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  • 第5章 イギリスの旅~ロンドンの旅~ヴィクトリア駅で捜し回る(その2)

    ・昭和43年8月24日(土)晴れ(ヴィクトリア駅で捜し回る)その2イギリスのDover(ドーバー)駅から再び列車に乗り換えた。列車はロンドンのVictoria(ヴィクトリア)駅に向かって田園の中をひた走り、ほぼ定刻通りの午後7時35分、ロンドンのヴィクトリア駅に到着した。シーラに既に知らせてあるように、私は列車から下車したらその場を動かず、万が一の為に昨日作った『SheilaMorgan』と書いたプラカードを高く掲げ、胸をドキドキさせながら彼女が現れるのを待った。彼女は必ず私の手紙を受け取っているはず、そしてきっと迎えに来ている、と信じていた。お互いに初めて会うのだが、写真を交換したその顔だけが頼りであった。実際に実物と写真では、見方によって大分違うので、分るかどうか不安であった。しかし一回り見渡しただけでも、...第5章イギリスの旅~ロンドンの旅~ヴィクトリア駅で捜し回る(その2)

  • 第5章 イギリスの旅~ロンドンの旅(マサオとの別れ、そしてイギリスへ)

    ・昭和43年(1968年)8月24日(土)晴れ(マサオとの別れ、そしてイギリスへ)その1今朝、早めに起きた。身体を拭いて頭を洗い、そして髭も剃った。今日、7年間文通を続けているSheilaMorgan(シーラ・モーガン)に会う為、イギリスへ行く日であった。午後0時30分の列車であるが、早めに出立する事にした。マサオの好意で部屋を無料で使わせてもらった上、とても親切フレンドリーに接してくれて本当に有り難かった。そんな彼と別れるのは、名残惜しかった。別れる際に彼は「私はもう少し経ったらこの部屋を去り、スペイン領のある島に行くが、良かったらYoshiも来いよ。そこは別天地だ。モロッコも面白い所だから、行ければ行った方が良い。Yoshiに又会えることを楽しみにしているよ」と言って、その島の場所を教えてくれた。「有り難う...第5章イギリスの旅~ロンドンの旅(マサオとの別れ、そしてイギリスへ)

  • 第4章 ヨーロッパ列車の旅~アムステルの旅~オランダの生意気な子供達

    ・昭和43年8月18日(日)曇り時々雨(オランダの生意気な子供達)アムステルダム2日目の今日、私は市内観光へ出掛けた。昨日、列車から降りたアムステルダム中央駅は、赤レンガ作りで東京駅に似ているので驚いた。東京駅は、この中央駅を真似して造ったのか。この中央駅前から幾つも観光船が発着していた。市内運河巡りもあれば、アムステルダム港巡りもあった。私は後者の港巡りの観光船に乗った。客は私の他、地元の子供2人であった。どんよりして霧がかかり、周りの景色はぼやけて良くなかった。乗船して来た地元の子供が非常に人懐っこく、直ぐに仲良くなってしまった。私が日本人であると分ると、余計であった。彼等は日本のカメラやオートバイの良さ、そしてサッカーやその他のスポーツの事も良く知っているので感心してしまった。彼等は、小学2年か3年生ぐら...第4章ヨーロッパ列車の旅~アムステルの旅~オランダの生意気な子供達

  • 第4章 ヨーロッパ列車の旅~オーストリアの旅~あの照井さんとウィーン駅で再会~オーストリアの旅

    ・昭和43年8月14日(水)晴れ(あの照井さんとウィーン駅で再会)翌朝、私が顔を洗っていたら、昨夜騒いでいたドイツ人の彼等に、「貴方は何人か」と聞かれた。「私は日本人だ」と言った。彼等はそれ以上の事を言わず、黙って立ち去って行った。洗面所やベッドルームで何人もの人に、「昨夜はよく言ってくれた」と握手を求められた。昨夜の様に外国に来て、英語で欧米人に注意を言えるようになった事に、私自身が驚いた。どこからそんな勇気が沸いて来たのであろうか、『私も成長した者だ』と自分で感心してしまった2日間滞在しようかと考えていたが、ユーレイルパスの有効期限の事を考えると、ゆっくりも出来ないので、ユースに1泊滞在しただけで、ウィーンを去る事にした。ウィーン中央駅構内で時刻表を探していたら、7月23日にストックホルムで別れた、あの照井...第4章ヨーロッパ列車の旅~オーストリアの旅~あの照井さんとウィーン駅で再会~オーストリアの旅

  • 第4章 ヨーロッパ列車の旅~オーストリアの旅~トイレの落書きとドイツ人を唸り飛ばす

    ・昭和43年8月13日(火)晴れ(トイレの落書きとドイツ人を唸り飛ばす)*参考=オーストリアの1シリングは、約14円(1Gloschenは、約14銭)。ローマからウィーン駅に9時頃到着後、私は時刻表が何処にあるのか、駅構内をうろついていたら、トイレへ行きたくなった。大の方なのでドアを開けて入ったら、落書きがたくさん書いてあった。中には芸術的(?)なズバリ性器や性交の落書きもあった。『洋の東西関係なく、用を足しながら落書きを書くものだなぁ』と変に感心した。用を足した後、それでは私もその作品に参加しようと考えていたら、急に清掃係のおばちゃんが戸を開けてしまった。それにしても用を足した後なので良かったが、鍵を掛け忘れた自分が悪かった。お陰様で(芸術?)作品を書き損じてしまったが、つまらない事をしなくて良かった。私は有...第4章ヨーロッパ列車の旅~オーストリアの旅~トイレの落書きとドイツ人を唸り飛ばす

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