いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
花と暮らす庭づくりとガーデニングの楽しみをつづります。 おもに種から草花を育てています。
ガーデニングのエッセイです。
トケイソウ(時計草) Passiflora caeruleaPassiflora edulisPassiflora quadrangularisなど P. caeruleaのほか、さまざまな品種があり、たねから育てられます。熱帯性の植物にふさわしい派手な花は、大輪でよく目立ちます。日本の温暖地では春から秋によく伸びる
ベニバナ(紅花)Carthamus tinctorius 黄色の染料やハーブとして使われますが、たねからオイルが採れることでも知られています。ドライフラワーとして花屋さんでも見かけます。庭では、秋まき一年草として育てられます。草丈が伸びやすいので、花壇の背面向き。支柱を
ワーレンベルギアWahlenbergia undulateWahlenbergia procumbensなど 初夏に開花するヒナギキョウですが、小さな株のわりに大きな花をつけます。最近あまりたねを見かけませんが、秋まきで日本でも育てやすい草花です。 科と属名 キキョウ科ヒナギキョウ属
ストレリチア Strelitzia reginae ときどき個性的な形の大型のタネが売られています。比較的丈夫でよく育ちますが、だんだん大きくなるので、狭い室内では持て余します。めったに枯れないので、たくさん芽が出たときは、お嫁に出しましょう。春から秋までは鉢を戸
ストレプトカーパスStreptocarpus saxorum 室内植物です。たねがよく実るのは、茎が長く伸びるこの有茎種です。株の更新はたねからでなく、挿し芽のほうが簡単です。私の家では、この種類がもう20年くらいずっと窓辺をにぎわせてくれています。 科と属名 イワ
バコパSutera cordataなど 小さな花を這うように咲かせる最近人気の草花です。コンテナガーデンによく使われます。栄養系のタイプはどんどん花が大型化していますが、種子系品種はより小輪です。 科と属名 オオバコ科ステラ属園芸分類 耐寒性多年草原産地
ストケシア Stokesia laevis あまり種子から育てられることが少ない草花ですが、日本でも育てやすい草花です。茎葉もかたく丈夫です。種子を見かけることは少ないですが、海外の種苗会社などで手に入ります。花はブルー系を中心にパステルカラーで優しい色合いです
フェスツカ Festuca glauca 細い管状の葉が広がり、丸く半球状に形を作ります。園芸種のものは、葉が灰青色で美しいです。春に出る穂もとても造形的です。花壇の前面向きです。 科と属名 イネ科ウシノケグサ属園芸分類 耐寒性多年草原産地 ヨーロッパな
トロロアオイAbelmoschus manihot 直径10~20センチの淡黄色の花は涼しげ。花の中心には紫色の目があります。温暖地ならそのまま株を維持すると、宿根して翌年も花を咲かせます。トロロアオイモドキと呼ばれるのは、アカバナワタとも呼ばれる別種です。 科と属名
セラスチウムCerastium tomentosum 日本でよく種子から育てられるセラスチウムは、この種類(C. tomentosum)。銀葉が美しく、花期には白い花が一面に咲きます。レイズドベッドなどの縁取り向きで、茎を這うように伸ばして生長します。 科と属名 ナデシコ科ミミナ
ルリタマアザミ(エキノプス)Echinops spp. 日本でよく育てられるのは、ルリタマアザミと呼ばれるE. ritro。またヒゴタイE. setiferも日本原産です。春の花が終わりかけの頃から咲くので、一年草の春花壇のなかには入れないほうがいいです。 科と属名 キク科ヒゴ
モルセラMoluccella laevis 緑色の貝殻のようなガクが穂状につく、個性豊かな草花。花は白です。ドライフラワーにもなり、ミントに似た香りがします。 科と属名 シソ科モルセラ属園芸分類 半耐寒性一年草原産地 西部アジア、シリアなどの地中海地方。地中
カレックスCarex spp. 苗でもわい性種のものがよく出回るので、あまりたねまきの必要性が高くないかもしれませんが、たねを採取したときなどまいてみてください。細い葉がほかの草花とよく合い、わい性種はコンテナの寄せ植えにも使えます。種子から育てるタイプは
ドイツアザミCirsium japonicum 名前にドイツとついていますが日本原産のノアザミの改良種です。原種のアザミと比べて、花も早いです。もともとは多年草ですが、園芸種の多くは、秋まきの一年草として扱います。 科と属名 キク科アザミ属園芸分類 耐寒性多
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ガーデンラックの注意点 実家にいた若かりし頃に、確かディノスだったと思いますがガーデンラックを買いました。鉢植えを置くつもりでしたが、3段ある棚と棚の間の高さが低く、小さな鉢しか置けないようなものでした。しかもそれは2個セットでした。今そのラックのひ
次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬 夏の庭仕事を極力少なくするために 2月。外はまだ寒くて春も遠いのに、ダイニングでコーヒーを飲みながら、次の夏のことを考えています。とくにここ数年の夏の暑さは尋常ではない状況です。トマトショックと新聞をにぎわせる
雪の庭 私が園芸を始めた頃は、横浜でもときどき大雪になることがあって、まっ白に一変した庭の雪景色を体験できた。広いベランダでポットケースにいっぱい苗を育てていたから、その上に雪が積もらないように室内にビニールシートを敷いて、苗を取り込めるだけ取り込ん
冬の長い時間を楽しむ とくに秋から冬にかけて、庭づくりの最大の楽しみは、少しの時間庭の世話をしながら次の季節を待ち望むことだろう。まだそこに完成された庭はない。日々の世話は、来春以降のためにある。春から秋、花たちに囲まれながら庭仕事するのも楽しいけれ
冬も室内で草花を楽しむ 冬に室内で楽しめる花たち 冬は庭では花のさみしい季節になりますが、日当りのよい部屋があれば、冬も室内で花を楽しめます。本来は春咲きの草花であるプリムラも、冬のうちから売られます。メラコイデスやポリアンサ、ジュリアンといろいろ
庭の財産 ~価値あるこぼれダネ 庭の財産というと、もちろん人によって価値を見出すものに違いがあるでしょう。タネまくガーデナーである私の庭で財産だと思えるものは、庭の土のなかで眠りについている小さなこぼれダネたちです。もちろんこぼれたタネで育つ草花は
冬の苗たち 今年は暖冬、という天気予報を秋の終わりに聞くと、ほっとします。もちろん、実際に予想が当たるとは限りませんが、暖かな冬は秋まき苗の冬越しは楽。苗もゆったり大きく育ってくれますし、私たちも日々さほど神経をとがらせなくてすみます。 秋まきの
温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について 長い夏、暖かな秋 温暖化の影響なのか、夏の暑さが厳しくなっています。とはいえ、私が若い頃から日本の夏は暑くて暑くて、とても昼間庭に出られなかったのを体感として覚えています。外に出るには、まず長袖と
冬越しの工夫 夏越しに比べれば難易度は低い、日本での冬越し最近は、地球温暖化の影響か、年によって暖冬だったり、寒さが厳しかったり。冬の気候も毎年同じではありません。もちろん地域によっても、本格的な寒さがやってくる時期は違います。いつから防寒が必
冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう
庭の微気候を知る 微気候について おおまかなその地域の気候とは別に、庭の日当たりや風通しなどの条件によって、植物の育つ環境は局所的に変わります。その植物に合った場所で育てば、とてもよく生育しますし、合わないとうまく育ちません。微気候に植物は大きく左
霜対策 霜はどう降りる?霜は、空気中や土の中の水蒸気や水分が凍ったものです。霜が降りて霜柱が立つと、植物の根が地面に浮いてしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるので、そのせいで土を持ち上げてしまいます。霜が溶ければ持ち上がった根だけそのまま表土
寒さを訴える植物たちの信号を見分ける 植物の耐寒性、耐凍性 寒さを嫌う熱帯、亜熱帯産の植物にとって、寒い冬は試練の季節。一年草なら花後寒さが来て枯れておしまいですが、多年草の場合は、寒い冬を乗り切る必要があります。寒さに対する耐性を耐寒性と呼びます
熱帯草花の鉢上げと冬越し秋に花を終えて宿根する草花の管理夏から秋に花壇や鉢に植えた熱帯性の宿根草花があるかもしれません。寄せ植えしたものなら、枯れた一年草草花を抜いたあとどう処理したらいいでしょうか。一緒に処分したくなるかもしれませんが、ポット上げし
冬越しに向けての準備耐寒性を強めるハードニング 植物たちも、秋になると寒い冬に向けて準備の季節に入ります。植物自ら葉を落としたり、地上部を枯らして根や球根だけになって対処しますが、熱帯や亜熱帯性の寒さに弱いものは私たちが保護しないと生き延びられません
冬の庭仕事の愉しみ(2024年) ご無沙汰しております。年末モードに忙殺されてしばらくブログをお休みしていました。個人的には初めて第九の演奏会に合唱参加することになり、去年の夏から練習してきましたが、先週末に無事終えてほっとしているところです。いよいよ冬
花の庭、花の街づくり それぞれの庭が美しければ、街は美しくなる。地方行政は、花いっぱいの街づくりを推進したり、花育てのリーダーを育成したりして、美しい街並みをつくる支援もしている。魅力的な街は、緑と花豊かな街づくりからという発想。この街づくりが成熟
鉢替え時の根鉢の処理 11月に入り、鉢上げした苗がすくすく育っています。直径6センチのポットの底から根が出てくる頃に、一回り大きなポットに鉢替えをします。9センチのポットが目安です。カレンデュラのように一部大きな葉をもつものなど7.5センチポットに鉢上げし
根を傷めないほうがいい理由 根鉢の底を切り取る?! 園芸を始めた若い頃、近所のおばさんがパンジーの苗を植えるときに、底の根をごっそり取りのぞいて植えているのを何度も見たことがあります。確かにポットの底に根がぐるぐる回っていたけれど、初心者の私はあんな
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冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう
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