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たね<種>から育てましょ!! by Rieko Mitsuhashi http://sunscourt.blog.jp/

花と暮らす庭づくりとガーデニングの楽しみをつづります。 おもに種から草花を育てています。

ガーデニングのエッセイです。

りえこ
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2017/03/14

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  • 次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬

    次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬 夏の庭仕事を極力少なくするために 2月。外はまだ寒くて春も遠いのに、ダイニングでコーヒーを飲みながら、次の夏のことを考えています。とくにここ数年の夏の暑さは尋常ではない状況です。トマトショックと新聞をにぎわせる

  • 雪の庭

    雪の庭 私が園芸を始めた頃は、横浜でもときどき大雪になることがあって、まっ白に一変した庭の雪景色を体験できた。広いベランダでポットケースにいっぱい苗を育てていたから、その上に雪が積もらないように室内にビニールシートを敷いて、苗を取り込めるだけ取り込ん

  • 冬の長い時間を楽しむ

    冬の長い時間を楽しむ とくに秋から冬にかけて、庭づくりの最大の楽しみは、少しの時間庭の世話をしながら次の季節を待ち望むことだろう。まだそこに完成された庭はない。日々の世話は、来春以降のためにある。春から秋、花たちに囲まれながら庭仕事するのも楽しいけれ

  • 冬も室内で草花を楽しむ

    冬も室内で草花を楽しむ 冬に室内で楽しめる花たち 冬は庭では花のさみしい季節になりますが、日当りのよい部屋があれば、冬も室内で花を楽しめます。本来は春咲きの草花であるプリムラも、冬のうちから売られます。メラコイデスやポリアンサ、ジュリアンといろいろ

  • 庭の財産 ~価値あるこぼれダネ

    庭の財産 ~価値あるこぼれダネ  庭の財産というと、もちろん人によって価値を見出すものに違いがあるでしょう。タネまくガーデナーである私の庭で財産だと思えるものは、庭の土のなかで眠りについている小さなこぼれダネたちです。もちろんこぼれたタネで育つ草花は

  • 冬の苗たち

    冬の苗たち  今年は暖冬、という天気予報を秋の終わりに聞くと、ほっとします。もちろん、実際に予想が当たるとは限りませんが、暖かな冬は秋まき苗の冬越しは楽。苗もゆったり大きく育ってくれますし、私たちも日々さほど神経をとがらせなくてすみます。 秋まきの

  • 温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について

    温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について 長い夏、暖かな秋 温暖化の影響なのか、夏の暑さが厳しくなっています。とはいえ、私が若い頃から日本の夏は暑くて暑くて、とても昼間庭に出られなかったのを体感として覚えています。外に出るには、まず長袖と

  • 冬越しの工夫

    冬越しの工夫  夏越しに比べれば難易度は低い、日本での冬越し最近は、地球温暖化の影響か、年によって暖冬だったり、寒さが厳しかったり。冬の気候も毎年同じではありません。もちろん地域によっても、本格的な寒さがやってくる時期は違います。いつから防寒が必

  • 冬の価値

    冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう

  • 庭の微気候を知る

    庭の微気候を知る 微気候について おおまかなその地域の気候とは別に、庭の日当たりや風通しなどの条件によって、植物の育つ環境は局所的に変わります。その植物に合った場所で育てば、とてもよく生育しますし、合わないとうまく育ちません。微気候に植物は大きく左

  • 霜対策

    霜対策 霜はどう降りる?霜は、空気中や土の中の水蒸気や水分が凍ったものです。霜が降りて霜柱が立つと、植物の根が地面に浮いてしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるので、そのせいで土を持ち上げてしまいます。霜が溶ければ持ち上がった根だけそのまま表土

  • 寒さを訴える植物たちの信号を見分ける

    寒さを訴える植物たちの信号を見分ける 植物の耐寒性、耐凍性 寒さを嫌う熱帯、亜熱帯産の植物にとって、寒い冬は試練の季節。一年草なら花後寒さが来て枯れておしまいですが、多年草の場合は、寒い冬を乗り切る必要があります。寒さに対する耐性を耐寒性と呼びます

  • 熱帯草花の鉢上げと冬越し

    熱帯草花の鉢上げと冬越し秋に花を終えて宿根する草花の管理夏から秋に花壇や鉢に植えた熱帯性の宿根草花があるかもしれません。寄せ植えしたものなら、枯れた一年草草花を抜いたあとどう処理したらいいでしょうか。一緒に処分したくなるかもしれませんが、ポット上げし

  • 冬越しに向けての準備

    冬越しに向けての準備耐寒性を強めるハードニング 植物たちも、秋になると寒い冬に向けて準備の季節に入ります。植物自ら葉を落としたり、地上部を枯らして根や球根だけになって対処しますが、熱帯や亜熱帯性の寒さに弱いものは私たちが保護しないと生き延びられません

  • 冬の庭仕事の愉しみ(2024年)

    冬の庭仕事の愉しみ(2024年)  ご無沙汰しております。年末モードに忙殺されてしばらくブログをお休みしていました。個人的には初めて第九の演奏会に合唱参加することになり、去年の夏から練習してきましたが、先週末に無事終えてほっとしているところです。いよいよ冬

  • 花の庭、花の街づくり

    花の庭、花の街づくり  それぞれの庭が美しければ、街は美しくなる。地方行政は、花いっぱいの街づくりを推進したり、花育てのリーダーを育成したりして、美しい街並みをつくる支援もしている。魅力的な街は、緑と花豊かな街づくりからという発想。この街づくりが成熟

  • 鉢替え時の根鉢の処理

    鉢替え時の根鉢の処理  11月に入り、鉢上げした苗がすくすく育っています。直径6センチのポットの底から根が出てくる頃に、一回り大きなポットに鉢替えをします。9センチのポットが目安です。カレンデュラのように一部大きな葉をもつものなど7.5センチポットに鉢上げし

  • 根を傷めないほうがいい理由

    根を傷めないほうがいい理由 根鉢の底を切り取る?! 園芸を始めた若い頃、近所のおばさんがパンジーの苗を植えるときに、底の根をごっそり取りのぞいて植えているのを何度も見たことがあります。確かにポットの底に根がぐるぐる回っていたけれど、初心者の私はあんな

  • 苗と住む幸福

    苗と住む幸福  開花した鉢花が、園芸店に並べられている。色とりどりのその姿は、いかにも堂々と威厳にあふれていて、完璧に見える。もちろんお店の管理にもよるが、葉にはシミひとつなく、枯れ葉や花がらも見えない。これからしあわせな未来が待っているという自信に

  • 用土のトリセツ

    用土のトリセツ  ふだんタネまきガーデニングではさまざまな用土を使います。とくに育苗までに使う用土について実際の私自身の使い方、使い分けなどをご紹介します。 タネまき用土 タネをまく種類の数によりますが、たくさんまく人はホームセンターなどでタネ

  • アネモネ

    アネモネ  昔はよくアネモネの球根を買って秋に植えていた。いびつで先端が尖っていてしわしわになった球根を少し湿らせたバーミキュライトに入れると、だんだん球根が水分を吸って、ぱんぱんに膨んでいく。ふくらんだ球根は、尖ったハーシーキスチョコを少し小さくし

  • 冬の庭仕事計画

    冬の庭仕事計画  < 2023/11/7更新 > 早春から秋の庭仕事は刺激がたくさんあって楽しいですが、私がもうひとつ楽しみにしているのが、冬の庭仕事です。春から秋の庭仕事は主に植物相手で、切ったり、手入れしたり、水や肥料を与えたり、咲かせたり、片づけたり。一方冬

  • 一年草の終わり方 春と秋

    一年草の終わり方 春と秋 一年草を庭の中心にしていると、毎年必ず終わりがやってくる。花が終われば命を終える一年草たち。枯れた株を片づけ、土を耕し、堆肥や肥料を新たにすきこみ、また次の一年草を植える。いつもこのサイクルで一年草を育てている。 正確に

  • 丈夫な植物

    丈夫な植物  私たち植物好きにとって、丈夫で庭でどんどん殖えていく植物というのは、実はやっかいな存在だ。あまり庭に手をかけたくない人なら、造園屋に「手がかからず、丈夫で美しい植物を」と頼むのだろうが、私からしてみたら、そういう植物ばかりで構成された庭

  • 庭の土の分量

    庭の土の分量 育てる草花の数にもよりますが、用土って結構たくさん必要です。私も夫の助けを借りて、この週末もホームセンターに用土をまとめ買いしに行きました。でも、よく考えると、その用土、苗育てをして花壇に定植して、土の分量としてはかなり増えているはずな

  • 発芽後のまき床への対応。再び

    発芽後のまき床への対応。再び まき床の向きを変える 発芽後、小さな芽は太陽の方向めがけて伸びていきます。まき床の置き場所次第ですが、太陽が一方向からしか入らないことも多いので、そのまま放っておくと芽は斜めに伸びて、やがていびつな姿になってしまいます

  • 毎年違う気候で育ちも毎年変わる

    毎年違う気候で育ちも毎年変わる  地球温暖化の影響か、それとも恒常的にある地球環境の変化もあるのか、毎年の季節の環境は同じということがありません。もちろん、タネまきした草花の生育も同じということがありません。昔私がガーデニングを始めた頃も、寒い冬に

  • 秋花壇を彩る大型草花

    秋花壇を彩る大型草花 迫力たっぷりの大型草花たち 初夏から秋を彩る熱帯草花は、わき芽を生長させ、草丈を伸ばしながら開花していくものが多いです。だんだん大きく伸びていきますが、切り花用の草花としてつくられたものではありません。生育の旺盛なものは、だん

  • 秋まき 10月半ばを過ぎても間に合う?

    秋まき 10月半ばを過ぎても間に合う? 10月まきにトライ!! 私は以前秋まきは、その後苗の生長期間のことを考えると、9月がベストだと考えていました。苗をなるべく秋の暖かな気候のうちに大きく育てたいということです。今もその考えに変わりはないのですが、最近の

  • 季節の温度差

    季節の温度差  今年は暑い夏だった。暦が進んでもちっとも弱まる気配を見せない夏の猛威に、空恐ろしささえ感じたほどだった。暑いので、庭仕事もままならず、力尽きたり弱ったりする草花をただ見守るしかなかった。庭に出られる時間が少ない分、庭に関する本やエッ

  • 丁寧な仕事

    丁寧な仕事   ていねいな仕事に憧れる。たとえば、タネをまくときに用意するまき床。この表面の土が美しく均されていて、鏡面のようになめらかで、しかもふかふか感も残っている床。これはきっとタネにとっては、シルクの毛布の上に寝かされるようなものだろう。や

  • 愛すべき固定種たち

    愛すべき固定種たち 魅力的な新品種 ガーデニング歴が長くなって、自分で思い描いた素敵な庭づくりをしたいと思うようになると、庭に新しい魅力的な草花をたくさん入れたくなります。ほかでは咲いていないような魅力的な品種を。新品種は、花色が従来の固定種と比

  • 一年草扱い

    一年草扱い 「一年草扱い」という区分 日本の園芸店や通販各社から手に入れられる草花は、多年草もなかにはありますが、一年草が中心です。一年草は花を咲かせるとタネをつけて枯れる草花で、一年以下のライフサイクルを持ちます。草花の生育は、育てる場所の気候

  • 次はどんな庭にしたいか、イメージを固める

    次はどんな庭にしたいか、イメージを固める しっかりイメージさえできれば! 草花の咲く庭といっても、イメージはさまざまです。花をあふれるように咲かせたいのか、それとも緑との調和を図りたいのか。多年草や低木とのバランスの兼ね合いでも、イメージは変わります

  • 秋の低温発芽性の草花の苗育て

    秋の低温発芽性の草花の苗育て ラークスパーとデルフィニウムのタネまき むずかしいタイトルになりましたが、デルフィニウムとラークスパーのことです。ふつうの秋まき草花の発芽適温はだいたい20℃前後。±5℃くらいとけっこう適温には幅があって、やや高めのほうが

  • 秋の鉢上げ

    秋の鉢上げ< 2023/10/11更新 >大きな芽から順に鉢上げ 10月に入り、秋まきした草花の鉢上げを始めました。まいた種類が多いので、毎日少しの時間を充てて、少しずつ鉢上げします。本葉が3~4枚くらいになったものが鉢上げの目安です。最初に鉢上げするのは、比較的大き

  • 半耐寒性草花の秋まき

    半耐寒性草花の秋まき 耐寒性草花たち 秋にまく草花のほとんどは耐寒性草花。元々の自生地に四季があって冬の寒さがある場所に生育します。よって寒さへの耐性があります。日本の温暖地は冬の寒さが厳しくないので、耐寒力のある草花なら冬の寒さに耐えられるため、

  • 常識を打ち砕け

    常識を打ち砕け 固定観念があると 長く庭仕事していると、当たり前だと思ってやっていることがたくさんあります。季節ごとにいろいろ作業がありますが、どれも大切な作業で、飛ばすことなど考えられません。経験を積めば積むほど、頭はかちかちに固くなります。常識

  • 園芸草花たちの悲しい宿命

    園芸草花たちの悲しい宿命 より魅力的な品種を求めて 種子カタログを見るいちばんの楽しみは、どんな種類の品種がその年に新しく発表されたかということ。新しい品種を育てる愉しみは、未知のものをさぐり当てる楽しみがあって、わくわくします。とくに、その種類は

  • タネまきすればこそ楽しめる草花たち ~秋まき

    タネまきすればこそ楽しめる草花たち ~秋まき 草花ナインナップを広げるには 私のようにタネから草花を育てて花の庭をつくっている者の庭の草花は、少しほかの庭とは違うかもしれません。園芸店で買ってくる花たちより、豊富なラインナップに恵まれているからです

  • 育てることは楽しい

    育てることは楽しい 苗育てを味わい尽くす 一年草ガーデニングのなかでいちばん楽しいところは、やはり苗を育てるところだと思います。だから必然的に、タネから育てるということになります。花が咲いて栄養生長から生殖生長に移行したポット苗では、育てるというと

  • 私の園芸ノート

    私の園芸ノート 書き込みできるカレンダーを使う 日記とか記録をつけるのは、得意なほうではありません。タネまきの記録をつけようと、夏のパンジービオラのタネまきの記録をつけたこともありますが、続いた試しがありません。そしてつけた記録も活用されることがな

  • 葉を楽しむ植物たち

    葉を楽しむ植物たち 葉の美しい草花を花壇で生かす植物の魅力の多くは、花、つまり花にあることが多いですが、その本質は葉。またその植物の姿であるといえます。葉を自在に扱えるようになれば、花が咲く時期だけでなく葉の時期も植栽を楽しめます。 とくに葉の色

  • 適度ということ

    適度ということ 適度の意味園芸のノウハウでは、「適度に」「適期に」という言葉がよく顔を出します。とはいえこれほど理解に苦しむものはありません。水を適度に与えるって、どれくらい?適期に植え替えるっていつ?疑問は渦を巻きます。もちろんこの適度は「まあテキ

  • 家にあるものをガーデニング用にリサイクルする

    家にあるものをガーデニング用にリサイクルする ガーデニングお役立ちグッズをさがそう ガーデニング用のものではないけれど、ガーデニングに役立つものは意外にたくさんあります。アイディア次第で、いろいろな工夫ができます。なかには見栄えの悪いものもあるの

  • 水やりの癖からさぐるよりよい土の配合

    水やりの癖からさぐるよりよい土の配合 水やりの癖で土の配合を調整しよう 草花育てにベストといわれる良質な培養土を使っても、草花がうまく育たないこともあります。これは、ベストの土の配合は、植物の種類によって違うだけでなく、個人個人の水やりの癖によって

  • 生ゴミ堆肥で育苗用土をつくろう

    生ゴミ堆肥で育苗用土をつくろう 生ゴミはよい用土に変身します私は自宅で出た生ゴミを捨てたことがありません。生ゴミはふた付きのバケツに入れておいて、バケツいっぱいになったら、土に埋めて堆肥化させて、それを苗を育てるときの用土にします。もちろん、コンテ

  • ハーブのタネをまく

    ハーブのタネをまく タネから育てる?苗を買う? なにげない緑色の葉を触ると、なんとも素敵な香りのするハーブたち。私はハーブを知った若い頃、夢中になって育てた経験があります。これがガーデニングとの出会いでした。ハーブもタネがたくさん売られています。買

  • 強風と台風対策

    強風と台風対策 風対策は万全に強風は植物育てにとっていちばんの敵。とくに8~10月にかけては台風のシーズンです。また台風の時期でなくても、突風が吹くときもあるので、強風対策は大切です。風で植物が倒されてから後悔するのでは遅いので、いつでも最低限の対策を

  • タネまき計画を立てる ~今年はどんな草花を育てる?

    タネまき計画を立てる ~今年はどんな草花を育てる? < 2023/9/21更新 >定植してからが問題?! タネまき好きの人が犯しやすい失敗があります。好きな草花のタネをいろいろ買って育てたら、色はばらばら。これを色とりどりに植えたら、テーマ性のないただの寄せ集め

  • 液体肥料からみる今のガーデニング事情

    液体肥料からみる今のガーデニング事情 液肥のタイプ 液体肥料=液肥はほぼ毎日のように、どこかで使っています。ふと気づきましたが、最近液体肥料の種類が減っているような気がします。なくなったわけではないのでしょうが、出回っているのはほとんどが汎用液肥と

  • 根のトラブルいろいろ

    根のトラブルいろいろ 根詰まりってどんな症状?ポット苗やコンテナに植えた根は、鉢底めがけて勢いよく伸びていきますが、それ以上伸びていけなくなると、やがてコンテナの底でぐるぐる巻きにからみあっていきます。土の中のことで私たちには目に見えませんが、こう

  • 一年草草花でセンスのよい花壇をつくる

    一年草草花でセンスのよい花壇をつくる 美を見分ける目を養おう一年草草花は花の庭に最適と思ってはいても、なかなかセンスのよい美しい植栽をつくるのは難しいと感じている方は多いかもしれません。美しさは好みの部分もありますが、それだけではなく、だれもが普遍

  • グラスをタネから育てる

    グラスをタネから育てるアワ Setaria italica イネ科、カヤツリグサ科が中心 秋の野山に、そして道端の雑草として穂を揺らすグラス類は、私たちにとって馴染みの深い植物です。グラスといっても、イネ科のものだけでなく、カヤツリグサ科などたくさんの種類がありま

  • 秋まきいつから始める?2023年

    秋まきいつから始める?2023年 < 2023/9/6更新 >高温予想の9月 いよいよ9月。秋まきが視野に入ります。8月も夏まきしている方なら、すでにタネまきの季節を迎えています。今年はエルニーニョ現象の影響で暑い夏が続きました。その影響で9月も気温が高そうな予報です

  • 初心者タネまきガーデナーの心得 ~まずは少しずつから始める

    初心者タネまきガーデナーの心得 ~まずは少しずつから始める まきすぎ、育て過ぎに注意 タネまきを始めた初心者の頃、私はタネの袋に入っているたくさんのタネを残らず、まき床にばらまいていました。もちろんまき床もそれ相応の、大きな素焼きの平鉢を使っていま

  • 夏越し後の植物の手当て

    夏越し後の植物の手当て 夏越し植物は弱っています夏越しには成功したけれど、そのあと生育がよくならずに結局秋になって枯れてしまったという経験はありませんか?暑いのによく頑張っているなと少し安心しながら見守っていた草花が、夏の終わりになった急に調子を崩

  • 苗はどこで育てる?

    苗はどこで育てる? ベランダはよい育苗スペース タネから草花を育てるには、苗を育てる場所が必要です。私の場合は、タネまきを始めた20代の頃から、実家に広くて日当たりのよいベランダがあったので、そこが育苗のステージでした。ポットトレイを置く場所はいくらで

  • 育て方のわからない植物に出会ったら

    育て方のわからない植物に出会ったら 新しい植物と長いおつき合いを 最近は、毎年世界から新しい植物が次々とやってきます。育てたことのないものなら、どうやって育てればいいか、戸惑ってしまいます。自分のいつもの育て方でいいと過信しているうちに、生育が悪く

  • 草花の老化と対処法

    草花の老化と対処法 一年草植物の老化を防ぐ 一年草はライフサイクルが短いので、花期に花を咲かせるとタネを実らせて、やがて枯れてしまいます。それ自体はしかたないことですが、育て方によってはより早く老化を迎えてしまうことがあります。 とくに老化を早め

  • 秋まきの半耐寒性草花について

    秋まきの半耐寒性草花について 半耐寒性草花について 秋まきする草花には、おおまかで便宜上の区分ですが、耐寒性草花と半耐寒性草花があります。耐寒性草花は比較的寒さに強く、温暖地では秋に定植してしまえば、5℃以上の気温で冬の間も少しずつ茎葉が育ちます。上

  • タネをまく季節

    タネをまく季節 タネ袋のまきどきの記載 私は11~1月の冬の期間以外は、いつも何かしらのタネまきをしています。とはいえ、タネにはまきどきがあり、まきどきでないときにまいてもうまく育ちません。私は長年タネまきをしているので、何をいつまけばいいか把握してい

  • もっと見直したい秋の花壇作り

    もっと見直したい秋の花壇作り  秋はガーデニングに最高の季節です 夏の暑さですっかり冷めてしまったガーデニング熱は、秋になっても、なかなか回復しないことが多いものです。あれほど賑わいを見せていた園芸店も、人はまばら。秋になると庭に出ることも少なくな

  • 花色で選ぶ一年草草花

    花色で選ぶ一年草草花 テーマカラーを決める 私の庭では春の一年草花壇をつくるとき、メインの花色テーマを決めて、それに添ってタネを選び、買ってまきます。主に玄関側のレイズドベッドのスペースです。もちろん一色だけとは限らず、基本カラーを決めて、そこから

  • 草花たちのふるさとを知ろう

    草花たちのふるさとを知ろう< 2023/8/23更新 >原産地を手がかりに探る植物の性質 品種改良されてドレスアップされた園芸草花にも、それぞれふるさとがあります。これが原産地と呼ばれるものです。草花のデータの多くには、学名や花期などと一緒に原産地が記載されていま

  • はじめてのタネまき ~まずは大粒の種子から

    はじめてのタネまき ~まずは大粒の種子から 大粒のタネ タネはとても粒が小さいもの。こんな小さなタネをまいて立派な草花が育つことが想像できないかもしれません。でも、直径が3ミリ以上あって、親指と人差し指でつまめるほどの大粒の種子なら、扱いやすいかもし

  • 季節の草花の株と、育ち方、花のつき方

    季節の草花の株と、育ち方、花のつき方 季節により花壇の雰囲気が変わるわけ 四季のある日本では、冬から春の一年草、夏から秋の熱帯草花、そして温帯性と熱帯性の多年草と、たくさんの草花が育ちます。タイプの違う草花は、育つ季節や咲く時期も異なるので、育ち具

  • 苗のアブラムシ

    苗のアブラムシ 若い苗にはアブラムシがよくつきます 鉢上げして、ベランダですくすく育つ苗たち。何の不安も恐れもなく苗たちは育っているように見えます。でも、そこにも小さな落とし穴が待っていることがあります。水をちゃんと与えているのに、何となく元気がな

  • 草花の品種について

    草花の品種について オステオスペルマム アフリカンサンセット。アフリカの日没をイメージさせる素敵なネーミング新しい品種を育てる タネから育てられる一年草を長く育ててきました。種類のラインナップはだいたい決まっているので、タネまきを始めた頃は、10年もし

  • イエベとブルベ

    イエベとブルベ 色を二分すると理解しやすい イエベとブルベ。女性の方ならこの言葉よくご存じと思いますが、男性には聞きなれないかもしれません。色を黄みがかった色と青みがかった色に分ける方法で、イエベはイエローベース、ブルベはブルーベースの略です。美容

  • 苗を大きく育てる

    苗を大きく育てる 水やりは苗の生命線 タネまきガーデナーにとっていちばん楽しいのは、芽の出た草花の苗を大きく育て上げることです。草花を育てるのはとっても楽しい。小さな芽は茎葉を広げて、だんだん大きく育っていきます。その過程をずっと見守っているのです

  • 株立ちして次々咲く四季咲き草花の問題

    株立ちして次々咲く四季咲き草花の問題 宿根ネメシア  わい性で四季咲きの草花。夏は花を休むものの、春と秋長く咲く草花があります。リナリア、キンギョソウ、ネメシア、アリッサム、エリゲロン、バコパなど。小花が密集して花穂をつける草花が多いです。長く咲くだけ

  • 植物のもうひとつの病気、生理障害

    植物のもうひとつの病気、生理障害 ふだんの私たちの管理が生理障害を引き起こします 私たち人間の病気でも、風邪のウィルスなど、外側からやってくる病気がありますが、内蔵疾患や生活習慣病など、身体の内面から発生する病気もあり、現代ではこちらのほうがより

  • 貧弱の苗にしか育たないのは?

    貧弱の苗にしか育たないのは? まき床の芽が生長しない 今年は苗を買わずにタネまきをしようと決めてまいたのはいいけれど、育ちが悪かったり、ときに全然生長しなかったり。せっかくの意気込みがだいなしになってしまうことがあります。こんなことなら、やっぱり立派

  • 発芽までのまき床の置き場所

    発芽までのまき床の置き場所 よい発芽は置き場所次第発芽までまき床を管理する場所は、発芽適温を保つために、最適な場所を考える必要があります。一年中同じ場所に置くのではなく、季節によって、たねの発芽適温に応じて、それぞれ変える必要があります。どこが最

  • 花をたくさん長く咲かせるコツ

    花をたくさん長く咲かせるコツ < 2023/8/1更新 >花期に存分に咲かせる 草花たちは花咲かせる前の茎葉を茂らせる栄養生長の時期を経て、花を咲かせます。それぞれの草花には花期があって、それは季節と連動しています。これは季節と生長との関係だけでなく、日の長さ

  • 一年草草花の日当たりの大切さについて

    一年草草花の日当たりの大切さについて隣の家屋が迫る南面のデッキ。日当たりは十分ではないが一年草が育つスペース 日当たり第一の一年草草花 たねから育てる一年草草花のほとんどは、日当たりのよいところでよく育ち、たくさんの花を咲かせます。日光の足りないと

  • 高性種草花の魅力

    高性種草花の魅力 高性種が出回らないわけ庭でそよそよといろんな草花が風にそよいています。草花たちはほどよく花茎が伸びて、隣の草花の株と寄り添いながらハーモニーを奏でています。まるでそこに自然に育って咲いたようにのびやかで自然な風情。こんな庭を写真や

  • ローダンセ

    ローダンセ Helipterum manglesii  カサカサした花弁でドライフラワーでもよく見かけます。鮮やかなピンク色(総苞片)に中心の黄色(花)とのコントラストが魅力ですが、白花もあります。花は日に当たったときだけ開く性質があります。ローダンセという名称は、バラ色

  • 二年草のタネまき

    二年草のタネまき カンパニュラ メディウム Campanula medium 二年草の魅力 草花には一年草、多年草という区分のほかに、二年草があります。二年草も花が咲けばタネをつけて枯れますが、比較的大型で花をつけるようになるまで時間がかかります。私たちが庭で育て

  • 単色の種子、ミックス種子

    単色の種子、ミックス種子花色が豊かなルピナス どちらを選ぶ? 草花のなかには、たくさんの花色バリエーションを持つものがあります。これらは同じシリーズでも、花色別のもの、ミックス種子として色が混ぜられているものがありますが、必ず花色が明記されています

  • 花の庭のための一年草花壇

    花の庭のための一年草花壇 一年草が主役の花壇づくり 花壇を作るというとき、ふつうなら土の部分は何かしら植物で埋めて庭を完成させようとします。庭はいつも完璧に整備されていて、いつもほどよく植物が茂っていて完成形を保っていなければと考える人。でも花いっ

  • 夏越しのむずかしい草花の管理法

    夏越しのむずかしい草花の管理法日本の夏は植物にとっても過酷日本は緯度では温帯地域に入るものの、関東以西の温暖地では、真夏は30℃以上と、熱帯地方並みの暑さになります。しかも湿度も高い高温多湿の環境です。とくに都市や住宅地ではコンクリートに包まれていて、

  • 春花壇の整理と夏花壇への移行

    春花壇の整理と夏花壇への移行 花壇やコンテナの模様替えは計画的に 春盛りだった花壇も、梅雨が来ると、一年草草花を中心に花が終わり枯れていきます。そのまま放っておくと花の終わったコンテナばかりになって見苦しいもの。早めに夏花壇への移行が必要です。とい

  • 発芽後のまき床の管理 ~鉢上げまで

    発芽後のまき床の管理 ~鉢上げまで まき床の置き場所 まき床で発芽したら、鉢上げする大きさに育つまでまき床で管理します。まき床はよく日に当たり、風通しのよい場所に置きます。とくに室内で発芽させたときも、そのまま室内に置かずに、戸外に移す必要がありま

  • 夏の花を美しく咲かせる

    夏の花を美しく咲かせる 夏花壇をエンジョイしよう 暑い夏は、ガーデニングもお休み?いえいえ、真夏の間も花を咲かせ続ける、暑さに強い花たちもたくさんいます。こうした草花たちが元気に咲いていると、私たちも元気が出ます。夏の間はあまり手をかけずに、きれいに

  • 梅雨の時期の草花の管理

    梅雨の時期の草花の管理 梅雨の頃の一年草熱帯草花花壇。これからだんだん育っていきます梅雨は恵み? 梅雨に入ると、おおかたの春咲き草花は終わりを告げます。一年草花壇ならこの頃に春まきの熱帯草花にシフトしますが、長雨で湿度も多い季節は、熱帯草花にとっても

  • 秋花壇のための初夏まき

    秋花壇のための初夏まき 春まき草花のまきどきは長い 春のタネまきシーズンは長いです。冬から早まきもできるので、実に半年以上タネまきシーズンが続くことになります。その最後にあたるのが、初夏。初夏まきは、だいたい梅雨の季節のタネまきです。もし春から計

  • 挿し芽で殖やす

    挿し芽で殖やす 挿し芽で殖やす 草花の繁殖には、タネから育てるほかに、挿し芽や挿し木で殖やす方法があります。親株の一部を切り取って、土に挿して根を出させる方法です。茎を挿すほか、根を使う根伏せなどバリエーションもあります。挿し芽での繁殖は、親株か

  • ポリポットのサイズの使い分け方

    ポリポットのサイズの使い分け方 左から2号、2.5号、3号、3.5号ポットなぜポリポットを使うのか育苗にかかせないのがポリポット (ビニールポット)です。苗を買ったときに入っている、やわらかなポットがそれ。黒いものが多いですが、カラーのものもあります。苗を買った

  • 種子と休眠

    種子と休眠 タネの多くは休眠する種子のなかには、タネが実ると自ら休眠状態に入るものが多くあります。多くの実ったタネが熟して庭にたくさんこぼれ落ちても、光や温度、水分などの発芽の条件は整っているのに発芽してこないのも、休眠しているためです。タネを休眠

  • 徒長を防ぐ

    徒長を防ぐまき床で徒長したホウセンカの芽。芽は比較的大きい 徒長とは?せっかくタネをまいたのに、芽の幼軸(双葉の下の土から伸びる茎)がだらりと伸びて、とても健康的とはいえない芽が出ることがあります。これが徒長。これは病気ではなく奇形でもなく、育てる環

  • コンテナへの直まき ~発芽後からの管理

    コンテナへの直まき ~発芽後からの管理直まきしたケイトウケイトウ。育って花が咲いた発芽まで発芽までは表土が白っぽく乾かないように注意します。根はまだ浅いので、少しの水切れで枯れてしまいます。かといって与えすぎると、徒長を招きます。水やりは散水機の

  • 採りまきというまき方

    採りまきというまき方 < 2023/6/30更新 >採取したらすぐにまく 庭で黒く熟した種子を乾燥させずにすぐにまく方法を、採りまきといいます。一部の種類は、乾燥に弱くかつ生存期間が短いために、熟したあとすぐにまく必要があるからです。乾燥させて保存すると深い休眠

  • こぼれダネを楽しむ

    こぼれダネを楽しむ< 2023/6/30更新 >こぼれて育ったゲラニウム ピレネカム Geranium pyrenaicum  株から種子を採種しなくても、株から落ちたこぼれダネが、自然に発芽してくることがあります。比較的丈夫で生存能力の高い原種に近いタイプに多く見られます。タネを

  • タネの保存

    タネの保存 種子は冷蔵庫で保存します種子は生きて呼吸しているので、常温に置くと新鮮さを早く失い、やがて発芽できなくなります。種子にも寿命があるものの、保存の仕方次第でその命を大幅に伸ばせます。いろんな種類を少しずつまくと、あまることも多いので、来年

  • タネの採種

    タネの採種 < 2023/7/3更新 >モリカンディアの鞘F1品種はタネ採りしない 私は花が終わってタネの実る季節になると、タネの採取をします。タネが実る季節は、種子の実り具合を確かめるのが日課です。種類によっては、花後たくさんの種子がとれます。とくに二年草タイ

  • ラベリング

    ラベリング まき床やポットにはラベルが必要ですタネをまいたあとまいた種類を特定するため、まき床にさしたり、鉢上げで個々のポットにさしたりするのに、ラベルがたくさん必要です。もちろん市販品もありますが、消耗品でもありますし、自家製のものを作りためて使い

  • 多年草のタネまき

    多年草のタネまき すぐに発芽しない多年草 一年草ならまけば、一週間くらいでたくさん発芽してきます。また、日本の種苗会社で売られるタネは、まいてすぐ発芽が期待できるものがほとんどです。よって、タネはまけばすぐに芽が出てくるものと思いがちですが、多くの

  • 簡単タネまきの方法

    簡単タネまきの方法 庭の花壇の一部に床をつくって直まき直まきの広めの床では、覆土にふるいを使います 先日公開の講座のときに、ご参加のみなさんにタネをお配りする機会がありました。そのまま庭に直まきして育って、庭の財産になるようなものを選んで持っていきま

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たね<種>から育てましょ!! by Rieko Mitsuhashi
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