はじめに(目次、Profile)

僕は2014年12月20日にカナダ、モントリオールへ渡航し、2016年8月に帰国しました。 帰国して二ヶ月後の10月にワーキングホリデー協会での”体験談セミナー”に参加させてもらう機会をもらいました。 セミナーに来られた人のみでなくより多くの人と、また、来られた人とはより濃い内容を、それぞれ共有出来るようにここにスピーチの内容をさらに掘り下げて作った記事を掲載します。 記事の内容は以下の通り…

1.モントリオールはこんなところ

・ケベック州に位置し、トロントに次ぐカナダ第二の経済都市 モントリオールはカナダのケベック州の中にある都市で、トロントに次ぎ、カナダ第二の都市として栄えています。 第一言語はフランス語ですが、そこに住むほとんどの人が英語も話します。 有力な英語の大学とフランス語の大学があり、学生にも人気があります。 現カナダ首相のジャスティン・トルドー氏もモントリオールにあるマギル大の卒業生のようです。 多…

2.住まい

ここからは、「僕が行く前に気になっていたことが実際の渡航の中でどうだったか」ということをテーマにして、各トピックごとに振り返っていきます。 まず一つ目のトピックは、僕が向こうで生活していた住居についてです。 僕はモントリオールで生活していた1年8ヶ月の間で3回の引越しをし、計4箇所で生活しました。 その一つ一つを紐解いていきます。 1件目/ マダガスカル人の家族とのホームステイ(1ヶ月) 月…

3.生活費

月/$600~800 上に書いた通り、僕は月平均$600〜800の予算で生活をしていました。 節約が趣味の僕の生活費は平均よりも低いと思いますが、内訳を少し紐解きたいと思います。 僕がモントリオールで1年間住んでいた部屋の家賃は光熱費とwifiが込められない月/$275でした。 僕と二人のルームメイトは毎月に請求のあるwifiと、二ヶ月に一度請求のある光熱費を人数で割って精算していました。 …

4.英語

TOEIC 330 → IELTS (Academic)6.0 僕が渡航直前に受けたTOEIC(リーディング、リスニング)の結果は330点でした。 どれくらいかというと、周りの人たちが英語で話しているのかフランス語で話しているのか分かりませんでした。 生活の中では基本的にYes/Noでコミュニケーションを図り、コーヒーを買う時も声で注文して手惑い、最終的にジェスチャーで伝えていました。 それ…

5.アルバイト

次に、僕が現地でしたアルバイトについて書いていきます。 モントリオールでは通常給料が2週間に一度支払われ、最低賃金は$11くらいだったと記憶しています。 1年8ヶ月の滞在期間中、僕は3箇所でアルバイトをしました。 内容は以下の通りです。 1.フレンチレストランでのディッシュウォッシャー 2.ゲームのテスティング会社での言語テスター 3.非営利団体での日本語教師 一つ一つ振り返っていきます。 …

6.遠距離恋愛

面白いことに、僕はカナダへ渡航する5日前に彼女ができました。 遠距離恋愛は僕が渡航の中で最もしてよかったことの一つです。 この関係があったおかげで僕は自分のスケジュールをきちんと管理することができ、家で黙々と勉強するのも苦になりませんでした。 どこにいても彼女の存在を近くに感じていたおかげで一人の時間が楽しくなり、それは僕の日常をより豊かにしてくれました。 また、彼女の細かな日常を見ることで…

7.身内の不幸

去年、僕は二人の祖母を亡くしました。 一度目は危篤と聞いてすぐに帰国し、母と、祖母の入院している病室へ訪れました。 祖母はもう話ができる状態ではありませんでしたが、覗き込む僕の顔に向けて必死に震える手を伸ばし、僕はそれに涙を堪えられず、濡れた目で祖母と目を合わせていました。 母に先に病室から出てもらい、祖母の手を握りながら二、三話し掛け、僕も病室を後にしました。 その数日後、祖母は息を引き取…

8.仕事、勉強以外にできたこと

ここまで、駆け足で各トピックについて書いてきました。 向こうであったことの最後に、僕が仕事や勉強以外に実践できたことをお話しします。 1.駅や山でのDJ,ギターの演奏 一つ目は音楽です。 語学学校を卒業した後、1ヶ月間毎日DJコントローラーを持って駅に行き、日本の音楽を流しました。 向こうでポータブルのアンプを買い、駅や山にギターを持って行って弾いて回りもしました。 これを通して僕は、たくさ…

9.長期間の海外生活で大切だと感じた事

ここまで読んでいただいてありがとうございます。 最後に、僕が向こうの生活を通して大切だと思ったことを3つ、僭越ながらアドバイスさせていただきます。 (ちなみにここでの三枚の写真は僕がモントリオールで撮ったものの中でも特にお気に入りのものです。合わせてお楽しみください。) 1.焦らない 決まったカリキュラムのないワーキングホリデーでは自分で立てる計画が全てです。 だらだらしようと思えばどこまで…