カトリック典礼を紹介するためのブログです。フェイスブックの二つのグループにも寄稿中です。
カトリック典礼を紹介するためのブログです。イエス様の時代から伝わる大切な伝統です。聖書も言うではありませんか。教えを残らず守れ、たった一つの伝統も粗略にするな、と。
神を知る心 ー 知恵を働かせて (最終項)神をほめたたえよう
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 (最終項)神をほめたたえよう 神よ、あなたのみわざのおびただしさ! あなたは、知恵をもって、これらをつくられた。 地は、あなたにつくられたもので満ちている。 みよ、大きな広がる海を、そこには、 無数の、大小さまざまの生きものがいる。 世々に、神に光栄あれ1 生きるかぎり、わたしは神をうたい、 いのちあるかぎり、神をたたえよう。 わたし…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆13、えらい学者の断言 でも、と、ある人はいうでしょう。神の存在を否定するえらい学者がたくさんあります。わたしはこたえますーそれは、そうです。しかし、常識にそむいた結論をもちだす断言は、常識のたりない、変な人たちの思想にすぎないのです。 ' どれほど、その人が、えらい哲学者であろうと、問題は、だれがいったかということではなく、なに…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆12、結果による証明 神の存在は、こうして、わたしたちの知恵が、因果律をもって証明することができます。因果律というのは、結果があれば、かならず、それ相当なじゅうぶんな原因があるということで、すべて結果は、原因なしには考えられないということです。 わたしたちは、すべてのものごとを、この方法でさとっているのですから、神の存在を知る…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆11、結果とその理由 わたしたちに、神のことを考えるように刺激するのは、この世界の存在だけではありません。世界の秩序も、わたしたちに、それを考えさせるのです。また、わたしたちの生活にある不思議や奇跡も、わたしたちの注意をひくことになります。 奇跡は、自然の法則では説明できません。それで、〃なぜだろう?”ということになります。なぜ…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆10、実用的な問題 さて、ここに、大きな問題がもちあがってきます。 人が、もし神のことを認めるとすれば、同時に人間の知恵が自動的に働きだし、のぞむと、のぞまないとにかかわらず、こんな結論をもちだします。 ◆神が、天地万物のつくり主であるとすれば、人間のつくり主でもある。 ◆神が、天地万物を指導する権利をもっているとすれば、…
神を知る心 ー 知恵を働かせて ◆9、ものごとの理由をさぐるこころ
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆9、ものごとの理由をさぐるこころ もう一度おちる例をひきましょう。石を上から投げたとき、一直線に、ものすごいスピードでおちてきます。 でも、なにか羽根みたいな軽いものをおとすと、おちるのは、おちても、風にゆられゆられて、もっと長くかかります。 これを、なんの不審もなく、「はあ、なるほど、おちてくるな」と、むかしの人たちも、…
神を知る心 ー 知恵を働かせて ◆8、うたがい、解決への努力
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆8、うたがい、解決への努力 疑いがおきて、その解決をえようと、必死に努力したその人たちです。この疑い - それこそ、貴重な宝!かれらが、研究に研究をかさねることになったその刺激なのです。 ときには、あるひとつのことを研究しているうちに、いなずまにあてられたように、はっとして、目的とは、ぜんぜん別のことを考えつくこまのともありま…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆7、知恵となまけ ある人たちは、「わたしには、神のことが見えません。神の存在なんて、さっぱりわからないんです」といいますが、こんなふうに怠けものだからわからないのです。 せっかく知恵があるのに、その知恵をつかって、第一のみなもとにまで、さかのぼろうと、勉強もしないし、研究もしません。すると、人間は、いつか動物と同じような程度の…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆6、被造物をしらべる方法 では、その方法は? 神からつくられたものをしらべるというその方法です。といっても、それらのものを、最後のものまで、完金な柳度にしらべないかむり、ひとつの結論もだせないというわけではありません。 では、さっそく、その神からつくられたもののなかで、いちばん身じかなものである自分のことから考えてみましょ…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆5-2、類似によって では、かれらには、宇宙をさぐるほどの知恵がなかったのでしょうか?いいえ、そうではありません。すでに、かれらは、宇宙をさぐってまいます。現代人といえども、この点では負けていません。 では、すでに、かれらが、宇宙をさぐったというのなら、それほどの知恵かあったのなら、なぜ、もっと早くそれらのものの主をみいださな…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆5、類似によって 被造物、すなわち、つくられたものの偉大さと美しさは、そのつくり主を類似によって、推しはからせるためのものだと、いわれているのです。 類似というのは、似ているところをくらべるということです。それで類比ともいわれます。たとえば、まっかに咲いた”ばら"を思いうかべたえてください。それは、その妙なる美しさによって、…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆4、聖書の教え イエズス・キリストの使徒聖パウロが昔のローマ教会の信者にあてた手紙があります。これを書いたのは、神のとくべつな霊感にみちびがれてですから、聖書の一書となっています。聖書といえば、内容の責任を神ご自分負うことになりますから、「神のことば」だといわれています。そして、直接当時の信者にあてたものであるにしても、すべての…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆3、知恵の書のことば このことについて、旧約聖書は、たいへん明らかにのべています。 「なにはさておき、神を知らない人は、だれでも、しん底から愚かなものである」(知恵の書13:1)と、まずのべています。ごらんのとおり、うわべだけの愚さではなく、しん底から、すなわち、完全に、どの見地からみても愚かなのです。 つづいて、こういいます…
神を知る心 ー 知恵を働かせて ◆2、なぜ神をみとめたくないのか?
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆2、なぜ神をみとめたくないのか? 「見たくないからみないのだ」というなら、とうぜん、「なぜ見たくないのか?」と問わねばなりません。その動機について、ちょっと、さきにのべておきましたから、ここで、もっとくわしく考えてみましょう。 ずるずると、悪い生活におぼれてしまって、泥沼のなかに、いつまでも、おちついていたい人、あるいは、…
アロイジオ・デルコル神父『神を知る心 ー 知恵を働かせて』 ◆1、神を考える知恵 聖パウロは、いまのべたとおり、「神について知りうることは、かれらにとっても明らかである」といったのです。 では、なぜでしょう?答えは、かんたんです。神が、それを、かれらにあらわされたからです。そして、わたしたちは、人間である以上、知恵をもっていますから、神のみわざであるこの世について、いろいろのことを考え…
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