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その部屋は僕の部屋からよく見えた。 向かい側のアパートの 一階の角部屋だった。 床まである大きな掃き出し窓には、いつもレースの白いカーテンがかかっていた。 レースのカーテンはけっこう厚地なのか、 昼間はこのレースのカーテンが閉まっていると、 部屋の中までは見えなかった。 カ...
二人はお互いの存在が かけがえのないものになっていった。 二人きりで過ごす時間が増え、 会えば夢中になって身体を重ねた。 「なぁ……ユノ…… このまま二人でどこかに逃げようか……」 「いいね…… とこがいいかなぁ……」 「どこか遠くがいいなぁ…… 周りに誰もいない山ん中とか...
チャンミンが抵抗していたのは最初だけだった。 ユノの年期の入った手練手管にチャンミンはあっけなく陥落した。 一度落ちてしまうと、 チャンミンはユノとの行為に夢中になった。 ユノと二人きりになると、 ユノに甘え、 深いスキンシップを求めた。 ユノはこの手の男の事情をよく知って...
最初……チャンミンはユノのことも警戒していたが…… 同じような年齢ということもあり、 二人はすぐに打ち解けた。 親交が深まるにつれ、 ユノの複雑な事情をチャンミンは知ることになる。 「男に……妾になれだなんて……」 チャンミンは呟いたが、 「この世界にはよくあることさ…… ...
side Y 幼い頃……親の借金のカタにヤクザに売られた。 顔立ちが綺麗だからと、直ぐ様幼児を好む変態の巣窟に沈められた。 何人もの仲間がプレイの最中に亡くなり消えていった。 あこで生き延びれたのは奇跡だった。 年を重ね十代後半になると、金持ち相手の娼館に移動させられた。 ...
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