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2017/11/29

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  • 六本木駅のエレベータ

    都営大江戸線六本木駅のエレベータが2か月ぶりに運転再開したことが報じられた。当該エレベータは、フィンランドのコネ社製で、同社が日本から撤退したために部品調達などに困難をきたして運転不能になっていたものであるが、維持管理・故障復旧などに多くの教訓を示しているように思える。日本企業でもエレベータは提供しているにも拘らず、自治体の公共施設に外国製のエレベータが設置された経緯は分からないが、単に「安かったから」ではなかろうかと推測している。10年前頃までの日本の慣習では、大型プラントは納入した企業や関連企業が設置後の保守管理まで継続して受注することが多く、初期費用だけ取り出せば割高に見えるものの安心・安全まで含めたライフサイクルコストで観れば、結局安くなるという図式であったと思っている。近年の、「自由競争・一般競...六本木駅のエレベータ

  • オストリッチ・ファッション

    「オストリッチ・ファッション」という表現を知った。麗澤大学の織田邦男特別教授(元航空支援集団司令官・空将)が産経新聞の寄稿文で紹介されている表現であるが、日本人の国防観を米軍人は蔑笑とともに「オストリッチ・ファッション」と呼んでいるらしい。英語力に乏しいので正確には訳せないが「駝鳥の風習・やり方」とでも云うのだろうか。駝鳥は、危機が迫った場合は穴に首を突っ込むという習性があるらしく、穴に首を突っ込むことで迫り来る危機を「見ざる・聞かざる」の状態に置くそうである。織田教授も、「ウクライナ事変・台湾問題。北のミサイル・・・」等の危機に対しても憲法9条という穴に首を突っ込んで思考停止している一部国民の現状から、米軍人の比喩も「宜なるかな」と続けておられる。さらに教授は「国防や安全保障は本来逆説的なもので、懸念さ...オストリッチ・ファッション

  • 日曜日はルブランを

    やャ寒さの緩んだ日曜日には、ルブランが似合うように思う。フランスのエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン(1755(宝暦5)-1842(天保13)年)は、18世紀における最も有名な女性画家とされている。Wikipediaによると、王妃マリー・アントワネットの肖像画を描いたことから信任を得て画家と王妃を超えた友人関係を築いていたが、フランス革命で出国した後はベルギー、ロシア、イタリア、イギリス、スイスを転々としたが、いずれの地でも画家組合に籍を得るなど高い評価を得たとされている。フランスの王政復帰後はフランスに戻って亡くなったが、生涯に660の肖像画と200の風景画を残し、特に優雅な自画像は有名で、多くの美術館に展示されるとともに個人の所蔵する作品も多いのが特徴的とされている。優雅な自画像からは窺い知れ...日曜日はルブランを

  • 中国の作文に思う

    中国が「ウクライナ危機の政治解決に関する中国の立場」という素晴らしい作文を発表した。注目すべきは文中の「互いに歩み寄り、早い時期に直接対話を再開して全面的停戦を目指すべき」という点に尽きるように思う。なぜなら、「互いに歩み寄り」は非の無いウクライナにも一定の譲歩を求めるもので、ロシアの主張に沿ったウクライナ東部3州の割譲または分離独立を暗に求めているに過ぎないと思うからである。日本でも、ウクライナ事変を外交交渉で解決・終息させるべきとの意見も少なくないが、もし対話・和平交渉が実現したとしても、ロシアが何も得ることなく撤退に合意することは考えられないので、いわゆる「落としどころ」は割譲範囲をどれほどの州にするかという点に絞られると思う。ゼレンスキー政権はロシアに寸土と雖も割譲する意思が無いことや不法占拠され...中国の作文に思う

  • ウクライナ事変1年

    ロシアのウクライナ侵攻から1年が経過した。侵攻当初は、圧倒的なロシアの軍事力の前には短期間で圧倒されるとの危惧に反して、1年余の長期にわたって奮戦するウクライナ国民の結束と抵抗に改めて敬意を捧げるとともに、ウクライナの勝利を祈っているが、事変の長期化に伴って気懸りな点も浮上しつつあるように思える。事変は、既にロシアとNATO間の戦闘の様相を呈しているが、ここに来て中国がロシアへの武器支援に転舵したとの確証をアメリカが把握し中国に警告したと報じられており、事実であるならば事変は自由社会と全体主義の全面対決に拡大することが懸念される。また、西側世界の武器庫とされるアメリカもウクライナ支援によって一部兵器の在庫備蓄が危機的なレベルまで減少しているとも報じられている。事変による被害状況は正確には把握されていないが...ウクライナ事変1年

  • 「うさぎ追い」の中止

    熊本県産山村が、伝統行事「うさぎ追い」を来年以降廃止すると発表した。廃止の理由は、今年の「うさぎ追い」で担当者が「野兎」の足を持ってぶら下げていたことをインターネット上などで虐待と非難されたことであるらしい。当該行事は、戦後に学校行事として始まったが1996(平成8)年以降は産山村が主催していたとされる。学校行事として始められた背景は報じられていないが、体育教材も乏しく、かつ戦前の軍事教練の廃止で失われた集団行動教育のために、先生方が知恵を絞った結果ではないだろうかと推測している。また、子供向け娯楽も無かった郡部の小学生にとっても年に一回の娯楽でもあったのだろうかとも思える。兎、それも野兎をぶら下げ・追い掛け回すことが動物の虐待に当るのだろうか?これまで「野兎」と書いていたが、ノウサギは旧和名で正式には「...「うさぎ追い」の中止

  • モンドセレクションを学ぶ

    大方の人にとっては、「何を今更」であろうがモンドセレクションを調べてみた。コマーシャルなどで「モンドセレクション金賞受賞!!」との連呼・大見出しを見かける。そのことで特段に食指が動いたことも無いが、さぞや権威のあるコンクールかと調べてみた。Wikipediaでは、《モンドセレクションは、食品、飲料、化粧品、ダイエット、健康食品、水道水まで幅広い商品の技術的水準を審査するベルギーにある民間企業から与えられるラベル。応募費用を支払い、評論家の審査を受け、モンドセレクションよりラベルが与えられる。1961年にベルギー経済省やECの支援を受け[1]、ブリュッセル郊外に設立された。》《出品者からモンドセレクションに送付された商品に対し、評論家などが審査を行う。審査基準は「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成...モンドセレクションを学ぶ

  • 立民党大会に思う

    2月19日に行われた立憲民主党大会の模様が報じられた。野党第1党の党大会としては報道も低調で、ベタ記事扱いに近いものであったように思う。泉代表は挨拶で、政権交代へのステップとして党勢の拡大・地方議員増勢を挙げるとともに、「この(民主党政権以降の)失われた10年を取り戻す」と宣言したが、具体策の無い政権批判に終始しているように感じた。長くなるが、代表の「安倍政権は安保法制を変え、岸田政権は反撃能力、敵基地攻撃能力に駒を進めようとしている。この10年間、周辺国との緊張を緩和することができたのか。友好な東アジアの環境を作ることができたのか、むしろ緊張が高まっているのではないか。われわれは、日本の安全を守りながら周辺国との対話を続け、国民の皆さんにとって絶対に戦渦に巻き込まない、安心できる平和な周辺環境を作ること...立民党大会に思う

  • カード遊びをする男たち

    有名画家には同じモチーフの複数枚が残されていることが多い。今となっては複数枚の絵が描かれた経緯は分からないが、出来栄えに満足できなかった画家が再び取り組んだことも有るだろうし、評判をとった絵を持ちたいというファン・パトロンの要求から描いたケースも有るだろう。今回紹介するのは、ポール・セザンヌの「カード遊びをする男たち」である。Wikipediaでは《セザンヌ(1839(天保10)年~1906(明治39)年)は、フランスの画家。当初はクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールらとともに印象派のグループの一員として活動していたが、1880年代からグループを離れ、伝統的な絵画の約束事にとらわれない独自の絵画様式を探求した。ポスト印象派の画家として紹介されることが多く、キュビスムをはじめとする20世紀の美...カード遊びをする男たち

  • 気球撃墜の閣議決定に思う

    本朝のTV番組で「気球撃墜」のテーマでの応酬を観た。論点は、気球の撃墜における自衛隊の武器使用を閣議決定に依ったことの是非に関してであったが、橋下徹氏は非とし櫻井よしこ氏は是とする立場に立たれていた。武器使用範囲は自衛隊法で規定されているので、その範囲を拡大するには閣議決定ではなく自衛隊法改正によるべきとする橋下氏は正しく、気球の浮遊を急迫の不正と捉えて時間を重視する櫻井氏の意見も軍事オプションの常識からは正しいように思う。両者ともに正しい意見の応酬を観て、かねてから危惧している軍事オプションに対する小田原評定の一種であろうと思ったが、自分では櫻井氏に軍配を上げるものである。所属や目的は何であれ、気球の浮遊が軍・官・民航空機の飛行を阻害する危険性はあるので政府としては無害化や排除は当然行わなければならない...気球撃墜の閣議決定に思う

  • LGBT関連法に思う

    面白いが、面白いと書けば顰蹙を買うだろう話題を知った。本日の産経抄で、《英スコットランドで女性2人をレイプした男性が、裁判中に性別を女性に変更し女囚刑務所に収監された》話題が紹介されていた。このことは、戸籍上の生物学的分類の「性別」が、ジェンダーと称される心因区別を主体的に捉えることに変化した結果であるが、英国の例では女性的要素が多いと裁判所が認めたとはいえ明らかな「両刀使い者」の管理を託された刑務所は頭の痛いことであろうと思う。服役経験がある故阿部譲二氏の著作では、オカマさん(男色)受刑者の嬉々とした姿と反対に頭を痛める刑務官の姿を描いていたが、英国の例を見ると安倍氏は近未来を描くSF作家であったのかもしれない。日本でもLGBTなどの性的少数者の保護や同性婚容認のための法整備が進行しているが、出来具合に...LGBT関連法に思う

  • エア・ジョーダン

    孫がバスケットボールを始めた。テレビ電話でのドリブル実演は秘めたる才能を窺わせるに十分?であった。今のNBLの選手は八村塁と渡邊雄太しか知らないので、些かに古いのであろうが一念発起でマイケル・ジョーダンを描いてみた。ためしに、当人に「マイケル・ジョーダンって知っている」と聞いたら、「マイケル・ジャクソンなら聞いたことがある」とのつれない返事であったが、どうせ似顔絵は書けない画力であるので問題は無いだろう。今回は、思い切って対象物以外はデフォルメしてみた。きっかけは、泰西の有名写実画家が生活困窮から画風を変えた際に「1シリングを塗るのに、そんなに時間はかけられない」と述べたことを知ったからであるが、これまでも10円玉を1分で塗っていたことを思えば言い訳にもならないが。また、マイケル・ジョーダンと云えば「舌を...エア・ジョーダン

  • 「人斬り彦齋」90%

    「人斬り」を描こうと決めて2か月も経ってしまったが、怠惰な自分ではまァまァであろうか。さらにタイトルも「人斬り彦齋」と改めることにした。幕末4大人斬りの一人とされる熊本藩士河上彦齋(1834(天保5)~1872(明治4)年)は、身長5尺(150cm)の小柄で色白であったため一見女性の様であったとされる。平生は礼儀正しく温和ながら平気で人を斬る残忍性も併せ持っていたために「人斬り彦斎」、「ヒラクチ(蝮蛇:マムシ)彦斎」と綽名されていたそうである。斬った人物で確実なのは佐久間象山だけとされるが彼の性格や逸話の多さから人斬りを恒常的に行なっていたとされる。彦齋は、16歳で藩主邸の茶坊主として出仕したが、清河八郎等と交わるうちに尊皇攘夷思想を得て還俗、熊本藩親兵となり宮部鼎蔵らと同格の幹部となった。多くの幕末志士...「人斬り彦齋」90%

  • トマホーク取得計画に思う

    防衛省がトマホーク約500基を一喝契約する見込みと報じられた。円安時に一括契約の是非はともかく、防衛省の計画では2023年度に一括契約、2026年度に実戦配備を開始して2027年度には配備を完了するとしている。トマホーク運用は海自イージス艦とされているが、8隻のイージス艦を3年間で改修して更に兵員訓練をも完了しなければならないので、海自と隊員の奮闘を期待するところである。しかしながら、トマホーク配備が完了すれば500発の反撃能力を持つと考えるのは早計で、艦の修理ローテーションや開戦劈頭における損耗などを考えると反撃できる艦は4隻程度、一度に発射できるミサイルは各艦30~40発として、全体の即応反撃力は100発程度と観なければならないように思う。一方、国産の12式地対艦誘導弾の射程延伸についても、地上発射型...トマホーク取得計画に思う

  • 奉安殿の思い出

    昭和25年に九州片田舎の小学校に入学したが、終戦後5年近く経過していたにもかかわらず、奉安殿の台座が残されていた。流石に上部の厨子は撤去されていたものの、自分の背丈よりも高い石組の台座が残されていたのを記憶している。また、台座のある一角は立派な槙の生垣で囲まれて「奉安殿跡」と呼ばれていた。戦前の奉安殿における行事について自分が聞き覚えていたのは、奉安殿から教育勅語を取り出す際に誤って落としたり教育勅語を読み違えた校長の話などであったが、改めて紀元節における学校行事をWikipediaで調べてみると、《紀元節には、宮中皇霊殿で天皇親祭の祭儀が行われ、各地で神武天皇陵の遙拝式も行われた。1891(明治24)年には小学校祝日大祭儀式規程が定められ、天皇皇后の御真影に対する最敬礼と万歳奉祝、校長による教育勅語の奉...奉安殿の思い出

  • エイドリアンセンで我慢

    この頃、家庭内における発言力低下に伴って魚料理が食卓に上る機会がめっきり減ったと僻んでおり、已む無くエイドリアンセンの絵を眺めて我慢することにした。Wikipediaでは、《アレクサンドル・エイドリアンセン(1587(天正15)年–1661(万治4・寛文元)年)はフランドルの画家で、調理場や食卓の魚や肉の食材を描いた静物画、花瓶と花を描いた静物画などで知られる。作曲家・リュート奏者のエマニュエル・アドリアンセン(1554-1604)の息子で、弟のヴィンセントは戦争画を描いた画家、別の弟のニコラースは肖像画家である。1610年に画家組合の親方の資格を得てルーベンスの工房に近い場所で活動し、ルーベンスはアドリアンセンの静物画をコレクションに加え、後年にはヴァン・ダイクがアドリアンセンの肖像画を描き、更には、当...エイドリアンセンで我慢

  • 憲法24条を考える

    公明党の北側一雄副代表が、憲法24条についての党解釈を表明した。北側氏による党見解は、《憲法24条は同性婚を妨げるものではなく、憲法改正まで要しない》というもので、護憲派の解釈に沿ったものと理解した。第二十四条婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。これまで、憲法の云う「性」とは、生物学的な雌雄を指すと解釈して全ての法律を整備し、「雇用機会均等法」で男女比率すら規定しているのはこのことによっていると思っている。北側氏の見解による同性婚容認論では、生物学的雌雄...憲法24条を考える

  • 共産党員の除名処分に思う

    共産党の志位委員長の記者会見が報じられたが、”今でも?”・”そうなの?”と思った。先に、共産党は党首公選制導入などについて執行部批判をした松竹伸幸氏を除名処分としたが、志位氏はいくつかの理由を挙げて処分は適当とした。志位氏の挙げた理由は、公然と「党首公選制導入という規約と相容れない主張を行った」、「異論を許さない政党と攻撃した」、「日米安保堅持・自衛隊合憲という党綱領に反する主張を行った」というものであり、さらに「松竹氏は一度も正規のルールに基づいて異論を挙げてきたことが無い」とも付け加えている。ディープスロートとも呼ばれる内部告発者は、「正規のルールやルートでは主張の途や目途が立たない。或いは挫折した」ために外部の力を頼るのが一般的であることを思えば、松竹氏も唐突に執行部批判をしたとは思えない。多数決で...共産党員の除名処分に思う

  • ”論憲”政党では?

    「論憲」を掲げる立憲民主党が衆院憲法審査会の幹事懇談会をボイコットし、共産党も追従した。出席者の立民評としては、・「話し合いのところにも出てくれないというのは納得がいかない。よく説明を頂きたい」・「出たくない人がいるので開催できないということが正当化されてはならない」立民関係者の話としては、・「強引にやると党が空中分解してしまう」と、おのおの報じられている。憲法に関して議論しない体質が有権者(特に若年層)に嫌われて退潮傾向にあるとして、立民泉代表は「護憲政党ではない。論憲政党である」と大見得を切ったが、日程調整の幹事懇談会をすらボイコットせざるを得ないようでは些かに心もとない。民主集中制である中国・北朝鮮の全人代や日本共産党大会などを除いて、自由社会における全ての会議は議論する場であり甲論乙駁が当然とされ...”論憲”政党では?

  • 国枝慎吾氏の引退会見

    車椅子テニス界のスーパースター国枝慎吾氏が現役を引退された。国枝氏の戦績は改めて書くことも要しないであろうが、グランドスラム車椅子部門で男子世界歴代最多となる計50回(シングルス28回、ダブルス22回)優勝、シングルスでは年間グランドスラムを5回達成、パラリンピックでは単複併せて4個の金メダル獲得、・・・と黄金色に彩られており、世界ランキング1位のまま今年1月に現役引退を表明していた。国枝氏の活躍は日本男子テニスのトッププロとされる錦織圭選手の実績も遠く及ばないものであるが、残念ながら国民からの応援の声は錦織選手の方が圧倒している。日本では、車椅子テニスに限らず障碍者スポーツに対して、競技者をアスリートとして観るよりも、かすかな憐れみの情を込めて「障碍者だけの別のもの」との認識に依っているのではないだろう...国枝慎吾氏の引退会見

  • 総理補佐官の更迭に思う

    2月4日に、総理秘書官の荒井勝喜氏が性的少数者に対する差別発言で更迭された件に関して、今様に馴染まない時代遅れの所感を披瀝することとした。1は、「オフレコ」でなされた総理補佐官の発言が、報道されたことである。伝えられるところでは、毎日新聞が「オフレコ」の内容を実名で報道することを荒井氏に通告したうえで掲載したとされているが、荒井氏の同意があったとは思えない。オフレコは、話者・聞き手の双方が「記事にしない」と同意・誓約したもので、一方的に誓約を破るのは「ヒト」としての価値・尊厳を否定するに等しいものと思う。毎日新聞を始めとして多くの識者も一様に、社会正義が行われたとして発言者を糾弾するが、毎日新聞の誓約破りの是非に関しては全く触れないので自分の認識が誤っているのだろうが釈然としない。日本社会は、列国に比べて...総理補佐官の更迭に思う

  • 中国発の気球撃墜に思う

    米本土上空を飛行(中国は浮流と強弁)していた中国発の気球を米軍が破壊した。当該気球について中国は、民間企業の気象観測気球がコントロールを失って米本土に達したものと説明しているが、誰も・どの国も信じていないようである。コントロールを失った割には、アメリカのICBN発射基地周辺を正確に飛行していることから、偵察・情報収集気球であることは疑いようもない。中国発の気球はこれまでアジア・中南米、欧州で確認されており、日本でも正体不明の気球と話題になった。この事態に対して《ブリンケン国務長官の訪中前になぜ?》との意見を聞くが、素人観では2つの点で「ブリンケン氏の訪中前であるからこそ飛ばしたのでは?」と疑問がある。1は、習主席若しくは習政権中枢が「ブリンケン氏の訪中を白紙に戻す」ためではなかろうかということである。ブリ...中国発の気球撃墜に思う

  • 韓国の核戦略を考える

    尹錫悦大統領の「独自の核武装」論を勉強した。在韓米軍の戦術核は1991年に当時の盧泰愚大統領によって撤去された。おぼろげな記憶では、盧泰愚大統領は通常兵器のみで朝鮮戦争の休戦状態が恒久的に維持できるとして半島の非核化に踏み切ったと理解している。当時の北朝鮮は南進の能力を失っており韓国でも朝鮮戦争の記憶・恐怖も風化し「韓国版”もはや戦後ではない”」であったのだろう。以後、北朝鮮の核物質濃縮が報じられた時、6者協議が破綻した時、核実験が強行された時、長距離ミサイル発射に成功した時など、新しい脅威が顕在化するたびに在韓米軍の戦術核再配備論は浮上しては米国が拒否・否定することを繰り返してきた。尹錫悦大統領も就任当初は「アメリカの核の傘」で良しとしていたものと思えるが、「核の共有」に発展して今では「自前の核兵器保有...韓国の核戦略を考える

  • 安倍元総理2題

    安倍元総理の硬軟両面を知った。「硬」2023年1月12日付産経新聞の「阿比留瑠比」氏の署名記事「極言御免」で知ったことであるが、習近平主席との日中首脳会談で安倍氏が『私の島に手をだしてはいけない。私の意志を見誤らないように』と述べたそうである。この発言は台本に用意されたものではなかったために日本側随員は凍り付き、習主席も意表を突かれたとされている。尖閣諸島を巡る中国の不法示威行為に対しては、遺憾砲を撃つだけと歯がゆく思っていたので、別の手段で日本の決意は確実に伝達されていると知って安堵した。首脳会談は、事前の事務方合意に沿って行われるのが一般的であると聞いていたので、このような例は稀有に近いものであろうが、膝を交えた首脳会談でしか行えないものであるように思える。その際、習主席は無表情を装ったものの一瞬鼻白...安倍元総理2題

  • 立民の検証PTに期待

    立憲民主党が「失われた10年」検証プロジェクトチーム(PT)を立ち上げた。検証PTは、2月1日に安住国対委員長が明らかにしたものであるが、翌2日には初会合・省庁ヒアリングとこれまでの立民に類を見ない電光石火の展開である。PT設置の発端は、民主党政権が提案した児童手当の議論で当時野党であった自民党が所得無制限の原案に反対したものの、今回岸田政権が所得制限撤廃に転舵することで「それ見たことか。民主党には先見の明があった」と印象付ける狙いとされている。組織では、計画⇒実施⇒検証⇒計画・・・の無限連鎖が必要とされホボ全ての組織で行われているが政党では「言いっ放し」が常態化していたので、今回の検証PTが「動機においては聊か不純」ではあるものの、政治活動における責任の取り方としての範となるとともに、他党も倣って欲しい...立民の検証PTに期待

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