国語教育やアクティブ・ラーニング、学級経営、大学入試改革などについて思いを語ります。
神戸国語教育研究会カプスは、現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決潟学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。毎月1回、例会を開催。
令和3年の紅白歌合戦は、「カラフル」がテーマだった。番組タイトルが「紅白」なのに、「カラフル」とは。 要は、「多様性」がテーマだということ。そういえば、LGB…
緊急事態宣言が出ても学校は止まらないらしいが…… 入試への影響は?
関東地方では、知事の要請を受ける形で、緊急事態宣言発出の検討に入ったらしい。 今回の緊急事態宣言は、飲食店の時短営業を主とした対応となり、学校が一律に休校にな…
年賀状のマナーについて書かれた本やサイトで、「新年あけましておめでとうございます」は誤りです、というのをよく目にする。 「新年」は「新しい年」のこと。「年が明…
とにかくコロナに明け暮れた2020年が終わる。 とはいえ、1月はそんな深刻に捉えていなかった。神戸国語教育研究会カプスは、1月に京都で新年会を兼ねた例会を例年…
突然の全国一斉休校が終わった6月。段階的に学校が再開。 そのときに使ったのが、日本赤十字社の教材。 新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう! ~負のスパイラル…
冬休みを目前にしたホームルームの一コマ。担任が、「冬休みにどこかへ旅行に行く人?」と聞いた。 ホームルームあるあるの光景。 ところが、この光景に、うちの子ども…
Zoomなどを使った双方向型の授業。生徒や保護者からも、オンデマンド型よりも双方向型のリクエストが強い。 お互いに様子を見ながら授業が進められるから、うまく相…
双方向ではないオンライン授業、いわゆるオンデマンド型の授業動画を配信するデメリットはなにか。 生徒の声は次のとおり。・つまらない。・集中できない。・動画を見な…
授業動画を配信するオンデマンド型のオンライン授業。スタディーサプリなどはこれにあたる。 メリットは、(比較的)手軽に動画が作成できる点。 1.教室で黒板を前に…
「暑さ指数」は危険レベル(運動は原則中止)なのに部活動は??
[暑さ指数とは?]暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にア…
オンライン授業の振り返り(1) 日本社会はオンラインの環境に耐えられない……
一斉休校期間中、俄然クローズアップされたのがオンライン授業。今後もオンライン授業の可能性を模索するうえで、振り返る必要がある。 全国各地で多かった声が通信回線…
勤務校は夏休みのうち、お盆を含む1週間、登校禁止日がある。原則、教員も出勤禁止。 ただ、8月下旬に試合がある運動部は、管理職の許可を得て特別に活動が認められる…
「教育実習なし」ってマジ!? 異例の事態だからこそできる経験もある
例年なら1学期に実施される教育実習ができなかった。コロナ禍で一斉休校、その余波がまだ残っているような時期だったからだ。 そこで、ほとんどが2学期へと延期になっ…
「ベネッセ総合学力調査」という、中高一貫の私学用の中学模試がある。 一昨年くらいから、この模試の問題の傾向が、少しずつ変化してきた。 国語の場合、大枠は変わら…
最後に君が代を歌ったのはいつ? いつだろう? 高校生のときかな? 私学に通っていたが、日の丸・君が代問題には寛容な学校だったらしく、式典のときには普通に日の丸…
高校野球の甲子園交流試合が始まった。 コロナ騒動で各競技の総体が中止になっていったとき、こんな声があった。 「いやぁ……、難しいですよ。もちろん、中止にせざる…
中1に『竹取物語』で何を教えるか(4) 「三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり」
『竹取物語』の冒頭文、締めの言葉は「三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり」である。 ここに、古文で学習すべき観点が凝縮されている。 まず、「三寸ばかりなる…
中1に『竹取物語』で何を教えるか(3) 歴史的仮名遣いと音読・暗唱
『竹取物語』の冒頭文は、小学校で暗唱しているケースが増えてきている。だから、扱いやすい。 冒頭文に出てくる歴史的仮名遣い いふ(語頭以外のハ行→わ・い・う・え…
中1に『竹取物語』で何を教えるか(2) 古典文学史は4点セット
古典を教えるときには、必ず文学史から入ることにしている。 私は、「古典の文学史は4点セットで」と言っている。 1.作品名2.作者名3.成立時代4.ジャンル こ…
中1に『竹取物語』で何を教えるか(1) 『竹取物語』と「かぐや姫」
中1の国語の教科書の古典は『竹取物語』。ど定番である。 ストーリーそのものは、「かぐや姫」の絵本として知っているから、中学古典の導入教材として扱いやすいかな?…
明日から、分散登校ではなく、ほぼ通常どおりの学校が始まるところがほとんどだろう。それは、「生徒対教員」「生徒対生徒」という対面の空間の本格化でもある。 とくに…
「『国語』って、どんなことを勉強しましたか?」と聞く。 「漢字」「文章を読む」ほぼこの2つの答えが返ってくる。 そこで、「『国語』の“国(こく)”っ何?」と聞…
京阪神で緊急事態宣言が解除されたのが5月21日(木)。一昨日の6月3日(木)で解除後2週間を迎えた。ここ数日、関西は新たな感染者(と検査を受けて判定された人)…
学校再開。とにかく決め事が多いと思う。 「新しい生活様式」は学校にもあてはまる。各校でいろんな対応が決まっているだろう。 たとえば、ものは共用しない。 筆記用…
各地で学校が再開されている。 久々に登校する生徒たちを迎えるにあたり、どういう切り口から入るか。 小6、中3、高3、いわゆる最終学年が難しい。進路の問題がつき…
学校再開にあたり、クラスターが発生しないように衛生管理の徹底が求められる。同時に、生徒の生活面・心のサポートも必要になる。 「不安感」が大きいだろう。学習の遅…
先日の当ブログで、休校期間中であっても教員が多忙であることを書いた。 全国で緊急事態宣言が解除されていき、それにともなって学校の活動も段階的に再開されつつある…
当然のことながら、休校中だからといって教員は暇ではない。 三密を避けるために輪番線で出勤し、在宅ワーク。在宅ワークで何でもできるかというと、そうもいかない。個…
1.四字熟語は、「読み」を覚えるところからスタート 難しい漢字が並んでいるので、先に「書き」をやろうとしてしまう。でも、文章を読むために、調べるために、「読み…
「四字熟語を覚えましょう。覚えたかどうかを確認するための小テストを実施します」 どこの学校でもあるあるの風景。 生徒からこういう質問がくる。「どうやったら四字…
緊急事態宣言が解除され、休業要請が緩和されてきた。各地の学校でも、徐々に分散登校が始まっている。 はっきりいえば、学校現場は焦っている。 授業時数が圧倒的に不…
新型コロナウイルスによる教育のパラダイムシフト ~授業のあり方を見直す契機~
緊急事態宣言が解除されて、徐々に登校日を設けていく。 だが、そうそう簡単に授業を始めるわけにはいかない。 登校したところで、まずは生活習慣の立て直しから始まる…
学校で最も権限と責任があるのは校長だ。 そんなことを改めて書くほどのことでもない。 ただ、学校の場合、現場の判断・現場の意志が結構優先されるところがある。 学…
徐々に学校再開への気運が高まっている。 分散登校という言葉がニュースにちらほら出始めた。生徒が密集しないように、クラスを複数のグループに分割し、登校時間を分け…
文科省が、休校に伴う学習遅れを複数年で解消する方針であることがわかった。 もちろん、小学校6年生と中学校3年生はそんなわけにはいかないので、分散登校する場合は…
3カ月に及ぶ一斉休校。休校が解除されても、これまでの学校生活を取り戻すのは厳しい。 いわゆる「三密」を避けて、感染拡大を防止する策を考えねばならない。ソーシャ…
休校期間中はに授業動画を作っているが、作りながら気づくこともたくさんある。 よく言われるのは、動画の時間。 動画1本の長さは、10分が限界だと思う。スタディサ…
一口に「オンライン学習」といっても、さまざまなパターンが考えられる。 1.課題配信 PDFによる学習プリントの配信。 教科書・資料集などを見ながらプリントの問…
手っ取り早い授業動画作成方法として、iPadの画面録画機能を使う方法を教わったので、紹介したい。 まずは、iPadの設定から。 「設定」で「コントロールセンタ…
新出漢字の読み・書きを宿題にして、小テスト。その前に、どういう意識をもって学習するか。 「意識」がとても大切だと思う。 「意識」をさせずに取り組ませると、ただ…
学年別の配当漢字というのがある。 教科書の脚注や教材の最後に「新出漢字」がピックアップされている。その漢字を指導してテストで出題する。 あるいは、漢字検定に準…
国語、英語、音楽。これらの授業でどうしても欠かせないのが「音読」「発声」だ。 言語を習得するには声に出してナンボ、というところがある。音楽の声楽は言うに及ばず…
休校中のオンライン授業。 スタディサプリのように、課題は紙で、解説は授業動画でというパターン。これは動画はやや補助的な位置づけで、生徒の自学が主体となる。 Z…
臨時休校の期間中、教員の出勤はどうなっているか。 教員の交流サイト「SENSEI NOTE」やFacebookのグループなどで情報交換をしていると、次のような…
休校中の授業動画作成。 教室で教壇に立ち、実際に授業をやって、それを録画して配信する。もしくは、Zoomを使ってリアルタイムで配信する。 それができればいいの…
三省堂『現代の国語』中学1年生(平成28年度版)に、大隅清治『クジラの飲み水』という説明的文章の教材がある。 これは、説明文・評論文の典型的な段落構成になって…
『読売新聞』2020年4月27日(土)の夕刊1面に、「土曜授業、夏休み短縮提案」の見出しが出た。サブの見出しは、「文科省、再開指針公表へ」だった。 ざっくりま…
休校期間中にオンライン授業を試している。 スタディサプリの中で、どの動画を、いつまでに見るか指定。 勤務校ではタブレットが1人1台配布されている。 わざわざこ…
NHKラジオ第一の「子ども科学電話相談」。 長年、夏休みに放送されてきたが、昨年4月からは好評につき毎週日曜日に放送。新型コロナウイルスの影響で選抜高校野球が…
不足するアルコール消毒の代わりに、アルコール度数の高い酒の使用を認めると、厚生労働省が医療機関に通知した。 そのニュースを伝えるNHKラジオ。アルコール度数の…
小学生の子どもが、休校中の課題をどっさりともらった。 電話帳か!? というくらい分厚いプリントの束。休校が決まって準備したのだろう。これだけ印刷してホチキス止…
山崎正和「『論理国語』新設」(読売新聞2020.04.20)から学ぶ(2)
読売新聞の2020年4月20日朝刊一面「地球を読む」というコラム欄に、劇作家の山崎正和氏が「『論理国語』新設」をテーマに書いていた。 言わずと知れた高1の定番…
山崎正和「『論理国語』新設」(読売新聞2020.04.20)から学ぶ(1)
読売新聞の2020年4月20日朝刊一面「地球を読む」というコラム欄に、劇作家の山崎正和氏が「『論理国語』新設」をテーマに書いていた。 言わずと知れた高1の定番…
三省堂の教科書『現代の国語』中学1年生は、谷川俊太郎『朝のリレー』で始まる。 2連で構成されている詩。 第1連は、1~4行目と、5~8行目が対句になっている。…
新井紀子氏の『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』がずいぶん話題を呼んだ。今後の教育を考える起爆剤となったことは間違いない。 つい先日、小学生が算数の問…
オンライン授業をどうするか。 その議論の前に、オンラインの機器を使って、職員会議の効率化を考えないといけないと思う。 教員はとにかく会議が好きだ。しかも、事前…
緊急事態宣言が出ている地域の中で、まだ「登校日」を設けている学校がある。 新年度の教科書をまだ渡しておらず、かつ休校中の課題を渡すための登校日。担任との顔合わ…
3月から全国一斉休業に入り、春休みからは限定でのクラブ活動が再開された。練習試合は禁止、1日あたりの練習時間を短くする、1週あたりの活動日も少なくする、コロナ…
非常事態宣言の対象地域では、ほとんどの学校が休校になっている。 懸念される課題を、前回3つ、挙げた。それらは、対生徒についてのことだったので、今回は、教員の面…
今日、入学式または新入生説明会(ガイダンス)、始業式などを実施し、明日から再び休校、という学校が少なくない。 3月からずっと続いている休校。こうなったらどんな…
専門家会議の内容を受けて、休校の延長を決めた自治体と、当初の予定どおり学校再開の方向を示した自治体にわかれた。 私学では、 1. 自治体の意向と関係なく、休校…
学校を再開するか、休校を延長するか。 政府は各自治体の判断に委ねている。3月は突如「一斉休校」を要請されたのに、その時期よりもコロナウイルスが広がっているにも…
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学校の休校を延期にする自治体がでてきた。 休校の代わりに、タブレットやPCによる「オンライン授業」をする方向の所もあるし…
昨日の専門者会議の見解を受けて、休校延長を決めた自治体と、学校再開を決めた自治体に分かれた。 Yahoo!ニュースに、教育評論家の妹尾昌俊氏が、「<休校延長か…
今日から令和2年度が始まる。 新型コロナウイルスの対策で、1学期からの学校がどうなるのか、まったく不透明な状態。 そんな非常事態の中、41歳、専任教員として1…
今年1年、非常勤講師として勤務校でお世話になった理科の教員。なんと小田和正と同い年。「6回目の還暦を迎えた」とおっしゃっていた。 他校でも勤務されていたので、…
勤務校の中学入試に、主語について出題した。管理職から、「中学入試で主語を問うような簡単な問題はいるのか?」と指摘された。そこで、正答率を提示したところ、驚かれ…
「学校再開ガイドラインのチェックリスト」で学校再開しても大丈夫か
文科省が示している学校再開ガイドラインのチェックリスト。 □ 児童生徒等及び教職員の毎朝の検温,風邪症状の有無等の確認を行う準備ができていますか?□ 手洗いや…
「ロイロノート」は、タブレットで授業をするためのアプリである。生徒の書いたものを教員に提出・生徒間での共有やプレゼンができる。 その中に、シンキングツールがあ…
突然の要請で始まった臨時休校。それに対して、学校再開に関しては比較的余裕のあるタイミングでガイドラインが示された。 1. 3つの条件(換気の悪い密閉空間、多く…
残念ながら、教員の中には、「部活動をやりたくて教員になった」という人がいるらしい。 そういう教員は、部活動にはやたら熱心で、練習メニューの計画を立てたり、部員…
臨時休校期間ではあるが、生徒の健康維持という目的で、制限付きで部活動が解禁された。家の中で引きこもったりするくらいなら、1日2時間であれ、部活動をしているほう…
古典の本文を黒板に写す。昔から継がれてきた授業の方法だ。 でも、今は、プロジェクターという文明の利器がある。 教科書の指導書に、原文がデータ化されたCD-Rが…
宿題不要論がある。 生徒の学力にはばらつきがあるので、一律に宿題を課すことに意味がない。これについては、ひとり1台タブレットが配布されたら、個別に宿題を配信す…
動画コンテンツの授業と比べたとき、学校の授業のメリットはどこにあるのか(そもそも、同じ土俵で勝負すること自体が間違いだと思うが)。 やはり、「人と人が関わり合…
臨時休校が始まってから、いろんな授業の動画コンテンツが無料で公開されている。学校によっては、教員が授業を配信しているところもある。 もし、この授業で学力が保障…
新型コロナウイルス感染防止のため、日本全国で卒業式が変わった。 1.卒業式そのものが中止2.卒業式予行を卒業式本番として実施3.在校生と来賓を呼ばず卒業生と保…
卒業式シーズン。近年、この時期に話題になるのが「黒板アート」だ。SNSでいろんな黒板アートを見かけるようになった。担任が卒業生への思いを込めて、チョークで見事…
いつ終わるとも見込みのつかない臨時休校。夏休み並の長さである。 夏休みならお互いに遊びに行ったりできるのだが、今回は「なるべく外出を控えること」だった(その後…
テーマが何であれ、いきなり「では、○○というテーマで書きましょう」と原稿用紙を配布しても、よほど得意な生徒以外は書けない。書いても「○○と思いました。」が乱発…
卒業文集は、そもそもテーマが何か、というところからスタートする。 中学または高校3年間の思い出を書くのがポピュラーなのだろうか。ただ、私はあまりこれが好きでは…
3月11日。あの日、勤務校は学年末の成績会議。私はまったく気づいていなかったのだが、同僚の数名はゆらゆらと揺れを感じて、「めまい?」と思ったらしい。会議後、ニ…
動詞の種類は、口語文法は5種類なのに、古典文法は9種類に増える。 とりあえず、五段ではなく四段。「ず」をつけて見わけるものは四段と上“二”段、下“二”段。古文…
口語文法に比べると、雑に扱われているのが品詞分類。いろんな出版社の古典文法のテキストを見比べたが、五十音図と歴史的仮名遣い、ことばの単位(文節・単語)と文の成…
えっ? 五十音図?と思われるかもしれない。 けれど、ここから始めないと何も始まらない。いや、古典文法だけでなく、そもそも口語文法もここからか。 五十音図が書け…
臨時休校。それは突然にやってきた。 学年末考査がなくなり、3学期の評価は授業での取り組みと、提出物、小テストで出す。テストがないというのは、なかなか評価しづら…
3学期の後半、中3で実験をしてみた。 これまでは3~4人班でのグループ学習を取り入れることが多かった。が、今回はグループを作らなかった。 高校内容の先取りで、…
入試において、記述かマークか、本当の実力を測るという観点では、そんなに差はないように思う。 もちろん、「文章を書く」ということに抵抗があり、書き慣れていない、…
大学入学共通テストから記述式が消えた。つまり、全問マーク式になる。それが、従来のセンター試験と同じ問題に戻る、という意味ではないと思う。 記述式を撤回しただけ…
大学入学共通テストから記述式が消える。そもそも、問題点は最初から指摘されていた。 1.採点に公平性が保てるのか。2.期間内に採点が終えられるのか。3.自己採点…
学校評価が導入されて久しい。同時に、各教員の授業アンケートも実施されている。授業を受けている生徒が、教員を評価する。生徒から教員への通知表のようなものだ。 こ…
専任として教育現場に立ったのが25歳。初めて担任したのが27歳。そして今、40歳。 副担任2年→担任3年→副担任2年→担任6年→学年主任3年。 年齢も立場も変…
卒業式で泣いたことがない。 担任として過去3回、中1から中3まで3年間持ち上がって、卒業生を見送った。 初めて担任した学年。3年生の時には42人クラスで、いろ…
勤務時間も過ぎた夜に突然、新型コロナウイルスでの臨時休校“要請”。 臨時休校という措置は、「過敏になりすぎ」「子どもより高齢者の方がリスクが高い」「休校にした…
国語の勉強の仕方が分かりません。 この手の質問が後を絶たない。国語科の永遠の課題。 国語は定期考査だと点が取れるんですが、模試だと取れません。 この悩みも後を…
すっかり滞っていました。申し訳ないです。 本年もよろしくお願いします。 職場の同僚が、常に言っていること。「国語は、コミュニケーションの学問」 なるほど。簡単…
漢文の訓読。どこでまで教えるか。 私は、上下点まで行く。しかも、中1の段階で。 高校の漢文の問題集の冒頭にある、漢文の訓読・書き下し文の問題。あのレベル。 返…
中高一貫校に勤務していると、中1の入学時から高校までの成績データが蓄積される。定期考査ではなくて、模試の話。 で、それを分析してみると、私たちが担当する中学の…
中学生が書いた漢文の書き下し文。 「春眠暁ヲ覚エズ」 ……あれ? なんでカタカナなの? まるで戦前の文章だ。 生徒曰く、「塾の先生がこれで合っているって」と。…
明治書院『現代文B』の指導書によると、夏目漱石『こころ』の配当時間は9時間になっている。そりゃ、そうだろう。あれだけの長文だ。 とはいえ、実際の教育現場でどれ…
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