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  • フランケンシュタインの怪物

    それは、そのおどろおどろしい語感が必然的に連想させるあの怪物の名ではない。正しくは、「あの怪物」を製作した科学者の苗字、「リヒテンシュタイン」「アインシュタイン」そういうあるあるシュタインのひとつである。 それを知るのはショックで

  • オウムアムアはラーマとシータの夢を見る

    アーサー・C・クラークの「宇宙のランデブー」は、同氏の「楽園の泉」と並んで個人的に最も好きなSF作品のひとつだ。 2130年頃、遠いようにも近いようにも思える未来。2021年現在の私たちが未だ知らない、大災厄となった天体衝突からの

  • 怖い絵 ― 泣く女篇20「死の島」

    殺人者になったことがおありだろうか? 私は、ある。過去10年で4,5回ほど。その度に、目覚めてほっと安堵する。はいそうです、出だしから夢オチでごめんなさい。 誰か死んでほしい相手がいるわけでもなく、許しがたい犯罪を犯すも

  • 谷端川の嬰児虐殺 ― Massacre of ravine-edge-river

    Some decades ago, A small river had streamed in north-west Tokyo which named "YABATA-GAWA", means ravine-edge-

  • 夜空の星に問う。みんなはどこにいるのだろう? (後編)

    前編: 夜空の星に問う。みんなはどこにいるのだろう? (前編) 地球の対数カレンダー 他人の話を鵜呑みにしない人なら、前編を読んでこう思ったのではないだろうか。銀河系に2000億の星があり、そのそれぞれが「地球からの」メ

  • 夜空の星に問う。みんなはどこにいるのだろう? (前編)

    フェルミのパラドクス 夜空に輝く数々の星、 都会に住んでいても、街灯の少ない広い公園などに行けば意外なほどよく見えるし、 人里離れた山奥で晴天に恵まれれば、降るような、あるいは、一斉にこちらを手招きするかのように瞬く、

  • 怖い絵-死と乙女篇9「ベアトリーチェ・チェンチ」

    ”見る者は「さようなら」と告げられた気がする” この美少女は、誰?(こたえはこのページの後半にて)    近代国家としての日本の創業に多大な貢献をした、渋沢栄一という

  • バテシバとアビシャグ

    バテシババテシバ。漢字を当てて「馬手柴」と書けば、時代劇の小悪党商人にでもありそうな名前が、この眼福至極なヌードの主である。見晴らしの良い公園のような場所で、早朝のラジオ体操でも始めようというのか、全裸で。横で蕎麦でも打っているかに見える青

  • 北大は札幌の3分の1 2/2

    前編: 北大は札幌の3分の1 1/2  関東から北海道、ないしその逆というような大胆なものでなくても、引っ越しを経験した人は過去に住んでいた場所に、比較的良い印象を持っている場合が多いのではないだろうか。どこであれ暮らし

  • 王女 アンドロメダ

    ※このページは、中野京子氏の「怖い絵」シリーズとは無関係な所謂独自研究です 聖書と並び、ヨーロッパ文化の礎となったギリシア神話。ヤハウェが嫉妬に燃える暴虐と理不尽の神であったのとは違ったベクトルで、そこに登場する神々は総じて碌でも

  • コーカサスの虜

    ヨーロッパの最高峰はどこでしょう。 マッターホルン?モンブラン?アイガー? どれか当たるだろうと思いきや意外にも違う。 マッキンリー? 惜しいというか、名前はすごく欧米っぽく、標高もずば抜けているが、残念ながらそれは

  • 怖い絵-泣く女篇8「キリストの洗礼」

    多種多様な芸術、オーディオにせよ、リテラルにせよビジュアルにせよ、極めて質の高いコンテンツが大量に、おそろしく安価に提供され消費される現代。 かつて芸術が王侯貴族に独占される道楽や欲望を満たす快楽であり、当時の農民や船頭が、自分た

  • 怖い絵-泣く女篇1 「レディ・ジェーン・グレイの処刑」

    中野京子氏の「怖い絵 泣く女篇」刊行以前からこの絵を知っている人は、 よほどの絵画通は別として、「倫敦塔」を通してという方が多いのではないだろうか。 ロンドン留学中の「余(わたし、という意味)」が 「御殿場の兎が急

  • フレッド・ホイル

    科学に興味のない方でもたいていは、アインシュタインやダーウィンといった超エース級科学者の名と、大体どんな業績のあった人か(相対性理論!進化論!のキーワードで結構)知っているだろう。他にもニュートン(りんご!)とか、ガリレオ(それでも地球は!

  • 思ひ違い-地球の中身はドロドロのマグマではない-

    世間一般になんとなくそう思われている、共同主観としてそのように認知づけられている。でも本当はどうなのか? たとえば地球の内側は、ドロドロに溶けたマグマ溜まりではない。ハワイ諸島やヴェスヴィオ、日本列島で見られる火山活動は、地球表層

  • 北大は札幌の3分の1

    「北大は札幌の3分の1を占める」二十数年前に入学した時、新入生向けに配布されていたサークル勧誘のパンフレットにはそう書かれていた。 そんなに!内地からわざわざ北大に来るようなのには、一途で思い込みが激しいのが多い。一旦は信じたわけ

  • YHWH 〜 聖なる四文字

    「アブラハムの宗教」という言葉がある。系統的な類縁関係にある、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教ほかの総称であり、アブラハムとは、旧約聖書 創世記に登場する、これらの宗教の始祖とされる人物である。 聖書と言うなら、なぜ有名なアダムと

  • CodeWarriors 〜 ライフゲームからはじめる昔話

    大学2年生で初めて買ったパソコンは、アップル(細かいことだが当時は「アップルコンピュータ」が正式社名だった)のモニター一体型のものだった。 今、その製品の仕様を確認すると、CPUの周波数は現代の標準的なパソコンのの1.6%程度だっ

  • 楡陵宿木賦 〜 北海道大学(北大)受験の昔話

    まずこれは20年以上前の話である。そして受験を扱った記事ではあるが、読んでもらえば明らかなとおり、このように受験することを人にすすめるものでもない。よって、これから受験する方を主な読者と想定しているものの、いわゆる受験対策の参考にはならない

  • 怖い絵-泣く女篇7 「ベツレヘムの嬰児(えいじ)虐殺」

    幼い子供が死ぬ、それも病気や事故ではなく故意に殺害される、一度に何十人、何百人と。 子供を持つ親でなくても、これほど陰惨で人間の醜さを感じさせる話はないだろう。 聖書にはそういう場面が少なくとも2回登場する。

  • Red Tuesday

    紅月の火曜日 後世に”紅月の火曜日(Red Tueseday)”と呼ばれることになる(予定)その日から数日、 選挙結果を拒絶する反対デモが全土に広まっていた。 それに対し、とある日本のジャーナリストは、批判する

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