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苦いチョコレート https://johndoe.muragon.com/

トンのミンホ小説。 閲覧注意。 闇小説(ホラー&暴力)多し。

BL・GL・TLブログ / 二次BL小説

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2018/07/02

  • 揺れるカーテン1

    その部屋は僕の部屋からよく見えた。 向かい側のアパートの 一階の角部屋だった。 床まである大きな掃き出し窓には、いつもレースの白いカーテンがかかっていた。 レースのカーテンはけっこう厚地なのか、 昼間はこのレースのカーテンが閉まっていると、 部屋の中までは見えなかった。 カ...

  • 最終回 THANK U 20

    二人はお互いの存在が かけがえのないものになっていった。 二人きりで過ごす時間が増え、 会えば夢中になって身体を重ねた。 「なぁ……ユノ…… このまま二人でどこかに逃げようか……」 「いいね…… とこがいいかなぁ……」 「どこか遠くがいいなぁ…… 周りに誰もいない山ん中とか...

  • THANK U 19

    チャンミンが抵抗していたのは最初だけだった。 ユノの年期の入った手練手管にチャンミンはあっけなく陥落した。 一度落ちてしまうと、 チャンミンはユノとの行為に夢中になった。 ユノと二人きりになると、 ユノに甘え、 深いスキンシップを求めた。 ユノはこの手の男の事情をよく知って...

  • THANK U 18

    最初……チャンミンはユノのことも警戒していたが…… 同じような年齢ということもあり、 二人はすぐに打ち解けた。 親交が深まるにつれ、 ユノの複雑な事情をチャンミンは知ることになる。 「男に……妾になれだなんて……」 チャンミンは呟いたが、 「この世界にはよくあることさ…… ...

  • THANK U 17

    side Y 幼い頃……親の借金のカタにヤクザに売られた。 顔立ちが綺麗だからと、直ぐ様幼児を好む変態の巣窟に沈められた。 何人もの仲間がプレイの最中に亡くなり消えていった。 あこで生き延びれたのは奇跡だった。 年を重ね十代後半になると、金持ち相手の娼館に移動させられた。 ...

  • THANK U 16

    「おはようございます。」 「あら、ユノちゃん。 おはよう。」 「これお願いします。 いい天気ですね。」 「ほんとにね~ あ、ユノちゃん、夕べ杏を煮たのよ。 持ってって。」 「うわ、うまそう。 ありがとうございます。」 光州市郊外の山の中…… 秘境のような山あいの小さな村の、...

  • THANK U 15

    「お話中すみません。 課長……ちょっといいですか?」 ユノさんの部屋の中で捜査をしていた若い刑事らしき人が、 話している俺達に声をかけてきた。 「バスルームから血痕が出ました。 かなりの量です。 鑑識の結果待ちですが、おそらく袋詰めのほうはあそこで解体したと思われます。」 ...

  • THANK U 14

    「大丈夫か?」 刑事がカップに入ったコーヒーをくれた。 近くのコンビニで売っているやつだ。 「ありがとうございます。」 俺はコーヒーを受け取ると一口飲んだ。 ユノさんがいれてくれたものとは比べ物にはならないが、 温かくてうまかった。 ショックで固まっていた俺の身体に、コーヒ...

  • THANK U 13

    「こちらの捜査によりますと、 ほぼ間違いなく同一人物です。 チョン・ユンホ。 指定暴力団東方組の若頭です。」 刑事は写真をしまいながら俺にそう言った。 「暴力団の若頭? ユノさんが? まさか……」 俺は刑事に聞き返した。 「今……指紋を確認ていますが、まず本人で間違いないで...

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