――沖縄には「命どぅ宝」という、古くからあるすばらしい言葉がある。これは沖縄戦という凄まじい犠牲を強いられた人々が、心の底から血肉化した真理だ。今、ウクライナー欧州戦争、バレスチナーイスラエルー中東戦争、そして「台湾海峡有事」による対中国との戦争が叫ばれ始めているこの時、私たちは、戦後平和憲法の成立時に立ち返り、全ての戦争を否定する「生命権」(殺すな、殺されるな)を主張すべきだ。まさしく沖縄の「命どぅ宝」思想を、国際法として表現するのが、この「生命権」という主張である。日本国憲法は、その制定時に「平和的生存権」(前文)を明記し「生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利」(第13条)を定めているが、この憲法を発展させたのが世界人権宣言・国際人権規約などの国際法などが定める「生命権」だ。この「生命権」により、...世界を覆う戦争に抗し、今こそ、すべての戦争を否定し、憲法第9条を堅持するために「生命権」を主張しよう!