TokyoPanyaのオーナーシェフ。韓国で飲食店を開業されたい方に僕の経験がお役にたてば!
カロスキル店をオープンするに当たり、カロスキル店を中心で回してくれる日本人パン職人を探していた。僕は日本に帰国し元同僚Hに会いに行き、韓国で一緒にやらないか?と誘った。僕「今、TokyoPanyaは韓国でかなりキテる!しかもカロスキルっていう、東京の表参道みたいな場所でお店出さないかって話もあるんだ。韓国で俺と一緒にやらないか?今なら一緒に会社を大きくできる!」元同僚H「うん。でも今働いてる所、まだ1年しかたってないし、もう少し経験を積みたいんだ。」僕 「そっか、でも今がチャンスなんだ。Tokyopanyaが大きくなったあとでイチ職人で来るのと、今幹部として来るのは全然違うぞ。」元同僚H 「う…
2010年怒涛の成長をしていたTokyoPanyaに4億ウォン(日本円で約4000万円)投資するからお店を立地のいい場所に出さないか?という話が来た。2007年に韓国に初めて来てから、韓国の飲食店や街・ストリートの流行り廃りを見て来た僕はすぐにカロスキルに出したいと思った。当時雇っていた日本人パティシエに「何でカロスキル?特にいいと思えないんだけど。」と言われたが、僕には確信があった。何故ならカロスキルにソウルのお洒落っ子が集まり始めていたからだ。すぐ不動産を調べると、既にメインストリートは高くて無理。カロスキルの裏通りセロスキルで予算ギリギリの状態になっていた。当時の相場感覚 (ベーカリーカ…
韓国、特にソウルでは街単位、ストリート単位で流行ったりする。僕が韓国に来た2007年はアックジョンロデオの流行りが終わる頃だ。この街やストリートの流行には法則がある。1.個人事業者が個性的でお洒落なカフェ、レストラン、居酒屋が街、ストリートを彩り始める。2.ソウルのお洒落っ子達が集まる3.ブログやインスタで拡散される。4.観光客くる。5.大企業がメインストリートに店舗だし、家賃あがり、個人事業者が商売しにくくなる。6.ストリートが個性的でなく、どこにでもある街になる。7.人通りなくなり、商売がやっていけずに空き店舗がふえる。最悪の場合ゴーストタウン化する。アックジョンロデオはもう10年ゴースト…
韓国の流行の移り変わりほど早いものはない。2007年8月に初めて韓国に来てから色々な物が流行り、そのほとんどが終わっていった。流行りにも色々あり、ポテトチップスが流行る時もあれば、インスタ映えするケーキ、ストリートや街が流行る時もある。職業柄意識せざるを得ない。韓国の飲食店の場合、何か1つのアイテムが大ヒットして一気にフランチャイズ展開するパターンが非常に多く、ほとんどが2年~3年で消えていく。今日は僕が韓国に来た2007年から韓国で流行ったデザートを中心にを古い順に思い出せるだけご紹介したいと思います。 コーヒーボン(Roti Boy/Papa Roti)2007年 . たい焼き(Azabu…
2010年の初旬には1店舗だったTokyoPanyaは4月にロッテ江南店、8月には現代COEX店、モクドン店と計4店舗になり、デパートの休日は月に1回しかなく、ロッテと現代が同時に休みになるとは限らない為、ほぼほぼ365日営業になった。開店してからまだ1年10ヶ月。驚異的なスピードだったと自分でも思う。しかし、今振り返ってみると、あれをこうしていれば良かったなーとか、こうしなければ良かったなーとか反省も沢山ある。そんな事をまとめていこうと思います。 1.社員との関係どんな偉大な社長だって初めて社長になった時は社長業1年生。誰もが初めから社長業をパーフェクトに出来る人なんていない。個人事業者で1…
今日は韓国の厨房道具市場をご紹介いたします。방산시장バンサンシジャンと読みます。ここには製菓製パン用の厨房道具を中心に包装用品、容器、リボン、壁紙、照明、タオルなどなど、店舗運営で必要となる様々な小道具を取り揃えることができます。 방산시장と書かれたゲートをくぐり真っ直ぐ突き当たった所が道具屋筋です。 材料を卸してくれる会社もここに店舗を構えているので、韓国でパン、ケーキの材料を買いたい人はここに来れば 、韓国で手に入るだいたいの材料は手に入ります。韓国ではあまり使われない材料道具などはネットで買うことが多いです。(例)ゲランド塩、トレハロース、シルパットなどなど、その他多数 ここでは、ありと…
2010年8月3日、僕はこの日を忘れる事は無いだろう。現代デパートCOEX店とモクドン店の同日オープン。真夏の暑い日だった。その日は朝6:00に起きて車に1件目のモクドン店で明日から使う包装用のショッピングバッグやケーキボックス、ネームプレート、諸々を車に積めるだけ積んで7:00に出発した。モンドン店に8:00ちょっと前に到着。1件目の準備にとりかかった。 デパートに出店する際には3Dの図面と2Dの図面の提出が必要です。でもこんな感じで大丈夫です。前回お話した現場を写真で撮ってPhotoshop加工したもの。ここの空いているブースに入ります。まずは機材を搬入し、同時にお店の看板をシーリング。イ…
2010年韓国でパンブームを巻き起こした大人気ドラマ「製パン王キム・タック」最高瞬間視聴率は58.1%!舞台は1970~80年代の韓国パン業界。平均視聴率も50%越えてて、韓国人の2人に1人が見てる計算ですよー。すごくないですか!?このドラマの影響で雑誌やテレビがパン職人を取り上げる事が多くなり、ちょうど同じ時期にブログで話題になり、ロッテデパートに出店して、現代デパートでイベントをして注目を集めていたTokyoPanyaにも韓国にいるリアルキム・タック日本人版という事で沢山の取材が来た。 チャンスの神様の前髪を掴んだ!世の中の流れまで背中を押してくれる感覚だった。お店が勢いに乗ってる時にパン…
2010年4月、やっとの思いでロッテデパートに出店できたの日の夕方、お店に今度は現代デパートから連絡が入った。「現代デパートにも出店して頂けないでしょうか?まず6月にイベントがありまして、ミア店とCOEX店に1週間づつ参加して頂いて、そのあとCOEX店に正規出店して頂くというのはどうでしょうか?」 売れっ子になってしまったw それはまるで、M-1で優勝した次の日から仕事のオファーがどんどん入る芸人のように、次から次へと連絡が来た。雑誌の取材、テレビの出演、デパートの出店の依頼。COEXモールは現代デパート、ショッピングモール、映画館、水族館、外国人専用カジノなどが集まる複合施設で2010年当時…
今日は韓国のデパートに出店する際に準備しなければならない物事をまとめて行こうと思います。Tokyopanyaの話とは少し離れるので面白くはないかもしれません(笑)出店のオファーは基本的には各デパートのMD(マーチャンダイザー)担当から店舗に電話が入ります。勿論、個人的に連絡先を知っていれば直接売り込む事も可能です。出店のオファーはまずデパートのイベントに1、2週間出ててから、売り上げが良ければ正規出店に格上げしてもらうパターンが多いです。韓国のデパートは出店の際、デパートから提出を求められる書類がとても多く、たった1、2週間のイベントの為に店舗イメージを3Dの図面で提出しろなどの無理難題を言わ…
2009年6月、LOTTEデパートの江南店のMD担当から電話がかかってきた。「TokyoPanyaは今とてもネットで注目されています!是非!LOTTEデパートに出店して頂いたいのですが可能ですか?今度お店にお伺いしてお話しさせてもらえますか?」あのブログの影響力は凄まじかった。沢山のお客さんを呼び、新しい流行に眼を光らせているデパートのMD担当までも呼び寄せてしまった。とても嬉しい悲鳴なのだが、今の設備と人員ではお店で売る分すら間に合っていない状態なのに、路面店より集客力のあるデパートで販売する量など作れる訳がない。うーん。チャンスだ!という事はわかるのだが、現実的に無理!というのが最初に頭に…
韓国飲食業界で強烈な力を持つNaver Power Bloger
2009年3月、日頃お世話になっている先輩からの紹介で「ESSEN」という料理専門誌でお店を取り上げてもらえることになった。生まれて初めての雑誌の取材でとても緊張した。Q.日本のどこでパンを学びましたか? A.パンの専門学校には行っていません。アンゼリカという東京の下北沢で有名なパン屋で3年間修行しました。Q.韓国と日本のパンの違いは何ですか? A.パンはヨーロッパから入ってきた食文化ですが、日本はそれに少しアレンジを加えて日本独自のパン文化を築いてきました。例えば中にカレーを入れたカレーパン、あんこを入れたアンパン。パンの外側にクッキー生地をのせて外はサクサク中はふんわりのメロンパン。大胆に…
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