ランキング参加中読書 今回紹介するのはこちら。 バールの正しい使い方 作者:青本雪平 徳間書店 Amazon この本、書店でたまたま見かけて、なんとなく惹かれて買ったものの、しばらく積読になっていた一冊です。つい先日、ふいに読んでみたら予想外(←失礼)におもしろくて一気に読んでしまいました。 んで、この作品についていろいろ考察も書きたいのですが、たとえばこの本に通底しているテーマとか、タイトルの意味とかをちょっと書くだけでもすごいネタバレになってしまうので、ちょっと憚られてしまいます。 といっても、べつにこの作品の場合は、たとえば最後の最後にすごいどんでん返しがあるとか、驚くべきトリックがある…
今回紹介するのはこちら。 四つ子ぐらし(1) ひみつの姉妹生活、スタート! (角川つばさ文庫) 作者:ひの ひまり,佐倉 おりこ KADOKAWA Amazon 自分に子どもが生まれてから図書館に行く頻度が増えて、絵本のコーナーによく行くようになったのですが、そうすると自然と児童書のところをブラブラして、いわゆる児童書もよく読むようになりました。じつは以前に紹介した『バーティミアス』も、そんな過程で発見した一冊です。 バーティミアス サマルカンドの秘宝 上 1 作者:ジョナサン・ストラウド,金原瑞人,松山美保 静山社 Amazon んで、最近は自分の仕事でも文芸というか、いわゆるフィクション系…
今回紹介するのはこちら。 「人それぞれ」がさみしい ――「やさしく・冷たい」人間関係を考える (ちくまプリマー新書) 作者:石田 光規 筑摩書房 Amazon 私は天邪鬼な性格なので、世の中でよいとされているものがあると「ほんまかいな」と思ってしまう人間です。そうしたなかで最近ふと思ったのが「多様性を尊重することにはなにかデメリットはないのかな」ということでした。きっかけになったのは、大手量販店ドン・キホーテを運営する会社が、管理部門でも髪色を自由にしてOKというニュースを見たときのことでした。 news.yahoo.co.jp これに対して街の人たちに意見を聞いていて、わりとご高齢の方でも「…
今回紹介するのはこちら。 名探偵のままでいて 作者:小西マサテル 宝島社 Amazon 宝島社が主催している「このミステリーがすごい!」で2023年の大賞を受賞した作品です。 著者の小西マサテルさんは、小説家としてはこれがデビュー作になりますが、もともとお笑い芸人から放送作家に転身してラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」などの構成をずっと担当していたようです。帯にはナイナイの岡村さんによる推薦コメントがついていますが、これはそういう経緯があるからみたいです。 本書をざっくり説明すると「認知症になってしまった祖父のところに孫娘(社会人)が身の回りで起きた謎を持ち込んで解決してもら…
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