東大寺の現存しない東塔の高さについて、専門家の見解が対立していました。 創建時の東塔の高さについては、高さが23丈8寸(約70メートル)であったという文献と33丈8寸(約100メートル)であったという文献の複数の文献が存 …
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弁済による代位の続きです。 第三者が弁済した場合、債権者に代位できることを前回書きました。 弁済による代位は、債権だけでなく担保権がある場合は、担保権も実行できるということも書きました。 では、代位する債権に保証人や物上 …
前回弁済についての続きです。 第三者による弁済が済んだ場合の問題です。 弁済をした第三者は、債務者に求償できるのが原則です。 第三者が債務者に求償権を行使する場合に、求償権を確保するための手段として認められているのが、弁 …
今日の改正民法の記事は、弁済についてです。 今回の改正は債権法が中心になりますので、これまで存在していた制度についても改正がなされています。 弁済は、債務を履行することを意味しているので、債権債務の消滅原因の中心的なもの …
今日は、債務引受の改正箇所について書きます。 債務引受は改正前から制度としては解釈上認められていました。 存在するのが当たり前のようにも思えますが、条文は存在しませんでした。 そこで旧法下で解釈上認められていた債務引受の …
今日は、債権譲渡の改正部分について書きます。 まず、債権は譲渡できるのが原則ですが、特約で譲渡禁止にすることができます。 この場合、旧法では譲渡当事者間では譲渡が有効でも、債務者には譲渡を対抗できないとされていました。 …
前回、多数当事者の債権債務関係では、債務者が複数になる場合や保証人が複数になる場合の組み合わせで、更に法律関係が複雑になるので、改正された、されていないに関わらず、まとめ回を書くと予告しました。 今日はこれについて書きま …
連帯債務保証についての記事は書いたので今日は連帯保証について書きたいと思います。 まず前回書いたように、保証では弁済期前でも保証人が債務を履行すれば、求償できました。 これは弁済期にない債務については、主たる債務者の期限 …
前回保証について書きました。 保証人が、債務を弁済した場合に主たる債務者に求償できるのですが、この部分は改正法の内容がどうというより条文を見失い、テキスト(基本書)に書かれている内容を確認しようとして条文を引くとかえって …
多数当事者の債権債務関係の続きです。 このブログでは、最近、民法の改正内容について書いているのですが、今日書くところは改正内容の影響は受けていますが、改正前と変わらない部分も存在します。 ただし、改正されている部分もあり …
多数当事者の債権債務の関係についても多くの改正がなされています。 債権や債務が、可分であるか不可分であるかの区別も、不可分債権(民法第4287条)や不可分債務(民法第430条)について法定され、主観的な基準ではなく、客観 …
前回は、債権者代位権について書きました。 債権者代位権についての改正は、細かなものを含めると前回書いたもの以外にもありますが、債権者代位権については前回の内容に留め、どんどん先に進みます。 今日は、債権者取消権について書 …
今日も民法の改正について書きます。 今回は債権者代位権についてです。 債権者代位権の制度は以前からあります。 債権は特定の債権者が特定の債務者に一定の債務の履行を請求できるものなので、債権者(債権者代位権の債務者)の権利 …
最近、「法律」カテゴリーの記事が続いています。 何を書いているかと言うと、民法で大きな改正がなされてから3年以上経っているので、改正法の内容について書いています。 法律の記事ばかりで、読む気がしないという方もいらっしゃる …
前回書いたように、債務不履行で旧法で不完全履行にあたるのが、改正法での債務者が「債務の本旨に従った履行をしないとき」です。 単に債務不履行の一場合についての名前が変わっただけではありません。 旧法では特定物の引き渡しにつ …
一方債務が履行不能となった場合に、当事者双方に帰責事由がない場合に反対債務がどうなるかを規律する危険負担についてはすでに書きました。 そこで、今日は履行不能となったことに債務者に帰責事由がある場合である債務不履行について …
前回、従来の危険負担の理解の前提として、弁済の提供や種類物(種類債権)に特定が生じる場合について書きました。 弁済の提供は、債権者の受領遅滞や弁済の提供の効果と関連します。 種類物の特定は債務者の義務の内容や後に書く債務 …
債権の目的物が特定されてから履行されるまでに関する規定や、履行できなくなってしまった場合(履行不能)に関する規定も改正されています。 従来履行不能には契約成立前に不能である原始的不能と契約成立後に不能となる後発的不能があ …
以前定められていた、時効の中断には一定の事由が発生することによりそれまで進行していた時効期間が意味を失い、新たに時効が進行する場合(前者)と,ある手続きが進んでいる間は時効が完成しない場合(後者)の両方を含んでいました。 …
時効の続きです。 時効が完成すると、取得時効にせよ消滅時効にせよ、自動的に時効の効果が認められるわけではありません。 裁判で認めてもらうには、裁判上で援用する必要があります。 これは時効による利益を得ることを潔しとしない …
今回は時効について書きます。 時効には一定の事実状態の継続を要件に権利の取得を認める取得時効と、権利が一定期間行使されないことによりその権利を消滅させる消滅時効があります。 取得時効が成立するには一定の事実状態すなわち占 …
原状回復義務について記事の2回目です。 前回、不当利得(民法第703条、民法第704条)の原状回復義務の法的な性質について類型論が有力に主張されていることを書きました。 民法第703条と民法第704条は、受益者が利得につ …
今日から民法第121条の2(原状回復の義務)について書きたいと思います。 条文の「の2」の部分を枝番号といいます。 枝番が入っていることからわかるように後から挿入された条文です。 原状回復については従来から民法第703条 …
随分回を重ねましたが、代理も今日で最後になります。 代理については本来の代理が有効になる場合の規定について書きました。 代理権が無い場合の無権代理についても書きました。 今日はそのどちらとも言いにくい代理権の濫用について …
前回書いた無権代理の効果は無効が原則でした。 そのうえで、本人は追認して有効とすることもできるし、追認がなければ相手方は改正された無権代理人の責任を追求できるという制度でした。 代理権がないのに勝手に代理行為をした無権代 …
条文の順番からすると表見代理に入りたいところですが、表見代理は無権代理であることが前提になるため、無権代理から書きます。 無権代理とは代理人として代理行為の形式は取って法律行為を行ったけれども、代理権がなかった場合をいい …
民法改正の記事の4回目、代理では3回目の記事になります。 今日は自己契約、双方代理と利益相反の規定についてです。 一見これらの規定と関係なさそうですが代理人の能力の話から始めます。 択一の問題で、制限行為能力者でも代理人 …
今日も代理制度の続きです。 代理人が更に代理人を選任する場合、つまり復代理に関する規定について書きます。 復代理についても改正されています。 ちなみに、本人から選ばれたのが代理人で、その代理人から選ばれるのが復代理人です …
改正民法の2回目です。 今日は資格試験にもよく出る代理について書きます。 代理とは本人が代理人となる者に代理権を与え、代理人が本人の名前をあげて意思表示を行うことにより、その効果が本人に帰属する制度をいいます。 定義で述 …
大きな民法の改正がなされ、改正法が施行されてから3年以上が経ちます。 そこで今回から飛び飛びになるかもしれませんが、民法の改正箇所についての記事を書きたいと思います。 一般の方が民法を使う機会はあまりないかもしれません。 …
就職活動をしている学生さんの内定率が上がっているようです。 新型コロナウィルスの影響もあり、就職活動の仕方も様変わりしています。 ウェブ面接などを実施している企業もあるようです。 就職活動の仕方だけではなく、新型コロナウ …
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東大寺の現存しない東塔の高さについて、専門家の見解が対立していました。 創建時の東塔の高さについては、高さが23丈8寸(約70メートル)であったという文献と33丈8寸(約100メートル)であったという文献の複数の文献が存 …
これまでのような経済状態が続けば、2040年頃に新興国に追いつかれ、日本は海外よりも豊かでなくなるという見通しが、経済産業省から発表されました。 新型コロナウィルスの流行により経済活動が鈍っているというのとは別の次元の話 …
山口県の上関町で、原子力発電所から出た使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設に向けて、中国電力が調査を進めています。 元々、中国電力が原子力発電所の建設の準備を進めていましたが、福島第一原発の事故を受け中断されていました。 …
伊豆諸島東方で、海上自衛隊の哨戒ヘリコプター二機が墜落しました。 深夜に対潜訓練中でした。 対潜訓練とは、潜水艦を想定しての訓練です。 中国船が日本の領海内に侵入してきていることは、様々な報道で伝えられています。 ところ …
これまでのアメリカ(U.S.A)の政治体制は、共和党がだめなら民主党、民主党がだめなら共和党というように、軌道修正を繰り返して、健全性を維持してきたように思えます。 もともと大きな価値観の違いがあっても、政治体制が揺り戻 …
岸田総理が訪米し、日本の防衛費増額による防衛力の強化はアメリカ(U.S.A)で歓迎されたようです。 その際、日米共同声明で自衛隊とアメリカ軍の指揮統制の連携強化が打ち出されました。 これに憲法学者や政治学者がつくる立憲デ …
湯治などと言われるように、温泉は古くから健康と深い関わりがあります。 泉質により、温泉に含まれる成分が異なり、様々な効能が謳われています。 お肌がツルツルになるなど実感できる変化もあります。 今回九州大学などの研究グルー …
小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を飲んで、腎機能障害が生じたり、死亡につながっているのではないかという疑惑が出ています。 原因は、プベルル酸という毒性の高い成分ではないかと言われています。 ここへきて、紅麹菌には、プベル …
文学史でも、学んだ国内初の勅撰和歌集「古今和歌集」の代表的な注釈書である顕注密勘(けんちゅうみっかん)の原本が発見されました。 これまで顕注密勘は写本が残っていますが、藤原定家が書いた原本は初の発見です。 今回見つかった …
運転再開の許可がおりた新潟県の柏崎刈羽原発ですが、地元住民の同意は得られていません。 市民団体の反対をよそに柏崎刈羽原発の核燃料の装荷が始まっていました。 新潟県知事や長岡市長は、あくまで運転のための検査の一部で、再稼働 …
日本国憲法では司法権の独立ということが謳われています。 司法権が、立法権や行政権から干渉を受けずに独立して裁判するという意味もありますが、同じ司法権内部でも干渉を受けないという意味もあります。 この他、司法権の独立を確保 …
イラン(イラン・イスラム共和国)がイスラエル(イスラエル国)を攻撃しました。 中東情勢が緊迫化しています。 経済としては、これまで日本は円安が進んでいました。 これまでの流れからすると、有事の円買いということで、円高に戻 …
イラン(イラン・イスラム共和国)がイスラエル(イスラエル国)にドローンやミサイルによる攻撃を行いました。 先に、イランはイスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したと非難し、報復を示唆していました。 アメリカ(U.S.A) …
反日的な文政権から一転、融和ムードだった韓国(大韓民国)と日本の関係ですが、総選挙で野党が圧勝し、尹政権の存続が危ぶまれています。 文政権時代は、あからさまに日本文化に対する排日運動が繰り広げられたり、日本に旅行すること …
人類と動物を区別する基準の1つに道具の使用が挙げられます。 実際には部分的に道具を使用する動物もいるようですが、自分で加工して道具を使うのは人間の特徴といえます。 高度な加工技術が必要なものに金属があります。 地球上に存 …
北京で中国(中華人民共和国)の習近平氏と台湾の前総統馬英九氏が会談しました。 その際の、馬英九氏の発言が注目を浴びています。 「我々は政治制度も価値観も異なるが同じ中華民国に属している」と発言したのです。 現在、中華民国 …
地球温暖化が身をもって実感できるほど進んでいます。 温室効果ガスの1つといわれているのがメタンガスです。 メタンガスの発生の原因の大きな要因として言われているのが牛のゲップです。 温室効果ガス全体の約5パーセントぐらいが …
株式会社東芝の不正会計をめぐり、株主が旧経営陣や監査法人の責任を追及するために株主代表訴訟を提起していました。 ところが、訴えを却下する判決が続いています。 株主代表訴訟は、本来会社が提起べき訴訟を、提起することが期待で …
ロシア(ロシア連邦)によるウクライナ侵攻などの影響もあり、日本の防衛費も増大しています。 離れた地域だけでなく、台湾有事なども考えれば、増大こそすれ減少は、まず考えられません。 しかし、このところの円安や資材の高騰などに …
高エネルギー加速器研究所が、科学の面白さを知ってもらうために「チョコレイト・サイエンス」なる講座を開設していることをネットの記事で知りました。 チョコレートは溶かして単に冷やしたものと、いったん25度まで下げてそのあと3 …
日韓関係にも春の兆しが見られます。 徴用工問題などで冷え切った感がありましたが、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領になり、歩み寄りが見られます。 その分韓国国内からの風当たりは強くなります。 それに呼応するように岸田総理が訪 …
大阪府富田林市の喜志南遺跡から、家や動物や人の形の埴輪、形象埴輪がたくさん出土しました。 破片が多いようですが、1千点を超える数が出土したようです。 時代でいうと5世紀後半のものですが、種類だけで少なくとも、7種類ぐらい …
現在、猫ブームといって良いと思います。 ペットの数は犬を抜いて猫が1位です。 それでも犬の人気も依然として高いです。 古くから人間とともに生活してきた動物の1つです。 飼い主と長時間離れた後に再会した犬の涙の量が増えると …
防衛費が増額されることが決まっていますが、他にも防衛力を強化する動きが見られます。 装備品などを製造する企業をフォローする法案が可決されようとしています。 自衛隊の装備品はアメリカ(U.S.A)などから買って、輸入してい …
先の戦争での同盟国であるドイツ(ドイツ連邦共和国)と政策が大きく分かれることになっています。 ナチスの暴走を許してしまったドイツですが、メルケル元首相の時の難民受け入れといい、現政権下でのエネルギー政策といい、国内外から …
次々と透明を変えるものの、選挙では勝てなくなってきているのが、現政治家女子48党(旧N国党)です。 元代表の立花氏のNHKに対する対抗手段や発言内容には疑問を持たざるをえない部分もありますが、組織の問題点については、事実 …
大阪拘置所に収容されている死刑囚3人が、日本で行われている絞首刑は日本国憲法がが禁止している残虐な刑罰にあたるとして、死刑の執行の差し止めを求めた裁判が大阪地方裁判所で始まりました。 もし、この裁判で原告側が勝訴すると、 …
昨日記事にした、高浜原発4号機と3号機の運転延長する申請を関西電力が行いました。 再来年、元々の耐用年数である40年を迎えるからです。 法改正されたとおり、60年運転できるように、関西電力は原子力規制委員会の認可を受ける …
今年1月高浜原発4号機で、核分裂反応を抑える制御棒が落下し原子炉が自動停止しました。 核分裂は連鎖的に起こるので、制御棒は、核分裂を調整したり、止めたりするためにあるものです。 制御棒を出し入れすることにより、核分裂の状 …
地方選挙が行われました。 市議会議員や市長を選ぶ選挙です。 東京都の特別区では区議会議員や区長になります。 選挙の詳細はおいおいわかってくると思いますが、投票率は低調なようです。 選挙権が18歳に引き下げられ、投票できる …
古い郵便貯金の中に、貯金していた人の権利が一定期間経過することにより、消滅するものがあり問題になっています。 わかっていたことなのですが、貯金期間が長くなることで忘れ去られてしまったり、あまり話題に登ることがなかったため …
総務省の発表によると2022年度の消費者物価指数が、前年度よりも3%上昇していました。 消費者物価指数はインフレ率を計算する際にも用いられるので、最近のもので単年度であれば、ほぼインフレ率と同視しても問題ないと思います。 …
アニメ映画「スラムダンク」が中国や韓国でも人気です。 公開早々、好調な興行成績を上げています。 私も見ましたが、作品はアニメーションのクオリティが高いため、スラムダンクの続編としても楽しめますが、スラムダンクを知らない人 …
元外国籍であることを理由に、会員制のゴルフクラブへの入会を断ったことが違法かどうかが争われていた裁判の判決が津地方裁判所四日市支部でありました。 結論としては違法性は認められないという判決となりました。 しかし、これは問 …
日本でロケットを上手く打ち上げできずにいます。 昨年もイプシロン6号機の打ち上げに失敗しています。 その失敗の原因が特定できたとしてJAXA(宇宙航空開発機構)が文部科学省の会合で報告しました。 原因は燃料タンク内の推進 …
ロシア連邦がウクライナに侵攻したことにより、世界経済に影響が出ていました。 ヨーロッパではロシアの天然ガスの供給が止まり、エネルギー源の確保が重大課題となっています。 その他、ウクライナが穀倉地帯であるため、ウクライナの …
外国人が日本で働く際に多く利用されてきた在留資格である技能実習の制度が廃止されそうです。 有識者会議で入国管理庁がまとめた中間報告書で提案されているのです。 現在でも、日本人と同等の賃金ということが条件にはなっていますが …
岸田総理の演説中に、男が爆発物を投げ込み演説会場が騒然となりました。 安倍元首相の事件があっただけに、被害が心配されましたが、小さな怪我はともかく、大きなけが人は出なかったようです。 事件当時の映像が流れていたのを見まし …
このブログでは、発電に原子力発電所を積極活用することに反対する記事を書いていますが、原子力発電を行うのに必要なのは原子力発電所だけではありません。 使用済みの核燃料廃棄物や核燃料の再処理施設なども必要になります。 そのう …
表立って取り上げられることは少ないですが、ドローンの実用化が着実に進んでいます。 これまでもいろいろな分野で活用されているではないかと思う方もいらっしゃると思います。 単に何に使うかということではなく、運用方法について1 …