煌紀が踏み込んできた時、俺はまさに喰われようとしていた。はだけた服が今にも落ちそうで、かろうじて自由を奪われた腕のおかげで残ってるようなもんのだった。ただそ…
決して無理して笑おうだとか、人当たりいいように笑顔でいてようとか考えているわけではない。ただ昔から『いつも笑ってるね』と言われ続け、こんなに辛いのに笑ってる…
完結済みコンテスト参加小説ですもし、感想など頂けましたらすごーく喜びます神の思惑現代ファンタジー短編、完結済み神の世に嫌気がさした神様のお話です。妄想コンテス…
完結済みML小説ですもし、感想など頂けましたらすごーく喜びますコバルトブルーの街短編、ML/1話完結型・完結済極道×パティシエ久しぶりに帰った街で、懐かしい人…
【完結済】ML短編『コバルトブルーの街』3:ネオンカラーの部屋
「なあ琉生るい、一緒に暮らすか?」 梗慈きょうじが不意にそう言ったのは、すれ違いの日々が始まりだして4か月を優に超えた11月も残り僅かな頃だった。 梗慈はそも…
俺が煌紀の元に駆け寄った時のあいつの顔は、なかなか見物だった。 そのあいつの呆けたような顔と、戸惑ったような顔が一瞬にして組を背負って行く人間の顔になった時…
数日して、俺は大部屋に移った。 残念ながらすぐに退院とはならなかった。当たり前だ。元意識不明の重体患者がそんなに簡単に退院できるわけがない。俺は相変わらず病…
【完結済】BL短編『今日、君に会いに行く』2:今日、君を待っている
魔が差した。 今日の俺を一言で表すのなら、この言葉一番しっくりくるだろう。 それはどうしようもない後悔を引き連れてやってくるのだけれど、まだその時の俺は何も…
マユは結婚しなかった。 三十路の時は、縁があればくらいには、結婚を考えていた。四十路に入れば、無理してまでする必要は、と思うようになった。 老後の心配がない…
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