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コミュニティホスピタリスト @東京城東 https://jyoutoubyouinsougounaika.hatenablog.com/

東京城東病院総合診療科チーフの森川暢が管理しているブログです。 GIMと家庭医療を融合させたコミュニティホスピタリストを目指しています! 日々の活動や読書、論文の感想などを掲載していきます。

あくえり
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2017/02/26

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  • 非専門医が行う肩関節脱臼の整復

    肩関節脱臼の整復の整復について ◯注意点 まずは骨折と腋窩神経損傷がないかを整復前に確認します 腋窩神経麻痺(えきかしんけいまひ) - 古東整形外科・リウマチ科 こちらの領域の感覚低下がないかを確かめます。 さらに整復前にかならず、麻痺、脱力、骨折がないことをカルテに確認します。 また整復する際に ・腋窩神経麻痺が起こる可能性 ・骨折する可能性 について患者さんに必ず説明します。 神経損傷や骨折のリスクがあっても、整復は基本的には必要です。 ただ、骨折や神経損傷を既に合併した肩関節脱臼に関しては、整形外科にコンサルトしたほうが無難かもしれません。 それでは、整復方法について。 個人的には、非専…

  • 痙攣重積のMRI所見と痙攣重責の治療について

    痙攣でセルシンを打って痙攣は改善したけど、不随意運動が残存。意識レベルは不良。 痙攣はしていないけど、不随意運動があるので、痙攣重積では? 非けいれん性てんかん重積状態脳波ではてんかん発作性異常を認めるものの、けいれん発作を伴うことなく意識障害が持続し、急性・遷延性(長時間にわたる)昏睡状態を示すと定義。 救急現場におけるてんかん重積状態の臨床的特徴~非痙攣性てんかん重積状態nonconvulsive status epilepticusの重要性について~ 日本の検討では、入院時に意識障害をともなった痙攣重責患者連続94例のうち入院時非痙攣てんかん重積(NCSE)であったのは24例(25.5%…

  • 迷走しない! 英語論文の書き方の感想

    読んでみました。 正直、医学的な論文の書き方と経済学分野の論文の書き方では異なる点が多いのですが、参考になりました。 RAPフレームワーク →Research Question Answer Positioning Statement の3つで考えるというのが参考になりました。 PがRの位置づけを決める Pは自然な形で読み手をAへと導く AはRに答えるという構造になっています。 医学論文ではPatient Exposure Outcomeの3つが基本的なRの構造であり、Aもそれに答えるという形になっています。さらにExposureの対概念としてComparisonを置く考えがメイン Effec…

  • 大浦先生 ライブマルモレクチャー+臨床倫理カンファレンス

    大浦誠先生が奈良に来るとSNSで知ったので、急遽、大浦先生に市立奈良に来て頂くことになりました!! 大浦先生はマルモのみかたでご高名な先生です。 以下の連載は、必須ですね。 マルモの診かた総論(後編) 2020年 記事一覧 医学界新聞 医学書院 さらにマルモのプロブレムリストの作り方も教えていただきました。 誤嚥性肺炎(前編) 「マルモのプロブレムリスト」の作り方 2020年 記事一覧 医学界新聞 医学書院 大浦先生に実際のマルモの症例についてライブでレクチャー+マルモカンファレンスを行っていただきました。 マルモのプロブレムリスト毎に性質が違うというのは新鮮で…

  • 大浦先生 ライブマルモレクチャー+臨床倫理カンファレンス

    大浦先生 ライブマルモレクチャー+臨床倫理カンファレンス - コミュニティホスピタリスト@奈良

  • 急性前立腺炎と前立腺膿瘍について

    Bacterial Acute Prostatitis - StatPearls - NCBI Bookshelf 急性前立腺炎の治療期間は糖尿病などの免疫不全や尿路閉塞などの合併症がなければ、2週間でも許容されるが、前立腺膿瘍のリスクがある場合は、膿瘍形成を防ぐために最低4週の治療が必要となる。 前立腺炎を繰り返している病歴があれば慢性前立腺炎として6-12週の治療が必要となりえる。 CTなどの画像検査は全例で必須ではないが、免疫不全の患者、菌血症またはseptic emboliの徴候がある場合は、前立腺膿瘍を評価するために、造影CT または泌尿器科による軽直腸的エコーでの前立腺の画像検査を…

  • 結核と非結核性抗酸菌のCT所見の違いについて

    Comparison of chest CT findings in nontuberculous mycobacterial diseases vs. Mycobacterium tuberculosis lung disease in HIV-negative patients with cavities - PMC 結核と非結核性抗酸菌を鑑別できるCT所見はなにか? 目的 本稿では,HIV陰性患者の非結核性抗酸菌症(NTM)腔と結核菌感染症(TB)腔のCT所見の違いに注目する. 方法 胸部CTで空洞を認めたNTM患者128人(男性79人、女性49人)について、同時期の結核患者128人と年…

  • 消化管異物いろいろ

    なぜか、消化管異物が続いているので、軽くレビュー 魚骨は誤飲の原因として多い Characteristics of fish-bone foreign bodies in the upper aero-digestive tract: The importance of identifying the species of fish PLOS ONE 耳鼻科領域の魚骨誤飲で最多は、ウナギが最も多く(n=39),次いでサバ(n=33),サケ(n=33),アジ(n=30),カレイ(n=30)であった。 カレイの魚骨は下咽頭や食道に留まっていることが多かった(9/30,30%) さらに魚骨は上部…

  • アルコール依存症の認知機能低下で考えるべきこと。

    アルコール依存症の急激な認知機能低下で考えることは? アルコール依存症による認知症と考えがちだが、特にTreatableな要素はないかと考えることが重要。 まずは、髄膜炎や脳炎を疑う所見がないか? その意味では髄液検査は最も重要な検査のひとつ。 細菌性髄膜炎、結核性髄膜炎、ヘルペス脳炎などのスクリーニングに有用。 これらが否定できるまでは、少なくとも細菌性髄膜炎としてセフトリアキソン+バンコマイシン+ビクシリンを、ヘルペス脳炎としてアシクロビルのエンピリック治療は妥当と思われる。 脳症としてはNMDA脳炎や橋本脳症なども鑑別に挙がるので、NMDA抗体、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体、抗サイログロ…

  • 誤嚥のリスクが上がるほど肺炎による死亡率は上昇する

    Impact of the number of aspiration risk factors on mortality and recurrence in community-onset pneumonia - PMC はじめに肺炎患者における誤嚥危険因子の数の臨床的意義はいまだ不明である。本研究では、肺炎患者の死亡率および再発率に対する誤嚥性危険因子の数の意義を明らかにする。 研究方法本研究は、2014年12月から2016年6月までに肺炎で入院した患者322名を対象とした。誤嚥危険因子の存在数(見当識障害、寝たきり、慢性脳血管疾患、認知症、睡眠薬、胃食道疾患)と30日・6ヶ月死亡率、30日…

  • 原因不明の体動時の腹痛では圧迫骨折などの脊椎病変を考える。

    原因不明の腹痛ではACNESが注目されているが、圧迫骨折などの脊椎病変が原因不明の腹痛の原因であることは、あまり知られていない。 総合内科ただいま診断中でも、以下のように記載していた 体動時、特に体幹を回旋させた時に悪化する腹痛は下位胸椎疾患を念頭に置く必要がある。疑えば、実際に体幹を回旋させて痛みを誘発すべきである。 今回、改めてまとめる。 個人的な脊椎病変による腹痛を疑うきっかけは以下の通り。 ・安静時の痛みはなく体動時の痛みのみ ・腰痛ははっきりしなくても否定しないが、脊椎叩打痛があれば、可能性は上がる。 ・脊椎回旋時に痛みが誘発される。 特に脊椎回旋時に痛みが誘発されるという身体診察は…

  • 非結核性抗酸菌症は髄膜炎をきたしうるのか?

    Nontuberculous mycobacterial meningoencephalitis in a young healthy adult: A case report and literature review - ScienceDirect 非結核性抗酸菌症(NTM)は髄膜炎をきたすことは、まれ。 基本的にはHIVに続発する事が多い。 https://www.scopus.com/record/display.uri?eid=2-s2.0-0030445849&origin=inward&txGid=7ef27b550b7453c8b6dbef4b1891abda Mycobact…

  • Pure sensory Guillain-Barré syndrome

    Pure sensory Guillain-Barré syndrome: A case report and review of the literature - PMC 運動障害がなければギラン・バレー症候群は否定的なのか? 6人の純粋な感覚障害のみで運動障害を有さないギラン・バレー症候群のケースシリーズ 年齢は 27 歳から 67 歳までの男性 4 名、女性 2 名 上肢と下肢の急性発症のしびれを示した。 顔のしびれを訴える患者さんもいた。 4 人は四肢の灼熱感の感覚障害を伴っていた。 病気の発症時の手足の激しい痛みを認めていた。 6人全員が上肢と下肢の両方に症状があった。 筋力低下を訴…

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