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2018/11/24

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  • 「任那日本府」は百済にとっての「日本系のジャマな奴ら」/『加耶/任那』(仁藤敦史)

    加耶/任那―古代朝鮮に倭の拠点はあったか (中公新書) 作者:仁藤敦史 中央公論新社 Amazon 新羅・百済・高句麗の3国が争う中、統一した王権が確立しなかった加耶諸国の歴史を朝鮮古代史の中に位置付けながら論じつつ、そこにあったとされる「任那日本府」がどのようなものだったのか、様々な史料を批判しながら明らかにしていく本です。 結論だけ言ってしまうと「任那日本府」はヤマト王権の出先機関ではなく、ヤマト王権から遣わされた将軍・使者や、そういった人々が通婚・土着化したものの総称だった、というのが本書の主張です。そこには、日本の中国地方を根拠とする吉備氏を出自とするような人々も含まれています。彼らは…

  • 『島津氏と薩摩藩の歴史』(五味文彦)

    島津氏と薩摩藩の歴史 作者:五味 文彦 吉川弘文館 Amazon 日本中世史の大家といえる著者が、院政期から幕末までの島津氏と薩摩・大隅地方の歴史を追った本です。薩摩藩成立以降の支配制度や経済、文化、幕末に至るまでの藩政改革などについてはよくまとまっていると感じましたが、戦国以前の島津氏の歴史については、一族の争い*1が複雑なこともあってやや細切れ感がありました。土地支配のあり方などは比較的記述が充実しており、著者の眼目がそちらにあったということなのかもしれません。 *1:こちらに関心がある方は『図説 中世島津氏』(新名一仁)などの方がよいかもしれません

  • ポスト冷戦時代の終わりに冷戦時代を学ぶ/『冷戦史』(青野利彦)、『独仏関係史』(川嶋周一)、『ドイツ統一』(アンドレアス・レダー)

    【目次】 国際システムとしての冷戦 「中原の大国・ドイツ」をどう位置付けるか 日韓関係との比較において 「ドイツ問題」の次は 「敗者」をちゃんと包摂してこそ 欧州を中心とする国際政治史を勉強してみました。 国際システムとしての冷戦 冷戦史(上) 第二次世界大戦終結からキューバ危機まで (中公新書) 作者:青野利彦 中央公論新社 Amazon 冷戦史(下) ベトナム戦争からソ連崩壊まで (中公新書) 作者:青野利彦 中央公論新社 Amazon 冷戦を「2陣営が地政学的利益とイデオロギーをめぐり対立し、多くのアクターがその構造を念頭に行動した」国際システムとして捉え、米ソ・欧州・東アジア・第三世界…

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