写真はタカネヤバネゴケ Fuscocephaloziopsis leucantha だと思います。 前に載せた ナンジャモンジャゴケ に混生していました。 葉は横に近い斜めにつき、葉の幅は茎径とほぼ同じです。 上は腹面を撮っています。 分枝は腹面からもしています。 腹葉は...
オオハリガネゴケ Bryum pseudotriquetrum が蒴をつけていました(雨の中、2023.6.23.に長野県茅野市の標高1540m付近で撮影)。 蒴は下垂し、頸部は比較的明瞭です。 蒴柄は赤褐色で、長さは 2.5cmでした。 配偶体の様子は下記のように何度も載...
上の写真のコケ、持ち帰って調べてみるとオオフサゴケ Rhytidiadelphus triquetrus でしたが、今まで見たもの(注1)とは印象が異なりました。 今まで見たものと印象が異なったのは、雨に濡れたせいで、ルーペで見ると半透明の茎葉が茎を美しく覆っていたことや、...
上の写真(2023.6.24. 北八ヶ岳にて撮影)、苔類は コオイゴケ ですが、蘚類はオオキンシゴケ Ditrichum crispatissimum だと思います。 今回は後者の観察記録ですが、このコケ、樋口・古木(2018)の「八ヶ岳の蘚苔類チェックリスト」にはあるの...
写真はヤクシマクサリゴケ Lejeunea eifrigii だと思います。 先が鋭頭気味の背片があります。 背片の先が鋭尖~鋭頭であれば、本種である可能性が高くなるのですが・・・。 腹片の長さは背片の長さの1/3~1/4です。 腹葉は基部がわずかに耳状で、切れ込みはV...
上は 5月12日に愛知県設楽町の標高800m付近で撮った写真です。 茎の先から花柄が放射状に出ています。 葉は裂片がとても細い腹葉です。 長い花柄の先に白く小さな花が1つ・・・と思ってよく見ると、2(~3)個の花がついている所もあります。 長い花柄の先から短い花柄が複数出てい...
コツボゴケ Plagiomnium acutum (雄株)の雄器盤がまるで花のようです。 雄器盤のすぐ下から複数の匍匐茎を出しています。 茎の高さは約45mmでした。 枝が雄器盤のすぐ下に集中しているようにも見えるので、 ユガミチョウチンゴケ などコバノチョウチン...
写真はツツソロイゴケ Liochlaena subulata でしょう。 花被がたくさんついています。 朽木の上で育っていました。 上の写真の中央やや右では、徒長した茎の先に無性芽がついています。 葉は斜めについて広く開出し、長さは約1.5mmでした。 ペリギニウムはあま...
牧野富太郎博士の人生をモデルとしたNHK連続テレビ小説「らんまん」、7月24日からの第17週は「ムジナモ」ですが、上がそのムジナモ Aldrovanda vesiculosa です。 本種はユーラシア大陸やアフリカに分布していましたが、生育できる条件が限られており、自生地の...
写真はオオミハタケゴケ Riccia beyrichiana です。 葉状体の背面は側部が丘のように盛り上がり、溝は幅広く、縁にはたくさんの白い毛があります。 ハタケゴケの仲間は、胞子体が葉状体(配偶体)の組織に囲まれて成熟し、その後、組織が崩れて胞子が散らばります。 ...
写真はクロヤスデゴケ Frullania amplicrania です。 小さな群落が岩上にありました。 背片は卵形で、長さは 0.6~0.7mmです。 分布は平凡社では福島県以南となっています。 本種のいちばんの特徴は、腹片の形でしょう。 腹片は茎とほぼ並行で、口は狭く先...
写真はオニヤスデゴケ Frullania nepalensis です。 岩上にありました。 分布は、平凡社によると、埼玉県以西となっています。 上の写真のような背面からみただけでヤスデゴケの仲間を同定することは、私にとっては全く不可能ですが、M氏には見当がつくようです。 ...
写真はホリカワツボミゴケ Solenostoma horikawanum です。 和名も種小名も堀川芳雄教授を記念してつけられています。 葉は茎から立ち上がり、上半部が反り返って扁平に展開しています。 茎の幅は葉を含めて3mmほどあります。 葉が反り返っているうえに下の葉が...
写真はクモノスゴケモドキ Pallavicinia ambigua でしょう。 クモノスゴケの葉状体の先端は細く尖り気味になることがあるのですが( こちら )、本種の葉状体の先端は円く、尖ることはありません。 本種は全体的にクモノスゴケ(葉状体の幅は4~6mm)より少し小形...
上はナンジャモンジャゴケ Takakia lepidozioides の大きな群落で、右下には蒴をつけたホソバミズゴケが写っています。 このようなナンジャモンジャゴケの大きな群落が点々とありました。 北八ヶ岳では、どうやらこの時期(2023.6.24.撮影)の群落がいちばん目...
写真はキンバネツツガタハネカクシ Aulacocypus gloriosus (旧和名:キンボシハネカクシ)だと思うのですが、少し疑問も残ります。 ひとつは、本種は平地から低山地にかけてみられるハネカクシとされているのですが、撮ったのが北八ヶ岳の標高2,130m付近であること。...
写真はウチワチョウジゴケ Buxbaumia aphylla です。 北八ヶ岳の開けた腐植土上に育っていました(撮影:2023.6.24.)。 配偶体は退化し、胞子体のみが目立ちます。 蒴柄はパピラに覆われています(上の写真)。 ちょうど胞子を飛散させる時期のようで、胞...
写真はシロバナノヘビイチゴ Fragaria nipponica です。 北八ヶ岳の標高2,130m付近で 2023.6.24.に撮影しました。 分布は宮城県から中部地方までと屋久島で、高山帯下部の日当たりの良い草地に生育します。 本種はオランダイチゴ(=店に並ぶイチゴ...
写真はジムカデゴケ Didymodon rigidicaulis だと思います。 北八ヶ岳の標高1,540m付近の岩から垂れ下がっていました。 分布は平凡社によると本州中部以北で、亜高山帯の開けた乾燥した石灰岩路頭に多いとなっています。 当初は科の見当もつかなかったのですが...
写真はユリミゴケ Tetraplodon angustatus です。 北八ヶ岳・麦草ヒュッテの島立さんに案内していただき、2023.6.24.に撮影しました。 昨日載せた マルダイゴケ とは同じ属で、大きさの分からない写真ではよく似ていますが、それより小形で、特に蒴柄の長...
写真はマルダイゴケ Tetraplodon mnioides です。 長野県の麦草峠にある麦草ヒュッテさんが世話をしておられるものを撮らせていただきました(撮影日:2023.6.24.)。 蒴柄が長く伸びています。 今回と同じ場所で撮った前回載せたものでは、あまり蒴柄が伸び...
写真はササクレヒトヨタケ Coprinus comatus です。 長野県茅野市の標高1,090m付近で 2023.6.25.に撮影しました。 傘はほんの少し開くだけです。 和名は、傘の表面がささくれだっていて、「ヒトヨ」は「一夜」で、短命であることを意味します。 ヒトヨタ...
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写真はタカネヤバネゴケ Fuscocephaloziopsis leucantha だと思います。 前に載せた ナンジャモンジャゴケ に混生していました。 葉は横に近い斜めにつき、葉の幅は茎径とほぼ同じです。 上は腹面を撮っています。 分枝は腹面からもしています。 腹葉は...
岡山コケの会関西支部では毎月第4火曜日に顕微鏡観察会を行っていますが、6月の観察会にと長野県のKさんからいろいろなコケを送っていただきました。 上はそのうちの1種で、ナンジャモンジャゴケです。 上は葉の横断面です。 蘚類でも苔類でも葉には背面と腹面があるのですが、本種ではその...
上はマルバコオイゴケモドキ Diplophyllum andrewsii で、大阪市立自然史博物館に収蔵されていた標本です。 先日載せた イボヒシャクゴケ とマルバコオイゴケとを比較検討するにあたり、この標本も参考にしました。 以下はこの標本の観察結果です。 腹片は長舌形で...
先日、マルバコオイゴケに似たコケを、著しいいぼ状パピラがあることなどから、イボヒシャクゴケ Scapania verrucosa ではないかと思い、 こちら に載せましたが、先日大阪市立自然史博物館に収蔵されているイボヒシャクゴケの標本を見る機会があり、比較検討の結果、両者は...
岩上に厚く育ったコケ群落、一見オヤコゴケの群落に見えましたが、持ち帰って調べてみると、群落の奥に細いひも状のコケがたくさんありました(上の写真)。 この細いひも状のコケ、観察の結果はマルバヤバネゴケ Cephalozia lunulifolia のようです。 オヤコゴケもマ...
上はタカネツキヌキゴケ Calypogeia neesiana でしょう。 雨中のTG-6での撮影で、画像はくっきりしていません。 亜高山帯ではふつうに見られるコケですが( こちら や こちら )、撮ったのは京都市右京区京北上弓削町の標高500m付近です(2025.6.1.撮...
下は Part1の 2013.1.6.に載せていたものを加筆し、こちらに引っ越しさせた記事です。 写真は 2012.12.14.の撮影です。 ハエやカの仲間の分類には翅脈が重要になります。 上は翅脈の様子から、クロバネキノコバエ科(Sciaridae)の一種だと思います。 ...
生垣の下のコンクリート壁についていたコケ、雨で濡れてよく分からないので少し持ち帰り、水分を拭き取って映したのが上の写真です。 ヒナノハイゴケの群落の所々にコモチネジレゴケ(赤い円内)が育っていました。 コモチネジレゴケ Syntrichia laevipila は、これまで...
上は無性芽をつけたフソウツキヌキゴケ Calypogeia japonica です。 岩上にありました。 上の写真は上が腹面、下が背面ですが、この撮り方では違いがよく分かりませんね。 とにかく、葉を含めた茎の幅は 2.5~2㎜、葉は広舌形で円頭です。 上の2枚は腹葉で...
写真はフトリュウビゴケ Loeskeobryum cavifolium でしょう。 、雨で濡れています。 蒴をつけていたので、持ち帰って観察することにしました。 大形のコケで、上の写真では長さ約8cmですが、10cm以上にもなります。 枝は不規則またはまばらに出て1~2回羽...
写真はイワダレゴケ Hylocomium splendens でしょう。 新芽が伸びてきています。 濡れているのは雨後のためです。 京都市右京区京北上弓削町で2025年6月1日に撮影しました。 平凡社では、「(本種は)深山,とくに亜高山の針葉樹林の林床や岩上,腐木上にしばし...
岩面を真っ赤に覆うコケ、調べてみるとコアミメヒシャクゴケ Scapania parvitexta でした(2025.6.1.に京都市右京区京北上弓削町の標高500m付近で撮影)。 低地から亜高山帯まで広く分布するコケで、このブログでもこれまで何度も載せていますが(いちばん下に...
写真はタカネミゾゴケ Marsupella emarginata ssp. tubulosa だと思います。 和名に「高嶺」とありますが、低地にも分布しています。 濡れているためでもありますが、植物体は光沢があります。 上から見た時の葉を含めた茎の幅は1~1.5㎜です。 ...
上はヤマトフデゴケと混生しているイヌムクムクゴケ Trichocoleopsis sacculata です。 前に同じ場所で採集した4月上旬の本種を載せましたが( こちら )、その時に比べて新しい枝が伸び、存在がはっきりわかるようになっていました。 雨に濡れて細部が分からない...
上は京都市右京区の京北上弓削町で採集されたヒシャクゴケ科のコケです。 採集地付近はこのコケの群落が数多く点在しているようですが、種名は不明で、みんなで検討しようということになりました。 以下は、少し分けていただいたものを自宅で観察した記録です。 分枝の様子を観察したところ、側...
写真はフジウロコゴケ Chiloscyphus polyanthus でしょう。 堰堤上部の水飛沫のかかる所に育っていました。 和名は富士山に由来しているようですが、低地から亜高山帯の、水際や水深の浅い水中などに分布しています。 葉は斜めについて広く開出し、全縁で、葉先は円...
写真はノミハニワゴケ Haplocladium angustifolium でしょう。 伐採木上にありました。 蒴は傾くか水平になっています。 乾いた状態では葉は枝に密着し、その時の葉を含めた枝の幅は 0.3~0.5㎜です。 雌苞葉は1~1.5㎜の長さがあります。 株全体...
日本産のジャゴケ属( Conocephalum )は4種からなりますが( こちら )、従来はジャゴケ1種と思われていたように互いによく似ています。 いずれも雌雄異株で、雌株は高く伸びる雌器托をつくり、雄株は小判型の雄器托をつくり、そこから精子を空中に噴出させます。 マツタケジ...
写真はミヤマハイゴケ Eurohypnum leptothallum です。 岩上にありました。 乾くと上のように葉が茎に接し、その時の枝は葉を含めて幅 0.5~1㎜です。 生育している様子や乾湿による変化は こちら にありますので、今回は省きます。 上は枝葉で、長さ約1...
コバノヤバネゴケ Cephaloziella microphylla が胞子体をつけていました。 既に胞子を散布し終えた蒴もありますが、多くは花被に包まれています。 花被は短腹枝に頂生しているのですが、短腹枝は既に褐色になっていて、茎との関係は上の写真からは分かりません。 ...
樹幹にたくさんの蒴、調べてみるとヒメウスグロゴケ Leskeella pusilla でした。 「 ミクロの世界のコケ図鑑 」では「岩やコンクリート壁の世界」(P.148)に入っていますが、本種は今回のような樹幹の他にも、コンクリート製の擬木にもよく見られます。 図鑑に...
● 山口新聞 2024年6月25日 ● J-WAVE 2024年6月29日 「RADIO DONUTS」の「LIFE IS A GIFT」で放送していただきました。 ● 東京新聞・中日新聞 2024年7月13日・14日
樹幹のマルバヒメクサリゴケ Myriocoleopsis minutissima が、胞子を飛散させた後の蒴をたくさんつけていました(2024.6.15. 京都府立植物園)。 上の写真の白いものが空になった蒴です。 上は腹面から撮っています。 腹葉はありません。 ゴミ...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の発売が開始されました。 大きな画面で編集していて、本になってみると少し小さすぎた写真もありますが、そこは実際のコケ観察疑似体験ということで、2~3倍の虫メガネで見てください。 下の正誤表など、この本に関する記事をまとめたページを作成しています( こ...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の正誤表です。 本の間違いに気づかれた場合は、ご連絡ください。 --------------------------------------------------- P.9 「二次茎」の説明 (誤)・・・伸びる。茎で、・・・ (正)・・・伸...
開裂した蒴をつけたヒラヤスデゴケを 6月11日 に載せたばかりですが、上の写真もヒラヤスデゴケ Frullania inflata (別名マエバラヤスデゴケ)のようです。 平凡社の図鑑では、本種の生育場所については、「低地のしばしば水没するような岩上に生育し,樹幹にも着生。」...
写真はヒラヤスデゴケ Frullania inflata (別名マエバラヤスデゴケ)でしょう。 京都府立植物園のあちこちの樹幹についていました。 写真は4月中旬の撮影ですが、本種は雌雄同株で、たくさんの開裂した蒴が見られました。 腹葉は茎径とほぼ同じ幅で、長さは幅の約2倍、中...
「ミクロの世界のコケ図鑑」の発行日が近づいてきました。 今回は本書の特徴を、少し専門的な面から紹介したいと思います。 ① 蘚類・苔類・ツノゴケ類の扱いについて 多くのコケ図鑑では、「コケ植物は蘚類・苔類・ツノゴケ類に大別できる」趣旨のことが書かれています。 本書では「コケ植物...
岩上にあったコケ群落、所々にジャゴケの仲間(オオジャゴケまたはウラベニジャゴケ)が混じっていておおよその大きさの見当がつくと思いますが、かなり大きなコケです。 調べた結果はヤマトチョウチンゴケ Plagiomnium japonicum だろうと思います。 匍匐茎は長く、古...
実習で外を歩いたところ、ハナミョウガ Alpinia japonica の花に出会いました。 多くはまだつぼみの状態で、今年は春先の気温が低く、例年より少し遅いようです。 ハナミョウガは関東~九州の林内に生える常緑多年草です。 ミョウガと同じショウガ科で、茎や葉の形態はミョ...
ハットリチョウチンゴケ Rhizomnium hattorii の雌株と雄株の群落が、岩上に少し離れてありました。 葉は広倒卵形で、中肋が赤くなっています。 茎は赤く、舷が赤くなっている葉もあります(上の写真)。 葉は茎の上部に集まる傾向があります。 茎の長さは約2cm、...
上の写真のコケ、タマゴケかとも思いましたが、ルーペで見ても自信がありません。 タマゴケは胞子体がついていれば確実ですし、胞子体が無くても、黄緑色の半球形の群落を作っていて、他のコケとは区別できます。 しかし上の写真のようにまばらに生えている様子はタマゴケらしくありません。 持っ...
オオスカシバ Cephonodes hylas は昼間飛び回る大形の蛾で、幼虫がよく植栽されるクチナシを食餌植物としていることもあって、都市部でもよく見かけます。 飛び回っている成虫は、和名に透翅(すかしば)とあるように翅が透明ですが、羽化したばかりの頃は、他の多くの蛾同様...
晩秋にはホソバミズゼニゴケは葉状体の先が細かく分かれて無性芽となりますが、エゾミズゼニゴケはそのような無性芽を作らず、違いは明瞭になりますが、その他の時期は、両者はよく似ています。 エゾミズゼニゴケはホソバミズゼニゴケより少し黄色みが強い意向があるのですが、時期や生育環境にもよ...
写真はオニヒカゲワラビ Diplazium nipponicum です。 川沿いなど空中湿度の高い所を好み、本来は常緑性ですが、寒地では夏緑性となる大型の多年性のシダです。 上の写真からも根茎が短く這っていることが分かります。 葉は3回羽状複葉、ソーラスは線形で一端が中肋に...
岩の崖に育っていた上の写真のコケ、オオスギゴケかと思いましたが、蒴を見ると・・・ 蒴には縦に稜があって Polytrichum (スギゴケ属)に間違いなさそうですし、このような大形のものはウマスギゴケとオオスギゴケしか思い当たりません。 両者の区別は蒴があると簡単で、頸部のく...
リンゴコブガ Evonima mandschuriana の幼虫がいました(上の写真)。 頭部から上後方に伸びるモコモコした長い角のようなものは・・・ 上は正面から撮った写真ですが、連なった丸いものの1つひとつをよく見ると、下に口器らしきものがあり、頭部らしいことが分か...
岩の崖で育っていたコケ群落(上の写真)、シッポゴケ科のような葉に内外2列の蒴歯を持った蒴、不思議に思って調べたところ、ユミゴケの群落にアカイチイゴケが少し混生していて、蒴はアカイチイゴケのものでした。 以下はユミゴケ Dicranodontium denudatum につい...
上はアツブサゴケ Oticodium laevisetum だと思います。 コンクリート製の堰堤の壁についていました。 基物に密着していた茎は密に枝分かれしており、そこから多くの枝を上方に出しています。 乾いた状態で枝の幅は葉を含めて約1mm、蒴は卵状円筒形で直立、蒴柄...
写真はコネジレゴケ Tortella japonica だと思います。 岩上にありました。 茎が短く、他の多くのコケが混じっていて分かりにくいのですが、狭披針形の葉が本種の葉です。 蒴の蓋には長い嘴があり、その上をさらに長い帽が覆っています。 1mm方眼紙に置いてみました(...