いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
花と暮らす庭づくりとガーデニングの楽しみをつづります。 おもに種から草花を育てています。
ガーデニングのエッセイです。
丈夫な植物 私たち植物好きにとって、丈夫で庭でどんどん殖えていく植物というのは、実はやっかいな存在だ。あまり庭に手をかけたくない人なら、造園屋に「手がかからず、丈夫で美しい植物を」と頼むのだろうが、私からしてみたら、そういう植物ばかりで構成された庭
庭の土の分量 育てる草花の数にもよりますが、用土って結構たくさん必要です。私も夫の助けを借りて、この週末もホームセンターに用土をまとめ買いしに行きました。でも、よく考えると、その用土、苗育てをして花壇に定植して、土の分量としてはかなり増えているはずな
発芽後のまき床への対応。再び まき床の向きを変える 発芽後、小さな芽は太陽の方向めがけて伸びていきます。まき床の置き場所次第ですが、太陽が一方向からしか入らないことも多いので、そのまま放っておくと芽は斜めに伸びて、やがていびつな姿になってしまいます
毎年違う気候で育ちも毎年変わる 地球温暖化の影響か、それとも恒常的にある地球環境の変化もあるのか、毎年の季節の環境は同じということがありません。もちろん、タネまきした草花の生育も同じということがありません。昔私がガーデニングを始めた頃も、寒い冬に
秋花壇を彩る大型草花 迫力たっぷりの大型草花たち 初夏から秋を彩る熱帯草花は、わき芽を生長させ、草丈を伸ばしながら開花していくものが多いです。だんだん大きく伸びていきますが、切り花用の草花としてつくられたものではありません。生育の旺盛なものは、だん
秋まき 10月半ばを過ぎても間に合う? 10月まきにトライ!! 私は以前秋まきは、その後苗の生長期間のことを考えると、9月がベストだと考えていました。苗をなるべく秋の暖かな気候のうちに大きく育てたいということです。今もその考えに変わりはないのですが、最近の
季節の温度差 今年は暑い夏だった。暦が進んでもちっとも弱まる気配を見せない夏の猛威に、空恐ろしささえ感じたほどだった。暑いので、庭仕事もままならず、力尽きたり弱ったりする草花をただ見守るしかなかった。庭に出られる時間が少ない分、庭に関する本やエッ
丁寧な仕事 ていねいな仕事に憧れる。たとえば、タネをまくときに用意するまき床。この表面の土が美しく均されていて、鏡面のようになめらかで、しかもふかふか感も残っている床。これはきっとタネにとっては、シルクの毛布の上に寝かされるようなものだろう。や
愛すべき固定種たち 魅力的な新品種 ガーデニング歴が長くなって、自分で思い描いた素敵な庭づくりをしたいと思うようになると、庭に新しい魅力的な草花をたくさん入れたくなります。ほかでは咲いていないような魅力的な品種を。新品種は、花色が従来の固定種と比
一年草扱い 「一年草扱い」という区分 日本の園芸店や通販各社から手に入れられる草花は、多年草もなかにはありますが、一年草が中心です。一年草は花を咲かせるとタネをつけて枯れる草花で、一年以下のライフサイクルを持ちます。草花の生育は、育てる場所の気候
次はどんな庭にしたいか、イメージを固める しっかりイメージさえできれば! 草花の咲く庭といっても、イメージはさまざまです。花をあふれるように咲かせたいのか、それとも緑との調和を図りたいのか。多年草や低木とのバランスの兼ね合いでも、イメージは変わります
秋の低温発芽性の草花の苗育て ラークスパーとデルフィニウムのタネまき むずかしいタイトルになりましたが、デルフィニウムとラークスパーのことです。ふつうの秋まき草花の発芽適温はだいたい20℃前後。±5℃くらいとけっこう適温には幅があって、やや高めのほうが
秋の鉢上げ< 2023/10/11更新 >大きな芽から順に鉢上げ 10月に入り、秋まきした草花の鉢上げを始めました。まいた種類が多いので、毎日少しの時間を充てて、少しずつ鉢上げします。本葉が3~4枚くらいになったものが鉢上げの目安です。最初に鉢上げするのは、比較的大き
半耐寒性草花の秋まき 耐寒性草花たち 秋にまく草花のほとんどは耐寒性草花。元々の自生地に四季があって冬の寒さがある場所に生育します。よって寒さへの耐性があります。日本の温暖地は冬の寒さが厳しくないので、耐寒力のある草花なら冬の寒さに耐えられるため、
常識を打ち砕け 固定観念があると 長く庭仕事していると、当たり前だと思ってやっていることがたくさんあります。季節ごとにいろいろ作業がありますが、どれも大切な作業で、飛ばすことなど考えられません。経験を積めば積むほど、頭はかちかちに固くなります。常識
園芸草花たちの悲しい宿命 より魅力的な品種を求めて 種子カタログを見るいちばんの楽しみは、どんな種類の品種がその年に新しく発表されたかということ。新しい品種を育てる愉しみは、未知のものをさぐり当てる楽しみがあって、わくわくします。とくに、その種類は
タネまきすればこそ楽しめる草花たち ~秋まき 草花ナインナップを広げるには 私のようにタネから草花を育てて花の庭をつくっている者の庭の草花は、少しほかの庭とは違うかもしれません。園芸店で買ってくる花たちより、豊富なラインナップに恵まれているからです
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いつもの春の庭ではなかった!!2024年の春模様 気候や気温はその年年で違います。同じ冬も春も夏も秋もなく、その年独自の季節が訪れます。ふだんから植物と接していると、それをより深く感じとれます。その季節ごとの記憶は年を経るごとに、私のなかに蓄積されていき
ガーデンラックの注意点 実家にいた若かりし頃に、確かディノスだったと思いますがガーデンラックを買いました。鉢植えを置くつもりでしたが、3段ある棚と棚の間の高さが低く、小さな鉢しか置けないようなものでした。しかもそれは2個セットでした。今そのラックのひ
次の夏の庭仕事のことを考える。2024年冬 夏の庭仕事を極力少なくするために 2月。外はまだ寒くて春も遠いのに、ダイニングでコーヒーを飲みながら、次の夏のことを考えています。とくにここ数年の夏の暑さは尋常ではない状況です。トマトショックと新聞をにぎわせる
雪の庭 私が園芸を始めた頃は、横浜でもときどき大雪になることがあって、まっ白に一変した庭の雪景色を体験できた。広いベランダでポットケースにいっぱい苗を育てていたから、その上に雪が積もらないように室内にビニールシートを敷いて、苗を取り込めるだけ取り込ん
冬の長い時間を楽しむ とくに秋から冬にかけて、庭づくりの最大の楽しみは、少しの時間庭の世話をしながら次の季節を待ち望むことだろう。まだそこに完成された庭はない。日々の世話は、来春以降のためにある。春から秋、花たちに囲まれながら庭仕事するのも楽しいけれ
冬も室内で草花を楽しむ 冬に室内で楽しめる花たち 冬は庭では花のさみしい季節になりますが、日当りのよい部屋があれば、冬も室内で花を楽しめます。本来は春咲きの草花であるプリムラも、冬のうちから売られます。メラコイデスやポリアンサ、ジュリアンといろいろ
庭の財産 ~価値あるこぼれダネ 庭の財産というと、もちろん人によって価値を見出すものに違いがあるでしょう。タネまくガーデナーである私の庭で財産だと思えるものは、庭の土のなかで眠りについている小さなこぼれダネたちです。もちろんこぼれたタネで育つ草花は
冬の苗たち 今年は暖冬、という天気予報を秋の終わりに聞くと、ほっとします。もちろん、実際に予想が当たるとは限りませんが、暖かな冬は秋まき苗の冬越しは楽。苗もゆったり大きく育ってくれますし、私たちも日々さほど神経をとがらせなくてすみます。 秋まきの
温暖化の影響による最近の秋まきの傾向と変化について 長い夏、暖かな秋 温暖化の影響なのか、夏の暑さが厳しくなっています。とはいえ、私が若い頃から日本の夏は暑くて暑くて、とても昼間庭に出られなかったのを体感として覚えています。外に出るには、まず長袖と
冬越しの工夫 夏越しに比べれば難易度は低い、日本での冬越し最近は、地球温暖化の影響か、年によって暖冬だったり、寒さが厳しかったり。冬の気候も毎年同じではありません。もちろん地域によっても、本格的な寒さがやってくる時期は違います。いつから防寒が必
冬の価値 真冬に電車に乗ると、毎度ながらうんざりする。それは人々が着る服、コートの色。そのほとんどが黒やベージュ、灰色。男性も女性も同じだ。駅のホームや電車のなかでは、立ち止まって眺めている時間が長いので、よけいそんなものにばかりに目が行ってしまう
庭の微気候を知る 微気候について おおまかなその地域の気候とは別に、庭の日当たりや風通しなどの条件によって、植物の育つ環境は局所的に変わります。その植物に合った場所で育てば、とてもよく生育しますし、合わないとうまく育ちません。微気候に植物は大きく左
霜対策 霜はどう降りる?霜は、空気中や土の中の水蒸気や水分が凍ったものです。霜が降りて霜柱が立つと、植物の根が地面に浮いてしまうことがあります。水は凍ると体積が増えるので、そのせいで土を持ち上げてしまいます。霜が溶ければ持ち上がった根だけそのまま表土
寒さを訴える植物たちの信号を見分ける 植物の耐寒性、耐凍性 寒さを嫌う熱帯、亜熱帯産の植物にとって、寒い冬は試練の季節。一年草なら花後寒さが来て枯れておしまいですが、多年草の場合は、寒い冬を乗り切る必要があります。寒さに対する耐性を耐寒性と呼びます
熱帯草花の鉢上げと冬越し秋に花を終えて宿根する草花の管理夏から秋に花壇や鉢に植えた熱帯性の宿根草花があるかもしれません。寄せ植えしたものなら、枯れた一年草草花を抜いたあとどう処理したらいいでしょうか。一緒に処分したくなるかもしれませんが、ポット上げし
冬越しに向けての準備耐寒性を強めるハードニング 植物たちも、秋になると寒い冬に向けて準備の季節に入ります。植物自ら葉を落としたり、地上部を枯らして根や球根だけになって対処しますが、熱帯や亜熱帯性の寒さに弱いものは私たちが保護しないと生き延びられません
冬の庭仕事の愉しみ(2024年) ご無沙汰しております。年末モードに忙殺されてしばらくブログをお休みしていました。個人的には初めて第九の演奏会に合唱参加することになり、去年の夏から練習してきましたが、先週末に無事終えてほっとしているところです。いよいよ冬
花の庭、花の街づくり それぞれの庭が美しければ、街は美しくなる。地方行政は、花いっぱいの街づくりを推進したり、花育てのリーダーを育成したりして、美しい街並みをつくる支援もしている。魅力的な街は、緑と花豊かな街づくりからという発想。この街づくりが成熟
鉢替え時の根鉢の処理 11月に入り、鉢上げした苗がすくすく育っています。直径6センチのポットの底から根が出てくる頃に、一回り大きなポットに鉢替えをします。9センチのポットが目安です。カレンデュラのように一部大きな葉をもつものなど7.5センチポットに鉢上げし
根を傷めないほうがいい理由 根鉢の底を切り取る?! 園芸を始めた若い頃、近所のおばさんがパンジーの苗を植えるときに、底の根をごっそり取りのぞいて植えているのを何度も見たことがあります。確かにポットの底に根がぐるぐる回っていたけれど、初心者の私はあんな
冬越しに向けての準備耐寒性を強めるハードニング 植物たちも、秋になると寒い冬に向けて準備の季節に入ります。植物自ら葉を落としたり、地上部を枯らして根や球根だけになって対処しますが、熱帯や亜熱帯性の寒さに弱いものは私たちが保護しないと生き延びられません
冬の庭仕事の愉しみ(2024年) ご無沙汰しております。年末モードに忙殺されてしばらくブログをお休みしていました。個人的には初めて第九の演奏会に合唱参加することになり、去年の夏から練習してきましたが、先週末に無事終えてほっとしているところです。いよいよ冬
花の庭、花の街づくり それぞれの庭が美しければ、街は美しくなる。地方行政は、花いっぱいの街づくりを推進したり、花育てのリーダーを育成したりして、美しい街並みをつくる支援もしている。魅力的な街は、緑と花豊かな街づくりからという発想。この街づくりが成熟
鉢替え時の根鉢の処理 11月に入り、鉢上げした苗がすくすく育っています。直径6センチのポットの底から根が出てくる頃に、一回り大きなポットに鉢替えをします。9センチのポットが目安です。カレンデュラのように一部大きな葉をもつものなど7.5センチポットに鉢上げし
根を傷めないほうがいい理由 根鉢の底を切り取る?! 園芸を始めた若い頃、近所のおばさんがパンジーの苗を植えるときに、底の根をごっそり取りのぞいて植えているのを何度も見たことがあります。確かにポットの底に根がぐるぐる回っていたけれど、初心者の私はあんな
苗と住む幸福 開花した鉢花が、園芸店に並べられている。色とりどりのその姿は、いかにも堂々と威厳にあふれていて、完璧に見える。もちろんお店の管理にもよるが、葉にはシミひとつなく、枯れ葉や花がらも見えない。これからしあわせな未来が待っているという自信に
用土のトリセツ ふだんタネまきガーデニングではさまざまな用土を使います。とくに育苗までに使う用土について実際の私自身の使い方、使い分けなどをご紹介します。 タネまき用土 タネをまく種類の数によりますが、たくさんまく人はホームセンターなどでタネ
アネモネ 昔はよくアネモネの球根を買って秋に植えていた。いびつで先端が尖っていてしわしわになった球根を少し湿らせたバーミキュライトに入れると、だんだん球根が水分を吸って、ぱんぱんに膨んでいく。ふくらんだ球根は、尖ったハーシーキスチョコを少し小さくし
冬の庭仕事計画 < 2023/11/7更新 > 早春から秋の庭仕事は刺激がたくさんあって楽しいですが、私がもうひとつ楽しみにしているのが、冬の庭仕事です。春から秋の庭仕事は主に植物相手で、切ったり、手入れしたり、水や肥料を与えたり、咲かせたり、片づけたり。一方冬
一年草の終わり方 春と秋 一年草を庭の中心にしていると、毎年必ず終わりがやってくる。花が終われば命を終える一年草たち。枯れた株を片づけ、土を耕し、堆肥や肥料を新たにすきこみ、また次の一年草を植える。いつもこのサイクルで一年草を育てている。 正確に
丈夫な植物 私たち植物好きにとって、丈夫で庭でどんどん殖えていく植物というのは、実はやっかいな存在だ。あまり庭に手をかけたくない人なら、造園屋に「手がかからず、丈夫で美しい植物を」と頼むのだろうが、私からしてみたら、そういう植物ばかりで構成された庭
庭の土の分量 育てる草花の数にもよりますが、用土って結構たくさん必要です。私も夫の助けを借りて、この週末もホームセンターに用土をまとめ買いしに行きました。でも、よく考えると、その用土、苗育てをして花壇に定植して、土の分量としてはかなり増えているはずな
発芽後のまき床への対応。再び まき床の向きを変える 発芽後、小さな芽は太陽の方向めがけて伸びていきます。まき床の置き場所次第ですが、太陽が一方向からしか入らないことも多いので、そのまま放っておくと芽は斜めに伸びて、やがていびつな姿になってしまいます
毎年違う気候で育ちも毎年変わる 地球温暖化の影響か、それとも恒常的にある地球環境の変化もあるのか、毎年の季節の環境は同じということがありません。もちろん、タネまきした草花の生育も同じということがありません。昔私がガーデニングを始めた頃も、寒い冬に
秋花壇を彩る大型草花 迫力たっぷりの大型草花たち 初夏から秋を彩る熱帯草花は、わき芽を生長させ、草丈を伸ばしながら開花していくものが多いです。だんだん大きく伸びていきますが、切り花用の草花としてつくられたものではありません。生育の旺盛なものは、だん
秋まき 10月半ばを過ぎても間に合う? 10月まきにトライ!! 私は以前秋まきは、その後苗の生長期間のことを考えると、9月がベストだと考えていました。苗をなるべく秋の暖かな気候のうちに大きく育てたいということです。今もその考えに変わりはないのですが、最近の
季節の温度差 今年は暑い夏だった。暦が進んでもちっとも弱まる気配を見せない夏の猛威に、空恐ろしささえ感じたほどだった。暑いので、庭仕事もままならず、力尽きたり弱ったりする草花をただ見守るしかなかった。庭に出られる時間が少ない分、庭に関する本やエッ
丁寧な仕事 ていねいな仕事に憧れる。たとえば、タネをまくときに用意するまき床。この表面の土が美しく均されていて、鏡面のようになめらかで、しかもふかふか感も残っている床。これはきっとタネにとっては、シルクの毛布の上に寝かされるようなものだろう。や
愛すべき固定種たち 魅力的な新品種 ガーデニング歴が長くなって、自分で思い描いた素敵な庭づくりをしたいと思うようになると、庭に新しい魅力的な草花をたくさん入れたくなります。ほかでは咲いていないような魅力的な品種を。新品種は、花色が従来の固定種と比
一年草扱い 「一年草扱い」という区分 日本の園芸店や通販各社から手に入れられる草花は、多年草もなかにはありますが、一年草が中心です。一年草は花を咲かせるとタネをつけて枯れる草花で、一年以下のライフサイクルを持ちます。草花の生育は、育てる場所の気候