、など、目安を決めておきます。 そうすることで、自分のためになることを忘れていない、定期…

  • 生きづらさを感じた時

    生きづらさ、というのはよく聞く言葉ですね。 誰でも生きていくのって困難だな、と思う時はあると思います。人生には大変なことがたくさんありますから。 でも、この「生きづらさ」という言葉、少し難点があるかな、とも感じます。 私だけの感覚かもしれませんが、生きづらさ、という言葉で問題全体を表現してしまうと、人生そのものに対してのあきらめと、何もできないという無力感が強まるような気がします。 苦しみ、困難の中で、つらくてもうどうにもできない、解決が見えない、ずっと苦しみが続くように思える、ということはもちろんあります。そのような時の気持ちは大切にしてください。 でも、そこで、実際に解決の道がゼロかのよう…

  • 不安な時には気持ちの切り替えを

    現在は不安を感じることが大きい時だと思います。 そうした中で大切なのは、ストレスをしっかり管理すること。 私たちは、見るもの、聞くものからたくさんの影響を受けています。 はっきりした影響だけでなく、無意識に影響されることも少なくありません。 「これくらいは大したことがないストレス」と表面的に思っていても、意外に自分が心を動かされているケースは少なくありません。 ストレスが積み重なって、気づくと大きな不安を抱えているということもあります。 そうすると、不安を取り払うのがだんだん難しくなってきます。 ですから、間違いがないのは、自分を客観的に見て「これは大きなストレスだな」と思えるのなら、その影響…

  • 心はゆるめればゆるめるほど元気になる

    メンタルヘルスの問題のほとんどは、心をゆるめることが出来ればよくなっています。 難しく考える必要はありません。 ゆるまない原因を探って、それをゆるめていけばいいのです。 だいたいが何かに対する、または誰かに対する感情です。こうしたものが心を緊張させ、圧迫します。 ツボ治療で、体のこりを探して、そこをゆるめていけば、体のエネルギーが上手く流れるようになるのと同じです。 心が固くなっているから、いろいろな症状が出るだけで、ゆるめれば症状も少なくなります。 うつ、不安、トラウマ、心の傷などは、私たちの心を楽にしておきません。 心を委縮させ、固くして、ものの見え方も偏ってきてしまいます。 好きなことを…

  • 自分の気持ちを表して癒される

    気持ち、感情はずっと心に閉じ込めておくと、ものすごくつらいものです。 閉じ込めている、とは持ち続けている、ということ。 つまり自分からなかなか離れていかないというとになります。 でも話したり、表現することで、自分から少しずつ感情が出ていきます。出ていくから、楽になるのです。 心がいっぱいいっぱいになってしまっていても、話すことで余裕が生まれます。 余裕ができるとものの見方が楽天的に変わってくるかもしれません。 話せない時は、紙に書いてもいいですね。 また、気持ちを絵に書いてもいいです。これはアートセラピーでもあります。 紙に書く場合は、自分の気持ちをできるだけ具体的に書いてみましょう。何が自分…

  • 平穏な状態に心を戻そう

    心の奥には、必ず平穏で静かな状態がベースにあります。 そこへすぐ、楽に到達できないとしても、誰にでも間違いなくあります。 完全な安らぎではなくとも、近くに行こうとするだけでも大きな価値があります。 状況によっては、幸福感、喜びなども一緒に感じられるかもしれません。 どうやったらその場所に行けるか。 それが私が行うセラピーの目的と思っています。 皆、穏やかな状態に心を戻したいとどこかで思っているはず。心の苦しみから逃れるということは、静かな喜びを感じられるということ。 それを癒しと呼んだり、治療と呼んだりしているだけで、方向は同じでしょう。 人として、これを感じられるかどうかが、真のクオリティ・…

  • 心の苦しみの裏には葛藤がある

    葛藤とは、右にも左にも行けない状態です。 だから苦しい。一方向に行けないのはとてもつらい状況です。 心の問題には、この葛藤がたくさんあります。だから暗くなったり、落ち込んだり、不安がとまらなくなったりします。 葛藤をそのまま心に抱えていると、苦しみがどんどんつのっていきます。体の調子も悪くなってしまうかもしれませんね。 でも、自分の心を整理し、何が自分の葛藤なのかはっきりさせていくと、気持ちがすっきりしてきます。たとえすぐに解決策が見えなくても、なぜか少し楽になるものです。 人間て、混沌とした中で生きていると、非常に気分が落ち込むものです。 反対に、心の中のことが明らかになると、つらさはあって…

  • 癒されるから、いい方向に変われる

    イライラしたり、どうしてもネガティブなことをやってしまう。 変えなくてはいけないことがたくさんあるのだけれど、全然変えられない。 変えられなけば変えられないほど、自分が嫌になり、さらなるストレスになる。 無理やり変えようとすればするほど、空回りになることが多いものです。 その理由はなんでしょう? それは、もう力がなくなっているのです。変えるのに必要なパワーがないのです。 変えること自体が、非常にパワーがいること。 そのパワーがないのに頑張っても、なかなか変えられません。 精神的に疲れていればどうしたってパワーはなくなります。傷ついていれば、傷にたくさんのパワーをとられてしまいます。 たとえちょ…

  • 親との関係に多くの問題が隠されている 3

    異性との関係にも親との関係の影響がけっこうあります。 例えば、ものすごく権威主義的な父親を持った女性は、自分とパートナーとの関係も同じようになるのだな、とどこかで感じていることがあるかもしれません。 そして、権威主義的な人と一緒にいることに慣れているあまり、無意識にそうしたタイプの人を引き寄せてしまうこともあります。 過干渉な母親がいる男性は、付き合っている女性などからいろいろ聞かれたりすると、イライラしたり、怒ってしまったりするかもしれません。 このようなことのもともとの原因、つまり親との関係を見ていかないと、根本的な解決は難しくなります。 逆に親とどういう関係だったか自分ではっきり認識すれ…

  • 親との関係に多くの問題が隠されている 2

    前回、親との関係は私たちの心の状態に大きな影響を与えている、ということを書きました。 本当に、いろいろな影響があります。 一般的なこととして、親からサポートを受けて育つと安心感を感じやすいことが多いです。 幼少期に「どれだけ守られている感覚があったか」が、大人になってからの精神状態にかなり影響します。 その人の「強さ」と言われているもののうちには、環境によって得られたものも多いです。そして、その環境は、多くの場合親が作った世界です。 「一番傷ついていたあの時、親の理解を得られなかった」などという経験は、その人の傷をさらに深くし、未来への希望にも影響を与えかねません。また、人というのは冷たいのだ…

  • 親との関係に多くの問題が隠されている

    心の悩み・問題は誰もが経験するものですが、その奥を探ってみると、なにかしら親との関係が問題となっていることが少なくありません。 親との問題って言っても、親がいわゆる「毒親」だったとは限らないのです。 むしろ、そこまで親を「悪」と見なしたくなるほどひどくはないことがほとんどです。 どういうことか、と言うと・・・。 まず親は私たちにとって初めて知る「世界」なのです。 親は、子供であった私たちにとってはすべて。 親の言動、選ぶもの、象徴するものすべてが、私たちのとってある意味絶対的なルールで、その中で生き延びなくてはなりません。 絶対的、などと子供の頭で考えていなくても、かなりの権威とプレッシャーを…

  • 柔軟な考え方が自分を助ける

    前回のブログ記事で、「アイデンティティをあまりにも強固に持ちすぎると傷も大きくなる」と書きました。 unblockenergy.hatenablog.com アイデンティティが強固ということは、自分がこうでなくてはいけない、とかなり強く考えているということです。 強く考えるって、集中したりゴールを定めるということでは、意志の強さになります。何か自分の目標に向かって努力する時、ブレないで固定する感じですね。 でも、あまりにこだわりすぎると、執着と縛りになります。自分の考えにがんじがらめにされてしまう。 そこで大事なのが柔軟性。 あまりに自分の考えが状況と違っていたり、無理だったら、修正するという…

  • 自分というアイデンティティ

    普段、あまりアイデンティティなどということを聞いたり、考えたりしないと思います。 でもこれは、私たちのメンタルヘルスを健康に保つ上で、とても大事なもの。 アイデンティティとは、「自分が自分である」という個性、意識、あり方、のことです。自分が思っている、「私はこういう人」というイメージ。 私たちが人から悪い影響を受けたり、トラウマで傷ついたりする時、アイデンティティもやはり傷ついてしまいます。 以前出来たことができなくなってしまっても、アイデンティティに影響があります。 例えば、自分が「このくらいは簡単にできるよな」と思っていたことが上手くいかずに、逆に上司に怒られたり。 そうすると、自分って何…

  • 自分の好きではないキャラを演じていませんか?

    ふと気づくと、本当は言いたくないことを言っていたり、疲れているのにやたら元気にふるまっていたり。 心の奥で、本当はそうじゃないんだよな、と思いながらも、いつも流されてしまい、同じ行動を繰り返してしまう。その後自己嫌悪。こんなことありませんか? よく観察してみると、多かれ少なかれ、誰もがこういう経験があるはずなのです。 こういうのって、なんとなくキャラを演じているような感じですよね。 普段どんなキャラを演じているか、考えてみましょう。 いつからそのキャラ(言動のパターン)が出てきたのでしょうか? 少し探ってみると、どうして自分がそのようなキャラになっていったのかわかるはずです。 または、特別な条…

  • 心のバランスが大事

    ワーク・ライフ・バランス、という言葉があります。 仕事とプライベートのバランスをとろうということですね。バランスは人の健康に大切です。 でもバランスが必要なのは、それだけではありません。 心にもバランスが必要です。 それではバランスをとるには、どうしたらいいか。 まず、今の自分の心の状態どうなってるのかな、と観察してみましょう。 どんなことが大きいですか? 仕事のこと、子供のこと、家族のこと。 大きな出来事からくる心の傷。嫌なことがあったので怒りとストレスが溜まっている。 疲れや苦しみが多くなっていたりしますね。 何が必要なのかな?と考えてみましょう。 息抜き、気分転換、友達と話すこと、家族と…

  • いじめのトラウマ

    いじめを経験した人の中には、どこかで「自分が悪いのだ」と思っていることがあります。 でも、最初にはっきりさせておかなければいけないのは、どんなとがあってもいじめはいけない、ということ。する方が悪いのです。 まず、そうはっきり認識する必要があります。 例えば、やめて、と言えなかったり、助けを求められなかったりするのには、深い心理的理由があり、自分を責めるのはよくありません。 いじめに関して、セラピーのプロセスに必要なのは、いじめられていた時の感情にアクセスし、それを解き放つこと。 感情を感じずに、閉じ込めて、凍りついたままにしているから、トラウマがしこりのままで残ってしまうのです。 少し怖いけれ…

  • 自分を許す

    後悔で、自分を許せていないことは結構あります。 自分が間違ったとをしてしまった場合でも、いつかは自分を許さないと心の重荷になります。 そういう時、自分のしたことを振り返り、そこから学び、しっかりと自分を許すことが必要となります。 その過程を経ないと、いつもどこかで自分を責めさいなみ続けることが多いのです。 そうすると、自己イメージがネガティブなものになったり、自信がなくなったりします。 もういいよ、自分を許してあげて、とセラピーをしていて感じることは結構あります。 こういうものの蓄積で、不可解なモヤモヤとした気持ちになっていたりすると、悪くすればうつの原因にもなります。 許す、ということは新た…

  • 「無理しなくていい」を心のどこかに置いておく

    何かを頑張っている時、どうしても「○○でないと!」と自分を追い込んでしまうことがあります。 また、仕事などでどうしてもやらなくてはいけないことがあり、非常なストレス下にあるともあります。 対人関係で行き詰まり、どうしようもないように感じることもあるかもしれません。 そんな時「無理しなくてもいいんだ」と思い出してください。 これを思い出すだけで、ほんの少しストレスがゆるむでしょう。 最悪、今やっているとをやめることもできる。今交流のある人と関係を断つこともできる。いい結果が出なくたって平気。全部投げ出したっていい・・・。 実際には投げ出すことは出来ないような状況かもしれません。責任を逃れることが…

  • メンタル改善でもっとも大切なのは癒し

    メンタル面での改善というと、言葉的に、何か決まりきったことをマニュアル的にこなしてよくするような印象があります。 しかし、実際に何が「本当に」改善につながっていくかというと、ほとんどの場合が癒しです。癒されると、自然によくなるということです。 体と同じで、傷が癒されれば、自然に強さが戻ってくるということです。それを信じてください。 今まで、どんな苦しみがありましたか?その苦しみがあった/ある自分を、まず自分がよくいたわってあげてください。 「大変だったね」「頑張ったね」「頑張っても無理なことはあるよね」「本当につらかったよね」「○○が特にきつかったよね」など、自分に言葉をかけてあげてください。…

  • 自分の恐れと友達になる

    誰でも恐れていることがあります。恐れていると、見たくない、避けたい、と感じます。 でも、この恐れを見ないようにしていると、私たちの人生が非常に制限されたものとなってしまいます。 恐れとは誰にでもあるもの。 ない人はいません。 まず、それを否定してしまわないようにしましょう。恐れを持っていてもいいのです。 そして、すぐにそれを乗り超えようとしなくてもいいのです。 「○○が起こったらどうしよう」「○○を達成できなかったらどうしよう」「自分が好かれていなかったらこわい」「批判されるのがものすごくこわい」 恐れを認めることは勇気がいります。 でも、少しでも自分の恐れを認められると、なぜかほっとするもの…

  • 悲しみ、苦しみを押し殺しすぎると、喜びも少なくなっていく

    悲しいことやつらいとはただただ早く忘れなくてはいけない。話してはいけない。 話しても無駄だし、わかってもらえない。 こういう状態だとどうなるでしょうか? 結果として、喜怒哀楽がなくなってきます。 英語でflat affectという言葉がメンタルヘルス用語があります。 どういう意味かというと、感情の動き、表現があまりなくなってしまう状態のことです。表情もなくなってしまいます。 これはうつの症状でもあります。 悲しみがなくなればいい、ネガティブな感情がなくなればいい。 誰もがそう思いますが、こういった感情をただ押し殺していくだけだと、その過程で感情表現そのものが失われてしまうことが多いのです。 こ…

  • 簡単に発達障害 (特にアスペルガー) と決めつけてはいけない理由

    現在よく聞く病名に発達障害・アスペルガー症候群があります。 このような障害を持つ方々は、もちろん実際におられます。私のクライアントさんでもいらっしゃいました。 でも、近年の日本の一般的な風潮として、何か少しでも人間関係、コミュニケーションに支障があったりすると、すぐ「あの人はアスパーガーなのでは」と考えるのはどうでしょうか。 これは日本だけの傾向で、アメリカではほとんどこの病名を聞くことがありません。 発達障害は、生まれつきの障害です。子供の頃からはっきりとした支障が家庭や学校で観察され、生まれつきというからには、完全に解消できるものではなく、うまく管理していくことが求められます。私のクライア…

  • 自分の芯/コアがしっかりしてくると、物事が楽になる

    芯がしっかりしている人と、そうでない人。 そのように分類してしまうことが多い気がします。 でも、実際には、その人の個性に応じて芯が強くなれるのです。 まず、誰でも何かしらの心の問題、感情問題はあります。親から刷り込まれた「こうでなくてはいけない」というネガティブな思い込みや男性として、女性としてのネガティブなイメージ、親を通して見たネガティブな結婚観などもたくさんありますね。 こうしたものがいつも心の奥底をぐるぐる回っている状態だと、非常に自分というものが不安定になるのです。 つまり問題やいろいろな固定観念に縛られて、自分というものが定まらなくなっているのです。 表向きしっかりしてそうだったり…

  • 自分の価値観を大切にする

    親が子供に自分の価値観を押し付けることで、子供が大きな苦痛を感じることが多々あります。 よくあるケースでは、安定性を過度に子供に求めること。これは一見、親心と思えるかもしれませんが、少し違うと思います。 子供の好みややりたいことを無視して、まず安定性を要求する。 仕事、進路の選択、また伴侶の選択など、すべてにおいて、安定性基準になる。 もちろん、他に良い選択肢があるのに、明らかに不安定で困難な道を選ぶ必要はありません。 でも、安定だけを求めてしまうと、人生が無味乾燥なものとなってしまい、生きがいを感じにくくなってしまうこともあると思います。 それだけでなく、不安になりやすい性格を形成することも…

  • 自分の直感を信じる

    危機的なことがあった時、役に立つのが直感です。 自分がどのような行動をとればいいか、瞬時に教えてくれるのが、直感です。 これは避けた方がいい、この人は危ないかも、この仕事はもう一度確認をとった方がいい、など。 この直感があまりよく働かないこともあります。 それは、あまり自分に対するリスペクトがない時です。 自分を評価しない傾向があると、直感的なことも評価せず、心の片隅に追いやられてしまうでしょう。 この評価しない大きな原因の一つが、親との関係です。 親が過干渉だったり、子供のやり方でやらせない、やり方を認めないと、子供自身も自分を認めなくなってしまいます。 そうすると、普通の人が直感で簡単に避…

  • 敏感過ぎるのは生まれつき?

    自分は反応が敏感すぎるな、と思う事はありますか? 人の言ったことにすぐ強く反応してしまうので、それが問題になったりする。 また、小さなことに心が動いてしまい、不安が大きくなる。 人からよく敏感だね、とよく言われる。 もちろん、生まれつき敏感な性質を持つ人はいます。 でも、セラピーの観点からいうと、すべて生まれつきと考えるのは正解ではありません。 なぜなら、育った環境が私たちの反応パターンを大きく形作るからです。 例えば、親が威圧的で、いつも言われたとおりに間違わないようにやらなくていけなかった。そうすると、「私ミスしてないかな、ちゃんとできているかな」とびくびくするパターンが生まれる。 そのパ…

  • 誰もが安心を求めている

    心の問題や人間関係など様々な状況で、安心感は非常に大きな価値を持っています。 家で居場所がない。 パートナーとの問題が絶えない。 上司にいつ怒られるか、びくびくしている。 人に見られ、批判されているようで、外出するのが怖い。 衝動買いが止まらない。 落ち込んだ気持ちが治らない。 このような問題、心の症状で何があったらよくなるか。それが「安心感」だと思います。 それなら、どのように安心感をつくっていけるか、引き出せるか。 それが、一つの見方としては、セラピーの目標であると感じます。 また、「自分が安心感を求めていて、それが今ない状態なのだ、だから症状、問題がある」とはっきり認識することが、自分の…

  • 話すこと、わかってもらうことのパワー~抱え込まないで

    このくらい我慢できる、我慢しよう・・・。 人生にはもちろん我慢をする時はあります。 でも、あまりに抱え込むと、精神的にどんどん追い詰められてしまいます。これくらい、と自分では思っても、実際にはかなりのプレッシャーだったりします。 特に自分の考え方が以前と比べてずっと極端になったり、あまりにも悲観的すぎたり、衝動的だったりしたら、要注意です。サポートや助けが必要ですね。 自分の問題について話せるということは、ものすごく大きな意味を持ちます。 話した時に今まで自分が抱えていたプレッシャーという重荷が、ずっと軽くなります。話すだけで、と思うかもしれませんが、それだけ言語化して他人に伝える意味があるの…

  • 「精神・心の問題=病気」と決めつけることの弊害

    何か少しでも心の問題があると、病気?と考える人は多いと思います。 もちろん、もし大きな症状がある場合、病名がつくことで周りの理解を得られるというメリットはあります。 でもそれ以外の状況では、あまり病気と考えすぎない方がいいと思います。 病気、と思うことで不安が増すことがよくあります。 また、病気かも、と心のどこかで思っていると、怖くて知りたくない気持ちが増して、逆に対処が遅くなることもあります。 実際多くの人が、病気かな、と思い、それにより不安と恐怖心を感じながら何年も過ごすことはよくあります。 まずいろいろな心の問題を抱えながら生きていくのが人生だということを理解しましょう。つまり誰もが程度…

  • 心のブロックとは?

    心のブロック、時々聞く言葉ですね。 それって本当なのでしょうか? ブロックというのはあります。 例えば、過去のトラウマからきた恐怖心や親から植え付けられたネガティブな自己イメージで、物事がうまくいかなくなっている、ということはよくあります。 恐怖心は私たちの行動を制限しますから、それはブロックになります。 ただ、時々広告などで見るように、このようなブロックとなっているビリーフ(自分が信じていること)を認識して、それをスイッチをオフにするかのように簡単になくすということは、普通できないです。 しかし、例えば、「私は絶対に人に好かれない」というビリーフがあったとして、それがどこから来ているか探る。…

  • ポジティブな一言でコミュニケーションが円滑に

    日ごろの人とのコミュニケーションで、ともすると忘れがちなのは、「人が言っていること、報告していることに、ポジティブに反応をかえす」という基本的なことです。 つまり、「あなたが言っていること、ちゃんと聞いているよ、理解しているよ、そして、私はそれがいいと思う」というメッセージを伝えるのです。 これがあるかないかで、人との関係は大きく違います。 逆に自分はやっているけれど、家族からは聞くことがなくてつらい、寂しい、ということもあるでしょう。 例えばこちらがとてもうれしかったこと、重要なことなどを言っているのに、相手から返ってくるのは、「あ、そう」「へぇー」などで、すぐ話を変えられてしまう。 これで…

  • 間違うことも成長の1つ

    日本は間違いにとても厳しい国ではないでしょうか。 ものすごく細かさと正確さを要求される。 そして間違えるとかなり厳しく追及される。 家庭内でもそのような厳しさが多くあります。 間違うことをあまりに重大にとらえると、子供は委縮し、間違いをものすごく気にしたり、周囲の反応にびくびくしたりするようになりがちです。 そのようなことから、学校での対人関係がうまくいかず、孤立してしまうことも少なくありません。 そして、その経験が、成人してからの対人関係のパターンに持ち越されてしまいます。 もちろん、間違わないに越したことはありません。 でも、失敗、紆余曲折、試行錯誤などの経験から人間は大きくなっていくので…

  • 笑顔になれなくても大丈夫!

    笑顔になれないことを気にかけている方は結構いらっしゃいます。 気軽にニコニコできない。他の人はもっと笑顔で人に接しているのに私はできない。自然な笑顔がきつく、顔がこわばってしまう・・・。 仕事によっては、笑顔を求められることが多いものもありますね。 それができない自分を責めるのではなく、まず、気にしすぎないようにしましょう。 そして知っておくべきことは、ただ単に笑顔ができるかどうかという話ではなく、笑顔になれない気持ちがどこかにあるのでは、ということです。 その自分の気持ちを知ってあげたいですね。 何も特に思いつかない、という人もいます。あまりに長く、心の深いところに気持ちをしまい込んでしまう…

  • 自分へのリスペクト

    前回は「人との関係の基本はリスペクト」という内容の記事を書きました。関係の基本ということなら、当然自分との関係にもリスペクトが必要ですね。 むしろまずこちらが先かもしれません。 なぜなら、自分に対するリスペクトがあれば、他人へも同じように接しやすいからです。 もちろんこのリスペクトは、「自分が一番えらく、他人は下」という上から目線な見方ではありません。自分の個性、状態、状況を把握して尊重することです。 ちなみに、人をコントロールしようとする人は、実際に自分に対するリスペクトがあるかと言ったら、そうとは限りません。自分が劣等感を感じないように人をコントロールしたり、自分自身に対する不安を紛らわそ…

  • 人との関係の基本は、リスペクト

    パワハラ、セクハラ、モラハラなど、「ハラスメント」がよく話題になりますね。 相手の領域、バウンダリーを認めない、自分のやりたいように、自分の利益だけ追及する。相手を意志と感情がある人と扱っていない。そういうことだと思います。 こうした「ハラスメント」はリスペクトがない状況でもあります。 そして、相手に対するリスペクトは何か考えてみると、たいていの場合はどのように相手を扱えばいいかわかるのではないでしょうか。 この場合の「リスペクト」は、相手を自分より上にみるということではありません。その人の個人としての自主性を認めてあげるという意味合いです。 それが仕事での関係、親子関係、パートナーとの関係、…

  • よくなる可能性を諦めない

    ストレスを抱えていたり、疲れ切っていたり、問題がなかなか解決しなかったり、気分が落ち込んでなおらなかったり、不安が止まらなかったり・・・。そんな状態だと、何もかも投げたしたくなってしまうかもしれません。 投げ出したくなる気持ちは仕方ありません。誰でも嫌になってしまうことはありますから。 その気持ちは認めてあげましょう。 でもその「投げ出したくなる気持ち」がつくり出すものの見方に注意しましょう。 どういうことかというと、人は暗い気持ちの時には、多くの場合、暗い世界を心の中に描いているものです。 そして、その暗い世界は、必ずしも実際の世界ではありません。 つまり、実際の世界よりももっと暗い世界、耐…

  • スピリチュアリティ--ゆだねる存在がいることの安心感

    スピリチュアルという言葉でどんなことを思い浮かべますか? 日本では、神秘的なこととか、不思議なこと、奇跡的なことなどに使われることが多いような気がします。 もちろん、そういった意味合いもあります。でも、もともとの意味は、精神的なこと、人間の根本的な在り方、本質、魂のようなものに関することが主な意味です。 物質的と相対するものとして、スピリチュアルがあります。 「人間て、ただ物質的な、身体だけの存在ではないな」と感じたところに、スピリチュアリティはあります。 また、「なぜ私たちは生きているのだろう?どのような意味があるのだろう?」というような疑問に枠組みを与えるのもスピリチュアリティです。 宗教…

  • 不要な防御パターンは心の重荷

    自分を守る、ということは大事です。必要な時に守れる力はほしいですね。 でも、いつも防御しなくてはと、身構えている状態に利点はあまりありません。 まず、身構える、ということは、緊張することなので、非常に疲れます。心身ともに。 体は常にどこか筋肉が固くなった状態が普通になってしまいます。そして、このような体になると、心も緊張しやすくなります。でも、体だけゆるめようとしても、心で危機感を覚えるとすぐに体の緊張が起こってしまいますので、根本的な解決にはなりません。これは整体などでもよく言われることです。 また、防御的な反応をすると、どうしても人との関係がぎくしゃくしがちです。ほんの小さなことだったのに…

  • 心の苦しみに薬はいらない

    ショックなことがあってつらかったり、不安だったり、眠れなかったり。誰でも早くよくなりたいですよね。そんな時、「薬が必要なのかな・・・」と考える人もいると思います。 でも、薬で心の苦しみは完全によくなりません。それだけではなく、精神科の薬や睡眠導入剤には多くの副作用があるので、使い続けることにすごく懸念があるのです。人間の体の機能をつかさどる脳を強制的に操作する作用があるわけですから。 どうしても疲労が強く、とにかく一度眠らなくてはならない、または精神的に緊急な状態の時に、短期的に使うことは決して悪いとは思いません。それでも、ただ症状を軽減しているだけで、根本的な解決ではありません。また、ほとん…

  • 人の言葉に足をすくわれないためにできること

    他の人に言われたことで、または直接言われたわけではなくても人の話を聞いたりしてとても動揺することがあります。 感じる、ということは人間なら当たり前。感じる機能をブロックしたくはないですね。ブロックしてしまうと、喜びも一緒にブロックしてしまいます。 でも、人の話に強く影響されるのは避けたいところです。 まず、第一ステップは、自分が影響を受けていることを気づくこと。 気づくことって、たいしたことがないように思えるかもしれませんが、本当に大事です。このステップがないと、自分に起こっていることがわからないということになってしまいます。つまり、影響を受けている、というはっきりとした認識がないまま、いつの…

  • こだわる所とスルーする所~メンタルヘルスの観点から

    こだわることって、決して悪いことだとは思いません。すばらしいものをつくりたいというこだわりが、アートになり、目を楽しませてくれるかもしれません。 職人気質もこだわりが大きいですよね。そういう人の仕事は信頼できそうです。 このように、自分にとって大事なこと、人の役に立つかもしれないことにこだわるのはよい結果を生むことが多いのではないかと思います。 何にもこだわらずにいると、ただまわりに流されたり、行き当たりばったりの状態になってしまうかもしれません。こだわりがゼロだと火が消えたようで、ちょっと寂しい気もします。 また、カウンセリング/セラピーで自分の気づきを高めていく中で、過去の出来事をふりかえ…

  • 前を向くというプレッシャーより、今の心を知る勇気が歩を進める

    前を向け、というプレッシャーが非常に重荷になることがあります。 特に何か大きなストレスがあった時や、生活の変化に直面している時。 それは別れかもしれないし、新しい仕事、家庭内での変化、トラウマかもしれません。 そういう時に、ただ「前を向け」と言われても、心がなかなかついていかないものです。そのように言われたり、自分で自分をせかすことで、逆にストレスが大きくなることもあるでしょう。 さあ、前を向こう、切り替えよう、という前に、今の自分の心に何が起こっているのか、知ることが大切。 別れであれば、その別れた人に対する思いがあるでしょうし、仕事が変われば、不安や心配が多くなるでしょう。 トラウマはショ…

  • 今まで歩んできた道をいつくしむ

    多くの人にとって節目となる季節です。 新たな出会いがあるとともに、別れもある。 これまでの私たちの軌跡を振り返るのに適した時期でもありますね。 いろいろなことがあったと思います。 よいことだけではなく、つらく悲しいこともあったでしょう。また、自分としては不本意なことをしてしまったり、明らかな失敗もあったかもしれません。 でも、どのようなことがあったにせよ、その歩んできた道をあたたかく見つめてあげてください。 誇れるものではないよ、などと思う必要はありません。皆、その人なりに頑張って生きているのです。いつもそんなに効率よくやっていたわけではないかもしれないけれど、自分が思っているよりずっと努力を…

  • 価値がある存在としての"自分"

    一番つらい事の一つに、「自分に価値がないと感じること」があると思います。 いじめなどのトラウマも、心の奥に強く「私って価値がないのでは」という思いを焼きつけるからつらいのではないでしょうか。 何かしらネガティブなことを人に言われ続けたことで、自分に価値を感じられない、という経験をすることもあるでしょう。 そのような思いが根底にあると、何をやっても身が入らない、気分が滅入ったまま、将来に希望を持てない、などということが起こりがちです。 漠然と、もうすでに諦めてしまっている感じ。そして、諦めてしまっている自分が好きになれない、などの悪循環。 まず最初に私たちが理解しなくてはいけないのは、価値がない…

  • 怒りのエネルギーのクリエイティブな扱い方

    怒りのもやもやした感じはとてもつらいもの。 はっきりと体で感じますね。 慢性的になっている怒りや、トラウマから来ている怒りは、セラピーでは話したり表現すること、またはEFTというメソッドで解消していきます。 unblockenergy.com その場合でも、自宅でなんらかの対処法をあわせて実行するとより効果的です。 怒りは激しいエネルギー。どこかにぶつけたくなってしまいますよね。 それをそのままを人や物にぶつけてしまうと、よくない結果になるのは目に見えています。 それではその怒りのエネルギーをどこにもっていくといいのか、というと、第一の候補は「走る、などの早い運動」です。 怒りのもやもや感を走…

  • 自分にチャンスを与えてあげる

    誰でも物事がスムーズに行ってほしいと思うものです。 問題が発生するとストレスはたまるし、落ち込んだり、悲しくなったりします。 問題はなるべく早く解決したいですよね。 でも、悩みを抱えている自分まで嫌いにならないでください。 なんで自分はこんなに悩みだらけなのだろう。他の人はもっと楽にやっている。問題が山積みな自分って最低。 こんなこと自分に言っていませんか?または心のどこかで似たようなことを感じたりしていませんか? これでは問題によって追いつめられるだけでなく、自分で自分を追いつめてしまいます。 確かにつらい、そして自分に怒りが向きそうになる。でもそこで自分にチャンスを与えてあげる。 なんとか…

  • 自分ファーストと自己中心の大きな違い

    自分は大切にしなくてはいけませんよね。 私はセラピストとして、クライアントさんが精神問題を解決して自分らしさを表現できるようにお手伝いをしていると思っています。 「自分らしさ」、「自分を大切にする」、「自分ファースト」など、自分の事しか考えないのは自己中心的なのかというと、そうではないのです。 「自分ファースト」は、自分がやりたいこと、必要なこと、やらなくてはいけないことを責任を持って管理する、ということでしょう。取り組まなくてはならない自分の問題から目を背けてボランティアに奔走する、などは自分ファーストになっていない例です。 自己中心と違うのは、自己中心は、他人とのかかわりの中で、自分の利益…

  • 自分の感情反応で自分を知る

    なんでこんなに怒っているのかな、とか、なんか今日今一つ気分が乗らないな、と思うことってありますよね。 原因がはっきりしている場合もありますが、なぜだろう?と自分でも不思議に感じることもあるでしょう。 そんな時、ちょっと自分の心を探ってみましょう。 怒っているなら、具体的に何がその怒りを呼び起こしたのでしょうか?そして、それが些細なことだったとしても、何か過去の深い傷を思い起こさせたりしていないか、考えてみる。 例えば、パートナーが言ったことに猛烈に反応してしまった。そして、それがよく考えると、親からうるさく言われ、非常に傷ついたことに似ていた、などです。 過去の傷に近い経験をすると過去の傷がう…

  • 困難を乗り越えて新たな自分を見出す喜び

    問題に向き合っている時はつらいものです。 でもたくさんのよいこともあります。 それは自分のいろいろな面を新たに知る、ということ。ただ、これだけ聞くとそんなにいいのかな、と思うかもしれません。 しかし、実際に体験してみると、とてもうれしいものです。 ああ、自分は本当はこんなことが好きだったんだな、こんな良い点があったんだな、と発見に喜びを感じるようになるのです。 自分ができないと思っていたことが突然できたり。 トラウマやつらい経験で素直になれなかったのが、癒されるにつれ、人にやさしくできたり。 自分の心に真摯に目を向けること自体が癒しです。そして、癒された時に、自分の新たな、または眠っていた資質…

  • 自分を好きになることと、愛すること

    自分を好きになれない、ということをよく聞きます。例えば、失敗したり、落ち込みが激しかったり、うまく物事ができない自分。そんな自分をどうしても好きと感じることができないのでしょう。 好き、というのは、好みです。好みかどうか。そして、好みほど不安定なものはないでしょう。 つまり、好きかどうかは明日にはまた変わるかもしれない、流動的なものだということです。 ですので、好きになろう、好きになろうと、頑張る必要はあるのかな、と思うのです。今の自分が好みでないとしても、それはそのまま認め、受け入れる方がいいと思うのです。 それよりも、頑張るところは、愛すること。 愛するとは、自分をあたたかい目で見つめ、見…

  • 心をゆるめることで強くなる

    ゆるめる、ということは私たちにとってものすごく大切なことです。 「ゆるキャラ」などが好まれるように、私たちは心のどこかでゆるめよう、ゆるめたいと欲しているのです。それが心を癒すことにつながることがわかっているのです。 メンタルヘルスの問題を解決しようとする時も、どこをゆるめたらいいか考えるとよいです。 つまり、心の中で固いところ(しこりになっているところ)がその人の問題で解決すべきことなのです。 そして、そのしこりの部分を楽にしていけば、精神状態がものすごくよくなる可能性が高くなります。 ではゆるめるとはどういうことか。 セラピー/カウンセリングで言えば、そのしこりの問題に関する感情を話したり…

  • 自分の縄張りを主張する~自分のスペース、大切なものを守る

    今年の干支はウサギ。ウサギだけでなく、どんな動物も縄張り、テリトリーを主張しますよね。 これはとても大事なことだと思います。ヒトも、生きていく上で、自分のスペースを守っていくことは必要ですね。 私のもう一つのブログ「プシケの森」では、境界線、バウンダリー、という言い方をしています。 unblockenergy.com しかし、これを「縄張り」と言ったらもっとわかりやすいかもしれない、と思いました。 ここでいう縄張りとは、「自分に関すること」です。必ずしも場所の縄張りではありません。 つまり、自分が決めること、選ぶこと、人に入られたくない心のスペース、このようなことが縄張りの範囲内になるのです。…

  • 苦しみのフィルターで見た世界に気をつけて

    悲しい時、苦しい時、私たちの目に見えるもの、目につくものは、その苦しみのフィルターを通して見ています。または、心の状態に近いものがピックアップされるように心が働く。それを見て、さらに悲しんでしまう。そして、それがパターンとなってしまうと、心の状態がさらに悪くなっていきます。 まず、自分がこの苦しみのフィルターを通し見てるのだな、と知っておくと、ネガティブなパターンを少しずつ避けることができるようになってきます。 反対にこのパターンに取り込まれると、自分の世界や可能性がものすごく小さくなってしまう。つまり、未来にいろいろな可能性があるはずなのに、それが見えなくなってしまう。これは大変残念なことで…

  • 嘆きのループから抜け出るには

    嘆きたくなる時はあります。 それは人間だから、仕方がありません。 でも、長期間で強い嘆きは、心に大きなダメージを残しかねません。そして、なかなか次のステップへ移れなくなってしまいます。 嘆き続ける、ということから、あまりよいものは生まれません。 それよりも、嘆きの原因となった、感情にアクセスすることの方が、ずっと効果的です。 例えば、悲しみ、怒り、ショック、など、自分の感じた感情が何なのか、よく見つめること。 見つめること自体が、癒しになるからです。 反対に自分の気持ちを受け入れて、向き合って、開放していかないと、心は空回りするばかり。ただ、嘆くだけで心が同じ場所にとどまるばかりとなります。 …

  • 心を楽にするには

    なぜ心が苦しくなるかというと、様々な感情を閉じ込めているからです。 感情が心の中にい続けるので、心のキャパが非常に少なくなる。 そうなると、以前出来たこともできなくなったりします。 心の病と言われるものは多いけど、そのほとんどが、「抑圧した感情」が原因です。 「何も感じていないのに?」という人もいますが、あまりにつらい状況で、感情を感じないようにするしかなく、閉じ込めたままになっていることが多いのです。 つまり、アクセスができなくなっているだけ。 アクセスするのを恐ろしく思う気持ちがブロックとなっている。 確かに感情と向き合うのは勇気がいることですが、特に子供の頃に感情を許されなかった場合は、…

  • 将来を悲観しすぎないで!

    つらいこと、苦しいことがあると、ずっとこのままなのではないか、と思ってしまいがちです。 その気持ちはわかります。 今現在、光が見えない。気持ちがすっきりしない。暗い気持ちがなくならない。そして、それがずっと長く続いている・・・。 今までの状態=それがさらに続く、という未来予測になるのです。だから、悲しくなる。 でも、実際には未来はわからない。一か月先、一年先はわからない。好転するチャンスはたくさんある。 わからないのに決めつけてしまわないでください。決めつけることで、さらに暗くなってしまう。 そして、良くなりたい、良くなるよ、良くなってみせる、という気持ちをどこかで持っていてほしい。 なぜなら…

  • 誰でも安心感を求めている

    安心できないから、心配で眠れない。 安心できる居場所がないから、落ち込んでしまう。 ストレスで安心できないから、依存症になった。 安心できないから、別れたい。 皆、安心したいのです。安心するということは安らぎであり、幸福です。 何よりも先にそれを認識して、安心できるにはどうしたらいいか、と考えていくといいと思います。 自分がどういう時に安心感を得られるか。安心できる状況とは?一緒にいて安心できる人ってどんな人? 実際、大きな安心感を感じると、あまり状況にゆさぶられないようになります。これはセラピーでの治癒の過程でも見られます。 つまり、安心感が増すと、心のキャパが大きくなり、以前だったら不安に…

  • 自分のパワーにアクセスする

    心も体も、ひとには大きな力があります。 自己啓発的な意味ではなく、野生の力。本能の力。 誰かに勝てる、人より優れている、という力じゃない。 もともと誰もが持っている生命力。免疫力。修復能力。生きていく力。生の方向へ向いていく力。 こういう力、忘れていませんか?または、今まで気づいたことがなかったかもしれません。 その力に触れた時、私たちは生き生きと感じる。 満足感、幸福感、喜びを感じる。 そこには人と比べるとか、勝ち負けとかから離れて存在する自分自身のパワー。 どこかに自分の中に喜びが隠れている、ということに気づかないと、いつも外に目を向けているばかりで苦しくなってしまう。 自分の心の奥に力の…

  • マニュアル的思考の弊害

    日本人が得意なのが、マニュアルに沿った考えと行動。 秩序を保つのに型的なものが必要だったり有用だったりすることももちろんある。 でも、いつもマニュアルを求めていると、自分が何を感じているのか、何を求めているのかわかりにくくなってきます。 前回、ありのまま、自然、ということの難しさについて書きましたが、マニュアル的になってしまうことで、ありのままの自分から遠ざかる、ということもあります。 つまり、Aという場合にはAという反応、みたいに思い込んでしまうので、自分の感情や感覚が捉えられなくなってしまう。 また、Aという状況で、Bと感じたり、Bをやってしまったら、もうダメ、という思考にもなりやすい。 …

  • ありのままの自分は難しい?

    ありのままでいい、自然でいいんだよ、とはよく聞く言葉です。 そんな言葉を聞いた後は感動してちょっと癒される。癒されて肩の力が抜ける。 でも、その状態続きますか?それだけで自然な自分にずっとなれますか? その瞬間には楽になったような気がするけど、またすぐいつものストレスパターンに戻ってしまう。こういうことがよくありませんか? どうしてでしょうか。 なぜなら、ありのままって、本当に難しいからです! ありのままっていうのだから、簡単なはずと思い、なぜ自分にできないのか悩んで自己嫌悪になる人もいます。さらに悩み抱えてしまいますね! まず人のこころとは、多くの観念でできているものと理解してください。親の…

  • 無理をしないのも積極性の一つ

    積極性、というと、つねにガンガンいくかのような感じがします。 しかし、自分のストレス管理として、無理をしない選択をするということは、とても積極的なことです。 少し矛盾して聞こえますね。 でも、つい流されて無理をしてしまった、などということもあるはずです。 つまり無理しないように、疲れすぎないようにバランスをとるためには、かなり自分が見えていないとできないのです。 力で進んでいく時もあれば、肩の力を抜いて、気楽に行く時もある。 こういう判断がうまくなることも、心の成長と余裕の表れです。 カウンセリング・ホームページ にほんブログ村 にほんブログ村

  • 自己肯定感がなかなか高くならない?

    「自己肯定感」ってよく聞く言葉です。 自己肯定感が低いとよくない、とか自己肯定感を高くすると幸福感が増すとか、自在にコントロールできるかのような、単純な話になっていることがほとんどだと思います。 そして、自己肯定感が、どうしても高くならないので、それでさらに落ち込む人もいる。 実際にはそれほど簡単な事ではないのです、この自己肯定感。そして、ただこれをもとめて努力しても、あまり成果がなかったり、表面的の肯定感で心に根付いていないものだったりすることもしばしば。 なぜ簡単な事ではないのか? それは、自分を肯定できないということのウラ側には、いろいろな心理的要素があるからなのです。 つまり、なにかし…

  • 心の管理

    どうやって自己管理をしていくか・・・。 これが精神の健康においても大きな課題ですね。 でも、管理といっても力づくで自分の心を押さえつける、というわけではないのです。 実際にこれをしてしまうと、抑圧になり、さらに心が苦しくなってしまう。 つまり精神の不調が大きくなってしまうということです。 これは避けたいですよね? まず一番大切なのは、心を観察すること。知ること。 知ることなしには何も始まりません。自分が気づかないものを管理できません。 そして、気づきの力って、驚くほど大きいのです! 気づくことで、悟る。変わりたくなる。変えたくなる。そういう思いもまず気づきから。 この最初のステップを忘れてはい…

  • 自分を受け入れて大地のようになる

    多くの人が自分を受け入れられずに戦っています。 これができていない自分、あれがだめな自分・・・。 落ち込んでいる自分、治らない自分・・・。とても好きになれない。 自分で自分を阻害することに、非常に多くの時間とエネルギーを費やしている。それで何らかの効果があるかというと、ストレスを大きくするだけで、よいことは特に何もないでしょう。 まず、おおらかな目で自分を見つめてみましょう。 わざわざ好きになろうとしなくてもいい。「好き」の反対には「嫌い」があります。つまり、好きを維持できないと嫌いが出てきます。 それよりも、受け入れる、または受け止める、ということのほうがはるかに大事で、心への影響ははかりし…

  • 強く感じることには、感情問題が隠れている

    なぜこんなに強く感じてしまうのだろう--と思うことはありますか? しかも、反応してしまうのがいつも同じパターン。 こういう時には、ほとんど必ずと言っていいほど、感情問題が隠れています。 一番よくあるのが、親との問題。そして、トラウマ。 つまり、現在経験していることが、過去の心の傷に触れて反応するということです。だから痛いし、防御的反応をしてしまったり、怒りが出るのです。 もっともらしい理由で自分の反応を説明できたりするかもしれませんが、心理的要素が関係していることが少なくありません。 こういうことも、自分の傷を見ていくことで徐々に癒しが起こり、癒されるとパターンもずっと変わりやすくなります。

  • 過去を振り返るのは悪いこと?

    過去を引きずる、という言葉があります。基本的にネガティブな意味合いがありますね。早く断ちきれ、というような。 でも、人の心を本当によく観察すると、私たちの心は過去からのいろいろな出来事に影響され、複雑に絡み合い、どこかで過去の出来事に対する思いが続いています。それが当たり前。 そして、当たり前なことをネガティブにとらえても、自分への重荷になるばかりで心がさらに暗くなります。 だからといって、当たり前に起こることを、そのまま放置せず、過去の出来事に折り合いをつけたり、影響を解消していこうとするのがセラピーです。 なぜ過去に影響されるかというと、その事柄がショックで心に焼き付いていたり、受け入れら…

  • 感情は無視しても存在し続ける

    自分の感情を認めず、ないことにしよう、と思うことがあります。 しかし、だからといって、その感情がなくなるわけではありません。ただ、それは心の片隅に追いやられ、見えなくなっているだけです。 特に、明らかにストレスなこと、ショックなことがあった時は、見過ごさないようにしましょう。 いろいろな感情を押し殺して大きくなると、心が抑圧された感情でいっぱいになります。 そのように混沌となってしまうと、うつになりやすくなります。 それよりも、一つ一つ、感情を認めていき、癒していくと、心はどんどん軽くなります。

  • 自分を信じるには

    自分を信じるのに条件はいりません。 ただ、この「信じる」というのは、自己正当化するということではありません。 本当に「信じる」ということは、自分の持つ可能性と人としての生きる力や資質を認めてあげることです。それが現在はっきりと見えないとしても。 信じた時、心が生命の方向にポジティブに動き、力が自然と沸いてきます。それが、苦しみを乗り越える原動力になります。 反対に自己不信に陥ると、生命の方向とは逆に行きますから、パワーが枯れてしまいます。自分で自分の足を引っ張ることになります。

  • 人の思惑はほおっておく

    本当にコントロールできるのは、自分の心だけです。他の人の考えることは止められません。 でも、その単純な事実を受け入れられないと、私たち自身が苦しみます。疑心暗鬼になったり、被害妄想を大きくしたり。 私たちの心は、毎日多くのことを考えていますが、そのすべてが重要ではありません。取るに足らないことや勘違いもたくさんあります。そして、それは私たちの周りにいる人も同じです。すべてを知る必要はありません。 常に人の考えを読もう、読もう、とすると、大きな不安にとらわれてしまいます。威圧的な親を持った場合、常に人の顔色をうかがう傾向ができてしまいますが、そうするとアテンションがどうしても自分の外に向きがちで…

  • 心に植え付けられた固定観念

    人の心を探っていくと、いろいろな固定観念が、いろいろな時期に植え付けられたことがわかってきます。 多くは子供の頃に見聞きした事柄や、経験、トラウマによって強く焼き付いたものです。 そうしたものが人の世界観を造り上げます。そして、そこからその人特有の感情や考えが形成されます。 ですが、多くの人は、それが自分に固有のものだと気付いていません。気づかないと、自分の小さな世界をこの世のすべて、と思い込んでしまい、それが苦しみとなります。 心が癒されることにより、固定観念も解き放たれます。すると心の様相が変わりますから、実際にその人の「世界」も変わります。

  • 問題を認識すること

    あまりに長い間精神的苦しみをかかえていると、それが普通のように思えてしまうことがあります。 ある意味、慣れてしまうのです。 慣れてしまうと、解消しよう、または、解消できるのでは、ということが思い浮かばなくなりがちです。すると、状態が変わらないままになってしまいます。問題、と思わなければ、解決もありません。 多くの心の問題は、解決できるものであることをぜひ知ってほしいと思います。重荷は早くおろすに越したことはありません。 何かを「問題」ととらえるのは勇気がいることかもしれません。でも、この問題意識が、結果的に私たちを助けてくれるのではないかと思います。

  • 完璧ではなく、ベストをつくす

    心のどこかで完璧にやろうとしていると、心身が緊張してきます。 緊張すればするほど、物事はうまくいかなくなります。 完璧にやりたい、というこだわりが、逆に自分のブロックを作ってしまいます。 何をやるのにも、一度力を抜き、楽な状態で自分がベストをつくせるようにしてあげる。すると、結果もよいものになります。 そして、「その時のベスト」がどのようなものであれ、完璧ではなくても、受け入れてあげる。そのような心持でいると、ストレスを最小限に抑えられます。

  • アウェアネス (気づき、意識していること) が心の最大の強み

    心の中で起こっていることをはっきり知ること、そして、自分が自分のネガティブなパターンや衝動にコントロールされないこと。 これが私たちを守り、導いてくれます。 人生を振り返ると、失敗や間違いの多くは、自分がよく見えていないことが原因で誤った方向にいってしまったことによるものです。 起こることには、運命的なものがあったり、自分のコントロールからほど遠いものの影響であったりすることも、もちろんあります。 「ここでこれに気づけていれば」と感じることもあるかもしれません。 でも、若い時に多くの事に気づくのは難しいですし、不可能なこともいろいろあります。過去を後悔しても仕方がありません。 フォーカスは「こ…

  • 感情を感じるのを許す

    感情を感じていい、とどこかで思っていないことがあります。 感情を感じるととんでもないことになってしまう、このくらいがまんしなければ、耐えなければ、と感じないようにしてしまうことも多いですね。 確かに感情を感じている場合ではない時もあります。それは緊急時や、緊急時とまではいかなくても、他に大事なことがあって、感情にフォーカスできない時です。 子供の頃、家庭が不安定だったりすると、感情が後回しになります。感じることが許されない、と思ったり、思わせられたりで、優先順位が低くなってしまいます。 この状態が続くと、大人になって感情を感じられないこともあるかもしれません。 感情が感じられないと、自分自身か…

  • イノシシの手綱を引き締めよう

    イノシシといえば、猪突猛進です。 ここぞ、という時には、勢いをつけて、まっすぐに、わき目もふらずにのぞむといいですね。 しかし、他の場合(というかほとんどの場合)では、あまりに勢いがありすぎると、「周りが見えなく」なってしまいます。気づかないこと、見落とすことが多く出てくるということです。それらが犠牲になってしまいます。「猛進」が「盲進」にもなります。 さらに、勢いで気力を消耗してしまって、そのあとを続ける余力がなくなり疲弊してしまいます。 気がはやったら、手綱を引き締め、少しブレーキをかけてあげると、「突撃して花と散る」ような瞬発的な力の使い方ではなく、持続性を重視した使い方になっていきます…

  • 植物と人との癒しの関係

    ハーブ「レモンバーム」もすっかり冬仕様になりました。 夏の間上へ、上へ、と柔らかな葉を伸ばし、ものすごい勢いで成長していたのが、今は守りの体制に入っています。 葉は厚く、ごわごわになり、地に這いつくばることで、寒さをしのごうとしています。自らの生命を守る知恵を働かせていることがわかります。 レモンバームは私にとって特別なハーブで、甲状腺亢進の症状があった時によくききました。その頃病院のテスト結果にははっきりとは出ていなかったのですが、ほとんどの症状が合致する状態で苦しんでいました。 レモンバームを飲んだ時、その症状が大きくやわらぎ、深い安堵感を覚え、これで助かる、と思いました。 症状の解消には…

  • 一歩一歩、子供のような素直さで進めば必ず目的地にたどり着く

    当たり前のようなことですが、忘れがちなこと。それは、一歩一歩目的の方向に進んでいけば、必ず目的地に到達するということです。 しかし、この一歩一歩が難しい時があります。 それは、自分に対する疑念が強い時。自信をなくしている時。足取りが重く、良いことだとわかっていても、歩みだせない。 また、途中で歩みをやめてしまう。どうせ目的地には着かないのではないかと疑ってしまい、結局自分で自分の足をひっぱってしまう。 セラピーで自分のネガティブなパターンを修正していく時、今までのパターンに圧倒され、歩みを止めてしまうこともあります。 でも、実際には、着々と変える方向に動いていけば、失敗してうまくいかないことが…

  • 新たな気持ちで心をリセット

    今日から「プシケの庭」を始めさせていただきます。心を癒し、はぐくむためのヒントになるようなブログを目指していきたいと思います。 私の管理するセラピー系ブログに「プシケの森」がありますが、そちらは心理関係のメソッド、大きめのテーマと長めの記事、そして、こちらは「森」のほうに収まらなかった事柄や、補足的なこと、社会で話題になっていることの心理的考察など、と棲み分けしようと思います。

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