車はぜいたく品であった 子供の頃 街へ出かける手段といったら 長々と歩くのか バスであった 時折 ぜいたくにタクシーに乗ることもあったが 真っ黒なコールタールが塗られた電柱の脇を トボトボと歩いてゆくのが普通であった このコールタールが 夏の暑さに溶け柔らかになった それを...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
妄想とその実現の中で 生命が循環している 植物の種の内の妄想は やがて 根を大地に伸ばし 茎を大空に伸ばしてゆく そしてまた種を作り 命を循環させてゆく この循環の中で 妄想は 妄想とは呼べなくなるほどに 現実的な想像となるのではあるのだが 多くの種が 芽を伸ばすことなく果...
生きてゆくということは 恋をすることと同様に 妄想により促されている 蠅や蚊も 蛇と言った嫌われ者も 自分が生きてゆくということは 何にもまして素晴らしい、という妄想を 持っているに違いない こうした妄想は 太陽である イソップ童話の 「太陽と北風」の太陽である 生きとし生...
「恋は盲目」の言い間違えかもしれないが 「恋は妄想」という言葉がある あれこれと キラキラした妄想を描くから 恋は盛り上がり 恋をすればするほどに 妄想は膨れ上がり 現実とかけ離れたりしてゆく こうした現実離れした妄想は 会えない時間に膨らみ 現実がその妄想を打ち砕かれるこ...
葉の裏に 何十何百もの昆虫の卵が産みつけられていた これらの卵の一つ一つが それぞれに独立した制約の塊である 卵の中に内在している制約が やがて芋虫を誕生させ 成長させ やがて立派な成虫となるよう道しるべを設けている そして 成虫が 時を同じくして居合わせた他の成虫と その...
リバイアサンは 社会で育てるだけのものではない 身体内においても リバイアサンが育てられ このリバイアサンに従い 身体のあちらこちらが統制されながら 蠢いている お腹がすけば 何かを求めて 足を動かし 目を動かし 鼻を効かせ 手を動かし 何とかお腹を満たそうと努力する この...
身体の中の反応は かなり厳しい制約の下に在る これに比べれば 身体に対する環境の制約は 緩やかなものである それでも 自身が覆っている厳しい制約は 当たり前のこととして それほど厳しいものに感じず 逆に 緩やかな環境の制約に 厳しさを感じるようにできている 何かを食べなけれ...
酵素反応は 化学物質の反応を制約している この酵素反応も 置かれている環境により制約されている 温度やpHもさることながら 酵素反応を抑制する阻害物質や 酵素反応を促進する活性化因子にさらされ その酵素活性を制約されている 制約は 様々な要因でその強さや方向を変えてゆくとこ...
息を吸い 息を吐き 酸素を吸収し 二酸化炭素を排泄している 身体の中では 生化学反応が激しく繰り広げられている この化学反応のために 酸素が外部から取り込まれ 二酸化炭素を排出しているのである 化学反応の渦が 身体の中に在り そのあおりで 酸素が取り込まれ 二酸化炭素が排出...
自分を変えようとしても 元の自分というものに強い引力があるらしく 変えたつもりでいても いつの間にやら また 元の自分に戻っていたりする 私も 色々自分を変えようとあれこれと試し 試行錯誤を繰り返してもいるのだけれど 元の自分の周りをぐるぐる回っているだけで いつの間にか ...
酵素は 特定の基質に対して 特定の化学反応を誘導する制約である 特定の基質以外の物質に対しては 原則として自由にさせている 場合によっては 酵素活性をタイミングに応じて 上げたり下げたりもしている 何時 何処で 何が 何に対して どのように制約しているか? 生物学は この4...
地球は 太陽との相対において 同じ場所に戻ってくるので 動いていても 一年という期間で見れば 同じ状態を保っている 同じ軌道を回り続ける為の いくつかの制約を 地球は満たしているのである 制約を満たすことで得られる幸を 地球は受け続け 同じ状態を保っているのである この制約...
制約のない世界に 制約を設けると そこに 新たなパラダイムが広がる このパラダイムで 制約が制約を呼び 制約の連鎖が起こり この連鎖が循環すると 秩序が表れる 貴族の時代 武士の時代 天皇の時代 政府の時代 様々な規範が 制約を生み 異なる世界秩序を表してきた 社会の利益よ...
本能は それぞれに 特定なことに対して制約をかけ その他のことに対しては自由にさせている 自由にさせている 言い方を換えると どうでもよいこととして放置している 感情も 感覚も 知覚も 関心のある領域に関しては たとえば それが向かうべき状態であるとか それは避けるべき状態...
車を運転する時 道路を走る 当たり前のことなのですが 道路からはみ出さないように 走路の曲がりに従いハンドルを切る 道路という アプリオリな存在に制約されながら 運転をしているのである この制約の範囲で運転しているのであり 全くもって自由に運転しているのではない 目的地やそ...
言葉は 特定の意味を派生させながら 会話を循環させている 議論をらせん状に循環させながら 結論の方向へと 紆余曲折を描いている 言葉が機能する都度 言葉はアプリオリに想定している意味を派生する このアプリオリな制約の中で 会話がかみ合いながら 流れてゆくのである 甲がAと言...
秋野の山を歩くと いつの間にか 衣服に 植物の種が付いていることがある こうした植物の種を「バカ」をよび 「バカが付いた」と言いながら その種を迷惑そうに取り払ったりする 人間も 植物の棲息範囲拡大に利用されているのである 金太郎飴の 原料→金太郎飴→お金→原料→金太郎飴→...
金太郎飴は その物理的性質において その存在を持続させている しかし 舐めてしまえば 金太郎飴は消滅する ハンマーで割っても 金太郎飴は消滅する それでも また 金太郎飴を買ってくれば 金太郎飴は存在することになる 金太郎飴は どこかで作られ 運ばれ 販売されているのである...
車を運転することで 車を制約している 運転中に意識を失うと 車は制約を失い 道を外れる すると その車は出発地点に戻れなくなり 車の循環運動は消滅する 車は 制約を外れると自由になり 道から外れてしまうのである 道から外れずに 車が走っているということは 当たり前のようでい...
循環することには 3つの意義がある 持続 独立 そして 増殖の3つである * 持続は 循環することで元の状態に戻る それにより 過去の状態を再現する 万物が流転する中で 制約の檻の中 再現を繰り返すことで 循環という動的状態が持続してゆき 時間を超越してゆくのである * 独...
循環することに 本質的な意味はない 海から水が蒸発し 雲となり その雲から雨が落ち 大地を潤し 川となる そして海に戻る 雨は この循環を紡ぐ意味になる 大地を潤した水が 植物を育てると この循環に 意味が派生する 水は 植物を育むために 循環しているのだろうか? 循環が継...
生きるという制約の中にいる その制約を履行する仕組みの中にいる 喜びや快感や幸せといった その制約を愉しむような仕組みも備わっているけれど 悲しみや苦痛や不幸のように その制約を維持することに四苦八苦しながら生きている 喜びや快感や幸せから解放され自由になりたいと思わずに ...
本能は制約である 生き続ける為の制約である 痛みも 喜びも悲しみも 味覚も臭覚も 生きるための制約である 制約には 緩さがある この緩さの中で 自由になれる 時に あえて この緩さを超えて 自由になれる この自由を幸いに 理性が制約を創造する そして 本能の制約や 感情の制...
人間は 真実よりも 自分の価値観と合致するものを求める生き物らしい これは 生命の性なのかもしれない 自己を形成する制約を守る存在を希求し この制約を阻害する存在を排斥することで 生命は自信を維持している 価値観も 自己を守る制約として存在している以上 これを守るものを受け...
誤りや 曖昧なものを取り除いてゆくと 真実が残る けれども あまりにきれいに取り除いてゆくと 何も残らないことにもなりかねない 何も残らないというところまではいかなくても 生きる張り合いになるようなことは 消えてなくなってしまいそうである 生きる意味について 真実を追求しす...
歯車やネジは部品であり この一つの歯車を全体と見立てたり あるいは 一つのネジを全体と見立てたりすることは あまりない 歯車やネジは 何かに組み込まれることを前提として 製造されてくるからなのだろう だから 歯車やネジは 何かに組み込まれないと 一人前とはみなされない 車や...
今の境遇から抜け出し もっと良い境遇へと自らを招くがために 人は努力を重ねる 周囲を変えてゆく努力である そして 自身を変えてゆく努力である 境遇はこうして変わるのだけれど 私は人間を超えられない どのように境遇を変えようが 人間であることを変えられない 境遇にはある程度の...
線虫の卵も 細胞分裂を繰り返し 生体へと発生過程を進行させてゆく この発生過程において この細胞はどの組織になってゆくかが 決まってゆく 卵の細胞は 身体の全てになる可能性があるのだけれど 細胞分裂のたびに 細胞の運命は制約されたものに変わってゆくのである こうした制約によ...
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車はぜいたく品であった 子供の頃 街へ出かける手段といったら 長々と歩くのか バスであった 時折 ぜいたくにタクシーに乗ることもあったが 真っ黒なコールタールが塗られた電柱の脇を トボトボと歩いてゆくのが普通であった このコールタールが 夏の暑さに溶け柔らかになった それを...
檻の中の虎が 右へ行き 次に 左に行き また 右へ行き 左へ行き 首を振りながら 右行き 左行きを繰り返している 檻という制約が この循環を維持しているのである こうした制約がなくなると トラの行動は散逸し 規則性なく 自由に大地を駆け巡ることになる 私の体内に取り込まれた...
人の道というものがあるらしい 人の心に従えば 人の道を外れることはないとも聞く 猫にも 猫の心があり 猫の道があるので 犬のようには振る舞わぬのであろう こうした 心や道が循環を作り 人としての行いや 猫としての行いが 散逸を免れている 心は内臓に在ると聞く 満腹は幸せを呼...
急いでいる時の赤信号に苛立つ その苛立ちを堪えていると いつの間にか 貧乏ゆすりが始まっていた 「急ぎたい」という私の気持ちだけでは 急ぐことが出来ないのである 車で急ぐのではなく 走って急ぐのであれば 「急ぎたい」という気持ちは 肉体の限界まで急ぐことはできるだろうが 車...
湧き上がる感情に 私の行動や幸福が支配されている こうした感情が紡ぎだしている循環に 理性が「待った」をかけたりするのだけれど 湧き上がる感情を制御できずに 理性はあんぐりと口を開け 呆然と感情の暴走を見送ることがある 犯罪を犯すということが 日常のすぐ横に寄り添いながら ...
災害を予知できると有難い 今を維持しやすくなるからである 被害を出来る限り少なくする措置をとり 安全な場所に避難できるれば 災害の復旧は より効率の良いものになる 今が恋しいのである 困難を抱え 不満を抱いては居るのだけれど 今が恋しいのである この恋しさに 保守の核心があ...
カエルとヘビは 両立しないところがある カエルが生きるためには ヘビは邪魔であり ヘビが生き延びるためには カエルを捕食しなければならない 仲良くはできない それでも カエルはカエルの生活環を繰り返し ヘビはヘビの生活環を繰り返し 共に生き永らえている カエルは ヘビを徹底...
目横鼻縦 人間の顔は 目が横に2つあり その中央に鼻が縦に伸びている 皆同じである しかし みな違う顔付をしている 皆同じようでありながら 少しづつ違っているのである きっと 鰯たちにも それぞれの個性が在るのだろう そうした同じでありながら個性的な個々が 精一杯生きようと...
言葉が人を操る 命令形の言葉はその典型である しかし 言葉だけでは人は動かない 「特攻して自爆せよ」と言われて その通りに自爆した戦争中の若者には この言葉に従う心があった 言葉の背景には このような心が存在していなければ 言葉は機能しない 言葉の背景に 暴力が存在すること...
循環を共にする鰯は きっと彼らにとっては 皆それぞれに異なる鰯である しかし 傍から見れば 皆同じ鰯である 同じ鰯であるので どの鰯を食べても 同じ味がするし どの鰯が生き残っても 食べられた鰯が生き残ったのと同じことになる こうして 異なりて同じくする存在は 共に形成して...
トウモロコシ畑に たくさんのモロコシの葉が茂り たくさんのモロコシの実が実っている それぞれのモロコシは 血を分けた兄弟と同じ関係に在り 互いに異なる存在ではありながら 互いに構造はほぼ同じであり 栽培している人は どれもこれも同じ物として扱い 収穫された実は 流通させる人...
セテウスの船は 部品を取り換えながら維持された船が 当初の船なのか それとも 取り替えたるために取り外した部品を集め それを元の船となる様に組み立てた船が 当初の船なのかを思考する例え話である 空間的な承継としては 前者が当初の船であり 物質的な承継としては 後者が当初の船...
春と夏は異なる存在である しかし それは経時的な異物であり 同時的な異物ではない あなたと私は 同時的異物であり 昨日の私と今の私は 経時的異物である あなたと私は 同じ人間として構造的な同物であり 昨日の私と今の私は 空間的連続に在る空間的同物である 去年の元日と今年の元...
循環している存在は 変化しながら存在しているので その局面局面をとれば異質なものである 春と夏は異なるが また巡り巡って同じ春が来る 走馬灯のように 私の気持ちは変わりながら私であり続けてゆく いくつもの違う私が現れては消え また現れてくる 今の私は 先程までの私とは異なり...
精神が崩壊すると 私は私を責めなくなるだろう 精神が健全ではないけれど元気である時に 私は私を責め 「明日が来なければいいのに」などと 明日を恨むのだろう 精神が崩壊すれば 明日はどうでも良くなるはずである 明日 私の周辺にある構造が全て散逸し始め 私の生存が脅かされても ...
試行錯誤を繰り返しながら より良いものを創造する 山は 出来てから 散逸し続ける 波打ち際の岩も 浸食され 散逸するばかりである 限界はあるものの こうした散逸に抗う力が生命にはある 進化の過程で この生命としての抗う力が より良いものが生き残る試行錯誤の結果として 創造さ...
夕方になると 時折 目がかすむようになった 私の視力機能の散逸である 消耗しても 回復する循環の中で 維持されて来た私の視力も 次第に回復が遅れて来たのだろう ネジが緩んで うまく働かなくなった機械なら そのネジを締め直せばよいのだけれど 視力ということになると どんなネジ...
進化は 強くなることを求めている 勝てる個体を求めている このために戦いが在るのだろう 万物を創造するものが神ならば 神は戦いを好むのだろう 強いものを見定めるのである 力を求め合わせるのである こうして現れた力強きものに 循環を維持する能力が備わっているのである 弱き者は...
ミツバチの世界には 女王バチがいて 卵を産み続けている 働きバチは みな女王バチの子供たちである かといって このハチの社会の中心は女王バチかというと そうでもない 卵を産まなくなった女王バチは 働きバチに追い出されてしまうそうである 姨捨山である 独裁政権の崩壊である こ...
時間が存在していると 動きがある 破壊と創造がある 散逸があり 循環がある 循環があるところに 法則を見出し 循環を維持管理するところに 法律がある 自然法に逆らうことはできない この自然法の下に 遺伝子等の生命の法律があり その一端に人間の法律がある 法を律するための能動...
水が氷になったり 氷が水になったりするという 存在の互換性は 可逆的で受動的である どちら方向へも変化し もっぱら温度次第のところがある これに対して 生命の変化は 不可逆的で能動的である 卵がオタマジャクシになりカエルになる このカエルが卵を産む カエルがオタマジャクシに...
水は 1℃から99℃の気温に対して 適応的である マイナス5℃の気温に対しては 適応できず 氷になってしまうし 100℃を超えても 適応できず 水蒸気になってしまう 1℃と 99℃では 随分と違う気温であるけれど 水は水のままでいる 氷でも水蒸気でもない水である 水も 0℃...
石のように動かない座禅僧 まるで置物の様である 置物はどっしりと 一日後にも 一年後にも そこに堂々と座している いつ見てもそこに在るのである これが存在の基本である 変わってしまえば その存在は無くなるからである この基本に立ち返るべく 座禅僧は座して動かずを実践している...
弱く生まれ 弱く育った 弱くても生きていられるのは 守られているからである この守られて育つつところに 人間の誕生があったのだろう 言葉が 人間を守ってくれている そして 人間を守る有用な言葉を 人間が守る 言葉にとって 人間は自然である 淘汰選択を担う自然である そして ...
伝統を守るという事に自由はない 伝統を守るには 予定されたことを実践しなければならないからである 原則 MUSTの世界の中で維持される伝統に 自由はないのである だから命あるものには究極の自由はない 命は伝統だからである 私も いくら自由を主張しても 食欲に抗うことができな...
砂浜に描かれた文字と 石に刻まれた文字とでは 石に刻まれた文字の方が価値がある ロゼッタストーンのように 言語解読に役立ったり 歴史上の重要な記録が残ったりと 石に刻まれた文字は 大切な遺産として大事に保護されている こうした歴史的価値はともかくとして 石に刻まれた文字の寿...
抱かれている猫が なんとかして逃げようとしている どこへ行きたいというのではなく 抱かれていることが嫌なのだろう 抱かれていて 自分の思うように身動きできない そんな閉塞感から一刻も早く逃れたいのだろう 四肢を動かし 頭をあちらこちらと動かし 必死に逃れようと 様々な逃走を...
物語を読むと 人間の心を教えてもらえる 人間として備わっている心の機微を 掘り起こしてくれる 人間により描かれ 人間により良いものとして伝えたれた物語には 人間の心に通じる何かが盛り込まれている こうした人間の心は 仮に言葉を交わせたとしても 他の動物には通じないところがあ...
「正義」と「善」は どちらも好ましく推奨される目標ではあるが どこかで違っている 「正義の味方」や「正義の御旗」という言葉が表すように 「正義」には敵をやっつけるようなところがある 「正義の鉄拳」という言葉もある 正義のためなら暴力もいとわないのである 暴力は 善というより...
調和していないと その状態は長続きしない というか 長続きしている状態は 調和的である 地球の公転は 地球の等速直線運動と 太陽と地球の間の引力が調和して 長続きしている 御託は色々あるけれど 私の身体も 食べ物などから吸収するエネルギー量と 運動や熱として発散するエネルギ...
同じ状態が 過去にも今にもあると それは存在として認識されるが 一時の状態は 存在として認識されにくい 古生物の化石を 時代順に並べると 斬新的に形態が変わってゆく 斬新的進化の痕跡を見つけることもできるが ある時期に 突然に表れたり 大きく変化したりする形態も見出すことが...
身体は 同じことを繰り返すシステムである 同じことを繰り返すために有用な現象を 次々とシステムに組み込みながら 進化してきたシステムである 同じことを繰り返すことが出来る これは 過去と未来を結ぶ能力である この能力を 身体は試し続けているのである 同じことを繰り返せなくな...
お腹がすくと 食欲がわき 何かを食べずにはいられなくなる そして 精神的な満足を得るための何かを食べるのである 別段 栄養が不足して体の維持が難しくなるから 何かを食べるわけでもない ただ 精神的な満足を得るためにしたことが 結果として栄養を補給してくれ 体を維持してゆける...
過去と未来を結ぶ運命の糸は その糸が置かれる環境により変わってくる 勤務先の近くの食堂の如何で 昼食で食べるものは変わってくるし タンポポの種は 落ちた場所により咲かせる花が 大きくなったり小さくなったり 場合によっては花を咲かせることが出来ないかもしれない 運命の糸は 周...
思考は自由なもので 全ての未来が運命により決せられていると考えることもできる 全ての未来が運命で決まっている とまで言ってしまうのはどうかとも思うが ここに太郎という人物がいて この太郎の昼食について思考してみたい 会社勤めの太郎は 毎日お昼休みに近所の食堂で カレーかかつ...
鏡の中の私は 私ではないが 私である 3面鏡の中には 私は3人いる 本物の私と合わせると 4人になる 10人の人に見られていると 私は10の視覚の中に現れるということになる このような多重性の中で 私は存在している 私ではない私に囲まれながら 私は私を維持しているのである ...
管理は 能動的に必然を作り出すための努力である 管理される対象は 在るべき状態が想定されており その想定通りの恒常が維持されれば よく管理されているということになり その想定から外れた状態に陥れば 管理できていないということになる 在るべき状態と 現在の状態が比較され その...
二度と同じ川の水には入れないという 物質的に 二度と同じ水分子の組み合わせはそこを流れないのだから 当然である が 同じように川は流れ続けている 物質としては 時空において同じではなくなるが 認識対象としての川は 時空において同じようであり続け 知識としての川の名前は 増水...
知識のある世界と 知識のない世界では 異なる世界が広がる 動力機関の知識は 産業革命を推進し 世界の姿を変えてきた 知識を実践することにより 未来にその知識を色濃く反映させるのである そして その知識の実践を繰り返すことにより 未来に一定の恒常をもたらし続けることになる 江...
仮説演繹法は 未来に現れる結果から 過去の記憶の良否を決定する帰納法である この仮説演繹法により 仮説が正しいか否かを判断するためには 今において 仮説通りの実践をしなければならない 過去の仮説 現在の実践 未来の結果 この過去現在未来の流れの中で 仮説演繹法が成立する そ...