2017年4月
ここは八大地獄の第一層、【等活地獄】地獄は層になって別れており、中でも、ここ、等活地獄はその層の1番上。罪の軽いものたちが集まる地獄だ。「あっ!辰砂(シンシャ)さん!こんにちわー。」岩の影から鬼の少女が手を振る。額に一本角を生やした彼女はま
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地獄が舞台の小説を執筆中です。地獄の管理官と、罪人達の友情(?)ものを予定してます。次作もお暇があればよろしくお願いします。主人公はこんなひと
【灯】END 昔考えていた漫画の設定をちょっととってきた短いバージョンの漫画です。自分の時間ができたら、たまに短い漫画をのせます。お話しづくりは好
セントポーリアの街中からは、けたたましいサイレンの音が響いている。「はじまりましたね・・・ネモさん。」クロはネモの背に手を当て、力を送りながら言う。司祭がサイレンに騒いでいる声が聞こえるが、気にしている暇などない。「これで少しは拡大が収まれ
扉に再び鍵をかけてクレオが戻ってきた。「どうだった?兄ちゃん。」ネモが少し疲れた表情で顔を上げる。「ラギ副隊長に外出禁止令をだしてもらう。」「あの副隊長が、よく聞いてくれたね。」ネモの言葉に、クレオはちらっと舌を出した。「・・・え?まさか、
クレオは街の屋根伝いに表通りに向かう。ソコトラの王子は、街の役員達との会食を終え、宿泊施設へと向かっている。付き添いの兵士は変わらず3〜40人といった所。話から察するに和平の挨拶に来たようだった。「・・・オレの思い違いだろうか・・・。いや・
「なにこれー!!」夕飯前、ネモが怒った様子で風呂から出てきた。いつもはパンツ一丁だが、今日はきちんとパジャマを着ている。・・・が、そのパジャマが問題だった。「いいね、よく似合うよ。ネモ。」クレオはネモをみて、クククと笑う。ネモは紺色のカボチ
JUGEMテーマ:自作小説 オリジナル小説のキャラクター紹介です。 【精霊の街】 豊かな街セントポーリア。 “癒しの精霊”と“戦の精霊”が守るといわれるその街の中心にある塔
「さて・・・どういうことかな・・・カトレア」着いた先は塔の屋上。クレオは地面にヘタリ込むカトレアとクロを見下げて、像の下に腰を掛け、怖い顔でカトレアを睨み脚を組み替えた。「戦の精霊のアンタがそれするとホント怖いから!シャレになんないから!!
翌日「えーとつまり、クロは僕たちの前世の頃の血を引いていて、少しだけ、癒しの精霊と戦の精霊の力が使える・・・かも?ってことかな。」テーブルに向かい合わせに座ったネモが話してきた。「でも、カトレアの声までは聞こえないようだし、体力もそんなにあ
その日、午後から街の天気は急変し、激しい雷雨となった。クレオは昔から雷が苦手だ。空をバキバキと切り裂き、地響きを起こす雷は、自分の中に恐ろしい力が眠っている事を嫌でも思い出させる。「クレオ!大丈夫?」雨に濡れながらネモが、足早に帰ってきた。
JUGEMテーマ:イラスト今回は過去の落書きです。描きためている小説は終盤にかかりましたが、載せるのは少し先になりそうです(思いのほか沢山かいてしまったので)↓パスツール練習してた時の落書きですねぇ意味のないポーズ(笑)
JUGEMテーマ:自作小説クレオは悩んでいた。悩まないようにしたいのに、つい、考えてしまう。(ネモが・・・姉さんが前世でオレの奥さんだった・・・なんて。)クレオの脳裏で色んな妄想がかけめぐる。(子供がいたってことは、それ相応のことをしてたわ
2017年4月
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