投機家は活発になり、投資家は静観する米国株式市場が大きく動いている。相互関税を発端にした市場の動きだがこのような暴落局面で投資家と投機家の関心の違いが鮮明となる。投資家投資家は自分が投資している企業の利益がどのように影響されるか、ということに関心がある。
投資家ウォーレンバフェットに学び、投資と読書で人生を10倍楽しむブログ!
バリュー投資でアーリーリタイアを目指す
セゾン投信セゾン投信の元CEO中野晴啓さんが今まで16年間セゾン投信を育ててきて今次解任されたというニュースがありこれについて今回はハクゴの意見を述べてみたい。中野さんの言っていること・投資哲学を要約すると、・投信会社は個人投資家から一気にお金を集めるというこ
ダラー・ジェネラル株価低迷約一か月前にここで取り上げたダラー・ジェネラル(ティッカー DG)あれから株価は一時上げたもののまたズルズル下がってきたところで今回また追加で購入した。企業を見るポイントはいくつもあるが DGの場合ハクゴが見ているポイントは以下。①競
ユナイテッドヘルスが決算発表で大幅高約一か月前「ユナイテッドヘルス大幅安」(2023.6.15)で紹介したユナイテッドヘルス(ティッカー UNH)が今日は7.2%の大幅高。前回の主旨はコロナが収束し医療サービス需要が増えるためコスト(患者が医療サービスを受けると医者・病院は
塩漬け筆頭銘柄ペイパルを一年半ぶりに買ったペイパル(ティッカーPYPL)は過去に「株式投資ケーススタディ【ペイパル 】」などで紹介した銘柄。2021年前半に買い始めハクゴのポートフォリオの中でダントツの評価損が出ている塩漬けキング銘柄だが全く損切りしていない。大きく
本日チャーチ・ドワイトを一部売却チャーチ・ドワイト(ティッカー CHD)はハクゴの主要保有株で過去何度もこのブログで紹介している。今回持ち株の約1/4を売却した。売却した理由は、1)グレートビジネスと考えているがM&A戦略に若干疑問がある。2)バリュエーションが高
本日チャーチ・ドワイトを一部売却チャーチ・ドワイト(ティッカー CHD)はハクゴの主要保有株で過去何度もこのブログで紹介している。今回持ち株の約1/4を売却した。売却した理由は、1)グレートビジネスと考えているがM&A戦略に若干疑問がある。2)バリュエーションが高
四半期ごとにパフォーマンスチェック2023年半期が終了。6か月の成績を見てみたい。毎回同じだが投資の成績は絶対パフォーマンスではなくS&P500に対する相対的なパフォーマンスである「アルファ」を計測している。2023年6月末までのアルファは以下のように+7.6%と非常に良い成
さらに上昇を続けるアップル株前回アップルとバークシャーが長期目線で経営・投資している話をしたがそのアップルが本日時価総額3兆ドルを突破した。3兆ドルということに特別な意味はなくもちろん時価総額に天井はないので通過点に過ぎない。現在の株価バリュエーションはオ
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投機家は活発になり、投資家は静観する米国株式市場が大きく動いている。相互関税を発端にした市場の動きだがこのような暴落局面で投資家と投機家の関心の違いが鮮明となる。投資家投資家は自分が投資している企業の利益がどのように影響されるか、ということに関心がある。
今すべきことは「相場を読もうとしないこと」米国株式は相互関税のニュースで米国株式は大きく下げている。ここで下げ止まるのか?もっと下がるか?このような相場を読もうとする行為はまさに投資家としての過ちを誘発する行動なので気を付けたい。「相場を読もう」と考えて
毎四半期ごとにポートフォリオをチェック一応投資パフォーマンスは四半期に一度チェックしている。絶対リターンよりもS&P500に対する相対リターン(アルファ)が重要。短期のパフォーマンスでは多くを語れない。したがってあまり深い意味はないが一応チェックしている。2025
PepsiCoを買った誰もが知っているconsumer銘柄。低成長だが競争力、経済性ともに高い企業だ。バリュエーションが良いレベルでPERで21倍まで株価が下がってきたところで買ってみた。S&P500のバリュエーションが高い中でペプシコのバリュエーションは下がっている。配当利回り
5年前は暴落パニックちょうど5年前はコロナショック時真っ只中でS&P500指数の大底をつけたタイミングだった。大底は2020年3月23日で指数は2,237だった。そこから5年間でS&P500は105%上昇した。暴落のボトムで買うことはまずできないため大底からではなく暴落が始まる前のピー
短期の株価の分析は意味ないハクゴは株価や経済についての分析はほとんど意味ないと考えている。短期の株価は投資家の心理を反映し企業の実態を表さないからだ。経済指標は企業活動に影響を与えるがすべてのプレイヤーに影響があるためプレイヤー間の力の差が知りたい投資家
世界最高の投資家から投資を学ぼう企画。1977年からのバフェットから「株主への手紙」を読破する。株主への手紙とは毎年12月に年度が終了し2月の最終週にバフェットが株主に向けて「株主への手紙」を書いている。バフェットは本は書いていないが毎年のこの「株主への手紙」の
暴落はトータルリターンを高める効果がある「長期では配当再投資を続ければ 暴落が起こったほうが暴落が起こらなかった場合よりもトータルリターンが高い」ここでトータルリターンとは配当と株価上昇の両方を含めたリターンのことだ。これはジェレミー・シーゲル教授の「株式
ハクゴは2010年に投資を初め早15年経った数字の結果としては以下の通り、非常に低いアルファだが悪くはない。マイナスを出さずに多くを学べたので得した感覚を感じる。過去15年間の年率成長率ハクゴ12.0%S&P50011.6%アルファ0.4%ハクゴは「賢明なる投資家」を読んだことをき
2025年戦略2025年だからと言って特に特別な投資戦略というものがあるわけではない。投資のスキルは個人個人まちまちで、逆に言うと自分の弱みというのも個人個人違う。自分自身の弱みと向き合っていくことが大切だと思っている。それを毎年続けていく。したがって2025年も「
アップルを一部1/6ほど売却した理由はポートフォリオの中での割合がかなり大きくなってしまったこととバリュエーション的に高すぎる水準にあること。それでもまだハクゴのポートフォリオの20%強を占めている。7年以上保有した株だ。今現金は魅力的な資産現在米国市場では無リ
2024年の良かった本このブログのテーマは投資と読書。投資と読書を通じて人生を豊かにしたい。毎年その年に読んだ本の中からベストの一冊をビジネス・投資部門で一冊、その他で一冊選び紹介している。ご参考にどうぞ。ビジネス・投資部門"Charlie Munger - the Complete Inve
株式市場非常に強かった2024年!2024年も早終了。早速1年間のパフォーマンスを振り返ってみたい。2024年は非常に強い年だった。S&P500は23.3%上昇重要なのは市場平均に対する相対評価。絶対評価ではなくて。この相対評価を「アルファ」と呼ぶがハクゴの2024年のアルファは以
連銀の利下げがきっかけのようだが。。。本日FRBの0.25%利下げ発表があった。今後予定されるの下げ幅についてややタカ派的な発言であったため株価が下がっているようだがファンダメンタルズ的には何か変わったわけでもなく現在の高すぎる株式市場は少し下がったほうが良いと
バークシャー現金残高増加中バフェットのアップル株大量売却が話題になっている。アップルを売ったというよりは「キャッシュを買った」と言えるのではないだろうか?キャッシュは米国債に投資されるため債券にシフトしていると言い換えることができる。今回はこの仮説を考え
株価は上がっても価値が上がっているわけではない米国株はずっと上がり続けている。年初来でもう25%以上の上昇。そのバリュエーションは非常に高い水準になってきている。割高感が強い。高い株価は「ハリボテ」部分が大きい。つまり価値はないのに株価は上がるという部分が大
チャーリー・マンガーの13の心得バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの株式投資の成功に必要な13の資質。今回が最終回!No 12. Frugal 倹約であることベンジャミン・フランクリンの言葉を引用している。「富を蓄えるには二つのことが必要だ。勤勉であることと倹約である
チャーリー・マンガーの13の心得バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの株式投資の成功に必要な13の資質。今回はNo.11 を紹介したい。No. 11 Sound temperamentこの "temperament" という単語はバフェット、マンガーの投資哲学で非常によく出てくる単語で。超キーワードと
チャーリー・マンガーの13の心得チャーリー・マンガーの株式投資の成功に必要な13の資質。今回はNo.10 No. 10 Collegial"Collegial"とは "college (大学)"と同じ語源で一人で考えるよりも話し合う仲間がいたほうがより良いという意味で使われている。 投資は継続的に思考す
チャーリー・マンガーの13の心得バフェットの相棒、チャーリー・マンガーの株式投資の成功に必要な13の資質。今回はNo.8とNo.9 を紹介したい。No.8 Passionate 情熱を持つことここでは投資家として、また投資先の経営者について情熱と頭の良さのどちらがより重要か?につい
バークシャー株主総会をオマハからレポート毎年5月、ネブラスカ州オマハで開かれるバークシャー・ハサウェイの株主総会。みずみずしい新緑がかおるこのアメリカ中西部の都市にオマハの賢人ウォーレン・バフェットの言葉を聞くため年に一度株主が世界中から集まる。総会は丸一
内部留保した$1が$1以上の市場価値になる企業に投資をする前回、「内部留保された利益はいくらの市場価値が期待されるべきだろうか?」という部分があったが今回はこの点を深堀したい。まずは1982年「株主への手紙」からのバフェットの言葉"It is our job to select business
株とは Productive enterprise1977年のバフェットの言葉を紹介したい。「株式とは単なる株券ではなく "productive enterprise"と考えることができる。 その productive enterprise" が生み出す利益を債券のようにクーポンと考えることができる」バフェットはこの株についてく
投資は長期が本来の姿短期投資か?長期投資か?よく議論されるが投資というのは本来長期なのだと思う。投資とは企業とともに歩むもの。企業に投資するのだから。ゆっくり成長する企業もあるし速く成長する企業もある。どちらの場合でも投資家と企業は同じペースで進む。投資
良い企業でも高く買ってしまうと良い投資にならない投資の成績は以下の2つで決まる。1. 株を買った時の株価2. 将来キャッシュフローとそのタイミング良い投資の前提として「良い企業」を買うということがある。上の2つの条件を満たさないと投資の成績は良くならないというこ
バブルはいつかはじける今回は「バブルはいつかはじける理由」への補足とバブル的な株価が企業経営に影響を及ぼすということについて述べたい。まずバブルはいつかはじける、ということを説明するためにまず次の2つの事実を整理したい。1. オーバーバリューで買う人は必ず
2024年年初来のハクゴのポートフォリオのパフォーマンスポートフォリオ全体のパフォーマンスは以下の通り。年初来YTD 成長率3月末S&P50010.2%ハクゴポートフォリオ4.6%アルファ-5.6%アルファは-5.6%と非常に弱いスタートとなった。ポートフォリオの中身は以下の通り。2024年Q
投資リターンを決める要素は2つしかない投資の成績つまりリターンを上げるために投資をやっているわけだが投資のパフォーマンスはどのような要素で決まるのだろうか?株式投資のパフォーマンスは以下の2つで決まる。1. 株を買うために支払った株価 2. その企業から生み出
バブルとは?株式でバブルと言った場合、株価が割高な状態いうことだ。前回コストコでみたように一つの銘柄でもこの割高度を分析することができる。これが株式市場全体に広がると市場全体がバブルになる。このバブルというものはずっとは持続しない。なぜか?「割高」という
コストコの株価米国株式全体のバリュエーションが最近上がってきている。現時点でのS&P500指数 5,114だとPERは28倍程度となる。個別株でも割高な銘柄が目立つようになってきた。その中でコストコ(ティッカー COST)について株価が高いかどうかを判定する分析をしてみたい。
長期投資家は株価とどう付き合うべきか?株式投資をやっていると株価とどうしても付き合うことになる。長期投資家にとって株価はなるべく気にしないほうが良いのだが日々動く株価を頭から払しょくすることは実際は容易ではない。長期の投資家は株を売らない。売らないので株
世界最高の投資家から投資を学ぼう企画。1977年からのバフェットから「株主への手紙」を読破する。投資家として成長したいそのためには世界最高の投資家バフェットから学ぶのが一番と考え1977年からのバフェットの「株主への手紙」をハクゴが独自の視点で解説する。もともと2
お金は自分の問題を解決してくれるのか?多くの人にとって「お金を増やしたい」という気持ちから株式投資が始まる。増やしたお金を何に使うのか?自分が「消費したい」ということが一番大きいだろう。お金が増えたら車を買いたい、家を買いたい。他にはファイヤーしたい・会
決算発表シーズンたけなわ決算内容に反応して日々市場が動いている。この動く株価に反応することは投資家としてよいことなのだろうか?投資家は本来企業の競争優位性を追いかけるべきだ。投資している企業の競争優位性が強ければ、あるいは維持・強められていればそれはいず
アルファベットQ4決算本日アルファベット(GOOGL)決算発表があり株価が7.5%下がった。グーグルはハクゴの主要保有銘柄の一つであり毎回決算をチェックしている。結論から言うとグーグルの本質的な競争力については不確定なところはあるが、それは昔からあったもので今回の決算
歴史上の大暴落前回暴落はある種の企業にとってはチャンスでもあるというお話をした。大暴落はいつか来るのだろうか?来たら市場はどうなるのだろうか?いつ来るのかはわからない。しかし頻度はある程度分かる。過去の歴史上何度か大暴落が起こったが、その都度結局は毎回復
歴史上の大暴落前回暴落はある種の企業にとってはチャンスでもあるというお話をした。大暴落はいつか来るのだろうか?来たら市場はどうなるのだろうか?いつ来るのかはわからない。しかし頻度はある程度分かる。過去の歴史上何度か大暴落が起こったが、その都度結局は毎回復
次の株式市場超暴落の後「価値」が暴騰するのはどのような株か?アップル(AAPL)この企業はその商品力・競争力は言うまでもないがもう一つ他社と一線を画す特徴を持っている。以前 2023.8.18に「アップルの株価は下がれば下がるほど良い」と題してアップルについて紹介した内
長期のパフォーマンスを計測すべき「2023年のハクゴの成績発表」(2024.1.3)において投資のパフォーマンス評価のための超過収益(アルファ)は長期のパフォーマンスで行うべきと述べハクゴの過去5年と過去14年のアルファを表示した。この理由は短期の株価は企業の価値とほとん
株価が上げたら儲かったと結論できるのか?2023年は株式市場は大きく上げた。株価が大きく上がったわけだ。しかしこれで本当に儲かったと言えるのだろうか?長期投資家なので株を売ることはない。したがって利益が確定することもない。今後株価が下がった場合損したと言える