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  • 西へ

    カザフスタン-日本 2018/9/20-今自転車の影に助けてもらう夏この道、忘れない。ときどき夢の中ですべっている。綺麗な月を見ると、死にたくなります。満月が自分の影を作ってくれました。はじめて、作ってくれました。うれしかったので、一人でにこにこしていました。

  • 始まり(西へ#36)

    カザフスタン 2018/9スタンプを押さなければならない。僕は、そのためにアクタウにやってきた。移民管理局を探した。何人もの人に道を聞きながら、探し回った。ほとんど自分勝手な旅をしていた自分には、一点の目的地に行くことがなによりも苦手であった。とにかく、順路を

  • 終わり(西へ#35)

    アクタウの終点に着いた頃には、夜中の1時になっていた。テントを張れる、手ごろな公園を探した。すぐに公園を見つけ、なるべく暗いところにテントを張って眠った。慣れたものだった。すぐ眠りに落ちた。そしてすぐに起こされる。町の野宿によくあるくだり。テントをゆすりな

  • 風になれない(西へ#34)

     カザフスタン 2018/9/178無理があった。向かい風の大渋滞だった。どれだけ歯を食いしばっても、正面から叩きつけられるみたいに圧倒された。まるで進めなかった。その日は、結局30kmほどしか進めなかった。カワヅは、普通の道を、普通に走れば、一日100km走りま

  • 滞在登録。

    ウズベキスタン-カザフスタン 2018/9/15-16ウズべスタンを出るときだった。問題の滞在登録は、入国してから数日分しか集められなかった。本当に出国できるか若干不安だった。 ブハラで出会ったベテランそうな日本人旅人に聞くと、やっぱり全日程集めていないといけない

  • サフラン色(西へ#30)

    ウズベキスタン 2018/9/11-9/129/119/129/12 荒涼の道を国境へひたすら走る。 風は最近ずっと北東から強いのが来る。 何もない道。永遠に続いているかのような地平線がある。ときたま地平線の先に人工物が現れる。はじめ真近のように見えるが、辿り着い

  • 写真(西へ#32)

    2018/9/14この日、10日ぶりにカメラが息を吹き返した。 半ばあきらめていたが、完全に水分が抜けたら復活したらしい。100年後のユーザーの方へキャノンのカメラは、本当によくできています。広い野原で叫んだ。カメラを空高く突き上げて、叫んだ。誰もいない青空って本当に

  • 渇きの海(西へ#31)

     ウズベキスタン 2018/9/13-14ヌクスからカザフの国境までは、ほとんど終末世界だという情報をもって、僕は旅をしていた。ヌクスから30kmくらいの荒野を走ったところに、大きな酒場があった。宿付きだった。迷わず中に飛び込んだ。旅愁。今すぐケルト音楽を流したく

  • 深みへ(西へ#28)

     ウズベキスタン 2018/9/5 手元に残った記録物は、iPodと、予備のカメラだけだった。カメラのほうは、20年近い前の代物だったから、いつ壊れても文句は言えない。そっと使った。iPodのほうも、電池はすぐ落ちるし、電波もまともに拾えない。それでも、な

  • ちょっと(西へ#29)

    9/8モスクへ駆け込んだ次の日、礼を言いに立ち寄ったついでに塔を案内してもらう役目のないラクダ突っ立ってると寄ってくる9/9メロンがとにかく安い大きいの一玉30~70円毎日一玉がノルマになってた9/10日陰発見太陽を遮るものを探す日々夜日記2/39/10最後の街、ヌクス

  • クラムボンは死んだよ(西へ#27)

    ウズベキスタン 2018/9/4すぐそばに小さな病院があった。死後硬直したような体勢でしゃがんでいると、そこの看護さんに発見され、なんの弁解もできないまま病院に連れていかれることとなった。幸い病院には、誰も患者がいないようだった。 連れていかれた部屋には、

  • クラムボンは笑ったよ(西へ#26)

     ウズベキスタン 2018/9/4 ブハラから出発して、次の日。その日もいつも通り、自転車を走らせていた。ブハラからさらに西へ550km進んだところに、ヌクスという、これまた大きな古代都市がある。そこへ向かっていた。朝はロバの出勤と一緒に走り、野良犬に追

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