chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 日本の労働者は日本の消費者

    前に書いたかもしれないが日本は内需が重要な国だ。 そしてこの内需は二種類に分かれる。 一つは投資だ。そしてもう一つは消費。 投資についてはここでは書かない。 この消費なのだ。 古典落語に「ここ1両ある」という話がある。タイトルは忘れたが。 「この1両を持ってりゃただの1両」 「だけどこの1両を使うだろう。そうすると1年後にこの1両が戻ってくんだよ。そしたらまた1両が使えるんだよ」 「半年後に戻って来たら半年後にまた1両使えんだろ」 確かこんな話だった。 この話には一理ある。 そしてこれは「使う」のが良い。もちろん寄付も良いのだが、寄付はお金の流れが一方方向(一通)なのだ。 また「もってりゃただ…

  • 自己責任論と自称自己責任論者

    これは言葉遊びではない。 自己責任論の話だ。 自己責任論者は法律や公や友人やとにかくいろんなひとやコトやモノに頼る。 理由は自分の責任で何かをしようとすると今書いたようないろなな存在に頼らざるを得ないということがわかるからだ。 「自分一人でやっていける」と思っているひとは自己責任論者ではないのだ。 そういう人たちは自分の責任を何かをしようと思ったことがない人たちだからだ。 そして自己責任論者の多くは自分の言動に責任を取らない(あるいは取っていない)。 そして「自分以外が悪かった」という。「あれは誰にも予測不可能だった」というのも 自分以外が悪かったということになる。 こういうことをとやかくいわ…

  • 源氏物語と芸能リポーター

    情報化と大衆化は1970年代からのキーワードだ。 ワアシは無名のブロガーだがそれでも前のブログに執拗なイヤなコメントがついてしまった。 そういうこともあってしばらくネットにはまったく関わっていなかった。 ブログの更新も辞めていたしSNSも辞めている。 ネット上のキツイ言葉の意味は生霊だ。 昔から「死霊より生霊が怖い」というが本当にそのとおり。 だから今の日本(世界もだろう)は源氏物語の世界なのだ。 源氏物語は正直全部は読んでいない。 光源氏が生まれる前の部分が暗くて正直読んでいて楽しくなかった。 ただ光源氏が生まれる前の部分で光源氏の母親はある女性の生霊によって殺されてしまう。 実際イヤな内容…

  • 奴隷と主人の関係にみる権力の転換

    ヘーゲルが奴隷と主人という話を書いている。 ヘーゲルは難解なのでワタシは読んでいないのだが。 ヘーゲル『精神現象学』 2023年5月 (NHKテキスト) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon 主人は能書きいって遊んでいるだけだ。そして奴隷はあれこれやらなきゃいけない。 そうしているウチに主人はチカラをなくして奴隷はチカラがついていくという話だ。 ワタシ自身あれこれ言われて正直迷惑なのだが「迷惑というのもな」と思って働いて来た。 「邪魔だよ」というのも失礼な話だ。 こういうコトが福島の原発事故の時に出てしまった。 あの時吉田所長が「ディスターブ(邪魔)しないでください」といっていたのだ。 …

  • 科学と技術の葛藤:リニアモーターカーへの反対

    リニアモーターカーについてワタシは反対だった。 理由は科学や技術が好きだからだ。 リニアモーターカーは科学や技術が好きなひとだったら絶対実現したいモノなのだ。 ぜひ実現したい。 科学や技術が好きな人間に取ってはツボなのだ。 こういうツボにはまったモノに関しては場合によっては蹴倒してでも止めなきゃいけないことがある。 ワタシにはリニアモーターカーはそういう存在なのだ。 自分があそこに関わっていたら絶対やりたいというということがあるがゆえに反対だったのだ。 だいたい東京大阪間を1時間で結ぶことにそこまでの意味や意義があるとも思えないのだ。 そして今能登半島が大変だ。 こういうことを書くと多くの方が…

  • メンタルヘルスと人生観:病気から得た教訓

    1980年代が日本のターニングポイントだった。80年代と途中からお金のことやリスクのことを考えるのが仕事ができる大人の態度のようになってきた。だがこれは良い悪い、つまり善悪の問題ではなく正誤、つまり正解間違いという問題での間違いだ。簡単な話だ。そういう態度(考え?)の連中は仕事で失敗している。短期的にも失敗、中長期的には大失敗をしている。お金のことでいうとそういう連中が関わると仕事で儲からないのだ。儲からないどころか損を出す。だから間違いだ。 「楽しく働いた方がいい」というひともいる。ワタシはこういう人たちは基本嫌いだ。これは好き嫌いの問題として嫌い。たんにワタシが嫌いなだけだ。 ただ楽しく働…

  • 政治家の資金調達についての考察

    自民党のパーティ云々が話題になっている。これは選挙や政治家についての根本的なあり方が問われてといえば問われている。一つの考えでは政治家は資金を集めるのも仕事で資金を集める能力が高いということは政治家としての能力も高い。これはこれでごもっとな考えだ。これを党や行うのか政治家本人が行うのかということは一つの論点になるだろう。 今回の自民党のパーティうんぬんについてそのパーティは自民党が開いたパーティなのか政治家が開いたパーティなのかがワタシにはわからないのだ。自民党が開いたパーティなのだとすれば自民党の重鎮や先輩議員がある程度パーティでの収入を管理しても話としてはおかしくはない。(こんなことを書く…

  • 藩の感覚と地域のアイデンティティ

    今の日本人でも都道府県という区割りよりも藩の区割りが重要だ。ワタシは熊本在住なのだが熊本の場合は藩の感覚が県の感覚と近いからこういう地域のひとにはこの話がピンと来ない。 ワタシが長崎で修行していたコトがある。修行なのだ。その時に長崎市(だから長崎)のひとと佐世保のひとが話しているときに独特の緊張感があったのだ。長崎の場合は島原と長崎と佐世保になるようだ。 少し前に静岡県知事の発言が話題になった。(話題というより問題になった)静岡県もいくつかの地域に分かれている。そして相互に独特の気持ちがあるようだ。ワタシにはこれはハッキリはわからないが関東と向いている地域と東海を向いている地域とどっちともあま…

  • 社会部記者の活躍と表現の問題 東京新聞社会部 望月衣塑子

    東京新聞の望月衣塑子が話題だ。望月さんはどうやら東京新聞の社会部だ。ああいう世界で政治経済社会で。政治部が偉い。社会面には三面という言い方があって「三面記事」というと世俗の事件のような意味だ。もちろん世俗の事件だから意味がないという訳ではないが「三面か、ああ世俗の」という感じでバカにするむきもある。 そして東京新聞だ。日本のマスコミは新聞社5社(朝日毎日読売産経日経)がテレビ局(TBS日本テレビフジテレビテレ朝テレ東)と資本面で連携している。 東京新聞はある時中日新聞のもとで再出発したようだ。中日新聞は愛知県を中心とした新聞だ。広い意味では地方紙になるが愛知県が地方とも言い難いので独特の存在だ…

  • 時代の転換期:50年の蓄積と飽きの先

    ある時からの日本では目ぼしいヒトはたいてい逮捕されている。まるで江戸末期の安政の大獄だ。だから安倍さんの暗殺が桜田門外の変だったんだとは言わないが。でもあの件は将来そういう歴史的な評価を受けるかもしれない。 www.youtube.com そういうこともあってもワタシも怖いのだ。二回目だが本当に目ぼしいヒトはたいてい逮捕されいるのだ。それも右左はあまり関係がなく貧乏金持ちもあまり関係ない。とにかく目ぼしいヒトはたいてい逮捕されている。それが今の日本だ。 外国のことはもっとわからない。ただアメリカでもフランスでもマスコミが信用を失っている。新聞雑誌でいうと高級紙という存在と大衆紙という存在がある…

  • 下町の暮らしと未来

    今の日本(世界?)はチャンスだらけだ。その理由はないから。ないの意味は存在していないだ。存在しないものがたくさんあるから日本(世界?)はチャンスだらけなのだ。 たとえば服だ。女性ハイヒールが問題になっていた。この件はわかってなかった。理由は自分がハイヒールを履いたことがないからだ。だがハイヒールを履くのは大変らしい。 体脂肪率のせいなのかどうかわからないが男は女より冷房を強くいれるのが好きだ。傾向としてはそうだ。オフィスの女性の制服でスカートがあった。今もあるが。あのスカートのタケが短い。だからあれでは寒いはずだ。実際夏場にヒザカケのようなものを持っているOLさんたちが昔からいた。 クールビズ…

  • 発酵する社会と個人

    ある種の人たちがどうやらバカだったようだ。バカというのも申し訳ないがバカだとしかいえないのだ。馬鹿という言葉の語源は一応サンスクリット語の音からではないかといわれている。またガキも大量にいる。これは子供だという意味ではない餓鬼だ。これはもともとどうやら地獄の亡者の意味だったらしい。こういう連中が大量にいる。それが今の日本だ。 そしてこういう連中が世間でブイブイいわせているから腹が立つ。これは今の時代の特徴だ。特徴というのは個性だという意味でもある。今の日本の現状は明らかに腐っている。今の日本を腐っていると思えないひとは認識が間違っている。今の日本は事実腐っているのだ。 ただ腐るというのは一面発…

  • 転換期の眺め

    時代観。時代観というのはワタシが勝手にいっているだけだ。今という時代をどう観るかということが時代観だ。 ワタシは今という時代は大転換期だと思っている。たとえばもう21世紀なのだがワタシ達はまだ20世紀の感覚なのだ。だが時代はもう21世紀。21世紀は21世紀の感覚で生きるものなのだがまだワタシ達は出来ていない。 あるいは今の世界でおきていることはゲルマン民族の大移動レベルのことだと思っている。USAとヨーロッパにヒトが押し寄せている。そして東アジアでこういうことがおきないとは言えない。 また日本史でいうと江戸から明治へくらいの転換期だとも思っている。そういう大転換の時期であってもご飯も食べるし仕…

  • コモンセンスとエビデンスの葛藤

    ずいぶん前になるが「ソフィー世界」が世界的に大ヒットした。 ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙 作者:ヨースタイン ゴルデル NHK出版 Amazon (確かだ、正直曖昧なのだ)ソフィの世界の中に「イギリス人はコモンセンスと言いフランス人はエビデンス」というとあった。エビデンスはフランス語だったが。コモンセンスと常識だ。これは「いわなくてもわかっていること」をいう。たとえば「なぜひとを殺してはいけないんですか」という聞くひとがいるとする。このひとにはコモンセンスがない。理由はそんなことは「いわなくてもわかっていること」だからだ。 そしてエビデンスだ。一頃エビデンスの誤用があった。エビデン…

  • 独特な思想家、吉本隆明の視点からの消費税と国鉄民営化

    吉本隆明は戦後を代表する思想家だ。 大情況論: 世界はどこへいくのか 作者:吉本 隆明 弓立社 Amazon 吉本の「大状況論」をちょっと前に読んだ。そして「なるほどな」と思ったのだ。吉本隆明はある世代に取っては独特の意味を持つひとだ。 吉本の言葉使いに「大衆」というものがある。そして大状況論の中で大衆とともにあるのならば消費税導入には賛成すべきだったし国鉄民営禍にも賛成すべきだったと書いている。また大店法にも言及している。 吉本はサントリーが水を売り出したことに注目している。日本は水道のレベルガ高いので水道水も飲める。水道水を飲んでいるひとと買った水を飲んでいるひとには租税の面での違いがあっ…

  • 司会者のミスと表現技巧

    今は1980年以降の時代だ。そしてそれが今変わっている。どの世界であっても第一世代は違っていた。 ニュースステーションで久米宏がよく感情的になっていた。ワタシは久米宏は冷静に番組を放送したかったと思っている。だから久米が感情的になったところは久米のミスだ。少なくともワタシはそう思っている。そしてそういうミスが面白かった。だがああいうミスをうまい表現技巧だと思ったひともいたのだろう。彼らは久米宏のミスをうまい表現技巧だと思って、久米宏的なことをやっていた。 また田原総一朗が朝まで生テレビの司会をやっていた。朝生はずっと後まで他の討論番組とは違っていた。ワタシは朝生には文句がヤマのようにあるが、そ…

  • マネージャーとエージェントの関係

    まずマネージャーとエージェントについて説明する。 プロ野球選手のマネージメントをやっているのは球団だ。英語でいうマネージャーは日本語では支配人、GM(ジェレラルマネージャー)は総支配人だ。そして日本語でいうマネージャーはまた違う存在だと考えて欲しい。シーズンオフに選手が年棒等の交渉をする。その時に(その席に)選手は出ない。そしてある選手の代わりに(代理で)ある知識や技術があるひとが出て交渉をするとする。この代理人がエージェントだ。 この場合でいうとプロ野球選手が球団の悪口を死ぬほどいっていてもプロ野球選手と球団との間に信頼関係があればエージェント制は必要がない。またマネージャーは球団全体のこと…

  • スタッフの満足度と視聴者の忖度

    局のアナウンサーだった男性が局アナ時代を振り返って「(藤井聡太の)勝負メシの取材がイヤだった」といっていた。テレビ局を辞めてあまり時間が経たないのにそういうことをいうのはどうかと思ったのだが「やっぱりああいうのはイヤだよね」と思った。今はたぶん大谷翔平の元通訳の件とかをやっているのだろう。「そういうことで視聴者が観るはずがないではないか」というのはごもっともだ。 専門用語は使わないが経営学で「顧客満足度とスタッフの満足度は正比例する」という。顧客の満足度をあげるためにはスタッフの満足度をあげるしかないのだ。キレイごとのようだがこれは事実そうだ。テレビ番組でいうと「視聴者の満足度とテレビ番組のス…

  • 未来への転換:東アジアの動向と歴史的価値観

    今世界史上、日本史上の大転換がおきている。大転換というのはカール・ポランニーの著作のタイトルだ。 北米にひとが押し寄せているしヨーロッパにもひとが押し寄せている。この意味だ。こういうことをワタシはゲルマン民族の大移動のようなことだと捉えている。だからトランプさんがどうのというレベルの話ではないという見方なのだ。そしてこういうことが東アジアでおきないとは言い切れないとも思っていた。そうは言ってもそういうことはないようにも思っていたのだがこれがありそうになっている。 右翼と左翼という。もともとは右翼は保守派で穏健改革派だ。そして左翼はラディカルな改革派。アメリカがわかりやすい。トランプさんとサンダ…

  • マルクスと身体革命 農業革命、産業革命、知識革命

    今の日本は産業革命後のイギリスに似ている。というより同じだと思う。マルクスが言っていることは正直よくわからない。というよりそもそもマルクスはほとんど読んでいない。 漫画家の山田怜司がニコ動でヤングサンデーというチャンネルをやっている。そこで定期的に読書会を行っているのだが。あるマンガをみんなで読んだりある映画をみんなで見ている。そういう読書会だ。その読書会でワタオニをみんなで観るということがあった。ワタオニというのは渡る世間は鬼ばかりというTBSのドラマだ。ワタシはワタオニは見ていない。ワタシの世代はたいてい見ていないはずだ。ワタオニでは2つの家が大きな舞台になる。一方の家は大企業の重役を勤め…

  • 統合失調回復の記録 57

    最近気がついた。「本が読めている」。ワタシは長年本が読めていなかった。ハタチのときにはもう読めていなかったのだから40年は本が読めていなかったのだ。でも気がついたら本が読めている(読めていた)。 リストラという。リストラというのはリストラクチャーでリストラクチャーの意味は再構築。だからリストラの本来の意味は首切りではない。 ワタシはここ約10年間リストラクチャー(再構築)をしていたようだ。精神と身体、人間関係、生き方のリストラクチャー(再構築)。ま映画化されたが山田太一の小説「異人たちとの夏」がある。これはまだ未読だ。 www.youtube.com www.youtube.com だが大林監…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、坂本修平さんをフォローしませんか?

ハンドル名
坂本修平さん
ブログタイトル
世の中と私
フォロー
世の中と私

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用