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2018/07/29

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  • 西田哲学の仏教と科学

    『西田哲学の仏教と科学「場所的論理の立場から、科学を考へ直す」』(坂本慎一著)、本の案内に「京都学派が触れてこなかった西田幾多郎と近代真言教学と和算、科学の影響を初めて解明。場所の論理は曼荼羅の影響を受けて生まれたことや、問題を立てて解いていくスタイルが和算から導かれることなど、今後の西田哲学研究を大きくかえる画期的論考。」とあるように、西田哲学というと、禅宗や浄土真宗との関わりに関する本がほとんどでしたが、この本は真言密教との関わりや、密教からの影響を解いた本です。借りてきましたが、ほとんど読まず返却しました。西田哲学の仏教と科学

  • ゆたかさをどう測るか ――ウェルビーイングの経済学②

    「ゆたかさをどう測るか――ウェルビーイングの経済学』(ちくま新書・2025/2/7・山田鋭夫著)からの転載です。一人当たりGDP以上、GDPの功罪について見てきたが、本書の本題からすれば「一人当りGDP」に焦点が当てられなければならない。それは「国民のゆたかさ」を知るための簡便かつ代表的な指標とされてきたからである。GDPの問題点はそのまま一人当たりGDPの問題点にもつながるが、後者はまた「国民のゆたかさ」の指標たりうるには固有の難点をもっている。つまり一人当たりGDPは、GDPを人数で除した数字だから、その国の「平均所得」を示すものである。しかし、多数の貧者と少数の富者からなる国の一人当たりGDPが、比較的平等な所得分布を示す国のそれと同価になることだってありうる。大多数の国民の所得はそのままであっても...ゆたかさをどう測るか――ウェルビーイングの経済学②

  • ゆたかさをどう測るか ―ウェルビーイングの経済学①

    武蔵野大学の評議員をしています。武蔵野大学では昨年(令和6年)から「ウイルビーイング学科」を開設しています。丁度、図書館で借りてきた本が「ゆたかさをどう測るか―ウェルビーイングの経済学』(ちくま新書・2025/2/7・山田鋭夫著)で、少し学習してみます。以下、本からの転載です。誰もが幸せでゆたかな一生を送りたいと願っている。そんなごく自然な願いを社会総体としてどう実現していくか。ある意味で人類は長年、これを夢に見つづけてきた。その夢にむかって今日、ごく初歩的にではあるが、一部諸国牛国際機関で真剣に取り組んでいこうという動きが見られるようになった。その成否は予断を許さないとはいえ、この動きの核をなす語が「ウェルビーイング」である。地球規模でみればたしかに、人類が飢餓や物質的貧困の問題を解決したというにはほど...ゆたかさをどう測るか―ウェルビーイングの経済学①

  • 読まない漢字の意味

    今日(2025.3.27)の『読売新聞』「言の葉巡り」(編集委員伊藤剛寛)に「読まない漢字の意味」が掲載されていました。以下転載です。大相撲・春場所は、新入幕でウクライナ出身の安青錦(あおんびしき)が活躍し、健闘賞を獲得した。しこ名は、師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)むの「安」「錦」と、ウクライナの国旗の色「青」が由来という。「安」の文字はなくても「あおにしき」と読めるように見える。人名に使われる特殊な用法で「青」は「お」とも読むらしいので、つじつまは合うようだ。美空で「そら」、彩夢で「ゆめ」-。こちらは完全に読まない漢字が含まれる。5月から、戸籍の氏名に読み仮名を付けることになる。「いずみ」の「和」、「はっとリ」の「部」、「かぜ」の「邪」の字は読まない法務省が示した目安で、読み仮名として認められる例と...読まない漢字の意味

  • 貧困とは何か

    『貧困とは何か――「健康で文化的な最低限度の生活」という難問』(ちくま新書・2025/2/7・志賀信夫著)、だいぶむずかいい本です。本の紹介には次のようにあります。貧困とは「お金がないこと」だと思っている人は多い。では生きていくための最低限のお金さえあれば貧困ではないのか?貧困の定義は実は時代ごとに課題にぶつかり、形を変えてきた。貧困層を劣った人間と見なす優生思想、男女差別を前提とした家族主義、子どもを救うに値する/しないに選別する投資の論理、貧困を努力の問題に還元する自己責任論……。気鋭の研究者が、「貧困」概念をめぐる議論と問題点を整理し、「貧困」が今もなくならないのはなぜかという根本的な問いに対峙する。(以上)●一九世紀末~二〇世紀初頭丿絶対的貧困理論(貧困=肉体的能率の維持ができないほどの所得の欠如...貧困とは何か

  • 住職たちの経営戦略

    『住職たちの経営戦略:近世寺院の苦しい財布事情』(歴史文化ライブラリー614・2025/1/29・田中洋平著)、本の紹介に、下記のようにあるとおり、現代の寺院形成については、触れていませんでした。江戸時代、幕府の命で人々は仏徒となることを義務づけられ、寺は特権的立場を得たといわれてきた。だが内実は、制度の恩恵外におかれ、火の車の零細寺院が無数に広がっていた。収入減と増える借金、資産処理をめぐる檀家との対立、先代住職の老後保障など、課題山積の経営状況を活写。寺の存続をかけ、地域を巻き込み展開した住職たちの苦闘に迫る。住職たちの経営戦略

  • 終末期明晰

    『死の前、「意識がはっきりする時間」の謎にせまる「終末期明晰」から読み解く生と死とそのはざま』(2024/3/21・アレクサンダー・パティアーニ著,三輪美矢子翻訳)、この本は、人は死の前に覚醒する人がいるという本です。法然聖人は、晩年、脳機能障害を患い、往生する前に、普通の状態の戻って命を終えたということを、故・梯和上からお聞きしたことがあります。浄土宗大辞典にも下記のようにあります。聖覚-新纂浄土宗大辞典「諸伝記には元久二年(一二〇五)に法然に瘧病(ぎゃくびょう)を治すための唱導をしたことを伝えるが、嘉禎元年三月五日条には聖覚の入滅を記す。」瘧病とはマラリアだとも言われています。上記の本がからの転載です。知的能力を永久に失ったと思われていた患者の意識の清澄さや記憶力、思考力などが思いがけず回復することを...終末期明晰

  • 人口問題研究所

    「国立社会保障人口問題研究所」のホームページがありました。写真の表は「都道府県別人口および増加率の将来推計:2020~50年」です。ご紹介までに。人口問題研究所

  • 地球は楕円形?

    『今地球は?人類は?科学は?〔生命誌研究者、半世紀の本の旅〕』(2025/1/28・中村桂子著)。色々な本を自分なりに読んで紹介した本です。本の紹介に「書評を集めて、少し前を振り返りながら、人類の、そして地球のこれからを考えたいと思った。時代の変化は速いので、過去の書評の紹介など意味がなさそうにも思えるが、今につながる重要な指摘に気づかされることも確かだ。変化の底に変わらない基本があると言ってよかろう。それをいくつかのテーマにまとめてみた。」とあります。内田義彦『生きることと学ぶこと』構成は四部から成り、「常識」を問うに始まり、次いで「方法」、「教育」、[芸術]をそれぞれ問う、と続く。常識の頂では、日常と学問の関係が扱われているが、面白かったのは「適度な正確さ」という話だ、例にあげられているのは、中谷宇吉...地球は楕円形?

  • 魚にも自分がわかる

    『今地球は?人類は?科学は?〔生命誌研究者、半世紀の本の旅〕』(2025/1/28・中村桂子著)。色々な本を自分なりに読んで紹介した本です。本の紹介に「書評を集めて、少し前を振り返りながら、人類の、そして地球のこれからを考えたいと思った。時代の変化は速いので、過去の書評の紹介など意味がなさそうにも思えるが、今につながる重要な指摘に気づかされることも確かだ。変化の底に変わらない基本があると言ってよかろう。それをいくつかのテーマにまとめてみた。」とあります。『魚にも自分がわかる――動物認知研究の最先端』(ちくま新書・2021/10/7・幸田正典著)「ほんまかいな」。若者の語り囗につられて、思わずこんな。言葉が囗をついて出た。「ホンソメワケベラという。10㎝もない小さな熱帯魚が、鏡で自分の顔を覚え、そのイメージ...魚にも自分がわかる

  • ジェンダーで学ぶ社会学

    『ジェンダーで学ぶ社会学〔第4版』(2025/1/15・伊藤公雄編集・牟田和惠編集)・丸山里美編集)からの転載です。自殺の社会的要因デュルケームが一八九七年に書いた「自殺論」は、この個人を超えた「社会」の存在について具体的なデータを使って、きわめて明瞭に論じている点で、社会学を学ぼうとする人心とって必読書のひとつだろう。デュルケームは、この研究の中で、自殺というごく個人的な現象のようにみえる行為の背景に、社会的要因が存在していることを、きわめて明晰に実証してみせた。たとえば、スイスのプロテスタント系住民の多い地域とカトリック系住民の多い地域の自殺率の分析だ。比較してみると、プロテスタント系住民の多い地域の方が、カトリック地域よりも格段に自殺率が高いのだ。このデータからデュルケームは、教会などを介して神とつ...ジェンダーで学ぶ社会学

  • 人生の意味の哲学

    『読売新聞』(2025.3.2)に哲学者の森正博氏が原稿を寄せていました。以下、転載です。人生の意味の哲学「苦しみがあるから生まれるべきではない」ネットで拡大読者のみなさんに、哲学とは何かと聞くと、「人は何のために生きるのか」や「生きる意味は何なのか」を考える学問という答えが多いでしょう。それはその通りで、紀元前から哲学者はずっとそういうことを考えてきました。20世紀には実存主義の潮流がありましたが、哲学の世界では、生きる意味をストレートに考えることは20世紀終わりから減ってきました。いま書店に行くと、哲学のコーナーには難解な本が並び、ビジネス書コーナーに生き方についてシンプルに書かれた本が置いてあります。21世紀になって、哲学者は、哲的な知識を背景に、こうした問いに正面から向き合うべきだという流れが起き...人生の意味の哲学

  • 幸福とは

    『産経新聞』(2025.3.2)に京都大教授内田由紀子氏のインタビュー記事が掲載されていました。うちだ・ゆきこ昭和50年、兵庫県生まれ。京都大、中央教育大学院人間・環境学研究科博士課程修了。「文化的幸福観のすすめ」(新曜社)など。日本人に備わる協調性幸福の指標として注目パラドックス《消費行動が多様化し、つ豊かさ」の捉え方にも変化がうかがえる》戦後社会では、高度経済成長を背景として経済競争を勝ち抜き、より多くの物質的価値を獲得することが豊かさだ、という意識が画一的に広かった。そうした社会では、幸福度(人生の満足感)は国内総生産(GDP)などの経済指標によって測られることになる。確かに、国単位で比較すると、経済的に豊かな国の方がより幸福度が高いという相関関係が認められる。しかし、国内の幸福感に注目すると、必ず...幸福とは

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