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2018/10/08

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  • 映画『新聞記者』感想|単なる告発映画ではない、一般化したテーマ性

    官邸に疑心の目を向けた映画だが、高いメッセージ性から日本アカデミー賞作品賞、さらには主演女優賞・男優賞の3冠に輝いた作品。受賞を記念して再上映がかかっていたので、映画館まで見に行ってきた。 新聞記者として真実を求める姿勢を貫く吉岡(シム・ウンギョン)と、内閣情報調査室のエリート官僚として政権に不都合な情報をコントロールする仕事をするも疑問を感じている杉原(松坂桃李)。 東京新聞記者、望月衣塑子の同名ノンフィクション作品を原案にしただけあって、SNSを使った大胆な情報操作など、「本当に行なわれているのでは?」と不安を煽るようなリアリティだった。 日本アカデミー賞の授賞式では、シム・ウンギョンがス…

  • 映画『パラサイト 半地下の家族』感想|匂いの演出、親北ギャグ、トイレの蓋

    遅ればせながらですが。カンヌとアカデミー賞のダブル受賞を果たした、ポン・ジュノ監督の意欲作。 ブラックユーモア溢れる風刺の効いた映画で、所々笑えました。一方で、後半からは展開が二転三転する緊張の連続。 貧富の格差を、住む場所の高低(丘の上の高級住宅と、半地下の安アパート)によって、これでもかと視覚に訴える絵作りが素晴らしかった。初めてパク家を訪れるとき、ギウは坂道を上へ、上へと登っていく。パク家から土砂降りの中を3人が逃げ帰るとき、階段を降り高架下をくぐり、泥水が流れゆく半地下へと下る。こういう分かりやすい絵作りが世界での評価を高めたんだろう。 父親役を演じたソンガンホの演技力もまた引き込まれ…

  • 映画『劇場版SHIROBAKO』感想|夢の途上にいる若者へのメッセージ

    面白かったし、最後は少し泣けた。 あれから4年。アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」は下火となっていたが、新たに劇場アニメを作ることで制作プロデューサーを務める主人公・宮森(みゃーもり)たちが再び夢を追いかけようとする。 『SHIROBAKO』のアニメ版は、アニメ業界では珍しく「働く大人」をフィーチャーしており、 しかも「夢を叶える」というストーリーではなく、「夢を追う」という駆け出しの新人の葛藤や苦悩、泥臭い努力を描いた、“新しい”感覚のアニメだったと思う。 アニメ版は実際にアニメスタジオの多い武蔵境を舞台にし、実在するアニメ監督や有名なスタッフをキャラクターのモデルにしたり、業界のあるあ…

  • ドラマ『テセウスの船』真犯人ネタバレ感想(最終回更新)|せいやのファンで見始めたら、、「犯人が気になる!」

    1−3話 4−5話 6話 7話 8話 9話 10話(最終回) 1−3話まで視聴。 『テセウスの船』、最初は僕の好きな霜降り明星のせいやがドラマ出演ということで見始めたが、緊張感のある展開で面白く見れている。 何と言っても主役の竹内涼真のみなぎるフレッシュな力と集中力がとてつもなく、それによって絵がダレることなく緊張の糸が1時間に渡って張りっぱなし。また、同じく重要な役の鈴木亮平も、緊迫した演技を見せたかと思えば、家族の前ではアントニオ猪木のモノマネを見せるなど、おちゃらけぶりも素晴らしい。 ほぼ全編が雪の積もる山中でのロケで成り立っていて、撮影が大変だと思うがどのシーンもリアリティーがあって説…

  • 映画『1917 命をかけた伝令』感想|ワンカット映像はすごいが予想通りすぎた

    良くも悪くも期待通りの映画だった。 監督サム・メンデスの祖父の実体験をもとに、第一次世界大戦中の2人の兵士が決死の伝令任務に挑む姿をワンカット風の映像で描く。 予告を見て面白そうだと思い鑑賞。全編ワンカットで戦争中に伝令の任務、という触れ込みを聞くと、なるほど、危ない戦争地帯をメタルギアのように隠れながら駆け回り、仲間を失いながらも、主人公は無事その伝令を伝え、任務を終えるのだろうな、ワンカットだしさぞかし緊迫感が出て良いだろうな、そんなことを期待・予想した。 ほんとにその通りだった。それ以上でも以下でもない。まんまなのである。 これが観たかったんだけど、なんというかもうすこし味付けというか、…

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