一分の狂いもなく循環していると それは永遠となる この循環に ほんのわずかな わからないくらいな違いが生じると それは一つの散逸である この散逸が修正され 元の軌道に戻り循環が始まれば また 永遠が始まるが 散逸が新たな散逸を呼び始めると 永遠の後退が始まる ニワトリが先か...
ルアーは刺激と反応の連鎖をもたらす二律同梱の象徴。システムは二律同梱の集積による予定調和世界。
ゴルフができない冬場の楽しみに、気軽にいたずら書きを楽しみます。
バレリーナの柔らかな身のこなしには 驚くほかはないのだけれど ゴワゴワに凝り固まった私の身体にも あのような柔らかさを宿すことは 不可能とは言えなくもないのだろう 日々 バレリーナ以上に体を動かし続ければ きっといつの日にか 私の身体にも 柔らかな関節が戻るに違いない しか...
水面には 山や谷の様の起伏がない あるのは 山や谷に比べ小さな波の起伏のみである 湖の水面も 水たまりの水面も 海の水面も 波はあるものの 巨視的には平たくできている 山や谷を形成する固体の性質と 湖や海を形成する液体の性質の相違が その表面の起伏と平面の違いとなって現れて...
私の命という「制約の網」にかかった水や有機物が 私の体内を循環している こうした物質を支配することで 私は成立し 私という事物を一つの単位として 存在させている 窓際に咲くシクラメンも 「制約の網」を一つの単位として 個体を形成し 鉢の中にある土とは区画されている 鉢は 鉢...
いつも見聞きしているものが 基準となる 慣習の力である この力が宿った思考の中で 見聞きするものに違和感を感じることがある たとえば いつも見ている静かな山から 噴煙が上がったら 何とも落ち着かない心持になるだろう いつも通りを予定している そして その予定を 私だけでなく...
言葉が裏切らないものだとして 私に向かう言葉は 私の自由を奪い 私が心から発する言葉は 私に力を与える ところが 多くの場合 現実には 私に向かう言葉を 私は聞き流し 私から発する言葉は 空回りしてゆく オオカミは 狙ったウサギを 全て捕らえられるわけもなく 全く捕らえられ...
中心に 言論の自由が鎮座して その周辺を 言葉の暴力が吹き荒れる 言論の自由は低気圧みたいなものだろう 一方で 言論統制が中心に鎮座して その周辺を 粛清が闊歩している こちらは低気圧どころか 台風なのだろう 言論統制を妨げるものは 実力行使をもってなぎ倒されるのである 言...
ノストラダムスの大予言ではないけれど 予定表に 起こりもしないことを記載することが出来る 日記にも 実際に起こらなかったことを さも本当に起こったことのように記載することが出来る 本来 言葉は 実在から自由なのです 予定からも 実践からも自由なのです この自由を縛り合い 言...
感情や感覚という操り糸に操られ 私の身体や意識が動いている 操っているのは誰? わたし それとも あなた いいや 神様かなあ 感情や感覚という名の操り糸に 予定が刻まれ それが実践されている 操られているのは私 操り糸も私 操っているのも私 どうなのだろう 言葉というのな操...
どこまでが意識なのだろう 痛みや 便意は意識の内だろうか? それとも 意識の外から来るのだろうか? 視覚だって 意識の内と言えば内だし 外と言えば外になりそうである 記憶も 同じであろう 思い出すという動作で 外から内へ記憶が移動しているように思われるのは 内と外の境界あた...
「法の下の平等」という言葉がある 法は 誰に対しても平等に規制するように予定されているが この予定は実践されているだろうか? 権力者やお金持ち 上級国民に優しく 平民につらく当たるような法規制が 実践されていやしないだろうか? こうした疑問が確信に変わるような社会であると ...
主体は 周囲との相対において成立している ヨットは 風が変われば 進む方向が変わってゆく そのため ゆきたい方向に進むためには 風を読み 進むべき進路をとるための方策をとらなければならない こうした 周囲との相対において成立している秩序において 周囲の状況を把握することは ...
ニーチェ先生の「もっと力を」の「力」は 何を意味しているだろう おそらくは 未来を拓く力であろう さらに言えば 良い未来を拓く力であり 悪い未来を拓く力ではないに違いない 未来を主体とすると 現在は環境であり 未来そのものではない その現在が 未来を拓く力で 未来を変えよう...
心臓の細胞を培養すると はじめ それぞれのリズムで拍動している細胞が シンクロナイズするようになり やがて 一斉に収縮と弛緩を繰り返すようになる 心臓の細胞は 周囲の細胞と 同じリズムで拍動するように 予定されていて それを実践する能力が備わっている この性質があるので 心...
予定を計画することが嫌いであった 夏休みの初めに 宿題を毎日少しづつやる様に計画するように 命令された 自分で計画したという体裁を整えさせられ 計画通りにやらないと 「自分で計画したのに なぜやらないんだ」と叱られるのが 毎年の恒例であった 計画通りに実践することは 容易...
酵素や言葉には 未来を誘導する力が備わっている この力が備わっているから 酵素や言葉として機能しているともいえるだろう 酵素や言葉がある場合とない場合で 未来の様相が変わってくるのである こうして変わってゆく様相の一環として 酵素や言葉が再び現れるような場合において そうし...
小さな正義を大上段に掲げ 他者を威圧しようとする人がいる 他にあるもっと大切な正義をないがしろにして 小さな正義を武器に 必死に社会と闘っている姿は どこか悲しく映るところもあるが 本人はいたって本気であるので気の毒である さて こうした小さな正義を振りかざしている人にして...
複雑で繊細な言葉を持たない動物たちも きちんと生きている 動物たちは そんな言葉はなくても 生きてい行ける能力を持っているのである これに引換え 人間は言葉に使い生きている むしろ 言葉に頼り切って生きているとさえいえるのかもしれない 言葉を失い 本能と感情で生きてゆく自分...
神様というのは 未来にいるのではないかと思う時がある だから今は見えないのである そして その神様がいた未来が今になると その神様はもっと先の未来にいるので どこまで行っても会うことが出来ないのである そんな神様を 畏れ敬う 未来を 畏れ敬うのである そんな未来に 「実り多...
前例踏襲が承継され 慣習となると そのことについて 命名がされことになる そして 命名に用いられた言葉が さらにその前例踏襲を確固たるものにしてゆく しかしながら その前例踏襲に対峙する勢力が現れると その命名された言葉を否定する言葉が現れる 前例踏襲を良しとする言葉がテー...
前例踏襲するということに 善悪は無縁なところがある 善悪を考える前に 前例を参照してしまうからである もしかしたら 善悪を考えるのが面倒で 前例を踏襲することもあるだろう たとえ その前例が悪てあっても 前例があり 罪に問われていないということになれば どことなく その悪は...
正義は 仲間への忠誠である この道理において 仲間外れを促すことが 正義にもなる 忠誠がない場合 それを罰することが 正義であるからである それはおかしいということになり 仲間外れを避けようとすると 忠誠がない仲間を増やす結果となりかねず 仲間意識を 脆弱にしてしまう ここ...
寝苦しい夜の終わりに 雨が降っていた 今日も何も起こらないだろう もっとよい明日を求めながら 昨日と同じ今日を過ごす 不満も 昨日のままである 同じを繰り返す 今日も 明日も きっと同じを繰り返してゆくのだろう 命は 踏襲を美学とする組織である 喜びも 不満も その美学を旨...
戦争をしていると 味方と敵で 命の重みが全然違っている 敵の痛みはわからず 味方の痛みは恨みに変える このように 仲間で集団を作り 闘い合うということは 痛みとか 命とか 同じものを 異なるものとして扱う道理があって 成立している 神経でつながっている身体と 神経でつながっ...
神経でつながっているから 火にかけた鍋に触れると指先が熱いのも 転んでぶつけたところが痛いのも 実感できる 神経でつながっていない他人の指が 火にかけた鍋に触れても熱いと感じないし 誰かが転んで大泣きしていても どこが痛いのかわからない 神経でつながっているのか つながって...
言葉は腐りはしないけれど 言葉は忘れ去られてしまうことがある 使われない言葉は消えてゆく 使われる言葉には それぞれが真実を持ち 使われるたびに その真実が伝えられてゆくのである 話者が伝えようとした真実が 聴者に正確に伝えられ 言葉は存続してゆくのである こうした実態を鑑...
カエルという言葉は 真実のカエルではないので 生きてもいないし 死んで腐ることもない このように 言葉というものは そもそも真実でない ところが それを真実であるかのように扱うところに 人間の醍醐味がある 「カエル飛び込む水の音」と聞けば 「ぽちゃーん」といった風の音が聞こ...
人は 他人に干渉したがる生き物らしい そしてまた 他人に干渉されたがる生き物らしい こうしようと思っていても 「どうすればいいだろう?」などと 他人に相談さえする 承認が欲しいのである 仮にそれが失敗した時 「あんなことをするから」などと 批判されない為の布石でもあろう 親...
フェアウェイの真ん中に 一本アカマツが植えられている 会心のドライバーショットで打ち抜いたボールは まっすぐにその赤松に向かって飛んで行き 「当たるなー」と声をかけたのだけれど 見事に当たり真横にはねて フェアウェイの左側の林の中に消えていった ボールに目があり 進行方向を...
空気の中で 無数の気体分子が それぞれのベクトルをもって動いている こられのベクトルの大きさや方向は 分子同士の衝突で変わるし 光の衝突でも変わってゆく 私の吹きかける息でも 無数の気体分子のベクトルが変わってゆくのである こうした外因により ベクトルは変わるのであるからし...
空気の中で 酸素分子や 二酸化炭素分子 窒素分子がぶつかり合っている 温度が高いと このぶつかり合いの頻度も大会らしい ところで 私の感覚では 温度を感じることはできるが 分子の衝突は認識できない * 視覚障碍者は 光を見ることが出来ない けれど 光の暖かさを感じることはで...
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一分の狂いもなく循環していると それは永遠となる この循環に ほんのわずかな わからないくらいな違いが生じると それは一つの散逸である この散逸が修正され 元の軌道に戻り循環が始まれば また 永遠が始まるが 散逸が新たな散逸を呼び始めると 永遠の後退が始まる ニワトリが先か...
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす 権力は散逸する この散逸を防ごうと 経済や軍事 法律や言論統制などにより 権力構造の循環が維持され 恒常が保たれている メッカの方角に向かい礼拝をおこなう 十字架の間で十字を切る 賽銭箱の前で手...
目的は 構造全体の部分的機能の存在理由として語られる あるいは 構造全体の部分的機能を希求する理由として語られる だからなのだろう 人生の目的を語る時 個人を超越した構造の中に 自身の存在意義を見出すことが多い 理性が描く目的が語られ その目的が 身体に沁み込んだ目的を遂行...
生命は エネルギーを吸収し そしてエネルギーを外部に散逸させながら 生き永らえている 吸収され散逸するまでの間 エネルギーは 生体内物質として 生体内を循環している 恒常が維持されている生命では 吸収されるエネルギーと 放出されるエネルギーが同じであり 内部保留しているエネ...
遺伝子DNAは 紫外線などの影響を受け その塩基配列を変えてゆく 塩基配列は 散逸してゆく性質なものである このような散逸により 合成されるたんぱく質などの生体高分子が 機能不全を起こすと 生命の循環を維持できなくなり このように変質した塩基配列は消えてゆく このことにより...
原子の周りを電子が循環している この原子に光が当たると 電子軌道が変化し より高エネルギーレベルの軌道の循環を始める しばらくはその軌道を維持しているが やがて光を放出し 元の電子軌道に戻り循環することになる この現象における 電子軌道に入り込み 再び散逸してゆく光は 入り...
散逸構造の内部で 循環構造が成立していると 散逸を著しく遅延させることになる こうした循環構造が安定してる散逸構造ほど 散逸する確率が減少し 循環構造が相対的に増加してくる これが 自然選択による進化である
日常茶飯事を 「にちじょうさはんじ」と正しく読まなければならない この様に厳格に考えている偉い方の前で 「にちじょうちゃはんじ」と言ってしまえば バツの悪いことになる 知識が幼稚な奴だと蔑まれたり チクチク注意されたり 罵声を浴びされるかも知らない こうしたことで 「にちじ...
言葉はそのしきたりの中で その構造を維持している しきたりが乱れると 言葉が乱れ 言葉が持つ意味を共有することが難しくなる 伝統文化も しきたりの中で維持されている 考えてみれば 生化学反応もしきたりの中である 同じことを繰り返す能力が 生命を支えているのである 肝臓には肝...
言いたいことは 頭の中に在るのだけれど それが言葉にならないことが増えて来た 歳はとりたくないものである 人の名前が出てこないのは日常茶飯事 言葉というものは 世間一般に認められた形に 自分の表現したいことを押し込めなければならないのであるが この形に押し込めるのには それ...
形あるものは壊れる 逆に言うと 壊れるまでの間は 形が存在している さらに言えば 壊れても 形を元に戻せば 形は維持される 元に戻す力が宿った形が 構造であり 元に戻す力により 恒常が保たれている 誰かを好きになる この時の「好き」という感情は 壊れやすい 形ではないが 壊...
円形のお風呂の中央に 図太い噴水が設置されていた お湯の湧きだし口が在るのだろう そこから 直径15cm 高さ10cmほどの水柱が立ってるのである 私も ゆったりと温泉に浸かり この水柱を眺めていた 水柱は 刻一刻とその姿を微妙に変え どの瞬間をとらえても 今の姿は二度とみ...
恒常と保つための義務と 義務を導く欲望の蜜月の中 穏やかな日常が流れてゆく この蜜月の乱れると 義務を優先すべきか 欲望に身を任せるのか 葛藤をすることになる 忙しく 寝てはいられない状況において 睡眠への誘いは 迷惑な誘惑である 食事制限中の 焼き肉の匂いや 禁煙中の た...
様々な義務があり 構造の恒常性が維持されている 生命には栄養を摂る義務がある この義務を履行できなければ 生命構造の循環を恒常的に維持するためのエネルギーが 枯渇してしまう 生命維持にっとって 栄養摂取は義務なのである この視点からすると 食事は義務である 実感としては 食...
社会の役に立つ 社会に貢献する そこに 社会における個人という還元的要素の 価値が生まれる 社会という構造の循環の一助となることが 社会の還元的要素としての役割であり 貢献することで 社会という構造を維持し 社会からの恩恵という逆流を維持できるのである こうした 社会構造を...
花を見て美しいと感じる 真っ赤な夕日や 山の頂から見下ろす雲海に感嘆する かと思えば 真っ黒な雷雲に恐ろしさを感じたり ワニや蛇に恐怖を抱く 刷り込まれていた感情が 見るものにより呼び起こされる 見聞きするものと 知覚する主体は 共に同じ構造の還元要素であり その要素として...
視覚が映像世界を創造し 言語認識能力が文学世界を創造している 能力が その能力に応じた世界を構築すると こうした能力の組み合わせによっては 動的構造が循環することが可能になる 循環しない構造は動きながら消滅に向かい 循環する構造は遷移しながら維持してゆくのである 循環してい...
コウモリやイルカは 超音波を発信し その超音波の反射を聞くことにより 暗闇の中の獲物や 濁った水の中の獲物の動きを把握し これらを捕獲することが出来るという 私にはない能力である こうした能力があれば どんな様に世界が見えるのだろう 鳥たちは 地球の磁場を感じ取り 渡りをし...
認識するということに 主観が在り対象が在る そして 主観と対象は 別物であり 同一でもある 思考もまた 主観が在り対象が在り その主観と対象は 別物であり 同一である この二重性において 認識世界あるいは思考世界の構造が 維持されている この二重性の構造が 物質の反応に依り...
没入感に浸りながら スポーツ観戦をし 落語を聞き 演劇を鑑賞する 私は見るもの聞くものに 浸りながら 浮世を味わう 趣味や 嗜好品にも我を忘れて没入する 溺れているのではない 浸っているのである まるで 露天風呂を愉しむように 目や耳を通じて 私を誘う心地よさに浸るのである...
火力発電所では 電気を発生させるという目的の下に 火が燃え盛り 水が蒸発し タービンが回り 磁石が回る これらの現象は それぞれ個別に実践されることもあるが バラバラに実践されている状態では 火で電気を発生させることはない 目的のある現象は 他の現象と連帯しながら存在してい...
火力発電所では 火が燃え盛ると電気が生まれる 火が燃えるという原因と 電気が生まれるという結果の間に 火力発電所の設備があり 必然性がある 火には 水を水蒸気に変える性質があり 水蒸気には空中を上昇してゆく性質がある 風車の様なタービンには 上昇してゆく水蒸気により回る性質...
恋に憧れているうちは 恋は始まらない 恋に不満を持ちはじめ 恋が始まる 憧れは 思ったがごとく揺らめく しかし 実践するとなると 思うようにはならないから 不満が顕れる 兎にも角にも 予定通りに行けば幸せで 予定通りにならないと不満である 幸せでいればよいのだけれど 不満が...
生まれ 成長し 年老い 死んでゆく 私は そんな予定された運命の中に在る 私が創った予定ではない それだから 何時までも若々しく元気でいたくとも そうもいかない そもそも もっと物覚えの良い頭と もっと機敏に動く身体と 誰もがうらやむような容姿を持って生まれたかった 私の意...
予定と実践の間には 様々な連なりがある レコード盤や 音楽CDには それぞれに楽曲が刻まれているが レコード盤やCDだけでは音は出ない レコード盤はレコードプレイヤーで回し 針を落とさなければならないし CDもCDプレイヤーに入れて 再生ボタンを押さなければ 音にならない ...
能動的活動は エネルギーの供給なくして継続できない そのために 植物は太陽光エネルギーを有機物に吸収する 動物は他の生物を食らい その有機物からエネルギーを得る 恩恵としてのエネルギーを得るため 植物も動物も様々な工夫を凝らし エネルギーを消費し 消費したエネルギー以上のエ...
予定されていたものが実践され この実践により 予定としての存在に恩恵をもたらすと そこに循環が生まれ 永遠への存続として輪廻を始める DNAとして存在している生命の予定が実践され その実践によりDNAが複製され 予定が増幅してゆく すると 予定の実践も増幅し より多くの予定...
人間社会では 言葉に従うことにより 予定を実践することに連なっているところがある 幸せが訪れるように予定が組まれ 予定通りに実践されると幸せが生じるということならば 幸せは 予定を設けた人の幸せであり 予定を実践した人の幸せとは限らないということになる 言葉を介するからであ...
ゴルフのティーショット スウィングを始めると 途中で 「あ 止めよう」と思っても スウィングは止まらずに ボールを打ってしまう 意識と身体は 完全には一致してくれない 右手を動かそうと思えば 右手が動き 左手を動かそうと思えば 左手が動くといったように 大体において 意識と...
設計図は製品の予定であり 製造された製品は その予定が実践された存在である 夏休みの宿題をこなしてゆく予定表は予定であり 実施された宿題が実践された存在である 予定と実践は 時空を別にして存在しているが 相同なものとして扱われるところがある 生命でいえば 遺伝子と生体は異な...
「春になったら花を咲かせる」 桜はこのように決めているらしい 「気温が下がれば氷になる」 水はこのように決めているらしい 性質というものは それぞれの決め事の様なものである しかし 決めればすべて性質になるわけではない 性質は実践を伴うのである いい人になろうと決めても い...
水を急速に冷やすと氷になるような 定常状態から次の定常状態への移行期は 水という存在と 氷という存在が混在することになる 定常状態と同じように 予定と実践がうまくいっている恒常状態では 安定した状態が続いているのだが 幼虫が蛹になり 蛹が蝶になるような 恒常状態から次の恒常...
恒常を予定した反応が引き起こされ 恒常が実践に移される この予定と実践の繰り返しの中で 与えられた条件に その予定が実践可能であるや否や 実践可能であるとしたら その予定が持続可能的であるや否やが問われることになる 実践可能であり 持続可能性も高いということになると 適応的...
地球の公転のように 同じことを繰り返す現象は 時間軸の経過の中で 消滅することなく 持続してゆく 生命も このような現象を目指し 活動している 反応が繰り返され 恒常が維持される 同じことを繰り返すことが出来るという性質が 地球の公転や 生命現象を維持させているのである 元...
ブドウを見ると おいしそうだと思う 石を見ても おいしそうとも まずそうとも思わない 石は食べるものではないからである ブドウは食べるもので 石は食べるものではないと決定されているらしい この決定に従い 私は ブドウを見ると食べてみたくなり 石を見ても 食べたいとも食べたく...
私の右足の親指を動かそうとするときと 私の左足の親指を動かそうとするときとで 私の意識は異なっている この違いを 私は言葉にできない 動かそうとするとき 極端に言うと 「右足」とか「左足」とかいう言葉は 私の意識の中に無い 言葉をあまり意識することなく 私は 私の右足の親指...
登校してゆく小学生に 「おはよう」と声掛けしても 元気に「おはよう」と返してくれる子は それほど多くない 私にも覚えがある 子供の頃 知らない人に声掛けされても 天真爛漫に「おはようございます」と 元気に返すことなど とても気恥ずかしくてできるものではなかった この気恥ずか...
右足の親指を動かそうと思うことが出来る そして その通りに 自分の右足の親指を動かすことが出来る 右足の親指を動かそうと思うことは 右足の親指を動かさないまま実践することが出来る だから 自分の右足の親指ではなく 向かい合っている他人の親指を動かそうと思うこともできる しか...
私の意識の中に 「赤信号では停車する」という法則が機能している この法則の有用性は 赤信号でも車で交差点内に入る危険性を考えると すぐにわかる 生きる機会を喪失する危険から身を守る有用性である 生存の有用性といえるだろう ダーウィンの自然選択説に従い 「赤信号では停車する」...
モンシロチョウの幼虫は キャベツなどのアブラナ科の植物を食べるけれど モンキチョウの幼虫は クローバーなどのマメ科の植物を食べ キャベツなどには目もくれない 葉っぱなら何でも食べるというのではないらしい これは 栄養というより 植物の作り出す毒のためであるという 毒というと...