ブログみるアプリ
日本中の好きなブログをすばやく見られます
無料ダウンロード
ブログ村とはIDが異なります
メインカテゴリーを選択しなおす
フォロー
「苔類だけのコケ展」のおしらせ
私たち(生物学的意味の)消費者は食べないと生きていくことはできません。 生産者である植物が海から陸上に上がってきてくれたからこそ、人類も誕生できたと言えるでしょう。 その上陸した光合成できる植物にいちばん近いのがコケ植物だと言われています。 そこからいろいろな植物が進化し、それ...
2025/04/03 16:29
よく見られるクラマゴケモドキ属の検索表
平凡社の図鑑では日本産クラマゴケモドキ属全15種の検索表が載せられています。 腰を据えてきちんと調べるにはこの検索表を使うべきでしょうが、初心者にはなかなか使いにくいのも事実です。 例えば、この検索表ではキールの有無から始まっていますが、キールの有無は分かりにくく、確認に光学顕...
2025/03/28 18:21
ホソウリゴケ
場所からも雰囲気からもホソウリゴケ Brachymenium exile だと思った写真のコケ、これまで蒴は観察したことが無く、古い蒴がついていたので持ち帰って調べました。 育っていたのは街の道路の隅です。 上の2枚は乾いた状態で、乾くと葉は縮れず、茎に接着します。 平凡...
2025/03/27 08:40
マイマイツボミゴケ
マイマイツボミゴケ Solenostoma torticalyx だというタイ類(上の写真)をいただきました。 同定にポイントとなる花被は無く、油体も消えてしまっていて、私には同定を信じるしかありませんが・・・。 なお、上のスケールの最小目盛は 0.1㎜です。 葉は円頭...
2025/03/26 15:33
ヤナギハムシ
昨日(2025.3.24.)、コケの上を歩くヤナギハムシ Chrysomela vigintipunctata を見ました(上の写真:大阪府交野市で撮影)。 和名は「ヤナギ類の葉を食べる虫」の意味です。 ヤナギの葉も開いていない時期ですので、成虫越冬から目覚めて歩き出し、これ...
2025/03/24 09:16
アツブサゴケモドキ
写真はアツブサゴケモドキ Palamocladium leskeoides でしょう。垂直に近い岩から垂れ下がっていました。 上は乾いた状態で、下は同じ枝の湿った状態です。 湿ると枝の曲がりは伸びますが、葉の開き方はほとんど変化しません。 葉は密生していて、茎はほとんど見...
2025/03/18 13:19
顕微鏡の光源にCOBライトを使ってみました
私の使っている顕微鏡はかなり古いもので、光源はハロゲンランプです。 ハロゲンランプは電球の一種ですから、熱は出るし寿命も短いので、LEDに変えたいと思っています。 しかし顕微鏡の光源を変換するためのLED光源は、需要が限られていることもあって、かなり高価です。 下にLEDライト...
2025/03/16 11:38
マルグンバイ
写真はマルグンバイ Acalypta sauteri です。 コケ群落を調べていてみつけました。 体長は約2㎜です。 グンバイムシ科の昆虫はふつう軍配のような形の体なのですが、マルグンバイ属はグンバイムシ科の中では珍しく、あまり軍配形ではありません。 私が昔昆虫に熱心だっ...
2025/03/14 07:51
オオホウキゴケ
写真はオオホウキゴケ Solenostoma infuscum でしょう。 本種はしばしば写真のように赤くなります。 湿った岩上にありました。 上を覆われている部分は緑色です。 葉は斜めに瓦状についています。 葉は卵状舌形で円頭です(上の写真)。 葉身細胞はトリゴンが大...
2025/03/13 10:50
ノコギリコオイゴケ
ノコギリコオイゴケ Diplophyllum serrulatum が花被をたくさんつけていました(以下の生態写真を含め、全て 2025.3.8.に滋賀県野洲市で撮影)。 花被の高さは1~1.5㎜でした。 ※ この花被の中で育った胞子体が伸びた様子は こちら に載せています...
2025/03/12 11:05
花被のあるトガリスギバゴケ
朽木上に広がるトガリスギバゴケ Kurzia gonyotricha が、花被をつけていました。 ほんのわずかな数の褐色の花被が目立っていましたが・・・ 群落をほぐすと、多くの緑色の花被が隠れていました(上の写真の黄色の矢印)。 しかし花被の中の胞子体は確認できませんでした...
2025/03/09 18:21
『ミクロの世界のコケ図鑑』の「分類順さくいん」の変更
昨日 は『ミクロの世界のコケ図鑑』(以下、「図鑑」)の図鑑部分に掲載している種と、 井上・山口(2024)の「日本産セン類の分類表」 (以下、「新分類」)との科名の違いについて書きました。 図鑑は生育環境別に載せているので、科の何がどう変化したのか、分かりにくい面もあったと思...
2025/03/07 17:40
『ミクロの世界のコケ図鑑』の一部掲載種の科名変更
コケ植物の種名を覚えるにも、より深く理解するにも、その種がどの科に分類されているかが大切になります。 同じ科であれば何らかの共通点があるので、複数の種をまとめて理解することにつながりますし、逆に何らかの特徴から科が分かれば、種名はその科の中で検討できます。 このほど、「日本産...
2025/03/06 13:53
井上・山口(2024)の「日本産セン類の分類表」について
平凡社の『日本の野生植物 コケ』(2001年発行)には、日本産のコケの(当時分かっていた)すべての種の検索表が載せられていますが、発行から四半世紀が経ち、その間、コケ植物の分類体系は分子系統学的手法を取り入れることで大きく変更されています。 コケ植物の多様性を体系的に把握す...
2025/03/05 16:07
ホソハリゴケ
写真はホソハリゴケ Claopodium gracillimum でしょう。 細かい砂質土壌の斜面で育っていました。 ところで、コケ植物の分類体系は分子系統学的手法を取り入れることで大きく変更しています。 Claopodium (ハリゴケ属)も、下に書くように葉身細胞にパ...
2025/03/03 21:26
オオジャゴケ@2月
上は2025.2.12.に兵庫県西宮市の廃線跡にあったオオジャゴケ Conocephalum orientalis です。 雌器托がタケノコのように伸びはじめていました。 雌器托は、葉状体の背面からではなく、葉状体の裂け目の奥から出ています。 また、雌器托の傘の表面にも気室...
2025/02/27 17:28
ナガサキテングサゴケ
写真はナガサキテングサゴケ Riccardia nagasakiensis でしょう。 水の滴る斜面に育っていました。 群落をほぐしてみると、上の2枚の写真のように、たくさんの胞子体が隠れていました。 葉状体の基部は褐色を帯びています。 雌枝の縁は鱗片状で、先は鋸歯状にな...
2025/02/24 15:21
モリノコダマタケ
モリノコダマタケ Bryoperdon acuminatum をいただきました。 本種は2023年に日本新産種として報告されたホコリタケ科のきのこで、蘚類に寄生します。 子実体は卵形~円錐形で、無性基部(いわゆる「柄」)を欠き、外皮には刺があります。 和名を漢字で表現す...
2025/02/21 22:11
古い蒴をつけたナガシタバヨウジョウゴケ
樹幹についていた写真のコケは、ナガシタバヨウジョウゴケ Cololejeunea raduliloba だと思います。 下は上の赤い四角で囲った部分の拡大です。 あちこちに胞子を出し終えて白っぽくなった蒴がついています。 蒴は最初の写真には10個(以上)、上の写真には5個写...
2025/02/17 20:12
ヤマトヨウジョウゴケの古い蒴?
上は、2月12日に行われた「岡山コケの会関西支部」(通称「オカモス関西」)の観察会で撮った写真で、アカメガシワ?の樹幹に、小さなコケと、その周辺に赤い小さな粒がついています。 コケは、その大きさや育っている様子からヤマトヨウジョウゴケだろうと見当がつくものの、赤い粒については...
2025/02/16 15:11
ホソバコオイゴケ
前回に続き、いただいたコケで、ホソバコオイゴケ Diplophyllum taxifolium でしょう。 分布は、平凡社では「北海道~九州の亜高山帯以上にふつう」となっていますが、写真のコケの産地は京都府の美山町佐々里です。 腹片は鈍頭です。 背片と腹片の長さの比など葉の...
2025/02/15 10:38
コナシガタソロイゴケ
京都府の美山町佐々里で採集されたコナシガタソロイゴケ Solenostoma minutissimum をいただきました。 本種は平凡社では ナシガタソロイゴケ の変種となっていますが、片桐・古木(2018)の日本産タイ類・ツノゴケ類チェックリストでは独立した種となっています...
2025/02/13 20:44
キダチヒダゴケ
写真はキダチヒダゴケ Thamnobryum plicatulum だろうと思います。 コトラノオゴケという別名があるように、オオトラノオゴケによく似ています。 這う一次茎から二次茎が立ち上がり、二次茎は枝分かれして横に広がっています。 二次茎の下部は細長い柄のようになっ...
2025/02/09 18:10
オオキヨズミシダ
写真はオオキヨズミシダ Polystichum tsus-simense var. mayebarae だろうと思います。 上記の学名はヒメカナワラビの変種の扱いですが、ヒメカナワラビとオニイノデの雑種とする意見もあるようです。 シダはコケより種数は少ないのですが、雑種が多...
2025/02/08 11:31
マルチバース
数十年前と現在とでは、時間や空間といったものの本質に対する理解は大きく変わっています。 前に記事にした『 なぜ重力は存在するのか 』ではこれらの最新の発展については軽く触れられていただけですが、最近耳にすることも多くなったマルチバース(多元宇宙論)について、私の聞きかじりの知識...
2025/02/06 10:49
野村泰紀著『なぜ重力は存在するのか』について
大学受験時、私は理学部の生物学科を志望しました。 私の当初受験しようとしていた大学の理学部の受験科目は、学科に関わらず物理と化学だったので、私も物理と化学を勉強して入学しました。 受験勉強では、化学は有機化合物の多さに、どこまで学習すればよいのかとまどい、物理はちょうどCGS...
2025/02/04 14:12
ツルデンダ
写真はツルデンダ Polystichum craspedosorum でしょう。 大きな石灰岩の上で育っていました。 私がこれまでに六甲山や滝畑などで本種を見た岩は石灰岩ではありませんでしたが、図鑑を見ると、石灰岩上でもよく見られるようです。 包膜は大きく、ソーラスを深く包...
2025/01/24 21:31
コミミゴケ
古い コウヤコケシノブ の葉についている白っぽい緑色のひも状のコケ、調べてみるとコミミゴケ Lejeunea compacta でした。 上は背面から撮っています。 反射光と透過光を併用して撮りましたので、気泡が小さい粒子状に写っています。 背片は重なり、強く内曲していま...
2025/01/19 15:17
ヒョウタンゴケのフェノロジー
1月、ヒョウタンゴケ Funaria hygrometrica の帽の長い角が葉の間から突き出ていました。 まるで伸び出したばかりの細い蒴のようです。 ヒョウタンゴケはよく知られているコケで、蒴はよく目立ちますが、このような姿を見た人は多くないだろうと思い、Facebookで...
2025/01/18 11:52
ハマキゴケの蒴と葉
蓋の取れた蒴をつけたハマキゴケ Hyophila propagulifera は こちら にも載せていますが、帽のある蒴をつけたハマキゴケを載せるのは初めてです。 上の写真で、ピントの合った3本の蒴のうち、右の1本は何者かに齧られていますが、左の2つの蒴には帽がついています...
2025/01/17 15:42
ヤナギゴケ@1月
湿った土上にヤナギゴケ Ambiystegium riparium がありました(上の写真)。 よく見ると、あちこちで胞子体が立ち上がり始めています。 春のかすかな気配を感じます。 茎は横に這い、不規則に分枝しています。 茎頂近くの葉はほとんど広がっていません。 葉の長...
2025/01/16 16:00
雌器托が枝分かれしたゼニゴケ
枝分かれした雌器托をつけたゼニゴケ Marchantia polymorpha subsp. ruderalis です。 蒴柄が枝分かれしていると大変ですが、雌器托は配偶体の一部ですから( こちら )、枝分かれしていても大騒ぎすることもないでしょう。 一方、枝分かれしてい...
2025/01/15 22:17
ナシガタソロイゴケ
写真は2024年11月に京都府南丹市の美山で採集され、しばらく育てられた後に分けていただいたもので、ナシガタソロイゴケ Solenostoma pyriflorum だそうです。 この類は私には雌花序が無いとお手上げで、同定された結果を信じるしかありません。 平凡社ではブナ帯...
2025/01/13 09:33
ミミケビラゴケ
いただいたケビラゴケ属の標本の5種目はミミケビラゴケ Radula chinensis です。 2005年時点で報告されている本種の分布地は、広島県、岡山県、石川県、岐阜県、東京都(奥多摩)のおもに石灰岩地に限られていて、絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。 植物体は黒みを帯...
2025/01/08 19:56
タカサゴケビラゴケ
いただいたケビラゴケ属の標本の4種目はタカサゴケビラゴケ Radula formosa です。 琉球列島に分布しています。 腹面から見ると、たくさんの尾状枝をつけています。 同じケビラゴケ属で チャケビラゴケ も尾状枝をつけますが、本種の腹片は茎や尾状枝の基部を覆っていませ...
2025/01/07 19:42
トゲケビラゴケ
写真はトゲケビラゴケ Radula anceps 、いただいたケビラゴケ属の標本の3種目です。 八重山列島に分布しています。 背片は広卵形で、葉先は内曲している葉が多くて少し分かりにくいのですが鋭尖で、鋸歯があります。 このようなケビラゴケは他にはありません。 上は葉身細胞...
2025/01/06 17:53
マガリシタバケビラゴケ
上はマガリシタバケビラゴケ Radula retroflexa 、分けていただいたケビラゴケ属の標本の2種目です。 分布は八重山列島と小笠原です。 本種の背片は接在しています。 分かりにくいので、上はできるだけ背片が離れている所を撮っています。 背片は円頭で全縁、キールは直線...
2025/01/05 16:57
オビケビラゴケ
ケビラゴケ属の標本を分けていただく機会があり、しばらく(今の予定では5回)その標本を観察した結果を載せる予定です。 標本ですので、生きた状態の色ではありませんし、油体は消えています。 今回はオビケビラゴケ Radula campanigera ssp. obiensis ...
2025/01/04 14:40
蒴をつけたコハネゴケ
コハネゴケ Plagiochila sciophila が蒴をつけていました(上の写真)。 多くの花被は蒴柄に巻き付いて形が不明ですが、上の花被は形がよくわかります。 花被は扇形で、口部は広く、長い披針形の鋸歯があります。 これが苞葉ではなく花被であることを示すため、下...
2024/12/31 15:30
ミヤコノツチゴケ
上の写真は農道脇のコケ群落で、細長い若い胞子体をつけているのは ツチノウエノコゴケ 、写真右下の赤っぽい蒴が見え隠れしているのは トジクチゴケ だと思いますが、それらより小形で緑が濃いコケはミヤコノツチゴケ Archidium ohioense だと思います。 以下はこのミヤ...
2024/12/28 22:46
更新メモ
ジャカランダ と ウマノスズクサ を更新しました。
2024/12/26 14:13
ホウライサワゴケ
写真はホウライサワゴケ Philonotis hastata でしょう。 葉腋に肉芽状の無性芽をたくさんつけていたのですが、湿らせようとスプレーで水をかけると、大部分の無性芽は吹き飛んでしまいました(-_-; 他のサワゴケの仲間同様水をよくはじき、水滴があちこちについていま...
2024/12/24 17:02
マキバハナゴケ
写真はマキバハナゴケ Cladonia polycarpoides だと思います。 鱗は表面が灰緑色、裏面が白色で、湿った状態では表面しか見えないのですが、乾くと上の写真のように巻き上がって白い裏面がとてもよく目立ちます。 和名は「巻き葉」で、この様子に由来しているのでし...
2024/12/21 11:47
キシュウツボゴケ
農道の傍らで撮った上の写真、いろいろなコケが混じっていますが、橙色の蒴が見え隠れしているのはキシュウツボゴケ Weissia kiiensis でしょう。 蒴は雌苞葉に覆われていますが、よく見ると、若い蒴には僧帽形の小さな帽がついています。 本種の種名は平凡社には載っていま...
2024/12/19 20:42
ツクシホウオウゴケ
湿った所にある転石上にツクシホウオウゴケ Fissidens bryoides var. lateralis が育っていました。 葉を含めた茎の長さは、上の写真で約5㎜、平凡社では3~12㎜となっています。 また、茎の上部の葉の長さは、上の写真で約2㎜、平凡社では 1...
2024/12/13 20:35
カギヤスデゴケ
ガードレールに張り付いたカギヤスデゴケ Frullania hamatiloba が花被をつけていました(上の写真)。 植物体に光沢はありません。 上の2枚は、1枚目が背面から、2枚目が腹面から撮った写真です。 本種の花被は3稜で、表面にいぼ状の突起があります。 上は腹面...
2024/12/12 17:10
ネジレゴケモドキ
写真はネジレゴケモドキ Tortella tortuosa でしょう。 大きな石灰岩についていました。 湿った状態では、上の写真のようにやや偏向して葉を広げていますが・・・ 葉は乾くと上のように縮みます。 葉は披針形~線状披針形で、長さ3~6㎜、湿った状態を横から見ると葉...
2024/12/06 14:10
Douinia sp.
写真は、観光用に公開されている廃坑内で、ライトに照らされて育っていたヒシャクゴケ科の苔類です(2024.11.16.撮影)。 M氏に見てもらったところ、 Douinia 属と思われるが、国内ではこれまで記録されていないコケかもしれないということでした。 ネットで外国のものも検索...
2024/11/29 20:31
マツムラゴケ
写真はマツムラゴケ Duthiella speciosissima でしょう。 湿った岩上にありました。 大形のコケで、不規則な羽状に分枝しています。 乾いても葉はほとんど変化しませんが、枝は曲がります(上の写真)。 葉はやや密にやや扁平につき、長さは3~4㎜です。 葉...
2024/11/24 18:15
コメリンスゴケ
写真はコメリンスゴケ Neckera flexiramea でしょう。 基物は確認を怠りましたが、岩またはコケ群落に隠れた木(または枯木)だったと思います。 上は湿った状態ですが・・・ 乾くと上のように枝先が上方に巻きます。 葉は横じわがあり、扁平に密に重なっています。...
2024/11/21 11:05
アツブサゴケ
写真はアツブサゴケ Homalothecium laevisetum でしょう。 若い蒴をつけ、コンクリートの擁壁上で育っていました。 基物に接して這う茎から多くの枝を出し、枝は密に枝分かれし、密に葉をつけています。 枝は長さ約2cm、幅は葉を含めて約2㎜、蒴柄の長さは7~...
2024/11/20 16:23
リュウキュウシノブゴケ
写真はリュウキュウシノブゴケ Thuidium glaucinoides だと思います。 石灰岩についていました。 トヤマシノブゴケよりやや小形で、上部の枝は鋭角に出ているように思います。 上は茎葉です。 時期的なものか、葉縁が枯れている葉が多く、上は茎の先端に近い所...
2024/11/19 15:44
ジングウホウオウゴケ
写真はジングウホウオウゴケ Fissidens obscurirete でしょう。 葉は茎の基部まで密についています。 公開されている廃坑内で、ライトに照らされて育っていました(2024.11.16.撮影)。 照度は測定していませんが、かなり暗い環境でした。 本種はうす暗い環...
2024/11/17 21:38
ジャカランダ
以下の記事で、花の写真については Part1の140701からの引っ越しです。 近頃は日本でも関東地方以南のあちこちでジャカランダ Jacaranda mimosifolia (和名キリモドキ)が植えられて、美しい花を咲かせています。 上は大阪市の長居植物園で2014.6...
2024/11/16 11:41
ミヤケハタケゴケ
写真はミヤケハタケゴケ Riccia miyakeana でしょう。 敷石の隙間で育っていました。 上の写真の葉状体の幅は1~2㎜です。 平凡社などでは4㎜に達するようですので、十分に広がることのできない生育場所の関係で、小さくなっているようです。 葉状体の基部が少し海綿...
2024/11/15 12:13
ミヤコゼニゴケ
写真はミヤコゼニゴケ Mannia fragrans で、これも今年の苔・こけ・コケ展に出されていたコケです。 和名に「ゼニゴケ」とついていますが、ゼニゴケ科ではなく、ジンガサゴケ科で、印象はジンガサゴケによく似ています。 和名の「ミヤコ」は東京都で発見されたところからで、...
2024/11/14 09:34
クサビゼニゴケ
写真はクサビゼニゴケ Marchantia emarginata subsp. cuneiloba です。 これも今年の苔・こけ・コケ展で見せていただいたコケです。 葉状体は密集します。 本種は長くトサノゼニゴケに統合されていましたが、鄭・嶋村(2022)により、トサノゼ...
2024/11/13 08:10
ケハタケゴケ
今年の苔・こけ・コケ展で見せていただいたケハタケゴケ Riccia pubescens です。 日本産のハタケゴケの中では最も小さい葉状体です。 葉状体の背面と縁に単細胞性の毛が散生することが和名と学名の由来ですが、仮根も多いので、私としては、葉状体全体に毛が多いハタケゴケと...
2024/11/12 11:02
「苔・こけ・コケ展」のおしらせ
恒例になった「苔・こけ・コケ展」、今年も実施されます。 ◎ 開催日時:2024年11月8日(金)~10日(日) 9:00~17:00(12日は16:30で終了) ◎ 場所:京都府立植物園 メイン会場は植物園会館ですので、京都市営地下鉄「北大路」駅からが便利です。 ◎ 内容: ...
2024/11/06 11:39
ムツコネジレゴケ
写真はムツコネジレゴケ Trichostomum platyphyllum でしょう。 石灰岩上に育っていました。 湿った時の植物体の径は4㎜ほどでした。 葉は中部がもっとも幅広くなっています。 茎の高さは約8㎜でした。 茎は古い葉に覆われていますが、これを取り去ると・・...
2024/11/05 15:40
キリシマゴケ
岩塊斜面にあったキリシマゴケ Herbertus aduncus です。 乾き気味の岩上で、そのためか褐色が強いようです。 何度見ても蘚類と間違えそうになります。 乾いていると葉は上のように茎に接していますが・・・ 湿ると葉は開きます。 葉の長さは1㎜ほどです。 葉(側...
2024/11/01 12:07
ハリスギゴケの乾いた姿
写真はハリスギゴケ Polytrichum piliferum ですが、これを少し持ち帰り、乾いた状態を見ると・・・ 葉が段々についています。 もし新しい葉が出るのが1年に1回だとすれば、写真のハリスギゴケは10年以上育ち続けていることになります。 なお、2枚目の背景は1...
2024/10/30 14:15
ハナガゴケ
写真はハナガゴケ Ditrichum divaricatum でしょう。 古い蒴がまだ少し残り、新しい蒴はまだ蒴柄と同じような幅です。 蒴柄は黄色~黄褐色です。 葉は茎の下部までついています。 上の写真で少し混じっているのはオオヒシャクゴケです。 葉の長さは5~8㎜、蒴柄...
2024/10/27 14:56
ノガリヤス
写真はノガリヤス Calamagrostis arundinacea でしょう。 和名は「野のカリヤス」の意味だと言われています。 なお、カリヤスは栽培もされていて、黄色染料や薬用に用いられている植物ですが、本種とは属も異なります。 本種は北海道~九州に分布する多年草です。...
2024/10/17 21:48
ホソバミズゴケ
写真はホソバミズゴケ Sphagnum girgensohnii でしょう。 森林性のミズゴケで、ふつう年間を通して淡緑色ですが、高地では茶褐色になることもあります。 多くの細く長い枝が垂れ下がっている場合が多いように思います。 時には上のような姿になることも。 下垂枝...
2024/10/16 22:25
メリケンカルカヤ
以下は Part1の2009.11.13.を大幅に変更した引っ越し記事です。 メリケンカルカヤ Andropogon virginicus は北アメリカ原産の帰化植物です。 いろんな場所で生活できるようですが、やや乾燥した所でよく見られるようです。 刈り込み耐性が強く、...
2024/10/14 21:11
写真はジングウホウオウゴケ Fissidens obscurirete でしょう。 葉は茎の基部までついています。 比較的乾いた土の斜面にありました。 葉は平凡社では3~12対となっています。 葉は乾くと上の写真のようにすぐに曲がりはじめます。 葉は細胞にパピラがあるため...
2024/10/13 21:31
ホソムジナゴケ
一見スナゴケやシモフリゴケなどの仲間にもみえる岩上にあった写真のコケ、どうしても名前が分からず、A先生に見てもらったところ、ホソムジナゴケ Trachypus humilis のようです。 ただし、特に葉の細胞の様子などは、図鑑に記載されているものとはかなり異なります。 この...
2024/10/09 11:17
タカネツボミゴケ?
写真は少し疑問が残るのですが、タカネツボミゴケ Solenostoma infuscum var. ovicalyx としておきます。 北海道・鹿追町の標高1,000m付近で撮影しました。 日本国内では本州~九州の低地で見られるオオホウキゴケの変種とする研究者が多いのです...
2024/10/07 20:51
蒴をつけたゴレツミズゴケ
8月下旬の北八ヶ岳と9月上旬の北海道・然別湖周辺で、多くのゴレツミズゴケの群落に出会いました。 どちらの場所でも、ちょうど植物体の紅葉が始まる時期で、日あたりなど群落の存在する環境によって、まだ緑の群落から、真っ赤に染まった群落までありました。 また、胞子散布の始まる時期であっ...
2024/10/04 21:05
花被をつけたフォーリーイチョウゴケ
写真はフォーリーイチョウゴケ Lophozia longiflora でしょう。 コアミメヒシャクゴケの群落にほんの少し混じっていました。 北海道~九州の亜高山帯以上に分布するコケです(2024.8.25.北海道・上士幌町 標高800m付近で撮影)。 葉がゆるく重なるコケで...
2024/09/27 21:40
エゾスギゴケ
Polytrichum (スギゴケ属)の蒴をつけ、ウマスギゴケやオオスギゴケほどは大きくない写真のコケ、エゾスギゴケ P. ohioense です。 北海道~四国に分布します。 上は左が湿った状態、右が乾いた状態です。 こちら のエゾスギゴケは乾くと葉が少し縮れていまし...
2024/09/23 08:11
ナミガタタチゴケの生殖器官
伸び始めた蒴をつけたナミガタタチゴケ Atrichum undulatum がありました。 本種は雌雄同株(異苞)です。 写真のような時期なら胞子体の他に雄器も確認できるのではないかと思い、確かめてみました。 上は茎頂付近の手前の葉を取り除いて撮った写真です。 写真の水色の...
2024/09/22 17:32
ススキゴケ
写真はススキゴケ Dicranella heteromalla でしょう。 伐採木についていました。 蒴柄は湿ると上の写真の程度まで屈曲します。 上の植物体は上下が逆ですが、この方がデザイン的におもしろいので・・・。 蒴柄は黄色です。 多くの葉は長さ約 2.5㎜ですが、蒴...
2024/09/20 22:18
ミヤマチリメンゴケ
写真はミヤマチリメンゴケ Aquilonius plicatulum のようです。 北海道・然別湖の近くで樹幹についていました(撮影:2024.8.25.)。 本種は平凡社ではハイゴケ科の Hypnum (ハイゴケ属)とされていますが、現在ではキヌゴケ科のミヤマチリメンゴケ...
2024/09/18 16:59
コアミメヒシャクゴケ(コヒシャクゴケ)
写真のコケ、平凡社の検索表や尼川の図からはコヒシャクゴケになると思うのですが、現在コヒシャクゴケはコアミメヒシャクゴケ Scapania parvitexta と同種として扱われています。 1枚目の写真ではほとんど緑一色のようですが、群落の断面で見ると、あちこち赤みを帯びて...
2024/09/16 18:29
タカネハネゴケ
写真はタカネハネゴケ Plagiochila semidecurrens のようです。 朽木の上で育っていました。 上の写真のように葉が垂れ下がるのが本種の特徴の1つだと聞きました。 葉は背片が強く外曲しています。 葉縁に歯がありますが、背縁の歯は小さく少数です。 葉の...
2024/09/15 17:24
アオギボウシゴケ
写真はアオギボウシゴケ Grimmia subsulcata でしょう。 岩上で育っていました。 北海道~九州の高山に分布するコケで、写真は北海道・鹿追町の標高900m付近で撮りました。 シモフリゴケにも似ていますが、ずっと小形です。 上は乾いた状態で、葉は茎に密着していま...
2024/09/14 20:41
クロベ -アスナロとの気孔帯の比較を中心に―
上はヒノキ科のクロベ Thuja standishii (別名ネズコ)です。 木曽五木の1つで、日本固有種であり、本州と四国の山地帯から亜高山帯にかけて分布します。 高さ35mにも達する高木で、材は建築用などに利用されるのですが、岩上や風衝地に生育するものは匍匐状の樹形になり...
2024/09/13 15:56
オオヒモゴケ
写真はオオヒモゴケ Aulacomnium palustre でしょう。 北八ヶ岳の湿地に育っていました(2024.9.12.撮影)。 地際から覗き込むように撮ると、茎の頂端などから無性芽をつける軸上の短枝が出ています(上の写真)。 上の写真の赤い矢印の所では無性芽ができ...
2024/09/12 14:55
タチゴケモドキ
写真はタチゴケモドキ Oligotrichum parallelum です。 北八ヶ岳の標高 2,100m付近の腐植土に覆われた岩上で育っていました(2024.9.7.撮影)。 本種は雌雄異株です。 上は雄株のようで、雄花盤が写っています。 上の写真の上は乾いた状態、...
2024/09/11 13:42
ヒメトロイブゴケ
上はヒメトロイブゴケ Apotreubia nana です。 亜高山帯の林床で、いろいろな蘚苔類に混じって育っていました。 肉眼的には緑の濃いムチゴケのような印象でした。 なお、同行の数名は湿岩上に育つ本種を確認しています。 COLE T.H.ら(2023)の「コケ植物系統...
2024/09/10 08:36
無性芽をつけたトウゲシバ
トウゲシバ Huperzia serrata が無性芽をつけていました。 葉腋には胞子のうも見えます。 葉は細長く鋸歯があるのですが、無性芽の縁は滑らかです。 無性芽に触れると、簡単に落ちてしまいました。 上の写真、最初はトウゲシバとは別の植物だと思いました。 よく見ると...
2024/09/05 16:23
ウスベニミズゴケ
写真はウスベニミズゴケ Sphagnum capillifolium var. tenellum でしょう。 たくさん胞子体をつけていました。 本種は滝田(1999)では独立種( S. rubellum )となっていますが、平凡社ではスギハミズゴケの変種となっていま...
2024/09/04 10:47
タカネシゲリゴケ
枝にくっついていた写真のコケ、タカネシゲリゴケ Nipponolejeunea subalpina でしょう。 葉の縁に多くの長毛があります。 上の2枚は腹面から撮っています。 茎の幅は葉を含めて 0.6~0.7㎜、背片の縁にある長毛は1細胞列で、長さは 0.2~0.3㎜で...
2024/08/31 11:14
コケ観察会のご案内
10月26日に、NHK文化センター京都教室の1日講座として、「コケの世界を訪ねる」と題して滋賀県大津市の石山寺でコケ観察会を行います。 石山寺は紫式部ゆかりの地として知られていますが、コケの種類も量も多く、石灰岩につく珍しいコケも見られる所です。 写真も石灰岩につくタチヒラゴ...
2024/08/30 20:39
冊子『顕微鏡でコケ観察』について
コケは小さな植物で、違いを見分けるためには拡大する必要があります。 同定はルーペで可能な場合もありますが、顕微鏡が無いと同定できない場合も多くあります。 顕微鏡は同定のためだけではありません。まだ見ぬ新しい世界が広がります。 価格的にも、コケの観察に必要な顕微鏡であれば、そん...
2024/08/29 08:53
ベニヒダタケ
以下はPart1の2013.9.5.からの引っ越し記事です。 写真はベニヒダタケ Pluteus leoninus (ウラベニガサ科)でしょう。 堺自然ふれあいの森の朽木に生えていました(2013.9.5.撮影)。 傘の表面は平滑ですが、湿っていると周辺部に条線が見られま...
2024/08/22 16:38
エゾホウオウゴケ
写真はエゾホウオウゴケ Fissidens bryoides だと思います。 中肋と舷がめだっています。 石灰岩上にありました。 小形のホウオウゴケですが、平凡社によると、茎は葉を含め長さ 2.0~13.5㎜、葉は4~20対となっていて、大きさにはかなりの幅があるようで...
2024/08/21 16:01
アオカナブン?の構造色
アオカナブン Rhomborrhina unicolor とカナブン R. japonica はよく似ています。 アオカナブンには上のような色の個体が多いのですが橙色の個体も見られますし、カナブンも銅色や真鍮色の個体が多いのですが,緑色の個体も見られます。 両者の違いは後脚...
2024/08/19 11:49
ヤツメカミキリ
暑い日は出かけず写真の整理など。 上は6月中旬に滋賀県大津市で撮ったカミキリで、ヤツメカミキリ Eutetrapha ocelota だろうと思うのですが、赤い楕円で囲った所の黒斑はシナカミキリのようなパターンです。 カミキリの仲間はとても種類が多く似たものもたくさんいて、個...
2024/08/17 17:21
ツルゴケ
写真はツルゴケ Pilotrichopsis dentata のようです。 一次茎は石灰岩の割れ目に生えた木の根元近くをはい、二次茎は絡まるように育ち、その一部は長く垂れ下がっていました。 なお、周囲は石灰岩ですが、ツルゴケは樹上や岩上に生えるコケで、石灰岩地帯であることと...
2024/08/11 21:04
ハスの葉の上で水が沸騰?
ハスの葉は非常に水をはじきやすい構造になっています。 ハスの葉に降った雨は水滴となり、葉が揺れるたびにコロコロと葉の上を転げまわり、ついには葉から落ちてしまいます。 なぜこんなに水をよくはじくのでしょうか。 1つには、雨の多い熱帯地方にも分布するハスですから、葉の表面にカビが...
2024/08/06 18:54
クマノチョウジゴケの無性芽と原糸体
クマノチョウジゴケ Buxbaumia minakatae は配偶体が退化し、光合成は主に原糸体で行っていると考えられています。 胞子体が見られることも稀で、珍しいコケとされています。 私も2022年の3~4月に本種の胞子体を発見し( こちら )、その後数回見に行きましたが、...
2024/08/02 20:21
ナガバヒゲバゴケ?
写真のコケ、コマノヒツジゴケかと思ったのですが、調べてみると少し違うようです。 ナガバヒゲバゴケ Cirriphyllum piliferum ではないかと思うのですが、決め手に欠けます。 蒴があれば情報量が増えるのですが、本種の蒴は日本では未知のようです。 また、平凡社...
2024/07/30 22:08
ヤブデマリ
ヤブデマリ Viburnum plicatum var. tomentosum の実が美しく色づいていました。 果序は枝の上に並んでいるようにみえます(2024.7.21. 京都市西京区大原野)。 果実は、完熟すれば黒紫色になり、もうそろそろ完熟した果実が混じる時期だと思...
2024/07/29 09:17
タチヒラゴケ
石灰岩上に育っていた上の写真のコケ、タチヒラゴケ Homaliadelphus targionianus かと思ったのですが、以前に見たものより明るい色で、より光沢があるように思ったので、持ち帰り、調べました。 一次茎は基物上を這い、二次茎は長さ2cm前後で、少数の枝を出し...
2024/07/28 20:16
イボエチャボシノブゴケになるが・・・
石灰岩上に育っていた上の写真のシノブゴケの仲間は・・・ シノブゴケの仲間としては小形です。 茎葉は長さは 0.2~0.3mmで、まばらについています。 特に茎が緑色の所についている茎葉はいじけていて、茎から離すのも困難です(上の写真)。 ただし、これはこの種の特徴ではなく、...
2024/07/27 18:55
コケ観察に適したルーペは?
コケは小さな植物です。 小さなコケの小さな違いを見分けるには拡大する必要があります。 最近はカメラの性能が良くなり、かなり拡大して撮ることのできるカメラもありますが、違いを探しながらいろいろな方向から見るには、やはりルーペが便利です。 ただ単にシャッターを押しても、そのコケの...
2024/07/26 16:07
オオツボミゴケ
小さな渓谷の、水際の岩上に育っていた写真のコケ、平凡社の検索表をたどると、オオツボミゴケ Solenostoma radicellosum になりました。 この時期の花被は稜のある三角錐です 上は花被の縦断面です。 ペリギニウムが発達し、最内側の雌苞葉は明らかに造卵器より...
2024/07/24 22:09
1件〜100件
「ブログリーダー」を活用して、そよかぜさんをフォローしませんか?