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むぎわら日記 https://blog.goo.ne.jp/takx007

日記兼用ブログです。 日々の生活(主に遊び)、スナップ写真などを載せております。

むぎわら日記
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2017/10/19

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  • 『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷 智子 (ちくまプリマー新書)

    近年、英国から派生してきた言葉であるヤングケアラー。若くして、家族等の介護にいそしむ子供たちのことです。1クラスに2人はいるのだそうで、男女で1人ずつくらいの割合となりますね。自分も今でいうヤングケアラーだったので、時代とともにどのように理解されてきたのか興味を持ちました。内容は、かなり具体的なところまで、理解が進んできたように思えます。ただ、一言で、ヤングケアラーと言っても、個々に事情がちがうので、一概に、こういう支援がよいとは言えないところが難しそうです。特別扱いしないでほしいという気持ちもあるし、身内の至らない点を他人にとやかく言われたくないのも事実です。自分としては、若い時、「苦労を自慢できる人は幸せだな。ほんとうの苦労は見っとも無くて話す気のもならない」と思っていたくらいなので、当事者から本当の...『ヤングケアラーってなんだろう』澁谷智子(ちくまプリマー新書)

  • 『乳と卵』川上未映子(文春文庫)

    2008年の第138回芥川賞受賞作。特徴的な文体で、読みにくそうと思ったが、けっこう、読んでしまいました。へたっぴに見える文章ですが、すらすら読めてしまうのは、面白いですね。題名の「乳と卵」は、豊胸手術をしようと上京してきた姉(乳)と、女の体の中にある卵子を気持ち悪いと考えるその娘(卵)が、主人公の家に泊まった3日間を描いているということらしいです。つらつらと日常が続いているような描写がつづきますが、女性の性的なことを書くと女流文学的というスタンスなのかという感じの不快感を感じました。最後の方は、暴力的な親子喧嘩が勃発して、この辺も、最後に盛り上がりを持ってくるのが純文学的というスタンスなのかと不快感を感じます。なんとなく純文学の賞を取るには、こういう構成にすると、文体が変わっていても大丈夫と挑戦的な感じ...『乳と卵』川上未映子(文春文庫)

  • ヒメシャガ

    わたしの所有している図鑑には、シャガよりヒメシャガの方が大きく扱われていたのですが、近所で見かけるのはシャガがほとんどで、ヒメシャガは初見でした。思っていたより、小さく可憐な花でした。なるほど、こちらの方が山野草っぽい。ヒメシャガ

  • 『消えたい』高橋和巳 (ちくま文庫)

    ──虐待された人の生き方から知る心の幸せ──虐待されて育てられた人に特有の感情が「消えたい」ということでした。「死にたい」と「消えたい」は、似ているようで異なると言います。死にたいは、生きていたことを前提としていますが、消えたいは、生きていない、ただ存在している感覚からくるのだそうです。そう言った小さな違いを事細かく分析し、虐待されてきた人たちを救おうとする試みが書かれていました。普通の暮らしをしてきた人たちと、世界の感じ方の違いも、図式で描かれておりわかったような気にさせられます。しかし、普通の人たちでは、とても理解しえない感覚もあるようです。分った気になってしまうことも危険だと感じます。『消えたい』高橋和巳(ちくま文庫)

  • 県立図書館にドカベン31巻があった。

    家から4km離れているのですが、自転車でいけば30分くらいですので、ちょうどよい運動になります。はじめて入館しましたが、思った以上に設備が充実していて、前に住んでいた田舎の図書館とは大違いでした。読みたい本もたくさんあるのだけど、今日は偵察だけにしました。飲み食い専用コーナーもあって、水筒と弁当を持っていけば、1日中、図書館から出ずに過ごすことも可能です。マンガも充実していて、ドカベンが全巻揃ってました。あの、現代スポーツ漫画の原型を築いたと言われる「ドカベン31巻」もありました!試合をしながら、各キャラクターの過去の隠れたエピソードの回想シーンが挿入されるという構成は、その後のスポーツ漫画の原型となりました。子どもの頃、この巻だけ、もっていて、ボロボロになるまで読んだ思い出の漫画です。こんど、ゆっくり読...県立図書館にドカベン31巻があった。

  • マンションのエレベーターにカゲロウ

    もう、そんな季節になったかな。うちのマンションは川沿いにあるので、そこから湧いたものだと思われます。羽の色から、亜成虫というヤツでしょう。カゲロウは、成虫になる前に、幼虫と成虫の間の亜成虫という形態をとります。羽の透明度が低いのが特徴とのこと。マンションのエレベーターにカゲロウ

  • 焼きピーマン

    この前、読んだ小説に出てきた焼きピーマンを作ってみました。小説の中では炭火の上で転がしながら丁寧に焼くのですが、面倒なので、レンジメイトプロを使って電子レンジで焼いてみました。思っていたより水分多めで、良く言えばジューシー、悪く言えば、焼き物の味の濃縮が少ない感じで、めんどくさがらずに焼いた方が良いかなと思います。ついでにアスパラガスも焼いてみましたが、こちらは甘くてジューシーに焼けました。しかし、やっぱり、レンジメイトプロは、時短家電の範疇なのかなと思いました。焼きピーマン

  • アオジョウカイ

    ジョウカイボンの一種で、主に肉食らしい。漢字で書くと「浄海坊」で、平清盛のこと。平清盛は、この虫に刺され高熱を出して死去したという誤解をもとに名前が付けられたという説がありますが、そんな毒を持っていないようです。あまり、存在感のない虫なので、名前だけ誤解されて派手になっちゃったみたいです。アオジョウカイ

  • 『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)

    南フランスの片田舎にある使われなくなった風車小屋を買い取り、そこに住んで、徒然なるままにつづった、掌編、エッセイ、小話の類が詰め込まれています。盛りだくさんの内容で、中には、当時の社会的背景を知っていないと理解が難しいものもあり、わたしの教養では面白さを感じることができない掌編もありました。背景にある田舎の暮らしにはあこがれますが、それとは関係ない内容のものも多いので、そちらに期待して読むと薄く感じるかもしれません。『風車小屋だより』ドーデー(岩波文庫)

  • 歯科検診に行ってきた。

    3ヶ月に1回の頻度で、歯科検診&クリーニングに行っています。歯科衛生士の人が感動していました。だんだん、数値がよくなってきて、珍しいくらいよくなったとのことでした。1日1回、きっちり手入れをしてただけなのですが、それだけで十分なようです。歯科検診に行ってきた。

  • 『ハウルの動く城2』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ (徳間文庫)

    『アブダラと空飛ぶ絨毯』が本当の題名で、『ハウルの動く城2』は、スタジオジブリのアニメ映画にあやかった営業用だと思います。『ハウルの動く城1』が、『魔法使いハウルと火の悪魔』で、アニメ映画の原作になります。この本は、それから数年後のお話で、主役は若き商人アブダラです。内容は、アラビアンナイトをモチーフにした、空飛ぶ絨毯+ジン+お姫様たち。夢の中で出会った美しい世間知らずの姫君「夜咲く花」が、ジンにさらわれてしまい、それを取り返すために若き商人アブダラが立ち上がります。アブダラの特技は、歯の浮くようなお世辞を連発して交渉する交渉術にあるのでした。とにかく、出てくるキャラクターの個性が強烈で、それだけで楽しませてもらえます。前作の、ハウルやソフィーやカルシファーも、隠れながら活躍してくれます。『ハウルの動く城2』ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(徳間文庫)

  • マムシグサ

    マムシの首に似ているということでつけられた名前らしいです。菩提寺山では、マムシグサが多く、たまにウラシマソウがありました。緑色で美しい色合いです。マムシグサ

  • トゲアリ!

    蟻が団子のように固まっていました。結婚飛行には、まだ早そうだと思って、観察すると、背中に何か背負っているみたいに見えました。よく見ると、トゲがついた漆塗りの鎧のように見えます。これは、子供の頃、図鑑で見たトゲアリでは!初見でした。トゲアリの生態を知らべると、トゲアリの女王は、単独で他の種類のアリの巣に潜入→隠れながら少しずつ巣の中のアリを殺して、自分がその巣の仲間としての臭いを少しずつ手に入れる→仲間として同化するとそこで繁殖を開始して、他のアリを殺していき、トゲアリの巣にしてしまう、と言う恐ろしいものでした。潜入した女王は、見つかって殺されてしまう方が多く、乗っ取りの成功率は低いそうなのですが、なんとも凄まじい昆虫の世界です。トゲアリ!

  • 『新宿の猫』ドリアン助川(ポプラ文庫)

    この人が書くキャラクターは、みんな欠点だらけで、平均以下と言っていい人たちですが、一生懸命生きていて好感が持てる人たちばかり。小さな酒場には、野良猫たちの家族図が貼ってあります。手描きのイラスト付きで、猫の名前と特徴がメモ程度に書かれているのです。それを見ながら小さな窓に姿を見せる猫の名前を当てる他愛のない賭け事(猫じゃん)を楽しむ常連たちと、不愛想なマドンナ的存在の夢ちゃん、主人公の売れない構成作家の青年とで織り成す青臭い現代の四畳半フォークの世界かな(笑)と思いきや、ラストはいきなり何十年も経ったあとに訪れる静かなる真実の告白。人生って、そんなものだけど、思うようにはいかなくたって、よかったじゃない。と思えるほんわかラストに、さすが、ドリアンさんとうなるのでした。『新宿の猫』ドリアン助川(ポプラ文庫)

  • ヒガシニホントカゲ

    金色の筋に、青く輝く尻尾をもったきれいなトカゲです。成熟すると、地味な色になります。尻尾が切断されていますね。天敵に襲われたのでしょうか。ヒガシニホントカゲ

  • 菩提寺山(木漏れ日遊歩道)2024初夏

    30℃近い気温になりそうなので、遊歩道を散策してきました。石油の里に車を止めて、掘出神社へ向かいます。途中には、油田があったころのなごりの遺跡が残っていて迫力があります。りっぱな石段がありますが、人気もなく静かな神社です。石油景気に沸く昔は栄えていたのでしょう。神社の裏から山へ入り遊歩道を歩いて白玉の滝に向かいます。石油景気のときの金津村を称えた詩ですね。ローカルテレビにも、よく出てくる白玉の滝。寒い時期に滝に打たれるのが趣味な人が結構いるみたいです。林道を行くとイヌシデの群落があります。植物名に“イヌ”とつくと、役に立たない植物が多いですね。イヌシデもあまり役にたちませんが、樹形が美しく庭木や盆栽などで重宝がられます。この辺から、菩提寺山に入り頂上を目指します。臍清水(へそしみず)、白玉の滝に流れ込むこ...菩提寺山(木漏れ日遊歩道)2024初夏

  • 『蛍』吉村昭(中公文庫)

    吉村昭の短篇集。9本の短篇が載っていますが、9本とも当たりの出来で流石と言うほかありません。どうして、こんなに静かな世界で、盛り上げることができるのだろうと、純文学の醍醐味を味合わせていただきました。1本目の「休暇」は、刑務所に努める男が、新婚旅行をするため、支え役(絞首刑時、罪人を下から支える役)を買って出る話です。支え役は誰もやりたがらないので、一週間の特別休暇をもらえるです。2本目の「眼」は、角膜移植手術を生業にする医師が、死者の眼球を採取しに行く話です。眼球の採取は、法的に複雑で、違法だが無視されている部類の行為に当たり、死者と遺族の意見の相違もありますし、気が変わったりすることもあります。なんと言っても、鮮度が落ちると役にたたなくなります。冒頭の2本から、強烈な話ですが、8本目の「老人と柵」は、...『蛍』吉村昭(中公文庫)

  • 『ゴジラ-1.0』を見ました。

    ハリウッドで評判が良いようなので、配信で観ました。ストーリー・演出がハリウッド風で、なるほど、これは国際的に受けるわ!と納得しました。平成ガメラシリーズから、シンゴジラまで、カメラの視点を下に下にと持ってきて、実際の人間視点に視聴者をもっていく演出を磨いてきていましたが、この映画は、それが徹底していて、今までわたしが観た怪獣映画でもっとも成功していると感じました。水爆実験から古代怪獣が復活するというコンセプトが生きていて、ATPのエネルギーで生きている生物から原子力エネルギーで動く生物に進化したように、まったく別な生物として描いているところもSFとして楽しめました。また、その辺を説明しないところも良かったと思います。こういったSFのリアリティを演出するには、嘘は一つだけにせよと言われていますが、ゴジラの原...『ゴジラ-1.0』を見ました。

  • Designerで遊んだよ。

    マイクロソフトのお絵かきAIであるDesignerで遊んでみました。昔、書いた小説を絵にしてもらいました。荒唐無稽なお話なので、どういう絵になるか楽しみでしたが、こんあのできました。確かに、小説に出てくる要素がちりばめられていますが、かき混ぜられている感じです。Designerで遊んだよ。

  • 『内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン (講談社+α文庫)

    内向型人間について書かれた本格的な本を読んでみました。アメリカ人向けに書かれているので、アメリカ文化の色が濃くて勉強になりました。とにかくアメリカは自己主張が強いことを良しとする社会のようです。アメリカ人の彼女に言わせれば、アジア人のように沈黙や内面を重視する内向的な人は少ないようです。それでも、アメリカ人で内向的な人は3割~5割くらいはいると見積もっています。最近読んだ日本人が書いた本には、内向的な人は2割くらいと見積もっていましたので、日本人が見た日本人は外交的な人が多いのに、アメリカ人から見たアジア人(日本人も含む)には、それより多くいると見積もっている印象です。この本では、隠れ内向型(アメリカ社会で内向的な性格だと不利なので、外向型を装っている人たち)が多くいると指摘しています。日本でもそう思うく...『内向型人間のすごい力静かな人が世界を変える』スーザン・ケイン(講談社+α文庫)

  • マイクロソフトのAIにイラストを描いてもらいました。

    さすが、マイクロソフトでAIを作るプログラマーは、普通の人より指の数が何本か多いようです。とうぜん、そういう人がプログラムしたAIも、指が多いイラストを量産してきますね。もう少し、キーを打つ速度が遅くてもいいのではないでしょうか。と思っていたら、足が多い人もいるらしいです。しかし、それでも、AIはすごいな。マイクロソフトのAIにイラストを描いてもらいました。

  • わたしはクソです。

    ヒメマダラエダシャク木々の葉っぱが茂ってくると、葉の上に白い蛾が止まって、じっとして動かないでいる光景をよく見かけます。すごーく目立ってしまっていて、よく鳥などに襲われないものだなと思っていましたが、これって、鳥の糞に擬態しているようです。確かに、鳥の糞を食べようとする鳥はいないでしょう。わたしはクソです。

  • 角田山(浦浜コース)2024春

    若葉が茂る八十八夜から3日目です。明日は立夏、今日までが春です。気温も高くなったせいか、心肺的にきつく感じました。もう春の花々の姿は無く、山は夏の準備に入っています。若葉の影で、枯れていく草がありました。キツネノカミソリです。春一番に芽吹いて、若葉が茂ると枯れてしまい、真夏に茎だけ伸ばし花を咲かせます。欝蒼としていますね。エメラルドグリーンの若葉の森です。葉がないときは、良く見えた海も、とぎれとぎれです。アマドコロの花ホタルカズラ観音堂からの新潟平野。田植えが始まり、田んぼに水が入ってきています。浜にも穏やかな波が打ち寄せ居ています。日本海は冬の荒海以外は、外国人にまるで湖のようだと言われるくらい静かな日も多いのです。春の花はほとんど終わり、花の数が極端に少なくなります。ホタルカズラ、キジムシロ、シャガな...角田山(浦浜コース)2024春

  • 『サスペンス小説の書き方』パトリシア・ハイスミス(フィルムアート社)

    『太陽がいっぱい』『見知らぬ乗客』など大ヒット映画の原作を書いた大作家である著者が、どんな試行錯誤を繰り返しながら作品をものにしていったかを解説しています。短篇・中編・長編小説の書き方と言ってもハウツウではなく、実際に行っていた作業を細かく明かしていきます。いくつもの案があり、書いてみてダメだと没にしたバージョンや、出版社とのやり取りや、一つの作品でもどの出版社の意見を聞くかなど、恐ろしいほどの労力をかけて書き上げていくことがわかります。プロの小説家の仕事は、たくさん書いてたくさん捨てると言われますが、まったくその通りだなと思いました。小説家も楽じゃないですね。『サスペンス小説の書き方』パトリシア・ハイスミス(フィルムアート社)

  • ただいま閉店中

    自動販売機だからって、たまには休みたいよ。ただいま閉店中

  • 『個性という幻想 』サリヴァン(講談社学術文庫)

    題名が衝撃的ですが、内容はそうではありません。個性が幻想であると言い切っているわけではなく、精神病患者を理解するには、彼だからで終わるのではなく、彼をとりまく環境や社会とのつながりを見ることも大切だという程度のことでした。ま、タイトル詐欺?という感じです。それより、人は生まれた瞬間から不安を解決するために思考・行動しているという見方にはうなづかされます。人は、不安を解消するために、多くのコストをかけて生活しています。そのコストを抑えることが、最大の節約になることも多いはずです。それがビジネスチャンスにつながるし、無駄な安心のためのコスト低減にもつながっていくでしょう。また、社会の中での精神科医の役割について、特々と語る後半は、もう医学というより政治家といった感じでした。いずれにせよ、普通の人が読む本ではな...『個性という幻想』サリヴァン(講談社学術文庫)

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