老犬介護は後悔と反省の連続です。 老犬の衰えていくスピードは想像以上に早く、絆が強ければ強いほど、飼い主さんの気持ちが追いつきません。 特に寝たきりになってからは、準備もままならないままで弱っていく愛犬のお世話に追われることになります。 しかし、この経験は次にまぐろさんがまた母ちゃんの元に戻って来た時に、大きな助けになると思います。 まぐろさんの母ちゃんが介護中にあったら良かったと思ったことを考えてみたいと思います。 寝たきり老犬の食事介助を正しい姿勢で 犬にとって最適な食事の姿勢を保持する 食事介助で楽な姿勢を保持するクッション 老犬介護は経験しないとわからない (adsbygoogle =…
人間社会において、犬に首輪をつけるという事は、ある意味で犬にとってとても大事なことです。海外であろうが日本であろうが、犬に首輪がついている事に違和感を持つ人はほとんどいないと思います。しかし、なぜ犬に首輪をつけるのかと問われるとうまく答えられる人は少ないのではないでしょうか。犬を飼ったら当たり前のように首輪をつけます。ひと昔前ならば、犬は外で飼うものというイメージがありましたので、犬をしっかりと係留し、脱走を防ぐために首輪が必要であったのは、理解できます。けれど、現代では犬を室内で飼う事が当たり前になってきました。それでも何故首輪をつけるのでしょうか。 首輪は犬が犬として人間社会に帰属する家族…
あなたが得意で大好きな事を人から褒められた時、どんな気持ちになりますか?それがあるいは誰かの力になったと実感した時、あなたはとても嬉しくて誇らしい気持ちになるでしょう。大好きで得意な事に共感されたり褒められたりした時の気持ちは我々をとても幸せにしてくれます。「こころ」があり、人間と生活してきた犬たちにとってももちろん同じです。 しかし、最近の犬たちはその経験をあまりさせてもらっていないように感じます。 命令ばかりされていては辟易してしまうのは犬も人間も同じです。 命令ばかりでは犬の「こころ」は育ちません。その昔、犬は自分の得意な事をとても褒めてくれる人間という生き物を相棒として選びました。しか…
愛犬のトレーニングをする前に知っておきたいこと〜犬らしさとはなにか〜
犬を厳しくしつけるのが苦痛だと言う人は近年増えてきたように思います。犬と暮らす人のほとんどは犬を殴りつけたり、電気ショックを与えたりして、苦痛を与えてしつけをすることをしたくないと思っていらっしゃるでしょう。 こういうと、「犬を甘やかしたら犬のためにならない!」とか、極論を言う人がぼちぼち出てくるのですが、犬はほかの野生動物と違って、人間と暮らすために生まれたと言っても過言ではないという研究結果が近年では出ています。 犬は生まれた時から人間と暮らすために存在するのです。忘れたのは我々のほうです。 犬はぬいぐるみでもなければ、道具でもありません。そして、人間の子供でもありません。犬は犬として犬ら…
まぐろさん母ちゃんの大切な大切なムスメ、まぐろさん。生まれて来てくれてありがとう。そして、母ちゃんのところへ来てくれてありがとう。 まぐろさんとはじめて会った時、母ちゃんは犬を飼う気なんかあんまりありませんでした。 まぐろさんのおじいちゃんは犬と暮らす天才で、だから、おじいちゃんと離れて一人暮らしをはじめた時、母ちゃんは犬と暮らすことはもうないんだろうなって思っていました。 ちょっと見るだけのつもりでまぐろさんに会いに行ったけど、帰りの車の母ちゃんのヒザの上にあなたは乗っていました。 まぐろさん、最初にヒザの上から母ちゃんを見上げたあなたの影はとても薄くて、今にも消えてしまいそうで、今まで出会…
体力の弱った老犬は感染にかかりやすいものです。 日々弱っていく相棒の姿をみると、何か病気にかからないかと心を痛めることも多いことと思います。実際、母ちゃんがそうでしたから。 特に細菌やウイルスなどを起因とする「感染症」に関しては、犬だけでなく小さなお子さんや老人の居るご家庭でも心配事のひとつでしょう。 もちろん、信頼できる獣医さんで相談し、ワクチン接種をするのは当然の事です。 しかし、それだけでなく、家庭でできる予防策は無いものでしょうか。 できるだけ手軽に有効に家庭内で安心できる予防は母ちゃんも考え続けました。 感染症を引き起こすウイルスを撃退 老犬の身体に影響の少ない感染症予防のための除菌…
老犬と暮らしたり、老犬の介護をしているとぶち当たるのは、孤独感です。 老犬介護の一番の敵かもしれません。 覚悟を決めて愛情を持って接していても、日々怒涛のように押し寄せるトラブルに翻弄され、そんな自分に嫌気がさしたりして、心はどんどん疲弊していきます。 自分の愛犬にイライラし、イライラしてしまう自分に嫌気がさし、だんだん心が疲れていくのです。 そして、いつか訪れる別れの時に怯えて不安は膨張します。 そんな中で、老犬介護の先輩や、今まさに老犬を介護している同胞たち、そしてその手厚い介護を受けてかわいらしくて愛おしい老犬たちの姿を見ることは、救い以外のなにものでもありません。 老犬介護の忙しい最中…
我が家の愛犬は何故無駄吠えをしなかったのか考えてみた〜吠えなくてもいいよ〜【愛犬を振り返る】
前述の「無駄吠え」についてをもう少し深く掘り下げてみたいと思います。お散歩でほかの犬とすれ違ったり、バイクとすれ違ったりした時、家に誰か人が訪ねて来た時、火がついたように吠える犬をよく見ます。 まぐろさんはそんな時でさえ吠えませんでした。 何故でしょう。 散歩中や来客の時に何故犬が吠えるのか うちの愛犬は何故散歩時に無駄吠えしなかったのか (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 散歩中や来客の時に何故犬が吠えるのか お散歩中や来客時に犬が吠える理由のほとんどは、飼い主さんに危険を知らせるためです。自分の身、あるいは家族に危険が迫って…
我が家の愛犬は何故無駄吠えをしなかったのか考えてみた〜犬は吠えるものと認識する〜【愛犬を振り返る】
「吠えない犬がいいね」譲渡会に行くと良くそういう話を耳にします。実際、うちのまぐろさんの面倒を母ちゃんの留守の時などにしてくれた後見人の方も言っていました。「まぐろさんは吠えない犬だったね」しかし、世の中に吠えない犬など居ません。これが母ちゃんの見解です。 みなさんの言っているのはいわゆる、「無駄吠え」だと思います。しかし残念ながら、世の中には最初から人間の言う「無駄吠え」をしない犬などいません。 犬が吠えるのには理由があって、人間にとっては「無駄」でも犬にとっては「必要なこと」だからです。 犬は言葉を持ちません。吠えて意思表示をしなければ危険などを回避したり、緊急の要求を伝えたりすることがで…
愛犬の死の寂しさ悲しさは乗り越えるものでも取り除くものでもなく
まぐろさんが逝ってしまって11/29で1ヶ月経ちました。 胸をぎゅっと絞られるような悲しみや、喉のずっと奥のほうが軋むような寂しさは、1ヶ月経ってもまだ時々母ちゃんを突然襲います。 それは突然フワッとやってきて、またフワッと去っていきます。 愛犬の死後、思い出と過ごした1ヶ月 この1ヶ月、母ちゃんはまぐろさんの思い出と過ごした気がします。 愛犬の死は、とても大きなダメージです。 そのダメージから回復するのはとても大変です。ましてや、まぐろさんは他の子より長く介護を体験したのです。母ちゃんの生活はほとんど愛犬であるまぐろさんを中心に回っていました。 (adsbygoogle = window.a…
我が家の娘はたまたま人間ではありませんでした。 そう、「人間」ではないのです。犬は犬として家族です。まぐろさんが犬だからと言って家族としての差別はあってはなりません。しかしです。だからと言って、まぐろさんは「犬」なので「人間」として大切にするのはまぐろさんという生き物の在り方を否定してしまう事になると考えるのです。 まぐろさんがゲンコツボーンや豚の耳をバリバリ食べる時、母ちゃんはいつもまぐろさんに感謝していました。 国産牛アキレス付ゲンコツ 1本 出版社/メーカー: (有)守田精肉店 メディア: その他 この商品を含むブログを見る まぐろさんはいつでも母ちゃんの骨をバリバリ噛み砕く鋭い歯を持っ…
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