以前、一年半ほど在籍した会社の部長は見た目はGacktさんのようなイケメンで、穏やかで物静かで、聡明な人だった。だからあっという間にヘッドハンティングされてどこかへ行かれてしまったが、その部長がおっしゃったことの中で一番印象に残っているのは、たしか私が何かに四苦八苦したあげくに切り抜けた時、自分の至らなさに呆然としていたら、「自分のことが一番わからないものだよ」穏やかな笑みでそとおっしゃった一言だった。 何もかも手に入れているように見える彼がのに、そんな根源的な言葉をつぶやくとは意外だった。 生まれてから一度も離れることなく付き合い続けている「自分」が、まさか「一番わからない相手」であるなんて…
緊急事態宣言は解除されたものの、コロナ禍で外出自粛のムードはまあまだ続いている。先日、遠く離れた実家の母から電話が来て、明るく朗らかな笑い声を聞くことができてほっとした。母は80歳代。20年前に父を亡くしてからは一人暮らしだ。 妹は比較的近くに住んではいるが、毎日仕事や家族の面倒に追われる忙しい身だ。その上母の世話までも加わり、妹の負担は大きくなっていた。母は家族には毒舌なこともあり、数年前は妹と母との間で口論も増えていた。 そのせいで、おおらかな性格の妹がとても追い込まれていた。 私は母も心配だが、疲弊していく妹のことも心配だった。とはいえ、実家には飛行機でしか帰れない距離にいる自分には臨機…
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