皆様、こんばんは。 突然のお知らせとなりますが、「メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-」はライブドアブログからワードプレスにお住まいを引っ越すことにしました! 2016年11月にブログをはじめて、はや7年近く。途中お休みをはさんだものの、予想以上に長らく続けるこ
ダークサイドの西洋美術を紹介する情報系ブログ。中世やルネサンスが主です。
聖書、神話、象徴、怪物、幻想などの美術作品が多いです。展覧会情報やグッズも載せていきたいと思います。
皆様、こんばんは。 突然のお知らせとなりますが、「メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-」はライブドアブログからワードプレスにお住まいを引っ越すことにしました! 2016年11月にブログをはじめて、はや7年近く。途中お休みをはさんだものの、予想以上に長らく続けるこ
お酒を飲む修道士の絵画13点。開発や醸造をこなす、お酒を嗜む聖なる者たち
修道士とお酒。節制を重んじ神に仕える彼等に、酔いをもたらすお酒は不釣り合いだと感じる人もいるかもしれません。しかし、修道士とお酒は切っても切れない関係にあります。 中世ヨーロッパの時代、生水を飲むとコレラやペスト菌に感染する恐れがあり危険でした。その
どうしてこうなったイエス・キリストの作品11点。まだあるシュールな絵画【第四弾】
救世主イエス・キリスト。彼は2000年に渡って神の息子として崇拝されている存在です。数々の奇跡を起こし、人類の罪を贖う為に命を落としたとされ、その姿は画家たちにより畏敬と尊敬を持って描かれてきました。聖母マリアや十二使徒、聖人たちなどのキリストに関係する聖
カエルの王様の絵画13点。王女が迫るカエルを嫌がりまくるグリム童話の物語
カエルの王様は、グリム童話の物語の一つ。 ある日、王女は金の球を泉に落としてしまいます。そこへ現れたるはカエル。「お友達になろう。一緒に食事をして、一緒に寝てくれるなら取って来るよ」と言われ、彼女は承諾してしまいます。しかし、王女は球を取り戻したカエル
中世装飾写本のコウモリの挿絵12点。謎生物と化した、シュールでゆるーい姿
夜闇に紛れて音もなく滑空する、黒き姿のコウモリ。 世界には約980種類のコウモリがいるとされ、西洋でも広く分布しております。夜行性であること、翼を持ち不気味ともとれる姿であること、病原菌を運ぶ可能性があることから、西洋では悪魔の使いとして考えられてきました
鍛冶するヴァルカン(ヘパイストス)の絵画13点。神話と鍛冶場の狭間にいる男達
ヴァルカンはローマ神話に登場する火と鍛冶の神です。ウルカヌスとも呼ばれ、ギリシア神話のヘパイストスと同一視されています。 ヴァルカン自身の神話はほぼ現存しておらず、ヘパイストスの物語がほとんどです。彼は単眼の怪物サイクロプスを従え、鍛冶場で様々な武器や
フクロウの絵画15点。闇の中、音もなく飛来し獲物を補足する、知恵と凶兆の象徴
鳥類最古の種のひとつともされているフクロウ。夜の森に住まう猛禽類。音もなく滑空し、獲物を捕らえるフクロウは古来より神秘的な存在と考えられていました。古代ギリシアではミネルヴァの使いとして知恵を司り、中世では魔女の使いとして闇の側面を持ち、日本では幸運の
弓引く者達の絵画13点。狙いを定め、矢を放つ。遠距離攻撃の礎である伝統武器
弓。それは人類が石と投槍の次に手にした遠距離武器で、その使用は旧~中石器時代へと遡ります。最初は狩りの為に用いられてきた弓矢でしたが、時代が経るにつれて神事や争いにも用いられるようになりました。初期の戦争における弓の位置付けは重要であり、遠くから攻撃が
近代のメメント・モリの絵画11点。多種多様で奥深き、死を想えの思想【第三弾】
ラテン語で死を想えという意味の「メメント・モリ」。 この言葉は古代ローマの時代から使われており、はじめは「死があるのだから、今を楽しもう」というポジティヴな内容でしたが、キリスト教の天国と地獄の思想が普及するにつれ、「徳を積みたまえ。死ぬ前に」という警
中世ルネサンス ブックカフェ Tür テューアがクラウドファンディングをはじめます!
こんばんは^^予告でもお伝えしましたが、私が開業する予定のカフェ「中世ルネサンス ブックカフェ Tür テューア」が、クラウドファンディングを本日より開始いたします!目標金額は150万円。4月23日(日)まで支援者を募集させていただきます。現在、内装工事が無事に終わ
インパクトのある絵画12点。驚愕、おどけ、変顔、絶叫…ひたすら個性が光る作品
古典的な絵画のモチーフは比較的決まっており、神話、聖書、寓意、静物、農民画、風景、肖像、歴史など、ある程度テーマに沿っています。中にはカリカチュア(皮肉)のような滑稽さを表した作品や、実験的な作品、遊び心のある作品もありますが、「絵画」を想像すると、どこ
アルペイオスとアレトゥーサの絵画12点。恋に溺れし者に追われ、泉となった乙女
アルペイオスとアレトゥーサはギリシア神話に登場する、河の神とニュムペーです。恋と泉にちなんだこのような話が残されています。美貌のアレトゥーサは女神アルテミスに仕えており、恋愛や結婚に興味がありませんでした。ある日、彼女がアルペイオス川で水浴びをしていると
悪魔と住民の絵画11点。闇の異形とゆるく真剣に付き合う、中世の幻想ワールド
聖や闇の存在が、現代よりも深く信じられていた中世。 心を惑わし堕落させようと企む悪魔は、人々にとって脅威でした。甘言で誘惑して悪事を誘発させ、罪を犯させる。罪深き者は死後、天使の祝福を受けることができない。笑みを浮かべし悪魔は、穢れし魂を地獄へと連れて
「中世ルネサンス ブックカフェ Tür」が2023年4月28日(金)にオープンします!
皆さん、こんばんは。こちらのブログで「私、ブックカフェやります!」という告知を行い、はや5か月。あれからリフォームやDIY、開業準備などが進み、だいぶ店舗が様になってきました。上記の画像は改装後の姿。茶色のトタン&瓦屋根だった家が衝撃の変化を遂げましたよ!オ
サタンを踏むミカエルの絵画12点。微笑む大天使は悪魔を足蹴にする【第二弾】
新約聖書の「ヨハネの黙示録」によると、大天使ミカエルと配下の天使たちは、サタン(ルシファー)とその部下たちと激しく戦い、彼等を地の底へと突き落としたとされています。サタンはかつて美しい天使であったものの、堕天使となり邪悪なる悪魔と変貌したのでした。サタン
イエスの養父、聖ヨセフの絵画13点。天使のお告げより悟る、妻の御宿りと逃避行
新約聖書に登場する聖ヨセフはマリアの夫であり、イエスの養父。ナザレのヨセフとも呼ばれています。 ヨセフは旧約聖書のユダヤの王ダビデの末裔とされ、5人兄弟の中では一番信心深かったようです。職業は大工。エルサレムの大司祭の名でマリアと婚約をしましたが、彼女が
飲み食いする人々の絵画12点。宴会や日常で飲食に携わり、楽しむ愉快な者達
あけましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いいたします! 今年はじめての記事はこちらになります^^ 中世~近世の農民や市民、職人達は生活を営み、食べていくのに懸命でした。仕事が休みなのは一週間のうち日曜日だけで、早朝から起きて、日没まで働きっ
血からワインを作るキリストの絵画11点。我が血液はワインなりを実践した救世主
キリスト教ではない方でも、イエス・キリストの血とワイン(葡萄酒)と関連があることを知っている方はいるのではないでしょうか。新約聖書の「最後の晩餐」において、キリストはパンをとって「これが私の身体である」と言い、ワインの入った杯をとって「これが私の血である
中世装飾写本のラクダの作品12点。砂漠のシルクロード代表の動物を想像で描く
沢山の荷物を背中に乗せ、砂漠で歩く印象が強いラクダ。西アジア原産のヒトコブラクダと、中央アジア原産のフタコブラクダが存在し、ヨーロッパには生息していません。 中世ヨーロッパの時代、大方の民衆は故郷の村や町で一生を過ごしました。王侯貴族や商人、騎士、放浪
シチリアの聖アガタの絵画13点。乳房を切り取られる拷問を受け、殉教した聖女
シチリアの聖アガタは、3世紀頃に生きたとされる聖女です。 シチリア島のカタニアの貴族として生まれた聖アガタ。美しく教養がある彼女は、ローマ人の権力者から結婚を申し込まれたものの拒否します。怒った権力者は彼女をキリスト教徒という理由で告発し、捕らえてしまい
オリオンの絵画11点。アルテミスを愛しアポロンに謀れ、星座となった巨人の狩人
オリオンはボイオティア地方に住む巨人の狩人です。背の高い偉丈夫で、一説によるとポセイドンとミノス王の娘エウリュアレーの間に生まれたとされています。 彼は恋多き男で、シーデーやメロペーという美女を愛しましたが、シーデーはヘラによって殺され、メロペーは彼の
超個性的!豊穣な卵のマスターと呼ばれる、素性不明な画家の寓意的作品13点
びっしりと描かれた人体と異形。転がる卵。滑稽めいた顔。寓意と風刺と謎がたゆたう、奇異な作品ー…。17世紀後半~18世紀前半頃に生きたとされる、不思議な作品の画家はこう名付けられました。 「Master of the Fertility of the Egg (豊穣な卵のマスター)」と。 画家の
ネズミの絵画11点。家を縦横無尽に走りまわり、死のペストを運ぶ陰の脅威者
家に穴を開け屋根裏を走りまわり、穀物を食い荒らしてフンを落とす。現代でも害獣とされ、駆除の対象になってしまうネズミ。 中世、近世のヨーロッパにおいてもネズミは忌み嫌われる存在で、不吉や死、病気の象徴として恐れられ、駆除されていました。ですが、衛生管理が
蚤をとる人の絵画12点。民衆の生活に深く根差した、跳ねるペスト蔓延の暗躍者
現代の私達にとって、蚤(ノミ)は生活している中で頻繁に出くわすものではありません。ペットや外部から拾って増えてしまったとしても、駆除できる範囲内だと思います。 中世、近世のヨーロッパにおける蚤は、民衆の生活の一部であったと言っても過言ではなく、外や家中に
美徳と悪徳の寓意(アレゴリー)12点。快楽か厳粛か。己の葛藤を具現化する命題
美徳は元々人間らしさ、人間としての価値を意味します。キリスト教支配における時代、「信仰」「希望」「慈愛」の三つと「正義」「賢明」「剛毅」「節制」の四つの、七つの美徳があるとされました。一方、悪徳も「吝嗇(りんしょく)」「憤怒」「淫欲」「嫉妬」「傲慢」「大
【重要告知】2023年4月末に、中世ルネサンスがテーマのブックカフェを開きます!
皆さん、こんばんは。 突然ですが…重要な発表をします!タイトルや画像にもう書いてしまっておりますが、管理人「扉園」は2023年4月末頃に、中世ルネサンスをテーマにしたブックカフェ「Tür テューア」を開きます!!! 詳細をご覧ください^^
「ブログリーダー」を活用して、扉園(ひその)さんをフォローしませんか?
皆様、こんばんは。 突然のお知らせとなりますが、「メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-」はライブドアブログからワードプレスにお住まいを引っ越すことにしました! 2016年11月にブログをはじめて、はや7年近く。途中お休みをはさんだものの、予想以上に長らく続けるこ
修道士とお酒。節制を重んじ神に仕える彼等に、酔いをもたらすお酒は不釣り合いだと感じる人もいるかもしれません。しかし、修道士とお酒は切っても切れない関係にあります。 中世ヨーロッパの時代、生水を飲むとコレラやペスト菌に感染する恐れがあり危険でした。その
救世主イエス・キリスト。彼は2000年に渡って神の息子として崇拝されている存在です。数々の奇跡を起こし、人類の罪を贖う為に命を落としたとされ、その姿は画家たちにより畏敬と尊敬を持って描かれてきました。聖母マリアや十二使徒、聖人たちなどのキリストに関係する聖
カエルの王様は、グリム童話の物語の一つ。 ある日、王女は金の球を泉に落としてしまいます。そこへ現れたるはカエル。「お友達になろう。一緒に食事をして、一緒に寝てくれるなら取って来るよ」と言われ、彼女は承諾してしまいます。しかし、王女は球を取り戻したカエル
夜闇に紛れて音もなく滑空する、黒き姿のコウモリ。 世界には約980種類のコウモリがいるとされ、西洋でも広く分布しております。夜行性であること、翼を持ち不気味ともとれる姿であること、病原菌を運ぶ可能性があることから、西洋では悪魔の使いとして考えられてきました
ヴァルカンはローマ神話に登場する火と鍛冶の神です。ウルカヌスとも呼ばれ、ギリシア神話のヘパイストスと同一視されています。 ヴァルカン自身の神話はほぼ現存しておらず、ヘパイストスの物語がほとんどです。彼は単眼の怪物サイクロプスを従え、鍛冶場で様々な武器や
鳥類最古の種のひとつともされているフクロウ。夜の森に住まう猛禽類。音もなく滑空し、獲物を捕らえるフクロウは古来より神秘的な存在と考えられていました。古代ギリシアではミネルヴァの使いとして知恵を司り、中世では魔女の使いとして闇の側面を持ち、日本では幸運の
弓。それは人類が石と投槍の次に手にした遠距離武器で、その使用は旧~中石器時代へと遡ります。最初は狩りの為に用いられてきた弓矢でしたが、時代が経るにつれて神事や争いにも用いられるようになりました。初期の戦争における弓の位置付けは重要であり、遠くから攻撃が
ラテン語で死を想えという意味の「メメント・モリ」。 この言葉は古代ローマの時代から使われており、はじめは「死があるのだから、今を楽しもう」というポジティヴな内容でしたが、キリスト教の天国と地獄の思想が普及するにつれ、「徳を積みたまえ。死ぬ前に」という警
こんばんは^^予告でもお伝えしましたが、私が開業する予定のカフェ「中世ルネサンス ブックカフェ Tür テューア」が、クラウドファンディングを本日より開始いたします!目標金額は150万円。4月23日(日)まで支援者を募集させていただきます。現在、内装工事が無事に終わ
古典的な絵画のモチーフは比較的決まっており、神話、聖書、寓意、静物、農民画、風景、肖像、歴史など、ある程度テーマに沿っています。中にはカリカチュア(皮肉)のような滑稽さを表した作品や、実験的な作品、遊び心のある作品もありますが、「絵画」を想像すると、どこ
アルペイオスとアレトゥーサはギリシア神話に登場する、河の神とニュムペーです。恋と泉にちなんだこのような話が残されています。美貌のアレトゥーサは女神アルテミスに仕えており、恋愛や結婚に興味がありませんでした。ある日、彼女がアルペイオス川で水浴びをしていると
聖や闇の存在が、現代よりも深く信じられていた中世。 心を惑わし堕落させようと企む悪魔は、人々にとって脅威でした。甘言で誘惑して悪事を誘発させ、罪を犯させる。罪深き者は死後、天使の祝福を受けることができない。笑みを浮かべし悪魔は、穢れし魂を地獄へと連れて
皆さん、こんばんは。こちらのブログで「私、ブックカフェやります!」という告知を行い、はや5か月。あれからリフォームやDIY、開業準備などが進み、だいぶ店舗が様になってきました。上記の画像は改装後の姿。茶色のトタン&瓦屋根だった家が衝撃の変化を遂げましたよ!オ
新約聖書の「ヨハネの黙示録」によると、大天使ミカエルと配下の天使たちは、サタン(ルシファー)とその部下たちと激しく戦い、彼等を地の底へと突き落としたとされています。サタンはかつて美しい天使であったものの、堕天使となり邪悪なる悪魔と変貌したのでした。サタン
新約聖書に登場する聖ヨセフはマリアの夫であり、イエスの養父。ナザレのヨセフとも呼ばれています。 ヨセフは旧約聖書のユダヤの王ダビデの末裔とされ、5人兄弟の中では一番信心深かったようです。職業は大工。エルサレムの大司祭の名でマリアと婚約をしましたが、彼女が
あけましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いいたします! 今年はじめての記事はこちらになります^^ 中世~近世の農民や市民、職人達は生活を営み、食べていくのに懸命でした。仕事が休みなのは一週間のうち日曜日だけで、早朝から起きて、日没まで働きっ
キリスト教ではない方でも、イエス・キリストの血とワイン(葡萄酒)と関連があることを知っている方はいるのではないでしょうか。新約聖書の「最後の晩餐」において、キリストはパンをとって「これが私の身体である」と言い、ワインの入った杯をとって「これが私の血である
沢山の荷物を背中に乗せ、砂漠で歩く印象が強いラクダ。西アジア原産のヒトコブラクダと、中央アジア原産のフタコブラクダが存在し、ヨーロッパには生息していません。 中世ヨーロッパの時代、大方の民衆は故郷の村や町で一生を過ごしました。王侯貴族や商人、騎士、放浪
シチリアの聖アガタは、3世紀頃に生きたとされる聖女です。 シチリア島のカタニアの貴族として生まれた聖アガタ。美しく教養がある彼女は、ローマ人の権力者から結婚を申し込まれたものの拒否します。怒った権力者は彼女をキリスト教徒という理由で告発し、捕らえてしまい
皆様、こんばんは。 突然のお知らせとなりますが、「メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-」はライブドアブログからワードプレスにお住まいを引っ越すことにしました! 2016年11月にブログをはじめて、はや7年近く。途中お休みをはさんだものの、予想以上に長らく続けるこ
修道士とお酒。節制を重んじ神に仕える彼等に、酔いをもたらすお酒は不釣り合いだと感じる人もいるかもしれません。しかし、修道士とお酒は切っても切れない関係にあります。 中世ヨーロッパの時代、生水を飲むとコレラやペスト菌に感染する恐れがあり危険でした。その
救世主イエス・キリスト。彼は2000年に渡って神の息子として崇拝されている存在です。数々の奇跡を起こし、人類の罪を贖う為に命を落としたとされ、その姿は画家たちにより畏敬と尊敬を持って描かれてきました。聖母マリアや十二使徒、聖人たちなどのキリストに関係する聖
カエルの王様は、グリム童話の物語の一つ。 ある日、王女は金の球を泉に落としてしまいます。そこへ現れたるはカエル。「お友達になろう。一緒に食事をして、一緒に寝てくれるなら取って来るよ」と言われ、彼女は承諾してしまいます。しかし、王女は球を取り戻したカエル
夜闇に紛れて音もなく滑空する、黒き姿のコウモリ。 世界には約980種類のコウモリがいるとされ、西洋でも広く分布しております。夜行性であること、翼を持ち不気味ともとれる姿であること、病原菌を運ぶ可能性があることから、西洋では悪魔の使いとして考えられてきました
ヴァルカンはローマ神話に登場する火と鍛冶の神です。ウルカヌスとも呼ばれ、ギリシア神話のヘパイストスと同一視されています。 ヴァルカン自身の神話はほぼ現存しておらず、ヘパイストスの物語がほとんどです。彼は単眼の怪物サイクロプスを従え、鍛冶場で様々な武器や
鳥類最古の種のひとつともされているフクロウ。夜の森に住まう猛禽類。音もなく滑空し、獲物を捕らえるフクロウは古来より神秘的な存在と考えられていました。古代ギリシアではミネルヴァの使いとして知恵を司り、中世では魔女の使いとして闇の側面を持ち、日本では幸運の
弓。それは人類が石と投槍の次に手にした遠距離武器で、その使用は旧~中石器時代へと遡ります。最初は狩りの為に用いられてきた弓矢でしたが、時代が経るにつれて神事や争いにも用いられるようになりました。初期の戦争における弓の位置付けは重要であり、遠くから攻撃が
ラテン語で死を想えという意味の「メメント・モリ」。 この言葉は古代ローマの時代から使われており、はじめは「死があるのだから、今を楽しもう」というポジティヴな内容でしたが、キリスト教の天国と地獄の思想が普及するにつれ、「徳を積みたまえ。死ぬ前に」という警
こんばんは^^予告でもお伝えしましたが、私が開業する予定のカフェ「中世ルネサンス ブックカフェ Tür テューア」が、クラウドファンディングを本日より開始いたします!目標金額は150万円。4月23日(日)まで支援者を募集させていただきます。現在、内装工事が無事に終わ
古典的な絵画のモチーフは比較的決まっており、神話、聖書、寓意、静物、農民画、風景、肖像、歴史など、ある程度テーマに沿っています。中にはカリカチュア(皮肉)のような滑稽さを表した作品や、実験的な作品、遊び心のある作品もありますが、「絵画」を想像すると、どこ