chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
今藤
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2017/12/23

arrow_drop_down
  • 永瀬隼介『凄腕』読了

    凄腕 (文春e-book)作者:永瀬隼介発売日: 2017/05/19メディア: Kindle版 初見の作家。 表紙の歌舞伎町の写真で購入を決めた。本をあまり読まない私が思うに、歌舞伎町を舞台にした本というのはおおよそB級と相場が決まっていて、当たりくじを引くことは滅多に無いのだけれども、途中でぶん投げるレベルの困ったちゃんに出会うことも同じくらい無い。したがって、読みたい本が見当たらないのであればとりあえず歌舞伎町モノにしたら?という程度に信頼してよいことになっている。 で、本作もどちらかと言えば予想を裏切らない出来で、総体としてはまあまあといったところなのだが、下っ端ヤクザやチンピラの描写…

  • うさぎ小屋を巡る話

    底冷えした日曜の朝、小学校に忍び込んだ。通用門から侵入し、左手に体育館を右手に給食室を眺めながら進んでいくと、第二校舎の裏にある目的の小屋にたどり着いた。 小屋ではうさぎが飼われている。かつては二羽いた。いまは一羽しかしない。一羽はのっぴきならない事情があって何処かへ去ったのだろう。息子は、死んだのかな?と言い放った。そうかもね、と応じた。お引越ししたんじゃないかな、と答えるべきか少々考えて結局飲み込んだ。察しているのであればわざわざ誤魔化さなくてもよい気がした。 路肩の草を引っこ抜いて与えた。 めずらしく食い付きがよい。以前はここまで不用意に近づいて来なかったし、ひと口つまんで終わりだったは…

  • 藤堂明保『倭国伝』を読んだ

    後漢書から明史まで。正史に描かれた日本に関する記事を、原文と書き下し文、現代語訳でまとめた本である。倭国伝 全訳注 中国正史に描かれた日本 (講談社学術文庫)作者:藤堂明保,竹田晃,影山輝國発売日: 2016/12/23メディア: Kindle版私は人並みに歴史に関心があるほうだと思うのだが、歴史小説がどうにもこうにも苦手で、ぜーんぜん読めない。よって、歴史の本を読みたいときは学生先生が書いたものを読むことになる。 が、私にはこの本は敷居が高すぎた。「倭は帯方の東南海中に在り」 なんて文を延々眺めていてもあまり楽しくない。注釈はあるが解説がないので、強弱を感じ取れない。私のような無教養者には、…

  • 大門剛明『獄の棘』(はたぶん外さないよ)

    獄の棘 (単行本)作者:大門 剛明発売日: 2014/02/28メディア: 単行本新任刑務官の成長物語で、人情噺としても推理物としてもたいへんよろしい佳作短編集。 刑務所という重くなりがちな題材の割に意外とサクサク読める。倫理や正義をやかましく語らないところがよいのだろうね。エンターテイメントに徹している。個々の話はそれなりでも通読すると秀作。 というのが連作短編の醍醐味で、これを通勤電車で読む幸せといったら(ほんとうに)ない。もう少しで一話読み終わるのに最寄駅に到着してしまって仕方なく駅のベンチで読み続ける楽しさよ。 ところで。 題は『獄』と書いて『ひとや』と読む。うーん。これは読めない。私…

  • 教導的どんぐり公園

    どんぐり公園には、家族の現実がある。 次男坊を連れてブナが茂る公園を訪れた。こういうの、去年もしたなあ。 去年はどんぐり将棋をしたんだっけか。 shabaduvitouch.hatenablog.comあ、一昨年の出来事だったのか。どうやら、二年前にも同じ公園の同じ石に腰を掛けて同じようにどんぐりで遊んでいたらしい。当時の記事を眺めてみると、二年前の私は長男に習い事ばかりさせる妻に腹を立てていたようだ。状況はさっぱり変わっていない。きょうは、妻と長男が学習塾の説明会だか面接だかに出掛けて不在するから、私と次男坊はどんぐりを拾いに来たのだ。 やはり腹立たしい。どうして小学五年生が塾に通わなければ…

  • 伊兼源太郎『外道たちの餞別』を読む

    とてもサービス精神の旺盛な作家だね。外道たちの餞別 (角川書店単行本)作者:伊兼 源太郎発売日: 2015/03/02メディア: Kindle版 最愛の友人をヤクザに暴行されたふたりの大学生が、闇に堕ちる覚悟を決め、仇討を誓う。そんな復讐劇が死の匂いを嗅ぎ分ける「嗅家」と近未来を覗くことのできる「視家」、ふたつの家系が存在した。とファンタジーに展開してしまう驚き。 欲張りぶりが半端ない。これを統一感のあるトーンで仕上げるんだからすごい。作品から溢れ出る独特さも相当なもので、読み手を選ぶ作家のように感じた。学生時代に出会っていたら嵌ったかもしれない。設定の奇抜さに目を奪われ最後まで楽しく読めた。…

  • セロリの葉と黒いジョギング

    セロリの葉を炒めてみた。茎が食べられるのに葉が食べられない道理はない。そう思ったからだ。フライパンにオリーブオイルを敷いた。にんにくチューブを捻った。点火した。ブロッコリー、ついで舞茸、セロリの葉を投入した。そして塩胡椒を振った。なんとなく醤油は合わないと思った。ぽん酢なら合いそうな気はした。 あと、走った。黒地に白抜き文字は、いけない。 とてもじゃないが、休日のジョギングは楽しいなあ、なんて雰囲気ではない。インパクトが強すぎる。走った内容になんのインパクトもないだけによろしくない。字体はかわいい。与える印象がかわいくない。(いったい誰やねん、配色設計をしたのは…)と正直思ったが、視認性は良い…

  • ジョギング

    夏が過ぎたら走ろう。と思っていたら既に冬。涼しくなったらの季節は過ぎてもはや冬。あまり寒くはないけれど、冬だ。 そろそろと思い立ち、GPS腕時計を起動した。が、起動しない。数ヶ月ぶりだからヘソを曲げているのだろうか。充電器につないでもうんともすんとも言わない。どうやら寿命らしい。困ったなあ、と思った。 私はただ走って満足するタイプの人間ではない。記録されないのなら走らない。買い換える気も無い。少し考えたが、やはり無い。 ◆でも、もう着替えてしまったので走った スマホのアプリと一緒に。楽しい。数ヶ月ぶりだが楽しかった。きょうは陽気で暖かく、絶好のジョギング日和だ。近所の幼稚園に建屋新築の工事看板…

  • カルボナーラもつくれるんだぜ?

    最近、台所に立つのが楽しい。休日に色々とつくっている。 たいしたものはつくれないが、何に手を出してよいかはわかってきた。というか、何に手を出したら痛い目にあうのか、判断できるようになった。 というわけで、きょうはカルボナーラである。 (これは失敗しても痛い目に合わない) ◆食材はこう。 レシピには生クリームと書いてあった。 でも、選んだのはホイップクリームである。お安かったからね。生クリームとホイップクリーム。ちがいはわからない。お安いなりに混ぜ物が加えられているのだと推測するが、どうだろうか。 ◆調理は長男。 玉子とクリーム、パルメザンチーズ。さあ、混ぜたまえ。 ほんとうは自分でやりたい。け…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、今藤さんをフォローしませんか?

ハンドル名
今藤さん
ブログタイトル
かく語りき
フォロー
かく語りき

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用