オールドタウン

9/7、ここはワルシャワ空港のベンチの上。 沢山の声で目が覚めた 空港は朝4時を過ぎると騒がしくなる。 ひと目にあまり付かないベンチの集まりを運良く見つけた。 ただここの下の階がチェックインカウンターで沢山の人が集まり、吹き抜けのお陰で声がよく響いた。 寝袋から顔を出すと、軍人の二人が話しながら吹き抜けを通して下の階を観察していた。 朝早く起こされたのは、この軍人たちの話し声じゃね？ 近くにいてくれたら絶対安全だけどさ、もうちょっと静かに話そうね。 飛行機に乗らない僕が言うのもあれなんだけど。 同士たち あー眠い。 昨日、22時にはもう寝袋の中には入っていた。 6時間は寝ていたのだがとても眠い…

都会なワルシャワ

9/6、ここはポーランド・ワルシャワ行きの高速バスの中。 現在9時、予定到着時刻はなんと4:45だ。 どんだけ遅れるんだ。 昨日の夜からトイレに行きたかった。 バスは休憩のために何度も止まっていた。だが出発時刻を教えてくれない。 なのでトイレに行ってる間にバスが発車してた、というのが怖いのでいくことはできなかった。 この運転手のタバコを吸い終わったら発車してんな。 10時になり やっとワルシャワ駅に到着した。 5時間遅れとかありえる？ 国境で4時間止まっていたのは覚えてる。 なんかテロでも有ったん？？ バスを降りて、まず若者を探した。昨日のお礼を改めてしたかった。 だがいなかったので急いでバッ…

お願いだから乗せて

9/5、ここはウクライナの激安宿。 10時位まで寝ていてチェックインの時間が迫ると、荷物をバックパックに詰め込む。 バックパックを背負い、サブバックを持つと相変わらず重く体は沈んだ。 宿の受付に行くと、昨日の愛想のいいお兄さんとバイトの女の子がいた。 チェックアウトを済ますと、女の子から 「この宿はどうだった」 と聞いてくる。 僕は自信を持って英語で 「リヴィウに来る前、もしこの宿のことを知っていたら、毎日この宿に泊まったと思います」 と言うと、お兄さんと女の子はニコリと微笑んだ。 外に出ると またもリヴィウは曇っていた。 ふう、さっき予習しておいて良かったぜ 宿の二人に言ったことは、もし宿の…

自分と向き合う

9/4、ここはホステルのベットの上。 9時に起床、今日もたっぷり眠れました。 今日は別のホステルを予約した。 顔を洗い歯を磨いた。 そしてパッキングをする。 隣のおじさんが話しかけてきた。 ウクライナ人の坊主のおじさんだ。 昨日に何度か話しかけられていた。 ただ坊主のウクライナ人が怖くて、適当に返答していた。 今日の朝話しかけられて顔を改めてみたら、優しそうな顔をしていた。 昨日は暗かったから怖く見えたのか。 そこから会話を始めた。 内容は、僕の旅のこと、おじさんの職業、おじさんはなんで英語を話せるのか、日本の文化、ウクライナの印象などなど。 会話が弾みなんと1時間以上も話していた。 ネイティ…

ウクライナはさいこう

9/3、ここはリヴィウのホステルの中。 23時に寝て、9時に起きた。 10時間睡眠である。 ホステルっていいね！ やはり外で寝ていると睡眠時間が少なくなる。 外で寝ると24時まで人は起きていて、6時には動き始める。 その間しか眠ることができない。 それから足音で起きたり、雨が降ってきて逃げなくてはならない。 結局毎日睡眠不足だ。 眠い時は、昼に芝生の上で睡眠を補う。まあこれはこれで良いけどさ。 二段ベッドから降りたら ルームメイトはほとんどウクライナ人のおじさんだった。 あと旅行中のインド人3人。 ウクライナのおっさん達は何故かほぼ坊主なので威圧感がある。 一つの部屋に坊主のウクライナのおっさ…

パンでない食事

9/2、ここはウクライナ・リヴィウのバスターミナル 隣に座っていたのウクライナ人の女の子が 僕が降りる場所を教えてくれた。 あと国境でバスでパスポートチェックを何度かした時、毎回起こしてくれて、僕の英語が通じない時には通訳をしてくれた。 ありがとう！ そしてスられるかもとか思ってごめんなさい。 降りる前には少し会話した。 「ウクライナは寒いわよ」 「そうなんだ、ウクライナで一番好きな都市はどこ？」 「うーん、リヴィウかな、あとキエフとか～～～かな」 「…おう、そうか」 前のカップルに挨拶をして、隣の女の子に改めてお礼をしてバスから降りた。 朝焼けのリヴィウは確かに寒かった まず、朝からネオンが…

そして何を思う

9/1、ここはクラクフ空港の中。 Good morning!! という大きな声で起こされた。 寝袋から出ると軍人が二人、僕を見ている。 「フライトは何時なの」 「いや…バスでアウシュビッツに行きます」 「…おーけー、まだいていいよ」 まだ寝ててもいいからねー、と言って去っていった。 あー大声で起こされるってこんなに驚くのね。思わず正座してたぜ。 iphoneを見ると 朝の6時だったので、寝袋をたたむ。 あの人達、フライト寝過ごさないように起こしてくれたのか。やさしいな。 顔を洗い、歯を磨いてから電車に乗るために空港を出る。 相変わらずチケットの買い方がわからない。 駅員さんは英語が通じたので切…

結構ちいさいね

8/31、ここは高速バスの中。 何度高速バスを使っているだろうか。 ヨーロッパには色々な長距離バスが走っている。 陸続きだからバスは重要なのね。お世話になっています。 ポーランドのクラクフに 予定到着より1時間早く到着した。 運転手頑張りすぎ。 ヨーロッパに来てからほとんど晴れている。 確かロンドンの雨が最後かな。 夏は天候に恵まれるらしい。 とりあえず情報を集めるために駅ナカのバーガーキングに入り、コーヒーを注文する。 毎回店員に言うこと決まっている。 Can I have coffee? でもコーヒーが苦手だったら何を飲むんだろう。 紅茶とかか、それはそれでおしゃれだな。 一通りクラクフの…

ごめんなチェコ

8/30、ここはプラハから少し離れたホステル。 800円という破格のホステルであったが、とても満足できるサービスだった。 ちょっと中心地から遠いけど。 階段を降りて、ドアを開ける。 え、開かないぞ。くそっ！ 海外のドアはボタンを押してから開けるものが多く、ボタンを探した。 結構探していると、この一連を見ていた外にいるおじさんが開けてくれた。 あっ、押すじゃなくて引くね。 おじさんまじありがとう！恥ずかしいので大袈裟にお礼を言う。 朝を迎えた チェコの街はキレイだった。 駅前にテスコを見つけた。 イギリスのテスコでも安いのに、チェコのテスコはどんなんだ！？ ワクワクして店内に入りバックパックを入…

こんなもんか

8/29、ここは高速バスの中。 ドイツ・アーヘンからの高速バスは10時間程で、チェコ・プラハに到着した。 今回の旅は、元々中欧（チェコ・ハンガリーなど）をメインに回ろうとしていた。 なのでチェコに着くのが、楽しみでしょうがなかった。 バスから降りると 朝日に照らされるプラハの街が広がっていた。 やはり先進国と比べると、建物の劣化が見える。 初めての国に着いた時のお決まりのように、スタバに入りコーヒーを頼む。 情報収集っと。 初めて物価の安い国に入ったんだ、早く歩こう！！ 30分ほどでスタバを出て中心地まで歩く。 うおー、チェコらしい雰囲気出てきたぞ。 こういうのが見たかった。 旧市街広場 に着…

何気ない一日

8/28、ここはとある広場の木の側 午前5時、人の足音で目を覚ます。 もう怖いから行くか。 鉄道の修理音、車の騒音や人の足音で1時間毎に起こされていた。 あまり眠れてないので、とても眠い。眠い目を無理やり開けて寝袋をたたんだ。 昨日は大変な目にあったな。この街安全に見えて実は怖い街なの？ まだ暗いドイツの街を 眠りながら歩く。 夏のヨーロッパは午後8時を過ぎても明るい。 その代わり太陽が昇るのが遅いのだ。 街に戻ってもお店はどこも空いていない。 昨日お世話になったマックは8：30から開店するそうだ。 それまで街のベンチで時間を潰す。 ああ、鳩が集まってきた。 外国の鳩って汚いな。日本がいかにキ…

君ってそういう感じ？

8/27、ここはベルギーの日本庭園の中。 大きな木の下に引いたマットでしっかりと眠れた。 特に寒くて起きることもない、コールマンの寝袋のおかげだね。君ちょっと重いけど。 近くにあるベンチに移動して朝支度をする。 樹の下で寝ていたせいか、バックパックには小さな虫が付いていたので、デコピンでペンッと追い払う。 森で寝るのやめよう… 支度していると、川の流れる音が聞こえてきて、合わせて鳥のさえずりも聞こえる。 こういうのも悪くないな。 街に戻ると まだ人気はなく、がらんとしていた。 まだ6時位だもんね、オフィス街でもないし。 朝食用のパンを食べきってしまっていたので、チェーン店のスーパーに入る。 こ…