「未支給年金」とは、年金を受け取っている人が亡くなったときに、亡くなってしまったために受け取ることのできなかった年金のことです。 年金は、亡くなった月の分まで支給されます。 例えば、2月分と3月分の年金を4月15日に受け取って、4月20日に亡くなった場合、4月分の年金をまだ受け取っていないので、4月分の年金が未支給年金となります。 未支給年金は、生計を同じくしていた配偶者や子ども、父母などが受け取ることができます。 未支給年金を受け取ると、所得税の課税対象となり、確定申告においては一時所得の扱いとなります。 相続財産には該当しないため、相続税の対象とはなりません。 年金を受け取っている人が亡く…
障害基礎年金の請求においては、保険料納付要件を満たしていることが必要です。 具体的には、初診日のある月の前々月までの1年間に保険料の未納がないこと、または、 初診日のある月の前々月までの全期間のうちの3分の2以上の期間について保険料を納めているか免除にしていることが要件となります。 この場合の保険料の納付については、国民年金保険料を初診日の前日までに納めていなければならないので、注意してください。 例えば、4月15日が初診日であるとします。 2月分の保険料を3月末日までに納めなければならないところ、納付が遅れて、4月20日に納めたとします。 4月20日に納付しているので、老齢基礎年金の年金額の…
老齢基礎年金を受け取ることができるのは原則として65歳からですが、本人が希望すれば、60歳から受け取ることも可能です。 本来の65歳よりも早く受け取ることを、「繰上げ」といいますが、繰上げ請求をする際にはいくつかの注意点がありますので、事前に確認をしてください。 ・一生減額された年金を受け取ることになる (60歳から受給を開始すると、本来の年金額の70%になる) ・一度繰上げ請求をすると、後で取り消すことができない ・繰上げ請求した後に重い障害が残っても、障害基礎年金を受け取ることができない。 また、これら以外にも、下記の点にも注意が必要です。 ・寡婦年金を受け取っている人が繰上げ請求をすると…
夫婦ともに厚生年金の加入期間が20年以上ある場合の、加給年金と振替加算については、下記の通りとなります。(一般的な事例) 夫の特別支給の老齢厚生年金の定額部分の開始年齢になると、加給年金が加算されます。 ↓ その後、妻が60歳になり特別支給の老齢厚生年金を受け取ると、夫に加算されていた加給年金は支給停止になります。 ↓ 妻の年金に加算される加給年金については、夫がすでに特別支給の老齢厚生年金を受け取っているため、初めから支給停止となります。 ↓ 夫婦とも厚生年金の加入期間が20年以上あるため、夫婦とも振替加算は加算されません。 したがって、この例では、 「夫の特別支給の老齢厚生年金の定額部分の…
国民年金の保険料の免除には、「申請免除」と「法定免除」があります。 申請免除とは、失業してしまい保険料を納めることが難しいときなどに、こちらから保険料の免除を申し出るものです。 それに対し、法定免除とは、法律で定める条件に当てはまれば、当然に保険料が免除になるというものです。 具体的に、法定免除に該当する条件は以下の通りとなります。 ・1級か2級の障害年金を受け取っている ・生活保護を受けている ・国立ハンセン病療養所などで療養している ただし、これらに当てはまっていたとしても、その届けがなければ、日本年金機構としてはその人が法定免除に当てはまっているかどうかを知ることができません。 したがっ…
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